陸山会事件は政治資金の不記載・虚偽記載などで小沢一郎の秘書3人が逮捕され、「半沢直樹」のモデルだと話題です。
今回は陸山会事件の経緯や小沢一郎の指定弁護士による強制起訴、検察による冤罪説、真相をわかりやすく解説します。
この記事の目次
陸山会事件とは過去最大の政治資金虚偽記載事件
出典:jiji.com
陸山会事件
事件発覚:2009年11月
事件内容:政治資金規正法の虚偽記載罪
陸山会事件とは、政治家・小沢一郎氏の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法の虚偽記載事件のことです。
2004年、陸山会が東京都世田谷区に秘書寮のための土地を購入したことをめぐり、政治資金収支報告書に虚偽記載が行われたとされています。
この陸山会事件によって、小沢一郎氏の当時の秘書3人が逮捕され、小沢一郎氏も強制起訴されました。
陸山会事件は虚偽記載が総額20億円を超える額になり、史上最大額の虚偽記載事件となりました。
また、秘書3人は逮捕されたものの、小沢一郎氏は無罪となっているため、政治の闇・政治資金の不透明さ、さらに小沢一郎氏の腹黒さばかりが際立つ結果になりました。
陸山会事件をわかりやすく解説① 事件の流れ編
陸山会事件は、「小沢一郎が政治資金関係で悪いことをした」とはなんとなくわかっていても、具体的にはよく知らないという人も多いと思います。
まずは、陸山会事件の流れをわかりやすく解説していきます。
週刊現代の「小沢一郎の“隠し資産6億円超”を暴く」
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陸山会事件の発端は、2006年6月3日号で週刊現代がスクープした「小沢一郎の”隠し資産6億円超”を暴く」という記事です。
記事では、小沢一郎の政治資金管理団体の陸山会所有のはずの不動産(マンション:東京都内の一等地8戸、盛岡市1戸、仙台市1戸)が、登記簿上では小沢一郎名義になっている事実を暴露。
この「実は小沢名義」の不動産は総額6億1000万円にもなり、陸山会を使い、小沢一郎が隠し財産を持っていたのではないか?と言われました。
法律上は、政治資金管理団体の陸山会は不動産の登記ができないため、便宜上小沢一郎の名前を使って登記していたとのことです。
これ自体は法律違反というわけではありませんが、このスクープによって、小沢一郎と陸山会は怪しいというイメージがつきました。
小沢一郎は週刊現代を相手に名誉棄損で訴えていますが、小沢一郎側の敗訴になっています。
虚偽記載を市民団体が告発
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この週刊現代のスクープがあったためか、陸山会に注目が集まるようになります。
そして2009年11月、陸山会が世田谷区の土地を2004年に購入した際、政治資金収支報告書に虚偽記載をしたとして、小沢一郎氏の当時の秘書らを政治資金規正法で市民団体が告発します。
この図を見ただけではまったくわかりませんよね。ここでは、簡単にわかりやすく説明します。
陸山会事件はざっくりまとめると、次のような内容です。
・小沢一郎氏が陸山会を介して、世田谷区に秘書のための寮を作ろうとしていた。
・そのための土地を3.5億円で購入したけれど、この時のお金の流れがいろいろ不透明で、虚偽記載が見つかった。
・いろいろ調べていくうちに、さらに芋づる式に虚偽記載が見つかった。
こんな感じですね。もう少しだけ詳しくまとめてみます。
・偽装工作:1件
・原資不明金:3件
これらの合計金額が20億円を超え、政治資金規正法の虚偽記載罪としては過去最大の額になり、大きなニュースになりました。
政治資金はきちんと正確に記載・報告しなければならない義務があります。
それなのに、これだけの虚偽記載が見つかり、しかもその総額は20億円にも上るなら、大きなニュースになるのは当然のことですね。
3人が逮捕される
この陸山会事件では、3人の逮捕者が出ました。
・大久保隆規
・池田光智
この3人は土地購入当時、小沢一郎の秘書でした。
そして、大久保隆規は陸山会の会計責任者で、石川知裕と池田光智は事務担当者で政治資金収支報告書の作成を行っていました。
この3人が、2010年1月に東京地検特捜部に政治資金規正法違反容疑で逮捕されたのです。
小沢一郎は不起訴
陸山会は政治家・小沢一郎の政治資金管理団体です。陸山会事件とは、陸山会をめぐる政治資金の虚偽記載事件です。そして、小沢一郎氏の秘書3人が逮捕されました。
ということは、小沢一郎氏にも当然捜査の手は伸びます。
しかし、小沢一郎氏がこの陸山会をめぐる政治資金の虚偽記載に関与していたのかどうかは不明であり、東京地検特捜部は小沢一郎を嫌疑不十分として不起訴処分にしています。
不起訴処分ということは、裁判にかけられることはありませんので、罪に問われません。
3人は有罪判決
陸山会事件の本丸とも言える小沢一郎氏は不起訴処分になりましたが、秘書3人は逮捕されていいます。
この3人の秘書は有罪判決を受けています。2011年に東京地裁での判決はこちらです。
・大久保隆規:禁固3年・執行猶予5年
・池田光智:禁固1年・執行猶予3年
20億円もの政治資金の虚偽記載があったにも関わらず、秘書だけが逮捕されて、本丸である小沢一郎は不起訴になりました。
トカゲのシッポ切りの状態になり、しかも秘書たちもみんな執行猶予つきの判決になりました。
陸山会事件は、大きな事件の割には何とも言えないグダグダな着地となった事件なのです。
陸山会事件をわかりやすく解説② 金の流れ編
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次に、陸山会事件の金の流れをわかりやすく解説していきましょう。
こちらが陸山会事件のお金の流れの一覧です。
①2004年10月:小沢一郎から陸山会に4億円(不記載)
②2004年10月29日:陸山会がりそな銀行に4億円を定期預金で預ける
③2004年10月29日:りそな銀行から陸山会に4億円を融資
④2004年10月29日:陸山会が土地を3億5200万円で購入(虚偽記載・不記載)
⑤2004年10月:小沢一郎政策研究会から陸山会に1億4500万円を寄付(不記載)
⑥2005年1月:小沢一郎東京後援会などから3億円への寄付を架空記載(虚偽記載)
⑦2007年:民主党岩手県総支部から陸山会に1億5000万円を寄付(不記載)
⑧2007年:民主党岩手県総支部から陸山会への7000万円の寄付を架空記載(虚偽記載)
⑨2007年5月:陸山会が小沢一郎に4億円を返済(不記載)
とてもわかりにくいですよね。図を見ても、本当に複雑でわかりにくいんです。
これをわかりやすく紐解いていきます。
定期預金からの担保はよくあること
まずは、①~④の金の流れです。
「小沢一郎→陸山会→りそな→陸山会→土地購入」という非常にわかりにくい金の流れになっています。
なぜ、小沢一郎から陸山会に渡した4億円をそのまま土地購入金として使わず、一度銀行を通したのか?怪しいと思いますよね。
でも、これについては実はごく普通に行われていることです。
定期預金を担保にして融資を受けるというのは、「預金担保(預担)」と呼ばれるものです。預担は銀行にとっては楽して儲かる方法ですので、銀行にとっては預担は大歓迎の手法です。
融資を受ける側にとっては、一般人なら損することになりますが、陸山会のような政治資金管理団体にとっては、損はするけれど、銀行に恩を売ることができる。
つまり、次に融資が必要になった時に銀行が融通を利かせてくれる。だから、あえて預担という手法をすることがあるんです。
だから、この陸山会事件において、①~④の金の流れは特に問題なく、一般的な金の流れと言えます。
ただ、問題は「不記載・虚偽記載だった」ということですね。
一部寄付は不記載・架空記載もある
陸山会事件の中で、不透明な金の流れは政治団体・後援会などからの寄付金です。
・3億7000万円の寄付金は虚偽→寄付されていないのに、寄付されたと記載
陸山会は2億9500万円の寄付金を受け取ったのに、政治資金収支報告書には記載していませんでした。
でも、3億7000万円分は「寄付金として受け取りました」と政治資金収支報告書に記載してあるのに、実際はそんな寄付金を受け取っていなかったということになります。
もう一体何が何だかわかりません…。この寄付金を受け取っていないのに、政治資金収支報告書には受け取ったと記載した件については、この後に説明する真相に関わってきます。
陸山会事件の主要登場人物
ここで、一度陸山会事件の主要登場人物について、確認しておきましょう。
小沢一郎
陸山会事件の本丸は小沢一郎です。小沢一郎は「政界のドン」であり、昔ながらの政治家と言われています。
陸山会事件の時は民主党に所属し、幹事長を務めていましたが、秘書が逮捕されたことで幹事長を辞任しています。その後、強制起訴されたことで、党員資格停止処分を受けました。
裁判では政治家にありがちな「秘書に任せていた」という供述を繰り返し、最終的には無罪になっています。
この陸山会事件がなかったら、2009年の政権交代後の首相は小沢一郎だったかもしれません。
石川知裕
石川智裕は早稲田大学在学中から小沢一郎の書生として住み込み、卒業後は小沢一郎の私設秘書として働いていました。
約10年間、私設秘書を務めていて、その時に陸山会の事務も担当し、政治資金収支報告書の虚偽記載を行ったとされています。
陸山会事件が発覚する前の2005年、民主党から衆議院選挙に出馬しますが、自民党の中川昭一に敗れて落選します。その後、2007年に繰り上がり当選し、国会議員デビューをしました。
2009年の選挙でも再選しましたが、2010年1月には陸山会事件で起訴され、民主党を離党します。
2012年の選挙でも当選するものの、陸山会事件で有罪判決を受け、議員辞職しています。
2019年には北海道知事選挙に立候補しますが、大差で落選しています。
大久保隆規
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大久保隆規は岩手県釜石市出身です。釜石市会議員をしていましたが、1999年に市長選挙に出馬し落選、その年に小沢一郎の秘書になります。
当初は私設秘書でしたが、有能だったために公設第一秘書となり、資金管理を任され、陸山会の会計責任者になりました。
実は大久保隆規は陸山会事件で逮捕される前の2009年3月、西松建設事件で逮捕されています。
西松建設事件とは、西松建設からの3500万円の政治献金を、西松建設の政治団体からの献金と政治資金収支報告書に虚偽記載したのです。
そして、2010年1月に陸山会事件で逮捕され、西松建設事件と陸山会事件の2つで禁固3年・執行猶予5年の判決を受けています。
池田光智
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陸山会事件で逮捕された3人のうち、最も若手だったのが小沢一郎の私設秘書だった池田光智です。
池田光智は石川智裕が選挙に立候補した後、後任の事務担当者になっていました。
陸山会事件で小沢一郎は指定弁護士に強制起訴されたが無罪
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小沢一郎は、東京地検特捜部からは嫌疑不十分で不起訴になっています。しかし、最終的には起訴されました。
不起訴になった後、市民団体は小沢一郎不起訴に対して不服申し立てを行い、くじで選ばれた有権者で構成される検察審査会が開かれることになりました。
そして、検察審査会で2度「起訴相当」とする議決が行われたことで、2011年1月に指定弁護士によって強制起訴されたのです。
強制起訴されて裁判にかけられることになりましたが、小沢一郎と秘書の共謀の事実を立証できないとして、2012年4月に無罪判決となっています。
指定弁護士は控訴しましたが、第二審でも第一審の判決を支持し、上告は断念。2012年11月に小沢一郎の無罪が確定したんです。
陸山会事件の真相① 小沢一郎は冤罪?検察の小沢一郎潰しが目的だった?
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陸山会事件では小沢一郎は「無罪」にはなっています。ただ、世間の印象としては「限りなく黒に近い」という無罪ですよね。
実はこの陸山会事件では小沢一郎は完全な無罪であり、冤罪だったという意見があります。
なぜなら、そもそも陸山会事件の発端はとてもとても小さいものだったからです。
陸山会事件の発端は、先ほどの金の流れの中の①~④の流れになります。
①2004年10月:小沢一郎から陸山会に4億円(不記載)
②2004年10月29日:陸山会がりそな銀行に4億円を定期預金で預ける
③2004年10月29日:りそな銀行から陸山会に4億円を融資
④2004年10月29日:陸山会が土地を3億5200万円で購入(虚偽記載・不記載)
金の流れ自体には問題はありませんが、④の虚偽記載にまず注目しましょう。
陸山会が世田谷の土地を購入した(代金を支払った)のは2004年10月29日です。
その一方で、土地の本登記は2005年1月7日にしています。約2ヶ月半のタイムラグがあります。これを検察はつついたということですね。
ただ、土地の購入日と登記日がズレることは珍しくありません。なぜなら、登記日は代金の受領日よりも、土地の受け渡し日になる方が多いからです。
また、銀行の融資よりも土地代金の決済の方が数時間早かったことで、土地購入代金はどこから出たのか?ということも問題になりました。
ですが、結局は小沢一郎の奥さんが立て替えたということで決着しているようです。
だから、金の流れも問題はない。購入日と登記日のズレも関係ない。決済は数時間早かったけれど、小沢一郎の奥さんが立て替えていただけ。
全部問題ないから、陸山会事件は陰謀によるでっち上げで、小沢一郎はもちろん、逮捕された3人も冤罪だという主張があるんです。
確かに、言われてみるとそうですね。
政権から引きずりおろすため?
小沢一郎と陸山会の3人は冤罪であるという前提で話を進めた場合、なぜ陸山会事件はこんなにも大きく取り上げられたのでしょうか?
これは、政権交代の陰謀が働いたと考えられます。
陸山会事件が市民団体から告発されたのは、2009年11月のこと。そして、その2ヶ月前の2009年8月30日には衆議院総選挙で自民党が破れ、民主党が政権を奪取しました。
西松建設事件の影響で、小沢一郎は当時は代表を辞任し幹事長をしていましたが、代表の鳩山由紀夫が総理大臣に就任しています。
しかし、実際は鳩山由紀夫よりも小沢一郎の方が党内での権力を握っていましたので、いつ小沢一郎が総理大臣になってもおかしくはない状態でした。
民主党政権にダメージを与えるためには、鳩山由紀夫よりも小沢一郎を狙ったほうが効果的というわけですね。
だから自民党が検察に命じて、重箱の隅をつつくように陸山会の政治資金収支報告書をほじくり返したところ、虚偽記載を発見して、そこから陸山会事件を作り上げたということになります。
不記載の説明がつかない…
確かに、小沢一郎や逮捕された3人は冤罪という主張も一理あります。ただその場合、不記載の説明がつきません。
陸山会事件は「政治資金収支報告書への記載なし」が7件あって、土地の登記日以外の虚偽記載が2件あります。
冤罪というのであれば、不記載と残りの虚偽記載の説明がつかないのです。
陸山会事件の真相② 闇献金と癒着隠し?
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ここまで陸山会事件をわかりやすく解説してきましたが、小沢一郎と陸山会の3人は冤罪の可能性は低いと言えます。
ただ、結局のところ、陸山会と小沢一郎はいったい何がしたかったのか?疑問に思った人もいると思います。
なぜ、陸山会と小沢一郎(関与していない可能性もありますが)、虚偽記載や不記載をしたのでしょうか。
小沢一郎はゼネコンと癒着していた
陸山会事件の真相は、陸山会による闇献金と癒着隠しだったと言われています。
というのも、秘書寮用の土地を購入した頃に、ゼネコンの水谷建設から5000万円の裏献金を受けたことが発覚したからです。
翌年にも5000万円を受け取っていますので、水谷建設からは合計で1億円の闇献金を受け取ったことになります。
2004年に、岩手県奥州市の「胆沢ダム」の関連工事の入札がありました。そして、その工事の受注のために、水沢建設は小沢一郎に1億円の闇献金をしたのです。
小沢一郎は東北地方の公共事業には大きな影響力を持つ政治家です。特に、岩手県は小沢一郎の地元ですから、公共事業の業者選定は小沢一郎の意向が大きく影響します。
小沢一郎の秘書の意向は「天の声」と言われたほどでした。
水沢建設は小沢一郎に胆沢ダムの工事の受注の口利きをしてもらう代わりに、1億円の闇献金をした。そして、水沢建設に限らず、それはずっと以前から行われてきたのでしょう。
原資不明の追及を避けるために不記載?
今までも闇献金を貰ってきましたが、2004年は闇献金と4億円の土地購入の時期が重なってしまったようです。
小沢一郎が土地購入のために陸山会に渡した4億円ですが、実は原資がきちんと説明できないお金のようなんです。
小沢一郎は次のように4億円の原資を語っています。
・2009年10月:「4億円の預担」
・2010年1月:「個人の資金」
整合性がありません。闇献金もあったし、同時期に原資不明のお金で土地を購入したら、検察につつかれて、追及されるかもしれない。
だから、不記載にしてごまかしてしまおうと考えたのかもしれません。裁判ではそのように結論付けられています。
実際、元私設秘書の池田光智は、帳簿を合わせるために2005年に土地代金の支出を計上、帳尻を合わせるために実際は受けていない寄付金を政治資金収支報告書に記載したと証言しました。
さて、ここまでをまとめると…
・陸山会事件での虚偽記載や不記載は、土地購入代金の4億円の出所を隠すため
・ゼネコンからの闇献金と土地購入が同時期だったため、追及される恐れがあった
ということになります。
この真相が本当なら、陸山会事件は真っ黒ですし、秘書3人もやっぱり有罪。小沢一郎は証拠こそないものの、知らないはずはない、と言ことになりますね。
陸山会事件は「半沢直樹」にも登場している?
2020年に放送され、高視聴率をマークしたドラマの「半沢直樹」新シリーズ。夢中になって見たという人も多いのではないでしょうか。
視聴者の中にはドラマを見ていて、小沢一郎と陸山会事件を思い出した人もいるのではないでしょうか。
小沢一郎は箕部幹事長のモデル?
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2020年の「半沢直樹」では、柄本明さんの怪演が話題になりました。柄本明さんは進政党幹事長の箕部啓治を演じました。
この箕部啓治は影の実力者で総理大臣よりも権力を持っている人物で、半沢直樹のドラマの中で、ラスボス的な存在でした。
箕部幹事長=小沢一郎
— 徳田新之介(リプライは気まぐれです) (@momoe8823) September 20, 2020
的場総理=鳩山由紀夫
クリーンなイメージの進政党=民主党
ってところ
#半沢直樹
進政党のモデルは当時の政権を担っていた民主党で、影の実力者で腹黒い箕部幹事長は小沢一郎がモデルでは?と噂されるようになったんです。
内容も陸山会事件?
出典:twitter.com
「半沢直樹」の登場人物の箕部幹事長は、小沢一郎がモデルと言われています。そして、ドラマの内容も陸山会事件を彷彿とさせるものがありました。
今回の半沢直樹は、小沢一郎、陸山会事件を思い出したな。
— きのーこ (@dantyakuima) September 13, 2020
箕部幹事長は不正資金を伊勢志摩ステートから受け取り、それを政治資金収支報告書に記載せずに、自分の口座に貯め込んでいました。
そして、その後に政治資金規正法違反の他、脱税と収賄の容疑で逮捕されました。
闇献金を受け取って政治資金収支報告書に記載しないというのは、陸山会事件と同じですよね。
陸山会事件のまとめ
陸山会事件をわかりやすく解説してきましたが、いかがでしたか?
・20億円ものお金が不記載・虚偽記載されていた
・陸山会事件の真相はゼネコンとの癒着を隠すため
・土地購入の原資は説明がつかず、それをつつかれると困るために不記載を始めた?
・秘書3人が逮捕され有罪になったが、小沢一郎は無罪
・2020年の「半沢直樹」では陸山会事件と小沢一郎を思い起こさせるシーンがあった