岡崎聡子のプロフィール

岡崎聡子さんは、日本女子体操競技においてエースとして、1976年にモントリオール五輪に出場しています。将来を渇望された若きエースでした。

しかし、その後若きエースとして未来を託された岡崎聡子さんは、壮絶な人生を送ることになるのです。

岡崎聡子の若い頃とは　【体操選手時代～芸能界デビューとその後】

岡崎聡子さんは、3歳でバレエを習い始め、9歳から体操を始めています。

岡崎聡子さんの母親が若い頃、体操かバレエをやりたいと考えていたそうですが、戦後という時代背景で諦めた夢を岡崎聡子さんに託したそうです。

通っていた國學院高等学校で体操部に所属していた岡崎聡子さんは、出場した全日本体操競技選手権の鞍馬の種目において優勝。翌年の1976年の大会では、総合優勝に輝いています。

その後に開催されたNHK杯体操競技選手権でも優勝し、見事にモントリオール五輪の選手として日の丸を背負い出場することになったのです。

若い頃の岡崎聡子は和製コマネチと呼ばれた

体操界においてモントリオール五輪というのは、ある記録によって後世に残る大会と言われています。

ルーマニア出身のナディア・コマネチ選手が、段違い平行棒と平均台の種目において10点満点を記録し、史上初の快挙を達成したのです。

そんな輝かしい記録が打ち立てられる中で、オリンピックに初出場した岡崎聡子さんの成績は、総合30位と振るいませんでした。

それでもコマネチ選手と1歳違いということで、「和製コマネチ」の愛称で呼ばれるようになり、現在に至ります。

モスクワ五輪を目指した岡崎聡子の挫折

その後、岡崎聡子さんは体操の技を磨くべく、日本体育大学の短期大学部に進学しました。

モスクワ五輪を目指し日々練習に励んでいましたが、練習中に怪我をしてしまい、体操を続けることが困難であることが判明しています。

翌年であるモスクワ五輪を控えた1979年、体操を引退しました。同時に、進学した日本体育大学を中退しています。

体操を引退した岡崎聡子さんは、タレントになる道を選択しました。

水谷豊主演の人気シリーズに出演

タレントに転向した岡崎聡子さんは、すぐに出演作品に恵まれました。

日本テレビの連続ドラマ「熱中時代」シリーズの先生編に、主演の水谷豊さんの同僚役として出演が決まり、幸先の良い滑り出しかと思われました。

しかし、これまで演技に関して経験が無かったことから、厳しいスタートとなったようです。

セリフは少なく、体操を披露するシーンが用意されたのですが、ストーリーに関連性が無かったため注目されることもなく、パッとしたシーンがないままドラマが終了しています。

この後も鳴かず飛ばずの生活が続き、タレント業も引退に追い込まれています。

現在の日本では、注目を浴びたスポーツ選手が第二の人生としてキャスターなどのキャリアが用意されていますが、この時代にはそういった選択肢が存在していませんでした。

エアロビクスの道へ

タレントとしての道を閉ざされた岡崎聡子さんは、渡米してエアロビクスのインストラクターの資格を取得しています。

日本に帰国後は、エアロビクスインストラクターとして、まだ普及していなかったエアロビクスを世の中に広める貢献をしました。

当時、エアロビクスが珍しかったことでテレビの取材を受けたり、新たにエアロビクスタレントとしての道を歩むかに思えましたが、あまり注目されることは無かったようです。

岡崎聡子の旦那や子供とは

若い頃の岡崎聡子さんについて紹介しましたが、気になるプライベートについても調査しました。

岡崎聡子さんは、既婚者です。旦那との結婚の経緯や子供について見てみましょう。

岡崎聡子さんが結婚したのは1984年のことでした。旦那はファッション関係の仕事をしていたそうです。

結婚後に妊娠して、大きなお腹の状態でマタニティーヌードを披露しています。

その後、2人の子供に恵まれました。

生活が苦しい時代へ

その後、家庭の主婦として旦那と子供と共に平穏に暮らしていましたが、1992年に旦那の仕事がうまくいかなくなり、経済的に逼迫する生活が待ち受けていました。

マンションの家賃を1年半分滞納し続けた結果、家の中の家具や家電を差し押さえられて、ガスや電気も止められてしまったそうです。

当時、岡崎聡子さんは川崎市に住んでいたのですが、同じマンションの住人から様子がおかしかった、という証言を得ています。

「聡子さんの様子がおかしくなり、夜中に目の下に隈を作って虚ろな顔で階段に座り込んでいたこともありました。部屋のある5階から1階のゴミ置場にゴミを放り投げたり、窓ガラスが割れた車を平気で運転していたり。部屋を訪ねると、中は煙がモクモクしていた」

 

引用：「釈放から20日で逮捕」岡崎聡子が輝いていた頃 – デイリー新潮　https://www.dailyshincho.jp/

生活が苦しくなり、尋常な精神状態ではなかったことが分かる行動を取るようになっています。

岡崎聡子の壮絶な薬での逮捕歴まとめ　【離婚や獄中結婚も紹介】

岡崎聡子さんには、覚醒剤使用の容疑で逮捕された過去があります。しかも、過去10回以上に渡る逮捕という、慢性的な薬物依存症が疑われています。

初めて薬物に手を出したのは、アメリカでエアロビクスのインストラクターの資格取得中に軽い気持ちで遊び半分だったのだそうです。

「アメリカ滞在中だけ」と思っても、気が付いた時には日常的に覚醒剤を使用するようになっていましたそうです。では、これまでの逮捕歴を見てみましょう。

これまでの逮捕歴

岡崎聡子さんの最初の逮捕は、1995年4月のことでした。職務質問を受けて、大麻所持の緊急逮捕をされています。さらに翌月5月は、覚醒剤所持で逮捕をされています。

3年間の執行猶予が付きましたが、その執行猶予が明けないうちに、同年8月に覚せい剤所持で逮捕されています。

さすがに3度目の逮捕とあって、執行猶予が付かずに懲役に服しています。ファッション関連業界に努める旦那も、覚醒剤反応が出て逮捕されています。

その後も、懲りることなく岡崎聡子さんは薬物所持の容疑で逮捕されては、懲役に服すという生活を定期的に送るようになりました。いつしか、旦那とは離婚をしています。

再婚していた

岡崎聡子の現在＆近況

2019年に14回目の逮捕

2019年4月、東京都杉並区で落とし物をしたと交番を訪れた岡崎聡子さんの様子を不審に感じた警察官が調べてみたところ、覚醒剤使用が認められ、6年ぶり、14回目の逮捕に至っています。

ニュースでも大々的に取り上げられています。最初の内は更生するだろうと思われてきたのですが、これだけ繰り返すと〇年ぶり〇回目というような色物扱いされるようになりました。

2019年10月4日の裁判において、懲役3年4ヶ月の判決を下されています。

50代後半に入った岡崎聡子さんは、周囲の勧めもあり、初めて薬物依存症を治療するための施設に入所することに前向きになっています。

実は、息子が結婚したことで孫が生まれていた岡崎聡子さんは祖母の肩書を持つようになりました。

これまでは、治療に対して斜に構えていましたが、「相手の女性の家族が良い人達で、新しい親戚関係を構築するために立ち直る必要がある」と、治療の必要性を実感したようです。

刑務所出所後、女性専用の治療施設に1年以上入りますが、どのような生活を送るのかについて沖縄ダルクという薬物依存症を治癒する専門の施設の森さんが語っています。

「必要なことが３つあります。１つは本人の意欲、２つ目は居場所があること、そして３つ目は岡崎さんが心を開くことです」

 

「再犯を防ぐために大事なのは、一人で闘い続けなくてはならないという環境でなく、仲間と一緒に闘うこと。孤立しないことが大切なんです」

引用：元体操五輪・岡崎聡子さんの薬物裁判証人として語った「そんな人生は切なすぎる」- Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp

依存症から抜けるまでは、アルコールやギャンブルも禁止し、1年継続したら仲間達と祝い合うという、周囲と一緒に達成するというコンセプトを持っています。

逮捕回数は清水健太郎を抜き去っていた

逮捕回数が多くなってきた頃から、ワイドショーなどで比較されるのは俳優の清水健太郎さんでした。

清水健太郎さんは、1983年に大麻取締法違反の容疑で逮捕後、釈放と逮捕を繰り返していました。合計6回逮捕されていますが、岡崎聡子さんは倍の回数を逮捕されています。

番組によっては、「清水VS 岡崎」と銘打った過去の逮捕履歴を比較したフリップを更新することが恒例行事のようになっています。

2019年11月にタレントの田代まさしさんが、覚せい剤取締法違反で5回目の逮捕されたことで岡崎聡子さんの名前が再度世間から注目されています。

岡崎聡子に対するネットの声

岡崎聡子　逮捕？

甲子園じゃなくて
メジャリーグ級だな

ってか、覚醒剤は逮捕して解決する問題じゃないよな　国が刑罰ではなく治療的な対応しないとまた繰り返す。

逮捕して　出所して　逮捕して
国は薬物問題を警察の点数稼ぎにしてるのかな？

— 傍観さん＠ (@tvs1syj) June 19, 2019

岡崎聡子さんの逮捕回数を、他の芸能人と比較して面白おかしくランキング形式で茶化すことも少なくなくありません。

もっと国が治療を本格的に取り組まなければ再犯を繰り返すだけだ、という現在の社会の在り方に対して疑問の声も挙がっています。

また、満期出所を迎えた後のフォローが一切ないという問題もあり、現状の仕組みでは社会から孤立しがちで、再犯を抑えきれない要因ではないかという意見もありました。

まとめ

岡崎聡子さんは、若い頃にモントリオール五輪に体操選手として出場しています。和製コマチとして親しまれていましたが、練習中の怪我が元で体操を引退しています。

タレントやエアロビクスのトレーナーを経て、結婚後は主婦として家庭を守っていましたが、旦那の仕事が挫折したことで生活が苦しくなり、いつしか薬物に頼るようになっていきました。

1995年に旦那と共に逮捕され、その後も逮捕と服役を繰り返し、2019年に14回目の逮捕になりました。

2019年10月に3年4ヶ月の懲役判決が下っています。出所後は、薬物依存の治療を行うため専門の治療施設に入所することが決定しています。

岡崎聡子さんが今後どのように更生していくのか、世間から注目を集めています。