「りらくる」の元代表取締役社長で、2018年に転落死した出上幸典さんが話題になっています。
この記事では出上幸典さんのプロフィールや経歴、結婚や家族、社長当時の推定年収、死因とされる転落や自殺の噂、りらくる創業者の竹之内教博(竹之内社長)さんが語った真相などについてまとめました。
この記事の目次
出上幸典(りらくる元社長)のプロフィール
りらくる元社長・出上幸典のプロフィール
生年 :1979年
出身地 :広島県
没年月日:2018年11月14日(享年39歳)
最終学歴:産業能率大学経営情報学部卒業
出上幸典(いでうえ・ゆきのり)さんは、リーズナブルな価格設定で話題のリラクゼーションサロン「りらくる」を展開する株式会社りらくの元代表取締役社長です。
出上幸典さんは株式会社りらくの現職の社長を務めていた2018年11月14日に、大阪市港区弁天のタワーマンション敷地内の植え込みで死亡しているのが発見されニュースにもなりました。
14日午前7時5分ごろ、大阪市港区弁天の高層マンションで、男性が植え込みで倒れているのを通行人が見つけ、搬送先の病院で死亡が確認された。大阪府警港署などによると、死亡したのはリラクセーションサロン「りらくる」運営会社社長、出上幸典(いでうえゆきのり)さん(39)で、15階に住んでいた。
出上幸典さんの死因についてはこのタワーマンション15階のベランダからの転落死とされ、自殺の可能性が高いと報じられています。
この出上幸典さんは、求人を見て当時まだ創業したばかりだった株式会社りらくに応募し、入社わずか3年で社長に就任した異例の経歴を持つ人物ですが、その際に社長に抜擢したのが同社創業者の1人・竹之内教博という人物です。
この竹之内教博さんですが、青汁王子や辻啓太さんら若手経営者とトラブルを起こし、それに関連してガーシーに嘘のタレコミをして激怒されて謝罪する事になったり、実は禿げていてウィッグを使用していた事を明かして禿げを晒した姿で格闘技イベントに参戦したりするなどして、現在何かとネット上を騒がせている人物です。
そうした事もあって、出上幸典さんの転落死と竹之内教博さんとの関連もネット上で話題になっているようです。
出上幸典(りらくる元社長)の経歴① システム会社と人材派遣会社に勤務
りらくる元社長・出上幸典さんの経歴について見ていきます。
出上幸典さんが株式会社りらくの代表取締役社長になるまでの経歴については、メディア出演時などに明かされています。
それによれば、出上幸典さんは1979年生まれの広島県出身で、高校卒業後に上京して世田谷区の私立大学「産業能率大学」の経営情報学部に進学し、2001年に卒業しています。
その後はシステム会社に就職してSEとして5年間勤務し、人材派遣会社に転職してそこでは事業計画や予算管理など経営計画を担当されていたという事です。
大学卒業後は東京の会社でSEとして働いていました。住宅金融公庫といった企業の情報システムの仕組みづくりです。それを5年ほど続けた後、人材派遣会社の経営企画に転職しました。SEのときもシステム開発の工数管理をしていたので数字に強い点が買われて、そこでは予算組みなどをしていました。
出上幸典(りらくる元社長)の経歴② 株式会社りらくに入社し3年で社長
出典:https://upload-assets.onlystory.co.jp/
人材派遣会社で数年勤務した後の2012年、出上幸典さんは求人を見て当時まだ創業したばかり(2010年設立)だった「株式会社りらく」に応募しています。
この時に面接をしたのが同社の創業メンバーの1人である竹之内教博さんでした。竹之内教博さんは、出上幸典さんの優秀さとSEなどの経歴を高く評価したようで、この面接の時に「将来は社長になってもらいたい」と伝えています。
りらく社にスカウトされたのですか。
出上 いいえ、12年に一般応募で普通に入社しました。ただ入社面接で創業者の竹之内教博(たけのうちゆきひろ)にいきなり「将来、社長になってもらうから入社してほしい」と言われたのには驚きました。
出上幸典さんはこの竹之内教博さんの言葉通り、入社3日目で本部長に昇進しています。
実際に入社して3日で部長職に、3カ月で本部長職になったんですよ(笑)。
出上幸典さんは、株式会社りらくに入社後、それまでは全て紙で管理するローカルなシステムで効率が悪かったのを、SEや管理業務の経験を活かして全て電子化し、仕事の効率化を実現されたそうです。
こうした仕事ぶりは高く評価され、その後は執行役員を経て入社からわずか3年後の2015年5月に代表取締役社長に就任しています。
出上幸典さんは社長に就任後、りらくるを関西圏だけでなく全国に展開しわずか3年ほどで全国450店舗出店を達成するなど大幅な事業規模拡大に成功しています。
この急拡大成功の要因としては、ロードサイド(国道沿いなど)に積極的に店舗を確保した事と、新たにセラピスト(マッサージなどを担当する人)をはじめたいという人の研修のシステムを整備した事が挙げられています。
こうした出上幸典さんの経営者としての手腕は非常に高く評価されていたようです。
出上幸典(りらくる元社長)の結婚や家族
出上幸典さんが結婚していたのかどうかは不明です。
ただ、出上幸典さんはメディア取材などで結婚や家族について語られた事はありませんでしたが、ネットの匿名掲示板、関連動画のコメント欄などでは、出上幸典さんが結婚しており子供もいた事を匂わせるような書き込みも確認できます。
こうした書き込みは出上幸典さんの関係者を名乗っており、事情を知っている風ですが、そもそもが匿名による書き込みであるため信憑性については微妙です。
また、出上幸典さんが自宅マンションから転落死した際のニュース報道では「出上さんは1人暮らしとみられ」と書かれています。
同署によると、出上さんは1人暮らしとみられ、紺のパーカとズボン姿で、靴は履いていなかった。
結婚していたものの何らかの事情で1人暮らしをしていた可能性も考えられますが、このように報道されている事実がある以上、出上幸典さんは結婚はしておらず独身であった可能性の方が高いと言えそうです。
出上幸典(りらくる元社長)の年収
出典:https://orange-operation.jp/
出上幸典さんのりらくるの代表取締役社長だった頃の年収にも関心が集まっているようです。
当時の株式会社りらくの役員報酬などは公開されておらず出上幸典さんの年収については推測する事しかできませんが、出上幸典さんが代表取締役を務めていた2017年12月31日付の決算報告書によるとその年の株式会社りらくの純利益は「17億5121万9000円」となっています。
出上幸典さんはオーナー社長でなく雇われ社長の立場だったため、それほど大きな金額の役員報酬を受け取っていたとは考えづらいです。当時の会社の利益規模などから推測して、出上幸典さんの当時の年収はかなり多めに見積もっても3000万円程度だったのではないかと推測されます。
ちなみに、出上幸典さんが転落死した際のニュース報道で、出上幸典さんの自宅が大阪市弁天町のタワーマンションの15階だった事が判明しています。参考までに大阪市弁天のタワーマンションの購入価格の相場は概ね3000万円から1億円程度となっています。
出上幸典(りらくる元社長)の死因は転落死
既に触れているように、出上幸典さんは、りらくるの現職の社長だった2018年11月14日に39歳で亡くなっています。
死因については、当時のニュースなどで自宅の15階のタワーマンションのベランダからの転落死と見られると報じられています。
紺のパーカとズボン姿で、靴は履いていなかった。同署は、出上さんが何らかの原因でマンションから転落したとみて調べている。
出上幸典さんの死因が転落死というのは警察発表のようなので、現場の状況を調べた上での発表でしょうから、まず間違いないと思われます。
出上幸典(りらくる元社長)の転落死は自殺だったと見られている
出上幸典さんの死因は転落死と報じられていますが、時事通信社などの一部メディアでは、警察からの情報として「自殺の可能性が高いと見て調べている」との情報が報じられています。
ただ、自宅マンションの室内からは遺書などは見つかっておらず、自殺と断定はできなかったようです。そのため、自殺ではなく事故だった可能性なども考えられます。
出上幸典(りらくる元社長)の死の真相を竹之内教博(創業者)が動画説明
出典:https://2022.d2c-summit.com/
「りらくる」を展開する株式会社りらくの創業者の竹之内教博(竹之内社長)さんが自身のYouTubeチャンネルで出上幸典さんの転落死(自殺と見られている)の真相について動画で説明されています。
竹之内教博さんの説明によると、出上幸典さんは、ストックオプション(一定の価格で会社の株式を購入できる権利)で得た、株式会社りらくの株式の売却で数億円を得たが、そのお金をFXに注ぎ込んで失敗し数億円の借金を背負ってしまったという事です。
竹之内教博さんは、その多額の借金を苦に出上幸典さんが自殺したのではないかというニュアンスの説明をされています。(ただし、それが自殺の原因だと断言はしていない)
出上幸典さんの自殺の理由については、「(事実上の)過労死だったのでは?」、「ブラック企業の雇われ社長の立場でオーナーからの圧力を受けていたのでは」といった噂がネットで流れているため、そういった噂を否定する意味もあって竹之内教博さんはこの動画公開された面もあるようです。
ただ、竹之内教博さんといえば、現在ガーシーさんに虚偽のタレコミをして激怒されたり、禿げている事を隠してずっとウィッグを着用していた事が判明したりしているため、若干その発言の信用度が下がっている人物です。
こうした点から、出上幸典さんの転落死の真相についても、虚偽の説明をしているのでは?と疑うような声も少なくないようです。
また、竹之内教博さんはこの動画の中で出上幸典さんについて「麻雀が好きで熱くなるタイプだった」、「毎日のように飲み歩いていた」などとも発言しており、「こうした内容を暴露して故人である出上幸典さんのイメージをいたずらに悪くするのはどうなのか」といった否定的な意見もあるようです。
まとめ
今回はリーズナブルなマッサージ店「りらくる」を展開する「株式会社りらく」の元代表取締役社長で、同社社長在任中であった2018年11月14日に自宅マンション15階のベランダから転落して39歳の若さで亡くなった出上幸典さんについてまとめてみました。
出上幸典さんのプロフィールは1979年生まれの広島県出身で、高校卒業後に上京して「産業能率大学」の経営情報学部を卒業されています。
経歴については、都内のシステム会社でSEとして勤務後に人材派遣会社に転職して管理業務などに携わり、その後2012年に当時創業したばかりだった「株式会社りらく」に入社しています。
出上幸典さんは同社の面接の時に、同社創業メンバーの1人である竹之内教博さんに「将来は社長になってもらいたい」と言われたそうです。その言葉の通り、出上幸典さんは入社3年目の2015年に社長に任命されています。
出上幸典さんは社長就任後、大幅な事業拡大に成功。その経営手腕は高く評価されメディアでも多数取り上げられていました。
出上幸典さんのプライベートについては明かされていませんが、結婚はされておらず独身だった可能性が高いようです。
当時の年収については、会社規模やビジネスモデル、雇われ社長の立場などから推測して、多めに見ても3000万円ほどだったと思われます。
出上幸典さんの死因はマンションからの転落死と報じられており、「自殺の可能性が高い」との警察からの情報も報じられています。
出上幸典さんを社長に抜擢した竹之内教博さんは、自身のYouTube動画の中で、出上幸典さんがFXで失敗して数億円を溶かし、さらに数億円の借金を背負っていた事を明かし、その自殺との関連を匂わせています。