2012年に起きたルーマニア女子大生殺害事件では、3穴強姦や眼球破裂など遺体の損傷がエグすぎると噂です。
今回は事件概要、被害者・益野友利香さんの出身高校や大学など経歴、犯人や遺体損傷状況、葬儀や遺族をまとめました。
この記事の目次
益野友利香さんが被害に遭った「ルーマニア女子大生殺害事件」
ルーマニア女子大生殺害事件とはどんな事件だったのか?事件の概要を見ていきましょう。
2012年8月、益野友利香さんがルーマニアで遺体で発見される
2012年8月17日、ルーマニアの首都・ブカレストの郊外の森の中で、日本人の女子大生・益野友利香さんが遺体で発見されるという事件が起こりました。
益野友利香さんは8月15日の夜にルーマニアに到着し、それから行方不明になっていました。
深夜にブカレスト空港に到着
被害者である益野友利香さんは、成田空港からオーストリアのウィーン経由で、ルーマニアの首都のブカレストに向かいました。
ルーマニアのクラヨーヴァ(Craiova)という場所で、日本語を教える学生インターンシップに参加するためでした。つまり、ツアーで行ったわけではなく、益野友利香さん1人でした。
そして、ルーマニアのブカレスト空港に到着したのは現地時間の20時ごろのこと。若い女性が1人で外国の空港に夜に降り立った…この時点で危険であることは間違いありません。
タクシーを探していると、20代と見られる男性がタクシー探しを手伝うと装って声をかけ、益野さんはその男性と一緒にタクシーに乗り込む様子が、空港の防犯カメラに映っていました。
空港近くの森の中で遺体で発見
ルーマニアの夜の空港で知らない男性に声をかけられて、一緒にタクシーに乗り込んだ益野友利香さん。
ブカレストから約240km離れた目的地のクラヨーヴァに向かうために、駅に移動することにしました。
しかし、男性と一緒に乗り込んだタクシーは駅とは逆方向に走り出します。
そして、駅に行くはずだったのに、ブカレスト空港から車で約5分の幹線道路のバス停付近で2人はタクシーを降りました。
おそらく、犯人の男性は益野友利香さんに「バスの方が便利だから」などと嘘をついて、タクシーを2人で降りたのでしょう。
このタクシーを降りた場所は、両側を森に囲まれて昼間でも寂しく、夜間はほとんど人通りがない場所でした。
そして、行方不明になってから2日後の8月17日、幹線道路から森に数メートル入った森の中で、益野友利香さんは遺体となって発見されたんです。
益野友利香さんが持っていたスーツケースは、遺体から60m離れた場所で見つかりました。しかし、金品は盗まれていました。
ブラッド・ニコラエ容疑者が逮捕
益野友利香さんが遺体となって発見されてから約4日後の8月21日、ブラッド・ニコラエ容疑者が強姦・殺人容疑で逮捕されました。
益野友利香さんの高校や大学など経歴
被害者の益野友利香さんの高校や大学など、経歴を見ていきましょう。
益野友利香さんの高校と大学
ルーマニアで殺害された益野友利香さんが通っていた高校や大学はこちらです。
・大学:聖心女子大学(英文科)
高校卒業後は、上京して高校の系列校である聖心女子大学に進学しています。
意識が高いお嬢様だった
中学校・高校・大学と聖心女子に在学していた益野友利香さんは、ご実家は裕福でお嬢様だった可能性が高いです。
・ヴァイオリンが趣味
・オーケストラ・クラシックが好き
・茶道(裏千家)をたしなんでいる
このようなプロフィールを見ると、ほぼ確実にお嬢様だったことがわかります。
Twitterのアカウント紹介では、ピンクやワンピース、テディベアが好きと書かれています。さらに、海外インターンシップに参加するような意識が高い学生でした。
そのような将来有望な女子大学生が、ルーマニアのブカレストでおぞましい事件に巻き込まれ、殺害されてしまったのです。
益野友利香さんを殺害した犯人はブラッド・ニコラエ
益野友利香さんを殺害した犯人は、遺体発見から4日後の2012年8月17日に逮捕されました。
逮捕されたのは、ブラッド・ニコラエ(26歳)という人物です。
DNAが一致&携帯電話所持で逮捕
出典:ameblo.jp
犯人としてブラッド・ニコラエが逮捕されたのは、益野友利香さんの携帯電話を所持していたことがきっかけです。
益野友利香さんの携帯電話のGPSから、ブラッド・ニコラエが携帯電話を所持していることを突き止め、さらに益野友利香さんのデジタルカメラを転売していたことから、逮捕されています。
そして9月6日には、益野友利香さんの遺体と衣服からブラッド・ニコラエのDNAが検出されたんです。
性犯罪者だった
犯人のブラッド・ニコラエは初犯ではありませんでした。分かっているだけでも、以下の犯罪歴がありました。
・2012年2月 強盗・性的暴行(85歳)
・2012年3月 強盗殺人・性的暴行(86歳)
・2012年4月 住居侵入・性的暴行
・2012年8月 強盗殺人・性的暴行(73歳)
・2012年8月 益野友利香さん強姦・殺害容疑で逮捕
この他にも約600人の被害者がいるとされています。
精神異常者の疑いがあり、精神鑑定を受けていますが、2013年には終身刑が確定しています。
過去には事件をもみ消したことがある
ブラッド・ニコラエは上記のようにわかっているだけでも、益野友利香さん以外に2件の殺人、4件の性的暴行などの罪を重ねていました。
そして、益野友利香さんの事件で初めて逮捕されたわけではなく、以前にも逮捕されていたという経緯があります。しかし、有罪になったことはありませんでした。
当時、ルーマニア警察は予算不足のため、DNA鑑定が停止され、性犯罪者などは証拠不十分で野放し状態になっていたんです。
また、ブラッド・ニコラエの場合、警察が調書を書き換えていたこともわかっています。
検察によると、ブラド被告は過去2年で益野さん以外に6人の女性への暴行、強盗を繰り返し、うち2人を死亡させた。公判では、ブラド被告が2010年夏に起こした最初の事件で、捜査を担当した警察官が被害女性の調書を書き換え、事件をもみ消したことが検察によって明らかにされた。
事件を警察がもみ消したことで、ブラッド・ニコラエの犯行はエスカレートしていった可能性があると言われています。
もし、ルーマニア警察が調書を書き換えず、しっかりとDNA鑑定をしてブラッド・ニコラエをきちんと有罪にしていたら、益野友利香さんは事件に巻き込まれずに済んだのかもしれません。
益野友利香さんへのバッシングが殺到した理由
ルーマニア女子大生殺害事件は、日本でも大々的に報道されました。美人でお嬢様の女子大生が、ルーマニアで無残に殺害されたら、大きく報道されるのも当然です。
ただ、被害者の益野友利香さんの死を悼むというよりも、益野友利香さんへのバッシングが相次いだんです。
また、益野友利香さんの海外インターンシップを仲介したアイセック・ジャパンへのバッシングもありました。
平和ボケだと益野友利香さんへの批判が相次ぐ
益野友利香さんはルーマニアで殺害され、間違いなく被害者です。それなのに、「殺害されたのは自業自得だ」「ただのゆるふわお嬢様の平和ボケ」のような批判が相次ぎました。
バッシングされた理由を挙げてみます。
・知らない外国人に話しかけられ、行動を共にするなんてありえない
・危機意識がなさすぎる
・ナンパされて良い気になっていたのでは?
確かに、この事件の表面だけを見ると、被害者の益野友利香さんの不注意も事件が起こった一因だったのではないかなと思えてきます。
でも、どうやらそうとは言えないようなんです。
益野友利香さんは不安を吐露していた
出典:i.imgur.com
被害者の益野友利香さんは、「海外インターンシップ楽しい!海外最高!」というような、頭がお花畑状態にあったわけではありませんでした。
日本からブカレストへの経由地であるウィーンでは、次のようにツイートしています。
ルーマニア着いてから一人で深夜電車に3時間乗らなきゃだから、それが最大の不安というか 何というか辿り着けたら奇跡だと思う(>_<)
2012/8/15
このツイートを見る限り、益野友利香さんは夜にルーマニアに到着して、1人で行動することに不安を抱き、危機感を持っていたことは間違いありません。
「辿り着けたら奇跡」とツイートするほど、益野友利香さんは不安を抱いていたんです。
また、益野友利香さんは空港到着後にバスで駅に向かおうとしていたようです。でも、その日の最終バスはもう出てしまった後で、それを知って呆然としていたという目撃情報もあります。
最終バスが出てしまったことで途方に暮れ、タクシーを探していたところに、犯人のブラッド・ニコラエが近づいたのかもしれません。
予定変更&仲介したアイセック・ジャパンがおかしい?
そもそも、なぜ益野友利香さんは、ルーマニアに夜に到着して、1人で駅に移動し、深夜に電車に乗らなくてはいけないという強硬日程になったのでしょうか?
益野友利香さんは、海外インターンシップでルーマニアを訪れたのですが、そのインターンシップを仲介したのはNPO法人アイセック・ジャパンでした。
個人で海外インターンシップに関するすべて手配したならともかく、仲介団体であるアイセック・ジャパンが「夜に到着・移動するのは避けるべき」と忠告すべきです。
もしくは、アイセック・ジャパンが空港への迎えを手配するというのが常識ですよね。アイセック・ジャパンはそれを怠っていたんです。
また、益野友利香さんの日程は直前で変更された可能性があります。日本出国直前のツイートを見てみましょう。
ルーマニア人みんな優しすぎて、研修すーっごい楽しみになってきたーー!!!!!(((o(*゚▽゚*)o)))
やばい…ほんと死ぬ…こんなになるとは全く思わなかった(>_<)BSメンバーお見送りに来てくれなかったら今絶対リジェクトしてた。・°°・(>_<)・°°・。
<8月14日のツイート>
不安で胸が痛い(>_<)こんな感じを初体験しているなう(>_<)胸がきゅんと痛い(本気)そして吐きそう
8月8日から8月14日の間に、ルーマニア行きへのテンションが大きく変わっています。
「こんなことになるとは全く思わなかった」「リジェクトしてた」=「行くのを拒否していた」と言うほど、何かネガティブな変更があったようです。
一部情報では空港まで迎えが来るように手配してもらったのに、迎えが来なくなって、深夜に1人で移動しなければならなくなったのではないかと言われています。
つまり、ルーマニアに夜に到着して1人で移動しなければならなかったのは、被害者の益野友利香さんの責任ではなく、直前に変更されて、やむを得ず深夜移動になったということです。
仲介したアイセックジャパンは沈黙
遺体が発見され、事件が明らかになるにつれて、仲介したアイセック・ジャパンの責任を問う声が大きくなりました。
しかし、アイセック・ジャパンは会見を開くこともありませんし、取材に応じることもありませんでした。ノーコメントで押し通しています。
そして、公式ホームページには、次のような文章が掲載されました。
〈ご遺族のご意向を踏まえ、本件に関して一切の説明を差し控えさせて頂きます〉
引用:ルーマニア女子大生殺害事件 なぜ渡航仲介団体は会見を開かないのか 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)
被害者への益野友利香さんへの追悼の言葉は一切なし。これでは、仲介したNPOとしての責任は果たせていないと思われても仕方がありません。
遺族からの問い合わせも無視
益野友利香さんがルーマニアで行方不明になったのは、8月15日の深夜です。そして、遺体が発見されるまでの2日間、遺族は益野友利香さんと連絡が取れず、かなり心配していたようです。
益野友利香さんの弟さんは、アイセック・ジャパンの関係者に姉と連絡が取れないことを相談していたことがわかっています。
このアカウントは益野友利香さんの弟さんで、リプライしていた相手はアイセック・ジャパンの関係者と言われています。
出典:i.imgur.com
弟さんが必死にお姉さんと連絡を取ろうとしているのがわかります。でも、アイセック・ジャパンの関係者はきちんと対応していなかったようです。
益野友利香さんの遺体損傷がヤバイと噂に 【3穴強姦?眼球破裂?】
益野友利香さんは森の中で遺体になって発見されました。この時の遺体損傷状況がヤバイと噂になっています。
インターネット上では3穴強姦&眼球破裂の情報あり
出典:ameblo.jp
益野友利香さんの遺体は、エグイくらいに損傷が激しいとのインターネット上で噂があります。
口腔内、膣内、肛門内、鼻穴、耳穴、眼窩、は無理矢理こじ開けられ裂傷が激しく、特に眼窩に至っては眼球が破裂し潰され水晶体が飛び散っている状態であった。
激しく殴打されたと見られ顔は腫れ上がっている。
上記のいずれからも容疑者と同じDNAの体液が見付かった。
彼女は両手を縄で縛られ、生きたままナイフで皮膚を切られた痕跡があった。
全身に複数の殴打痕が見つかり、激しく争ったと推測される。
彼女の膣内からは犯人の精液が検出された。
犯人は彼女を生きたまま乱暴にレイプし、最後に腹部、そして胸部にナイフを複数回突き刺した。
もし、これが本当であれば、あまりにも無残な殺され方だったことになります。
実際はソースなし!
ただ、3穴強姦&眼球破裂という無残な殺され方をしたという情報ソースはありませんでした。
あくまで公式に発表されているのは、次のような情報です。
・強姦・殺人の容疑
・体には無数の擦り傷などがあった
益野友利香さんの葬儀は日本で行われた
8月17日に益野友利香さんの遺体が発見された後、ご遺族がルーマニアに渡航し、検死などの取り調べを受けてから、8月23日に日本に帰国しています。
その後、日本で葬儀が行われたようですが、ご遺族の意向か、葬儀などの報道はないため、詳細については不明です。
益野友利香さんの遺族が補償金を受け取れなかった理由
ルーマニアには、犯罪被害者遺族補償制度があります。被害者遺族の救済制度ですね。ルーマニアではこの補償制度は外国人も対象になります。
しかし、益野友利香さんはこの制度の対象外でした。というのも、ノービザで観光客として入国していたからです。
インターンシップなのにノービザで良いのか?という問題は、おそらく法律上はクリアしているのでしょう。
ただ、観光客ではなく、インターンシップで行ったのに犯罪被害補償制度の対象外になるのは問題ですよね。
遺族も別にお金が欲しいわけではないと思います。ただ、気持ちの問題として、大切な娘が無残に殺されたのに、何の補償もないというのは、やりきれないですよね。
まとめ
ルーマニア女子大生殺害事件の概要、被害者・益野友利香さんの高校や大学など経歴、犯人、バッシングの理由、遺体の損傷状況、葬儀や遺族をまとめました。
ルーマニア女子大生殺害事件はとても悲しい事件です。
もう二度とこのような悲劇を繰り返さないためにも、海外でも日本でも、安全第一で行動することが大切です。
そして、もし直前に日程が変更されて、1人で深夜の行動を余儀なくされたのなら、無謀な行動をする前に、親など信頼できる大人に相談するようにしましょう。