サンダーバード事件の概要と現在!被害者と犯人・裁判や判決・その後の対策も総まとめ【滋賀電車内駅構内連続強姦事件】

満員電車での痴漢被害はよく聞きますが、強姦まで発生したのが「サンダーバード事件(滋賀電車内駅構内連続強姦事件)」で、その後の判決や問題点も話題です。

 

今回はサンダーバード事件の被害者や犯人、助けてもらなえかった理由、裁判や判決、現在をまとめました。

サンダーバード事件(滋賀電車内駅構内連続強姦事件)とは

出典:toretabi.jp

 

サンダーバード事件とは、特急「サンダーバード」の中で、乗客の女性が男性に強姦された事件です。

 

2006年8月3日の夜、富山駅発大阪駅行きの特急「サンダーバード」に当時21歳の大阪市在住の女性会社員が1人で乗っていました。

 

そして、福井駅を過ぎてすぐの午後9時20分ごろ、当時35歳の滋賀県湖南市在住の解体工の男がその女性の隣に座りました。

 

男は女性に対し、「俺はヤクザだ」「逃げると殺す」「声を出すな、殺すぞ」と脅し、女性の下半身を触るなどのわいせつ行為をしました。

 

そして、男性は泣いている女性を特急「サンダーバード」のトイレに連れ込み、午後10時から約30分にわたって強姦したんです。

 

このように、このサンダーバード事件は公共交通機関であるJRの特急の中で起こった強姦事件です。

 

しかも、サンダーバードの座席60~70席のうち事件当時は約40名の乗客が乗っていました。つまり、満席とはいかないものの、60%近くの座席が埋まっていた状態だったということです。

そのように人の目がある中で、被害者の女性は約40分間も座席でわいせつ行為を受け、さらに泣きながら連れこまれたトイレで30分にわたって強姦を受けたのです。

 

 

サンダーバード事件の後も同様の事件が続いた

出典:ekimeguri.weblog.to

 

サンダーバード事件は2006年8月3日に起こった事件です。この犯人はサンダーバード事件に味を占めたのか、また同じような強姦事件を立て続けに起こしました。

 

サンダーバード事件から3か月半後の2006年12月21日午後10時半ごろ、JR西日本湖西線の堅田駅発京都駅行きの普通電車で、27歳の女性を強姦しました。ほかの乗客はいませんでした。

 

そのまま京都に着いた犯人は反対方向の電車に乗り換え、午後11時20分ごろに雄琴駅(現在のおごと温泉駅)で降り、当時20歳の女子大生を脅してトイレに連れ込み、強姦したんです。

 

約50分の間に、電車内や駅の中で2件の強姦事件を起こしたということです。

 

 

容疑者が逮捕された

サンダーバード事件の被害者女性は、被害を受けた後に新大阪駅で下車し、被害届を提出していました。

 

サンダーバード事件とその後の2件の強姦事件の犯人は、植園貴光という男です。

 

まず、雄琴駅のトイレでの強姦事件で2007年1月17日に逮捕され、次に普通電車内での強姦事件で2月13日に逮捕されています。

 

そして、サンダーバード事件はこの2件と手口が似ていることから捜査が進んだ結果、遺留品のDNA鑑定で植園貴光と一致したため、4月21日に逮捕されました。

 

 

サンダーバード事件の被害者が助けてもらえなかった理由

 

サンダーバード事件は特急の車内で起こった強姦事件です。いきなり車内のトイレに連れ込まれたわけではなく、まずは特急の自由席の車両でわいせつ行為が行われました。

 

犯行が行われた当時、車内には約40名の乗客がいたとされています。

 

1車両に40名の乗客が乗っている特急の車両は、混雑しているとは言えませんが、そこそこに人がいる状態です。

 

被害者は前から3列目の席に座っていて、その隣に犯人が座ってきました。女性は泣いていたとのことですので、周囲の乗客は異変に気づいていました。

 

また、トイレに連れて行かれた時も女性は泣いており、不審に思う乗客はいたようです。

 

しかし、それらの乗客に対して、犯人は「何を見とるんじゃ!」とすごんだために、乗客は怖くなって何もできなかったとのこと。

 

被害者が泣いていたことに他の複数の乗客が気付いていながらも、誰も被害者を助けなかったし、それどころか車掌や警察に通報することもなかったそうです。

 

つまり、被害者はされるがままであり、犯人はやりたい放題だったということですね。

 

被害者は「声を出したら殺す」と脅されていたために、周囲の人に助けを求めることができませんでした。

 

一般的に、満員電車の中で痴漢されても声をあげて助けを求めるのはかなり勇気がいるため、声を出せずに泣き寝入りする女性も少なくありません。

 

「声を出したら殺す」と脅され、さらに自分がわいせつ行為を受けているという恥ずかしさもあったためか、被害者は声を出すことができませんでした。

 

知らない男に脅されてわいせつ行為を受け、トイレに連れ込まれて強姦された上、誰も自分を助けてくれなかった…この時の被害者の女性の絶望を考えると、心が痛みますね。

 

 

サンダーバード事件の犯人は前科があった

 

サンダーバード事件の犯人・植園貴光には前科がありました。もともと地元では「札付きのワル」でした。

 

・1991年6月:傷害と公務執行妨害で保護観察付執行猶予3年
・1992年11月:暴行、脅迫、傷害、住居侵入、恐喝による懲役1年10ヶ月
・1996年3月:覚せい剤取締法違反などで懲役1年
・1997年11月:強制わいせつで懲役1年6ヶ月
・1999年12月:強姦、条例違反で懲役3年6ヶ月
・2003年9月:暴行、強制わいせつで懲役3年

 

傷害などの暴力で2回、覚せい剤で1回、性犯罪で3回、合計で6回の逮捕歴があった人物だったんです。しかも、最初の逮捕の執行猶予中に暴行や恐喝などの事件を起こしています。

 

さらに、覚せい剤で刑務所に入り、出所後すぐに強制わいせつ。さらにまたすぐに強姦。

 

このサンダーバード事件の犯人は、犯罪→刑務所→出所→犯罪→刑務所→出所というサイクルを短期間で繰り返していました。

 

サンダーバード事件も、暴行と強制わいせつで懲役3年で服役して刑務所から出所してから1ヶ月も経たない状態での犯行でした。

 

こういう犯人を見ていると、何度も犯罪を繰り返す人、特に性犯罪者にはもっと重い罪を課してほしいと思ってしまいます。

 

もし植園貴光にもっと重い刑が言い渡されていたら、サンダーバード事件は起こらなかったのですから。

  1.  

 

サンダーバード事件の判決

 

サンダーバード事件は2006年8月3日に起こり、2007年4月に逮捕されました。それから、起訴・裁判と進み、検察側は懲役25年の求刑しています。

 

弁護側は、犯人が高次脳機能障害が原因で犯行を繰り返していると主張しました。実は、犯人・植園貴光は16歳の時に交通事故を起こしています。

 

簡単に言えば、「犯人は交通事故で障害が残って、性衝動を押さえられないから犯行を起こした。だから情状酌量の余地はある」という主張です。

 

この弁護側の主張はある程度認められ、求刑は懲役25年でしたが、判決は懲役18年となっています。

 

判決が懲役18年ということは、犯人は50代前半の年齢で出所すると思われます。50代前半なら、出所後にまた性犯罪を繰り返す可能性は十分に残っていますよね。

 

弁護側の主張のように、高次脳機能障害があるなら衝動を抑えるのが難しいですから、なおさら再犯の可能性が高いと思われます。

 

 

サンダーバード事件のその後と現在

サンダーバード事件のその後と現在を見ていきましょう。

 

「見てみぬふり」が社会問題に

 

サンダーバード事件で問題になったのが、「見てみぬふり」です。

 

先ほど説明したように、サンダーバード事件はほかの乗客が40名ほどいる車両の中で、堂々とわいせつ行為が行われ、気づいた人もいたのに、車内のトイレに連れ込まれて強姦されました。

 

気づいた乗客たちは被害者を助けることなく、車掌に伝えることもなく、「見てみぬふり」をしていたんです。

 

もし乗客の中の1人が声をかけたり、車掌に伝えたり、携帯電話で警察に通報していたら、事態は変わっていたでしょう。

 

被害を受けている女性が目の前にいるのに、乗客はみんな「見てみぬふり」日本人のモラル・日本人の道徳観が問われることになり、「見てみぬふり」が糾弾されることになりました。

 

マスコミは乗客たちを批判しましたし、このニュースを見た人も、「見てみぬふりなんてありえない!」「私だったら絶対に助けていたのに」との声も多く聞かれました。

 

ただ、自分がその場にいたらどうしていたでしょうか?「助けてください」と被害者が助けを求めてきたら、助ける人は多いでしょう。

 

でも、被害者が泣いているだけだったら?現場の詳細な状況はわかりませんので、一概には言えませんが、被害者が泣いているだけで「痴話げんかかな?」と思うかもしれません。

 

痴話げんかだったら、下手に口を出さない方が良いと思う人もいるかもしれませんよね。まさか、特急の中でわいせつ行為が行われているなんて誰も思わないでしょうから。

 

ただ、見てみぬふりをした方が良いということでは決してありません。もし自分では助けられないなら、車掌に伝えて、代わりに声をかけてもらうのが一番良いですよね。

 

女性専用車両が導入されるきっかけに

出典:toyokeizai.net

 

このサンダーバード事件を受けて、現在は多くの鉄道会社で女性専用席が導入されるようになりました。女性としては、やはり隣に見知らぬ男性が座るのはちょっと怖いですよね。

 

また、電車内に緊急連絡ボタンがあることを広く認知させるために、JR西日本が大きなステッカーを在来線の全車両に貼って、緊急時に使ってもらえるように広報しました。

 

また、防犯カメラを増設して、再犯防止にも取り組んでいます。

 

現在は、ある程度緊急連絡ボタンの認知は広がり、痴漢対策が進んできましたが、それはサンダーバード事件のような辛い事件の教訓があったからこそなのです。

 

 

サンダーバード事件のまとめ

サンダーバード事件の詳細や犯人について、誰も被害者を助けなかった問題、さらに犯人の前科や判決、現在をまとめました。

 

まさか、他人の目が多い特急の車内の中でわいせつ行為と強姦が行われるなんて、普通は思わないのが現実です。

 

でも、サンダーバード事件は実際に起こりました。そのことを知っておくだけで、自分が被害に遭うのを予防できたり、誰かを助けたりできるかもしれません。

 

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