久保田和真とは

久保田和真は長距離走を専門とし、学生時代は青山学院大学の選手として活躍した陸上選手です。

同期生の神野大地、小椋裕介、後輩の一色恭志と共に「青学四天王」と呼ばれ、大学3年生の時に「第91回箱根駅伝」で青山学院大学史上初の往路優勝・復路優勝・総合優勝を達成します。

爽やかな笑顔と整ったルックスでイケメンとの呼び声も高く、エースランナーで目立つ存在だった久保田和真は、陸上選手としての評価はもちろん、女性からの人気もかなり高い存在でした。

そんなモテ男・久保田和真ですが、なんと女性に暴力を振るったことで書類送検される事態に陥り、週刊誌によってスクープされる騒動が起きました。

暴行相手と噂される女性との関係、書類送検によって九電工を退社したという噂など、久保田和真のDV事件について詳しく解説していきます。

久保田和真のプロフィール

久保田和真（くぼた かずま）
生年月日：1993年9月24日
出身地：熊本県 菊池郡 菊陽町
身長：170cm
体重：48kg

高校1年生の時に全国高校駅伝に初出場し、1年生ながら7区の区間賞を獲得して陸上界で頭角を現した久保田和真。

高校3年生では日本ジュニア5000m優勝、国民体育大会5000m準優勝、インターハイ5000mで日本人3位・6位入賞するなど、同世代トップクラスの長距離選手として活躍しました。

高校時代の駅伝でも全国高校駅伝でエース区間と言われる1区で区間賞を獲得、都道府県対抗駅伝では高校生最長区間5区で区間賞を獲得しています。

鳴り物入りで入学した青山学院大学では、1年生の時に出雲駅伝で大学駅伝デビューを飾り、デビュー戦ながら3区の区間賞を獲得しました。

青山学院大学が大学三大駅伝で優勝を飾ったのはこれが初めてで、優勝に貢献した久保田和真の名前は大学駅伝でも注目の的になっていきます。

初めての箱根駅伝となったのは「第89回箱根駅伝」で、箱根駅伝デビューにして3区を区間4位で完走しました。

大学2年の時には右足の怪我により大学三大駅伝をすべて欠場することになりましたが、大学3年の時に手術を受け、その後全日本大学駅伝で復帰を果たしました。

2年ぶりの出場となった「第91回箱根駅伝」では1区を担当し、区間賞と1秒差で区間2位を記録します。

久保田和真の好走により1区から勢いに乗った青山学院大学は、この箱根で同校史上初の往路優勝・復路優勝を果たし、念願の総合優勝を達成することとなりました。

翌年の「第92回箱根駅伝」でも前年と同じく1区を担当。16キロを過ぎた時点で集団から抜け出して単独首位、そのまま鶴見中継所まで後続に21秒の差をつけてトップでタスキを渡します。

もちろん区間賞獲得となり、これで久保田和真は大学4年時に出場した大学三大駅伝の全てで区間賞を獲得する功績を挙げます。

この年の箱根駅伝で青学は最終10区まで一度も首位から落ちることなく、2位に7分11秒の大差をつけて完全優勝を果たしました。

箱根駅伝2連覇を飾った青山学院大学。キツイ顔を見せず明るく爽やかに走る姿は観る者を励まし、老若男女問わず支持されるチームとして不動の人気を獲得した瞬間でもあります。

そして久保田和真は青学完全優勝の立役者と認められ、大会最優秀選手に贈られる「金栗四三杯」を受賞しました。

その後青学を卒業した久保田和真は内定していた福岡市の九電工に入社し、陸上部でランナーとして陸上生活を続けることになりました。

久保田和真の彼女へのDV・書類送検騒動①　被害届が提出されたことが報道され特定へ

箱根駅伝で連覇を果たした青学の久保田和真ですが、女性から被害届が出されて書類送検されたと報道され、世間を騒がせました。

報道した週刊誌によると「青山学院大学の箱根駅伝優勝メンバーでエースランナーだったA（22）」と名前を伏せた形で記事が掲載されています。

このAから暴力を受けて怪我を負わされたとして、女性が代々木署に被害届を提出したこと、傷害事件の立件を視野に調査を開始していることが報じられました。

被害を受けた女性は都内の自宅で加害者男性と口論になり、頭突きや腹を殴られたなどして全治2週間の怪我を負ったと言われています。

「男性は駅伝メンバーとして箱根駅伝の優勝に貢献。現在は卒業している」と記載されていたことから、加害者の特定がネット上で進みました。

2017年7月28日、警視庁代々木署は知人女性に暴行して怪我をさせたとして青山学院大の陸上競技部駅伝メンバーを書類送検したことが発表されました。

この加害者が久保田和真であることは、報道後の割と早い段階で特定されています。

なぜ久保田和真と特定されたのか

加害者男性が久保田和真と特定されたのは、人物の特徴が明らかにされているためです。

・箱根駅伝に出場して優勝メンバーになり、現在はすでに青学を卒業していること。
・「青学四天王」の1人で、爽やかな笑顔が魅力でアイドル的な人気を得ている箱根駅伝のエースであること。
・4月から社会人になる22歳であること。
・神野大地ではないこと。

以上の特徴から、「青学四天王」の小椋裕介と久保田和真に絞られ、爽やかな笑顔が特徴の久保田和真が加害者の可能性が高いと言われるように。

さらに、事件発覚前後に久保田和真が突然ツイッターのアカウントを閉鎖したことから、久保田和真で間違いないと断定されました。

久保田和真の彼女へのDV・書類送検騒動②　暴行の経緯とその後　

久保田和真と被害者女性は、元々久保田和真のファンだった女性がファンレターを送る形で連絡先を教え、そこから連絡を取り合うようになったのが出会いです。

ファンレターに記載したツイッターアカウントに久保田和真からメッセージが届き、お互いのLINEを交換してLINEでのやり取りが始まりました。

箱根駅伝優勝後に新宿で初デートをして、その時に女性が久保田和真に7万～8万円の時計をプレゼントしたといいます。

その後、彼女のマンションに泊まった際に体の関係になった2人。

しかし、翌朝マンションを出た後に久保田和真から「まだ正式に付き合ってもないのに、そういう行為をするのは動物なんやないの」といったLINEが届きました。

関係をこれっきりで終わらせようとする姿勢に、彼女は金銭目的または体目的だと察し、「遊びならプレゼントを返して」と伝えます。

久保田和真は「別に俺も金欲しくてやってねーし 金目当てならこのままズルズルと曖昧な関係でおったほーが金目当てとしては得なんだけどね（笑）」と、態度を豹変させました。

その後、「さっきのLINEはウソ」と謝罪して「正式につき合ってほしい」と交際を申し込みますが、女性はそれを拒否したそうです。

拒否されたことで激昂した久保田和真は頭突きや腹を殴るなどの暴力を振るい、女性は腰を強打してあばらの骨を折る大怪我を負いました。

久保田和真は女性に怪我を負わせたにも関わらずその後着信拒否をして音信不通になったようで、彼女は友人を介してメールで連絡を取ったようです。

彼女はメールで「いきなり音信不通になるとはどういうことですか。人をケガさせて謝罪もせず、おカネも返さない。これは立派な犯罪行為です」と伝えています。

これに対し久保田和真は、

「私や、青山学院というブランドを守ってくださる方はいらっしゃいます。これ以上なにかありましたらこちらから法的措置も考えます」

と、あろうことか脅しとも取れる文章で逆ギレしてきたといいます。

女性はその後警察に相談し、週刊誌に記事にされて事件が発覚しました。

爽やか系イケメンで通ってきた久保田和真のスキャンダルに、陸上ファンからは戸惑いと落胆の声が多数上がりました。

そしてその後、ネット上では別の人物から久保田和真のLINEトーク画面のスクショが流出され、久保田和真のイメージは地に堕ちる結果となったのです。

久保田和真の彼女へのDV・書類送検騒動③　DV相手はさやか？LINE流出も

久保田和真が暴行した相手は、都内でOLをしている「さやか」という女性だと言われています。

この「さやか」は、駅伝選手の追っかけファンの友人にイケメン揃いと話題の青山学院大学の駅伝観戦を勧められ、出雲駅伝で走る久保田和真の姿を見てファンになったんだとか。

「さやか」がファンレターを送ったのは2015年10月で、2016年1月の箱根駅伝で青学が優勝し2連覇を飾った後に初デートを果たしました。

新宿での初デートで久保田和真が「さやか」に「ずっと一緒にいよう」と言ったことで、彼女はこれからの2人のことや、駅伝優勝のお祝いを込めて7〜8万円の時計をプレゼントしています。

箱根駅伝優勝校、青山学院大学のエースランナー久保田和真。爽やかでルックスも良いとくれば、モテないわけがありません。

事実、言い寄ってくる女性はかなりの数いたようです。

その事実を裏付けるように、書類送検の報道と同時期に久保田和真の知人によって彼とのLINEトークがネットに流出しました。

流出したLINEについて捏造という意見もあるようですが、ネット上では本物と見る人も多いのも事実です。

そのLINE内容には事件のこと、ファンのこと、内定中の九電工のことなどについて、目を疑うような酷い文章が並んでいます。

「青山学院大学とファンが守ってくれるから自分は何をしても許される」「求婚してくるファンは普通にいる」など、久保田和真の本性が露呈する発言の数々…。

これらは多くの人に拡散され、陸上ファンや箱根駅伝ファンを失望させました。

また、九電工の監督に事件のことを伝えたものの、「クビにしなきゃいけなくなるから聞かなかったことにする、と言われた」という文章も気になります。

入社予定だった九電工ですが、書類送検されたことで退社になるのではと噂されました。

書類送検後に久保田和真がどうなったか、以下で詳しく紹介します。

久保田和真の現在　【九電工を退社？結婚している？】

書類送検後の現在、久保田和真は九電工を退社したのか？陸上を続けているのか？久保田和真の現在を紹介します。

箱根駅伝で青山学院大学の優勝に貢献したことで一躍有名になった久保田和真は、卒業後も陸上を続けるため福岡市の九電工に入社し、同社の陸上部に所属することが決まりました。

九電工に入社してすぐに青山学院大学在学中の暴力事件が報じられたことで、九電工を退社することになるのではという噂がネット上で浮上しました。

書類送検された久保田和真ですが、2018年3月に証拠不十分により不起訴処分となったことが分かっています。

そして、書類送検されたものの不起訴処分となり、その後も九電工の陸上部選手として活動を続けています。

久保田和真は実力が高くファンも多いことから、退社した事実がないことが分かった時はファンからの安堵の声も聞こえました。

事件後の現在も、久保田和真は九電工のサイトに選手として掲載されています。

2018年より社会人陸上選手としてデビューし、数々の大会で活躍してきました。

2020年2月には「第60回唐津10マイルロードレース大会」に出場し、青学のスター選手で「山の神」である神野大地と青学OB対決を繰り広げて注目を浴びました。

結果は10マイルで50分26秒、61位という結果に終わりましたが、他にも多数の陸上大会に出場し好成績を残しています。

以上のことから退社疑惑はデマであり、現在も陸上選手として活躍しています。

また、結婚も噂されている久保田和真ですが、現在までに結婚した情報はなく、事件からそこまで時間が経っていないことからもしばらく結婚はしないのではないかと考えられます。

事件以降はSNSを閉鎖してるので、もし結婚しても報告などは無いかもしれません。

結婚といった私生活は不明ですが、実業団の選手としての活躍を期待したいですね。

まとめ

青学OBで箱根駅伝優勝メンバーである久保田和真が書類送検された暴力事件、彼女や結婚、現在の活動をまとめました。

社会人となり実業団で陸上に勤しむ久保田和真の今後の活躍に期待です。