女性漫才コンビのパイオニアである「今いくよ・くるよ」の2人の若い頃や現在が話題です。
この記事では今いくよ・くるよの2人の年齢や若い頃の画像や経歴、結婚や旦那、子供、車椅子での舞台出演や病気での闘病、それぞれの死因や葬儀などの現在についてまとめました。
この記事の目次
今いくよ・くるよのプロフィール
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「今いくよ・くるよ」は、吉本興業に所属していた女性漫才コンビで、明徳商業高校の同級生だった今いくよさんと今くるよさんによるコンビでした。
今いくよさんは痩せすぎと言われるほどの痩せ型体型で、相方の今くるよさんは正反対のぽっちゃり体型のギャップや派手な衣装が印象的なコンビでした。芸風はお互いの見た目のギャップやファッションなどをネタにした軽妙な掛け合いが定番で、1980年代の漫才ブームで全国的にブレイクしました。
ベテランの域に達してからは、女性お笑いコンビのパイオニアとしてバラエティ番組や劇場、テレビCM、ドラマや映画など幅広く活躍されていました。
そんな今いくよ・くるよの2人でしたが、今いくよさんは2015年に67歳で、今くるよさんは2024年に76歳で亡くなられています。
今いくよのプロフィール
本名 ：里谷正子（さとや・まさこ）
生年月日：1947年12月3日
没年月日：2015年5月28日（67歳没）
出身地 ：京都府京都市
身長 ：158cm
血液型 ：A型
今いくよさんは、高校卒業後に1度は会社員になりましたが、高校の同級生でソフトボール部の仲間だった今くるよさんと夫婦漫才コンビ「島田洋之介・今喜多代」に弟子入りし、会社員を辞めてお笑いの世界に入りました。
痩せすぎなほどの細身体型と厚化粧、長すぎるつけまつ毛をネタにし、相方の今くるよさんにそれをいじられる芸風で笑いを呼んでいました。
今くるよのプロフィール
本名 ：酒井スエ子
生年月日：1947年6月17日
没年月日：2024年5月27日（76歳没）
出身地 ：京都府京都市
身長 ：160cm
血液型 ：A型
今くるよさんは、相方の今いくよさんとは正反対のふくよかな体型で、今いくよさんにお腹を叩かれるなど、体型をいじられるのが鉄板ネタでした。
今くるよさんも自ら豪快にお腹を叩く仕草や「どやさ」と叫びながら腕をクロスさせる一発ギャグで人気を博しました。
今いくよ・くるよの年齢
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今いくよさんの死去当時の年齢は「67歳」、今くるよさんの死去当時の年齢は「76歳」でした。
今いくよさんと今くるよさんは同じ1947年の生まれで年齢は同い年で、高校の同級生でした。
今いくよ・くるよの若い頃① 高校時代
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「今いくよ・くるよ」の2人の若い頃についてもみていきます。
今いくよさんとくるよさんの2人はともに京都府京都市の出身で、明徳商業高校（現在の京都明徳高校）の同級生でした。
高校では2人ともソフトボール部に所属し今いくよさんがキャプテンでポジションはセンター、今くるよさんは最初はキャッチャーだったものの途中から選手は辞めマネージャーになったそうです。
漫才コンビとしてデビューした後もソフトボール部の仲間だった事をよくネタに盛り込んでいて、今いくよさんが「私ピッチャーでエース。くるよちゃんはキャッチャーでロース」と今くるよさんの体型をいじる定番ネタは特に人気でした。
今いくよ・くるよの若い頃② コンビ結成当時
「今いくよ・くるよ」の2人は明徳商業高校卒業後はともに京都府内の会社に就職し会社員をされていました。
今いくよさんは大手生命保険会社で働いていましたが、親友だった今くるよさんに誘われて会社を辞めて2人で吉本興業のオーディションを受けてお笑いの世界に入りました。
今いくよ・くるよの2人は夫婦漫才コンビ「島田洋之介・今喜多代」に弟子入りして漫才の芸を学び、当初は「スエ子・正子」のコンビ名で活動しましたが、当初は中々注目されずに10年間の下積み時代を送られています。当時は経済的にも厳しく京都の実家から劇場に通い活動を続けられていたそうです。
今いくよ・くるよの若い頃③ ブレイク当時
「今いくよ・くるよ」の2人は長い下積みを経てデビュー10年目の1980年、全国放送されて漫才ブームを作り出していたバラエティ番組「花王名人劇場」への出演が決まりました。
吉本興業からは「これでウケなかったら最後」とラストチャンスである事を通告され、今いくよ・くるよの2人は決死の思いで舞台に挑まれたそうです。
この舞台での漫才の掛け合いの中で、今いくよさんが今くるよさんのお腹をポンと叩いたところこれが観客に大ウケ。実はこれは台本にもなく打ち合わせもしていない完全なアドリブだったそうで、今くるよさんは「漫才の神様が叩かせてくれはったとしか思われへんわ。」と後に語られています。
今いくよ・くるよの2人はこの「花王名人劇場」の大ウケがきっかけでようやくブレイクを果たし、この放送翌日からテレビ番組やラジオ番組への出演依頼が殺到。一躍、全国区の人気漫才コンビへの飛躍を果たしたのでした。
今いくよ・くるよの結婚や旦那
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「今いくよ・くるよ」の2人は、ともに生涯1度も結婚はしておらず独身を貫かれています。
今いくよ・くるよの2人が結婚はせず独身を貫いた理由ですが、当時は女性芸人が結婚して旦那さんができると途端に芸が面白くなくなり、すぐに引退してしまうというイメージが強くある時代だったためでした。
2人は1度も結婚していない。それは彼女たちが芸人になったころ、「女芸人は結婚するとすぐ辞めるし、芸もおろそかになる」と、さんざん言われていた時代だったからだ。2人はそんな言葉に反発してか、結婚することもなかったし、熱愛の噂が出ることもなかった。
また、今いくよ・くるよの2人は、師匠や先輩芸人から「女芸人が結婚したら終わり」とよく言われていて、その言いつけを忠実に守って結婚しなかったとも言われています。
今いくよ・くるよの2人がそれほど芸に人生を賭けていたという事なのかも知れません。
「女性セブン」（2015年6月18日号）に掲載された記事では、漫才関係者の証言として、今いくよ・くるよの2人が漫才師としてブレイクした後も結婚せずに、互いに近所のマンションで暮らしていて、周囲には冗談で「相方が配偶者なんや」と話していた事などが明かされています。
「その後も結婚もせず、ふたりは近所のマンションで暮らしていた。“相方が配偶者なんや”なんて言って笑っとったよ」（前出・漫才関係者）
結婚もせずに熱愛の噂も1度もで得ていない今いくよ・くるよの2人ですが、吉本の後輩で若い頃からよく2人に面倒を見てもらったというハイヒール・リンゴさんは、今いくよさんには彼氏がいたと思うと話されています。この彼氏からもらったと思しきダイヤの指輪をしていたという事なので、もしかすると結婚を意識された時期もあったのかも知れません。
いくよ姉さんには彼氏がいたと思います。いつも絶対2人で行動するんですが、ときどき1人でふらっといなくなるときがあって、楽屋に帰ってきたときにダイヤの指輪をしていたことがあるんです。絶対、彼氏にもらったんだと思いますよ。
今いくよさんは2015年5月に病気で亡くなりましたが、その後公開された生前の映像の中で、生まれ変わったらどうするかという質問に「結婚しなかったことは後悔していないけど、今度生まれ変わったら結婚生活もしてみたい」との内容を話されていました。
いくよさんは、生まれ変われるならどうするかを聞かれ「普通の女の子に戻りたい」と笑わせ、独身を貫いたことには「結婚しなかったことは後悔していないけど、今度生まれ変わったら、そういう生活（結婚生活）もしてみたい」とも話していた。
芸人としてプロ意識で結婚はしなかったものの、結婚への憧れのようなものは持たれていたのかも知れません。
自分達は師匠や先輩の教えを守って生涯結婚しなかった今いくよ・くるよの2人でしたが、後輩のハイヒール・モモコさんによると、後輩たちに対しては「わたしらの時代と違って漫才師も結婚して子供産みや」と、女性漫才師でも結婚して子供を産む道を選ぶのも良いと気遣う言葉をかけられていたのだそうです。
モモコは「わたしらの時代と違って漫才師も結婚して子供産みやとゆーてくれたお姉さん方 ホンマにありがとうございました どやさの掛け声で送りました」と追悼した。
今いくよ・くるよの子供
「今いくよ・くるよ」に2人は生涯結婚されておらず旦那さんもいないため当然ですが子供はいません。
今いくよ・くるよの2人は子供がいない分、弟子や後輩たちに愛情を注がれていたようです。
今いくよ・くるよの2人の後輩たちからは、2人と営業に行くと移動費や宿泊費、食事代だけでなく、お土産代や遊ぶお金なども全て出してくれたというエピソードや、さりげなく欲しかったものをプレゼントしてくれたといったエピソードが数多く語られています。
今いくよ・くるよの現在① くるよの最後の舞台は車椅子での出演
すでに触れているように、今いくよさんは2015年に、今くるよさんは2024年5月に亡くなっており、「今いくよ・くるよ」の2人は現在はこの世にはいません。
今くるよさんの生前最後の舞台となったのは、2022年4月2日の吉本興業創業110周年を記念した特別公演「伝説の一日」の吉本新喜劇のコーナーでしたが、この時、今くるよさんは車椅子に乗って登場し「どやさ」の1発ギャグを披露した事も話題になっていました。
今くるよって今は車椅子なのか。いくよくるよの漫才って普通にしゃべくりで面白かったのに、途中から何を勘違いしたか衣装がズレるのに頼りだして、しゃべくりを中断して、そっちばかりになったのは残念だった。
— アキ：七戸龍VT参戦して欲しい。 (@aki7778) April 4, 2022
内場さんあの年齢で声張ってないのにめちゃくちゃ声通るのすごいわ。
— りーにー (@MerilRinch) April 2, 2022
吉田裕もめっちゃ声通る。
今くるよは車椅子で体も不自由そうだったのが衝撃的だったけど、どやさのキレは全然変わってなかった笑
当時の今くるよさんの年齢は74歳と、現在の女性の健康寿命から見るとまだ若い年齢だったため、この車椅子姿には衝撃を受けた方が多かったようです。今くるよさんは若い頃から漫才師として明るいイメージだったためなおさらでした。
ただ、今くるよさんは2009年に公演中に倒れて大阪市内の病院に緊急搬送されて心筋梗塞と診断され、心臓にピースメーカーを入れており、その後は病気がちで、2020年放送の「新春生放送！東西笑いの殿堂2020」では椅子に座っての出演。2021年の「新春生放送！東西笑いの殿堂2021」でも終始椅子に座られていて、当時から普段は車椅子で生活されていたのではないかとも言われていました。
当時から、今いくよさんは何らかの病気で闘病しながら芸人として活動を続けられていたのではとも言われています。
今いくよ・くるよの現在② 2人とも晩年は病気で闘病していた
「今いくよ・くるよ」の2人は、ともに晩年は病気で闘病されていました。
2人のうち今いくよさんは2014年に胃がんの病気を公表されていました。今いくよさんはその先週に体調不良を訴え病院の精密検査で胃がんの診断を受けたという事です。
大御所女性漫才コンビ、今いくよ・くるよのいくよ（年齢非公表）が、胃がんであることが１６日、分かった。
複数の関係者の話を総合すると、先週はじめに体調不良を訴えて病院で精密検査を受け、胃がんと診断されたという。急きょ、関西ローカルのテレビ番組やラジオの収録をキャンセルし、大阪市内の病院に入院。
その後、今いくよさんは2014年9月17日に休養を発表して舞台から離れていましたが、同年12月3日に病気の治療を続けながら舞台に復帰されていました。
亡くなる17日前の2015年5月11日まで、なんばグランド花月の舞台に立っていましたが、20日に自宅で腹痛を訴え、大阪府内の病院で検査を受けてそのまま入院されています。
今いくよさんは入院後も、亡くなる3日前の5月25日まで看護師に「はい、里谷正子です。28歳」とボケるギャグで笑いを生んでいたそうです。しかしその後、容態が急変して5月26日に意識が薄れ、5月28日に亡くなりました。
今くるよさんはデビュー以来ずっと一緒に過ごしてきた今いくよさんの死に、憔悴し一時は食事も喉を通らないほどだったという事です。
しかしその後も、今くるよさんはピン芸人として活動を続け、お笑いコンビ「中川家」の2人と3人組ユニット「今くるよ・中川家」や、中川家の2人がそれぞれ今いくよさんと2人目の今くるよさんに扮装した「今いくよ・くるよ・くるよ」としてテレビや舞台に出演されていました。
しかし、2022年を最後に今くるよさんも表舞台から退き、病気で闘病生活を送られていたようです。
2023年には、今いくよ・くるよの2人の「第26回上方演芸の殿堂入り」が発表されましたが、この表彰式にも今くるよさんは出席せず、吉本興業の奥谷達夫副社長が代理人として出席し、「天国にいるいくよちゃんも、きっとこの栄誉を喜んでくれていると思います。」と今くるよさんのメッセージを代読されていました。
この式に車椅子でも出席できなかったことから、この頃には今くるよさんも病気が重く闘病されていたとみられています。
今いくよ・くるよの現在③ いくよの死因は胃がん、くるよの死因は膵がん
「今いくよ・くるよ」さんの死因についてもみていきます。
2015年5月に67歳で亡くなった今いくよさんの死因は「胃がん」と発表されています。
女性漫才コンビ、今いくよ・くるよの今いくよ（いま・いくよ、本名・里谷正子＝さとや・まさこ）さんが２８日午後５時５８分、胃がんのため入院先の大阪府内の病院で死去した。６７歳だった。
2024年5月に76歳で亡くなった今くるよさんの死因は「膵がん」と発表されています。
お笑い芸人の今くるよさんが２７日、膵がんのため大阪市内の病院で亡くなった。２８日、吉本興業が発表した。
奇しくも、今いくよさんと今くるよさんの命日は1日違いでした。（今いくよさんが5月28日、今くるよさんが5月27日）
今いくよ・くるよの現在④ 葬儀には吉本の大物芸人らが参列
「今いくよ・くるよ」の2人の葬儀には、それぞれ吉本の大物芸人達や関係者が多数参列しています。
今いくよさんの葬儀と告別式は2015年5月30日に京都市内で営まれ、家族や近親者の他に、相方の今くるよさん、間寛平さん、宮川大助・花子さん、西川ヘレンさん、西川忠志さん（西川きよし・ヘレン夫妻の子供でお笑いタレントや俳優として活動）、西川かの子さん（同じく西川夫妻の子供でタレント）、他にもシルク姉さん、さゆみ・ひかりさんらの後輩芸人など、約120名が参列しました。
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今くるよさんの通夜は2024年5月30日に営まれ桂文珍さん、西川のりお・上方よしおさん、ザ・ぼんち、島田一の介さん、宮川大助さん、オール巨人さん、ハイヒール・リンゴさん、シルク姉さん、なるみさん、海原やすよ ともこさんら、延べ200人が参列されています。
翌日2024年5月31日に大阪市内の斎場で営まれまた葬儀・告別式にも桂文枝さん、宮川大助さん、桂小枝さん、オール巨人さん、ハイヒール・モモコさんら約100人が参列し、今くるよさんの一発ギャグ「どやさ」を全員で三唱し見送ったという事です。
まとめ
今回は、吉本の女性漫才コンビのパイオニアとも称される漫才コンビ「今いくよ・くるよ」の2人についてまとめてみました。
今いくよ・くるよの2人は現在はともに亡くなっており、死去時の年齢は今いくよさんが67歳、今くるよさんが76歳でした。
今いくよ・くるよの2人の若い頃については、2人は元々高校の同級生で強豪ソフトボール部の仲間でした。高校卒業後、2人とも一時は会社に就職して働いていましたが、1970年に会社員を辞めて吉本のオーディションを受けて漫才コンビとしてデビュー。10年の下積みの日々を経て1980年「花王名人劇場」に出演して大ウケしたのをきっかけにブレイクを果たしました。
今いくよ・くるよの2人は、師匠や先輩からの「女芸人が結婚したら終わり」の言いつけを守り、生涯結婚はせずに独身を貫いており、旦那さんも子供も作りませんでした。
今いくよ・くるよの2人はともに晩年は病気で闘病しており、今くるよさんは最後の舞台で車椅子姿で登場した事も話題になっていました。
今いくよさんの死因は「胃がん」、今くるよさんの死因は「膵がん」とそれぞれ発表されています。
今いくよ・くるよの2人の葬儀・告別式には大勢の吉本芸人や関係者らが参列されました。
