将来の夢のために必死に勉強してきた受験生が、飲酒運転の車に轢かれて死亡するという痛ましい事件が起こりました。
郡山飲酒運転死亡事故の概要と被害者である横見咲空さんの死因、生い立ちや親・家族、高校や大学、犯人の池田怜平の経歴や勤務先、事故後の現在をまとめました。
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横見咲空は郡山飲酒運転死亡事故の被害者
出典:fnn.jp
横見咲空
年齢:19歳
住所:大阪府箕面市半町
横見咲空さんは、2025年1月22日に起こった福島県郡山市で起こった飲酒運転死亡事故の被害者です。
横見咲空さんは郡山市内の大学に入学試験を受けに行く途中、前日から酒を飲んでいた池田怜平が運転する車に轢かれて、頭を強く打ち死亡しました。
頑張って勉強してきた受験生の未来が、身勝手な飲酒運転によって奪われたことで、犯人の池田怜平には批判が集まり、飲酒運転撲滅の世論が高まっています。
郡山飲酒運転死亡事故の経緯
出典:fnn.jp
横見咲空さんは、大学受験のために2025年1月21日から郡山市内に滞在していました。そして、1月22日の午前6時半過ぎ、JR郡山駅前の横断歩道を横断中に、池田怜平が運転する軽自動車にはねられて死亡しました。
警察や消防によりますと、事故があったのは、郡山市駅前1丁目の市道で、午前6時半ごろ、横断歩道を渡っていた歩行者の女性が、軽乗用車にはねられました。
引用:飲酒運転の車にはねられ受験生の女性死亡 酒気帯び運転容疑で34歳男逮捕 入試の朝に事故 福島・郡山市【22日午後5時半更新】 | 福島のニュース│TUF (1ページ)
池田怜平が運転する車は時速70キロメートルで信号を無視しながら事故現場となる交差点に進入し、青信号の横断歩道を渡っていた横尾咲空さんをはね飛ばしました。横見咲空さんは約20メートルもはね飛ばされたとのことです。
また、自転車に乗っていた20代の女子大学生が、このはね飛ばされた横見咲空さんとぶつかって転倒し、約2週間のケガを負いました。
横見咲空さんをはねた池田怜平はその場で車を停止させ、約20秒後に車から降りて、横見咲空さんの元に駆け寄ります。
事故現場はJR郡山駅の駅前で、駅前には交番があったので、事故に気づいた警察官がすぐに現場に駆け付け、現行犯で逮捕しました。警察官は池田怜平から酒の臭いがすることに気づき、検査したところ、酒気帯び運転だったことが発覚しました。
横見咲空の死因
出典:fnn.jp
横見咲空さんの死因は脳挫傷などです。
福島県郡山市のJR郡山駅前の横断歩道で22日午前6時35分ごろ、大学受験で訪れていた大阪府箕面市の予備校生横見咲空さん(19)が軽乗用車にはねられた。約8時間後、搬送先の病院で脳挫傷などにより死亡。
引用:飲酒運転の車にはねられ19歳受験生死亡 22日、試験に向かう途中での悪夢― スポニチ Sponichi Annex 社会
横見咲空さんは時速70キロメートルのスピードが出た軽自動車にはねられ、20メートルも飛ばされて頭を強く打ち、病院に搬送されますが、約8時間後に死亡が確認されています。
人間が20メートルもはねとばされるなんて、かなりの衝撃だったようです。
689名無しどんぶらこ
2025/01/23(木) 03:03:14.00ID:08XWnV/70
20m飛んだら頭を打った時の衝撃はビルの6~7階から飛び降りた衝撃に近いから即死に近いね
引用:【福島・郡山市】飲酒運転の車にはねられ受験生の女性死亡 酒気帯び運転容疑で34歳男逮捕 入試の朝に事故 [Ikhtiandr★]
病院に搬送されてから8時間後に死亡確認されたということは、救命は厳しかったけれど、何とか治療で延命させて、ご両親・ご家族が到着するのを待っていたのかもしれません。
横見咲空の生い立ちや親・家族
出典:fnn.jp
横見咲空さんは大阪府箕面市半町2に住んでいました。
ご両親や家族などの詳しい情報や横見咲空さんの生い立ちなどはわかりませんが、中学時代はテニス部だったことがわかっています。
横見咲空さんは箕面市立第三中学校のテニス部に所属していました。
箕面市テニス協会第63回市民大会(2019年5月25日)のジュニア女子ダブルスに「横見咲空」という名前があり、所属は「3中」と書いてありました。
2025年で19歳になっていた横見咲空さんは2019年当時は中学生でしたし、報道されている横見咲空さんの住所「大阪府箕面市半町2丁目」は箕面市立第三中学校の学区内にあります。
ということは、この市民大会の名簿にある「横見咲空」さんは、郡山飲酒運転死亡事故の被害者で間違いないでしょう。テニス部に所属していた横見咲空さんは、おそらく活発なタイプだったと思われます。
横見咲空の高校
出典:47news.jp
横見咲空さんがどこの高校に通っていたのかはわかっていません。
ただ、実家は大阪府箕面市にありますし、大学歯学部の特待生受験をしようとするくらいですから、ある程度の進学校に通っていたものと思われます。
・箕面市周辺(通学県内)の学校
・進学校
また、特待生を狙っていたことから、私立ではなく府立の高校だった可能性が高いです。これらのことから、横見咲空さんが通っていた高校は大阪府立箕面高校が1つの候補となるでしょう。
横見咲空は受験した大学
出典:fnn.jp
横見咲空さんが受験しようとしていた大学は、奥羽大学歯学部です。
郡山市内にある奥羽大学によりますと、横見さんは奥羽大学を特待生選抜で受験予定で、22日が試験日でした。
引用:「申し訳ありません、取り返しのつかないことをしてしまった」逮捕の男が供述 飲酒運転の車にはねられ19歳受験生が死亡 福島・郡山市 | 福島のニュース│TUF (1ページ)
奥羽大学は福島県郡山市にある歯学部と薬学部がある大学で、偏差値は35とそれほど高くはありませんが、横見咲空さんは授業料が全額免除になる特待生を狙って特待生選抜を受験しようとしていましたので、かなり優秀だったと思われます。
奥羽大学歯学部の授業料は1年で350万円。6年間で2100万円!2100万円が免除になると考えたら、奥羽大学そのものの偏差値はそれほど高くなくても、横見咲空さんは超優秀な学生だったのでしょう。
1年間浪人して予備校に通い、ご両親のことや実家の経済状況を考えて、特待生入試を受けることにしたのだと思います。
奥羽大学は横見咲空さんが事故に遭い亡くなったことを受けて、次のようなコメントを出しています。
奥羽大学「回復を祈っていた。心からお悔やみを申し上げます」
引用:【独自】“受験で訪れた街”で予備校生(19)が暴走車にはねられ死亡…逮捕された男の親族「信じられない」 近隣住民「夜はしょっちゅう出て行ってた」|FNNプライムオンライン
奥羽大学としても、自分の大学を受験するために大阪から来ていた受験生が、入試当日に飲酒運転の車にはねられて死亡したというのは、無念の思いが強いと思います。
横見咲空死亡事故の犯人・池田怜平は現行犯逮捕
出典:fnn.jp
2025年1月22日午前6時半ごろに横見咲空さんを車ではねたのは、福島県郡山市在住の池田怜平(当時34歳)です。駆けつけた警察官に酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されました。
警察は、軽乗用車を運転していた郡山市の会社員・池田怜平容疑者(34)を過失運転傷害と酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕しました
引用:「申し訳ありません、取り返しのつかないことをしてしまった」逮捕の男が供述 飲酒運転の車にはねられ19歳受験生が死亡 福島・郡山市 | 福島のニュース│TUF (1ページ)
池田怜平は事故前日の1月21日から郡山市内の飲食店で飲酒をしていました。その後、自宅に戻って休んでから、運転をしたと供述しています。
池田容疑者は事故の前日、郡山市内の飲食店で深夜まで酒を飲んでいたとみられ、「6時間くらい飲んでいた」、「自宅で休んだ後に用事があり運転した」と話しているということです。
引用:「急いでいたから信号を無視した」逮捕の男が供述…飲酒運転の車にはねられ受験生死亡 前夜に6時間飲酒か「自宅で休んだ後用事があり運転」福島・郡山市 | TBS NEWS DIG (2ページ)
池田怜平の供述によると、日付を越えて1月22日未明まで飲酒をして、自宅に戻る時は代行サービスを使って帰宅しています。その後、少し休んでから、買い物のために車を運転して外出しました。この時、池田怜平は体内にアルコールが残っていることを自覚していたそうです。
お酒が残った状態で早朝6時半に買い物に行かなくてはいけない用事とは一体何だったのでしょうか。おそらく、そこまで重要な買い物・用事ではなかったはず。その辺りの正常な判断ができなかったことが、「お酒に酔っていた」という証拠になると思います。
時速70kmで走行
池田怜平はJR郡山駅前の道路を、時速70キロメートルで走行し、直前の赤信号を無視して、横断歩道を渡っていた横見咲空さんに突っ込みました。その道路の制限速度は時速40キロメートル。30キロ超過だったことになります。
池田怜平は直前に横見咲空さんに気づき、避けようとしたと供述していますが、間に合いませんでした。
横見咲空死亡事故の犯人・池田怜平の経歴や勤務先
横見咲空さんを車ではねた池田怜平は、郡山在住の会社員でした。
池田怜平の生い立ち
池田怜平は事故現場のJR郡山駅から徒歩圏内の一軒家に両親・祖父母と共に住んでいました。
福島県郡山市生まれ郡山市育ちで、地元の小学校・中学校・高校を卒業後、4年制大学に進学しています。
大学も地元にあるという情報がありますので、郡山市内にある大学でしょう。郡山市内で男子学生が通える大学は奥羽大学か日本大学工学部しかありません。奥羽大学は歯学部・薬学部しかないことを考えると、池田怜平が通っていた大学は日本大学工学部でほぼ決まりでしょう。
小学校・中学校では、真面目なタイプでした。みんながさぼる時には「みんなちゃんとやろうよ!ルールは守ろうよ!」と注意したり、中学校では生徒会役員をやったりしていたとのこと。
目立ちがり屋でクソ真面目、クラスの一軍からはイジられるタイプだったようです。
仕事は長続きせず
地元の4年制大学を卒業した池田怜平は、定職に就かずに、フラフラしている期間が長かったようです。祖母は、仕事が続かないことを心配していました。
だけど、怜平くんは地元の4年制大学を出て、定職につかずフラフラしてたころから、あまり家族で出掛けている様子は見えなかった。“とにかく仕事が続かない”と、祖母が心配していた」
引用:《女性受験生(19)が飲酒運転ではねられ死亡》「駅前で大道芸しててさ…」「BARでマジック披露」池田怜平容疑者(34)が昨年8月、地元友人に見せていた“異変”|NEWSポストセブン – Part 3
2024年8月に小・中学校の同級生が池田怜平に8年ぶりに会った時には、大道芸やマジシャン的なことをしていたと語っていたそうです。
『数年前まで駅前で大道芸したり、BARでマジック披露したりしていたんだよ。でも、最近転職中なんだよ…』って近況を教えてくれたんです。
引用:《女性受験生(19)が飲酒運転ではねられ死亡》「駅前で大道芸しててさ…」「BARでマジック披露」池田怜平容疑者(34)が昨年8月、地元友人に見せていた“異変”|NEWSポストセブン – Part 3
ただ、事件当時は「会社員」と報道されていましたので、正社員として働いていたようです。
勤務先は不明
池田怜平が事件当時、どこかの会社の正社員だったことは間違いありません。「会社員」と報道されていましたから。ただ、勤務先がどこだったのかはわかっていません。
事故当時勤務していた会社には、まだ数ヶ月程度しか勤務していなかった可能性が高いです。
近所の人の話によると、2024年まではどこかに勤めていたようです。
近隣住民:
去年の11月ごろまで勤めてたんだけど、最近背広を着て(仕事に)行く姿も見ないし、仕事辞めちゃったのかなと思った。夜はしょっちゅう出て行っていた。
引用:【独自】“受験で訪れた街”で予備校生(19)が暴走車にはねられ死亡…逮捕された男の親族「信じられない」 近隣住民「夜はしょっちゅう出て行ってた」|FNNプライムオンライン
2024年11月まではどこかに勤務していて退職。その後、またすぐに転職して勤務していたとしても、事件当時に勤務していた会社には1~2ヶ月しか在籍していなかったことになります。
1~2ヶ月しか在籍していない社員が、こんな死亡事故を起こしたなら、会社としては大迷惑以外のなにものでもないでしょう。
2024年8月に同級生に「転職中」と話し、その後はどこかに就職して11月には退職(近所の人の証言)。その後また転職したけれど、飲酒運転死亡事故を起こす。
事故前半年の池田怜平の経歴を見るだけで、仕事が長続きしないことが良くわかります。
酒に走ったのは最近か?
事故前には6時間くらいお酒を飲んでいたことが分かっている池田怜平ですが、父親や親族曰く、あまりお酒を飲むタイプではなかったようです。
しかし、近隣住民の話では「夜はしょっちゅう出かけていた」とのこと。
また、本人は定職につけず、祖父母の介護などもあり、酒に逃げたのではないかという情報もありました。
祖父母は介護が必要だし、両親は仕事ですれ違いだし、本人は定職につかず肩身が狭い。それで酒に逃げてしまったんじゃないかって、近所では話題になっているよ
引用:《郡山駅前で19歳の女子受験生はねられ死亡》池田怜平容疑者の父親が謝罪 息子は「普通の子」飲酒運転は「初めてだと思う」|NEWSポストセブン – Part 2
ただ、定職に就かないのは本人の責任ですし、「両親は仕事ですれ違い」というのは30代の成人男性には関係ないことですよね。酒に逃げた言い訳にはなりませんし、もちろん飲酒運転をした言い訳、横見咲空さんをはねた言い訳にはなりません。
横見咲空と郡山飲酒運転死亡事故の現在
東名高速道路の飲酒運転事故の家族が献花
出典:sankei.com
横見咲空さんが郡山飲酒運転死亡事故で亡くなった後、事故現場では献花が絶えることはありませんでした。そして、1999年の東名高速道路の飲酒運転事故で幼い娘2人を亡くした井上夫妻も、郡山の現場を訪れて、手を合わせています。
この井上夫妻は1999年にトラックに追突され、3歳と1歳の娘を失う痛ましい事故を経験しています。この時の事故が、危険運転致死傷罪が作られるきっかけとなりました。
ご夫妻は横見咲空さんのご家族に対して、「決して一人ではない。同じ境遇の遺族たちで支えになりたい」とメッセージを寄せていました。
犯人の池田怜平は起訴
犯人の池田怜平は現在、自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死傷)と道路交通法違反(酒気帯び運転)の罪で起訴されています。
実況見分の時には、手を合わせて謝罪の言葉を述べていたと報じられています。
男は現場で手を合わせ、「ごめんなさい、ごめんなさい」などと謝罪の言葉を口にしました。
引用:「ごめんなさい、ごめんなさい」受験生死亡事故で飲酒運転疑いの男 手を合わせ謝罪の言葉 福島 | 福島のニュース│TUF (1ページ)
自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死傷)は1年以上の有期懲役となりますが、今後はどのように裁判が進み、どのような判決が出るのかに注目が集まると思います。
横見咲空のまとめ
郡山飲酒運転死亡事故の概要と被害者の横見咲空さんの死因、生い立ちや家族・親、高校や受験しようとしていた大学、犯人の池田怜平の経歴や勤務先と事故後の現在をまとめました。
横見咲空さんのご冥福をお祈りすると共に、飲酒運転がなくなることを祈ります。