ほぼ真犯人と目された中勝美容疑者が逆転無罪となり物議を醸した「舞鶴高1女子殺害事件」が話題です。
この記事では、舞鶴女子高生殺人事件の概要、事件に関係する場所の位置関係、被害者・小杉美穂さんや犯人の中勝美容疑者、無罪に導いた弁護士や焦点となった防犯カメラ映像、真犯人は誰か、現在などについてまとめました。
この記事の目次
舞鶴高1女子殺害事件の事件発生から容疑者逮捕までの概要
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最初に「舞鶴高1女子殺害事件」の概要を見ていきます。
舞鶴高1女子殺害事件は、2008年5月に京都府舞鶴市で発生した殺人事件です。
この事件の被害者である小杉美穂さんは、京都府立東舞鶴高校浮島分校に通う当時15歳の高校1年生でした。
被害者の遺体発見までの経緯
小杉美穂さんは、2008年5月6日の22時過ぎに自宅を出て、翌7日の0時50分頃に友人に電話をかけ「国道沿いのドラッグストア付近にいる」と話し、そのすぐ後に東京に住む兄に携帯メールを送信したのを最後に行方不明になりました。
7日午前9時頃になっても小杉美穂さんが自宅に帰らないため、家族が捜索願を提出。
その翌5月8日の午前8時45分頃、小杉美穂さんは「国道沿いのドラッグストア」から約2km離れた場所にある、朝来川(あせくがわ)に面した雑木林で遺体となって発見されました。遺体は上から土や枯れ葉がかぶせられており、犯人が隠蔽しようとした形跡がありました。
被害者の小杉美穂さんの死因は司法解剖の結果、遺体は頭蓋骨が砕かれており、頭部をバールのようなもので殴打された事による失血死が死因とみられると発表されています。
防犯カメラ映像や目撃証言などから近くに住む中勝美容疑者が浮上
殺人事件として京都府警は捜査を開始しますが、被害者の小杉美穂さんが事件直前にかけていた携帯電話や送信したメールも犯人とは結びつかず、被害者の周囲にトラブルなどもありませんでした。
その後の捜査により、付近の複数の防犯カメラの映像に遺体発見前日の5月7日未明に、被害者の小杉美穂さんと思しき女性と自転車を押しながら一緒に遺体発見場所の方向へと歩く、黒っぽい服を着た不審な男の映像が記録されているのが発見されています。
そして、捜査開始から約3ヶ月後の8月、周辺への聞き込みなどから、遺体発見現場付近に住む、当時59歳の無職、中勝美という男が容疑者として浮上しました。
中勝美容疑者は被害者の小杉美穂さんが行方不明になった5月6日夜から7日未明にかけて、自転車に乗って付近の飲食店を訪れており7日午前1時頃にその店を出ています。
そして、その後の中勝美容疑者の帰宅ルートと、小杉美穂さんと思しき女性と不審な男が記録された防犯カメラ映像や目撃証言の時間帯などから、小杉美穂さんが当日歩いたルートと一致する事。
防犯カメラ映像に残されていた「自転車の男」と、中勝美容疑者の体格、黒っぽい服装などの特徴が一致した事などから、警察は中勝美容疑者と防犯カメラ映像の男が同一と見ました。
中勝美容疑者を逮捕
2008年11月15日、京都府警は中勝美容疑者を逮捕しています。逮捕容疑は舞鶴高1女子殺害事件の容疑ではなく、同年7〜8月に女性の下着1枚と賽銭箱から約2000円を盗んだとする窃盗の容疑での逮捕で、いわゆる「別件逮捕」と呼ばれるものでした。
警察は同年11月26日に窃盗の容疑で中勝美容疑者の自宅を家宅捜索。その翌27日には殺人と死体遺棄容疑で2度目の家宅捜索を行おうとしますが、弁護士から捜索令状取消しを求める準抗告の申し立てがあり延期になっています。
翌日に準抗告が棄却されたため家宅捜索が開始されますが、弁護士がビデオカメラで記録をしながら家宅捜索に立ち会うという事態になります。途中で京都府警の申し入れによってビデオカメラでの記録は中止されましたが、最終日(12月4日まで6日間続けられた)まで弁護士が立ち会っての家宅捜索となっています。
その後の2009年2月26日、中勝美容疑者は下着ドロ賽銭ドロの窃盗罪で起訴され、懲役1年の実刑判決を受け服役しています。2009年4月7日、京都府警は殺人と死体遺棄容疑で中勝美を再逮捕。同月29日に殺人罪と強制わいせつ致死罪で起訴されました。
その後の取り調べにより、中勝美容疑者が「舞鶴高1女子殺害事件」発生の直後に事件の日に着ていた黒い服を捨てたり、所有する数台の自転車の色を塗り替えていたり、数年前から所有していたバールを紛失していたりと不可解な点が数々浮上しました。
舞鶴高1女子殺害事件の場所について
「舞鶴高1女子殺害事件」を把握しやすくするため、事件に関連する場所の位置関係を見ていきます。
上の画像は、「舞鶴高1女子殺害事件」の目撃証言のあった場所や、犯人と思しき自転車を押す男が防犯カメラに捉えられた場所、被害者の遺体が発見された場所、中勝美容疑者の自宅の場所、被害者の自宅の場所などが記された地図です。
「被告出た」と書かれている場所は、事件が発生したと思われる日に中勝美が訪れていた飲食店を出た場所です。時間帯は午前1時頃と記載されています。
また、「ガソリンスタンド」と記載されている場所は、ここの防犯カメラに1人で歩く小杉美穂さんの映像が記録されていた場所、「薬局」と記載されている場所は、小杉美穂さんが行方不明になる直前に友人に携帯電話の通話で話していた「ドラッグストア」の場所です。
その少し北、「海自隊」と書かれている場所で午前1時20分頃に男女の目撃証言あり、小杉美穂さんと中勝美容疑者はこの時点で接触していたとの見方を警察や検察は示しています。
被害者の遺体が発見された場所の画像
その後、2箇所の防犯カメラで男女2人の映像が捉えられており、その先に被害者の小杉美穂さんの遺体発見場所が位置しています。午前3時15分頃には遺体発見現場のすぐ近くで男女2人の目撃証言も出ています。
そしてさらにその少し先に中勝美容疑者の自宅が位置しているわけです。
この位置関係と時系列を見れば、極めて中勝美容疑者が疑わしい事がわかるのではないかと思います。
舞鶴高1女子殺害事件の被害者・小杉美穂さんについて
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「舞鶴高1女子殺害事件」の被害者の小杉美穂さんについて見ていきます。
小杉美穂さんは当時15歳で、京都府立東舞鶴高校浮島分校に通う高校1年生でした。
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事件当時の週刊誌報道などによると、小杉美穂さんは両親が離婚後に兄と母と3人暮らしの母子家庭で育ち、小学校2年生頃に母親に内縁の夫ができてその男性が父親代わりとなっていたという事です。
小杉美穂さんとこの内縁の夫との関係は良好でしたが、この内縁の夫が2008年4月8日に亡くなり、そのショックで小杉さんは体調を崩して高校を休んでしたという事です。
小杉美穂さんがなぜ事件当日に深夜に1人で外出したのかについては不明ですが、小杉美穂さんのブログ(現在は削除済み)には、それまでにも夜間に外出したり、警察に補導されたりといった内容が書かれていたため、以前から夜間に外出する事がしばしばあったのではないかとも見られています。
舞鶴高1女子殺害事件の犯人として逮捕された中勝美容疑者の裁判とその後
続けて、「舞鶴高1女子殺害事件」の犯人として逮捕された、中勝美容疑者の裁判やその後について見ていきます。
一審では中勝美容疑者に無期懲役判決
京都地裁で開かれた「舞鶴高1女子殺害事件」の中勝美容疑者の第一審では、検察側は死刑を求刑、弁護側は真犯人は別人として無罪を主張しました。
主な争点となったのは、事件前に中勝美容疑者と被害者の小杉美穂さんが一緒にいたとする目撃者の証言や、防犯カメラ映像の人物と中勝美容疑者が同一人物とする事は信用できるかどうか、また、犯人しか知り得ない情報(被害者の遺留品の特徴を知っていた)を供述したとする「秘密の暴露」が、警察による誘導によるものか否かといった事でした。
京都地裁は、防犯カメラ映像の画像鑑定結果などについては証拠能力を否定しましたが、目撃証言や防犯カメラ映像(特徴の似た男女が記録されている事実自体)から、事件当日に被害者と中勝美容疑者が一緒にいた事については認定し、また「秘密の暴露」についても証拠能力を認めて、「無期懲役」の有罪判決を下しています。
弁護側はこの判決不服として即日控訴しています。
控訴審で一審判決は破棄され逆転無罪判決
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中勝美容疑者の控訴審は2012年に大阪高等裁判所で開かれ、同年12月12日に、一審判決を破棄し「無罪」とする判決が下されました。
判決理由は1審判決の理由とは対極で、事件当日の視認状況は必ずしも良かったとは言えない、また警察の取り調べの中で中勝美容疑者の写真を見て(目撃者の)記憶が変容した可能性否定できないなどとして、目撃証言の信用性を否定。「秘密の暴露」についても、警察の取り調べの中で次第に遺留品の特徴に合致するまで(中勝美容疑者に)供述を求め続け、それが影響を与えた可能性も否定できないとして、検察側が提示した間接証拠の信用性をほぼ全て否定する内容でした。
検察側はこの判決を不服として上告しましたが、2014年7月10日に最高裁は上告を棄却し、中勝美容疑者の無罪が確定する事になりました。
中勝美は無罪確定の4ヶ月後に別の殺人未遂事件で逮捕され懲役16年が確定
「舞鶴高1女子殺害事件」での無罪が確定した中勝美容疑者でしたが、それからわずか4ヶ月後の2014年11月5日に、大阪市北区兎我野町の雑居ビルで当時38歳の知人女性の顔や胸など約10ヵ所をナイフで滅多刺しにして重傷を負わせ、殺人未遂で現行犯逮捕されています。
中勝美容疑者はこの事件では有罪判決を受け、懲役16年の実刑判決が確定しました。
中勝美容疑者にはこれ以外にも前歴、余罪が多数
中勝美容疑者には、実は上の殺人未遂事件以外にも、殺人を含む多数の前歴、余罪があります。
時系列順に見ていきます。
中勝美容疑者は中学生の頃から札付きの不良で、脅迫、恐喝、などの犯歴があり、少年院に出たり入ったりを繰り返していました。
1973年9月17日、25歳の時に、中勝美容疑者は当時交際していた林好子さんと、その兄を交際のもつれから刺殺し、殺人罪で懲役16年の判決が下されています。(服役12年で仮釈放)
1991年9月12日、中勝美容疑者は、舞鶴市浜の市道で、当時21歳の女性にわいせつ目的で暴行、顔を鈍器のようなもので執拗に殴って全治10日の怪我を負わせ、傷害と強制わいせつで懲役6年の実刑判決を受けています。
その後、2008年5月に舞鶴高1女子殺害事件が発生。
その半年後の2008年11月15日、中勝美容疑者は下着泥棒、賽銭泥棒などの容疑で逮捕されました。この逮捕は中勝美容疑者が、舞鶴高1女子殺害事件で容疑者にあがっていたための口実、いわゆる「別件逮捕」だったとされています。
さらに、2013年5月28日には大阪市西成区のコンビニで成人向け雑誌を万引きして窃盗容疑で現行犯逮捕されています。
大阪地検は15日までに、コンビニエンスストアで雑誌を万引きしたとして、大阪市西成区梅南の無職、中勝美容疑者(64)を窃盗罪で起訴した。14日付。
起訴状によると、中被告は5月28日、大阪市西成区のコンビニで雑誌1冊(680円相当)を盗んだとされる。
そして、2014年7月、最高裁は、舞鶴高1女子殺害事件の検察側の上告を棄却する決定を下したため、中勝美容疑者の舞鶴高1女子殺害事件での無罪が確定しています。
しかしそれからわずか4ヶ月後、中勝美容疑者は先ほど触れた大阪市北区での殺人未遂事件で現行犯逮捕されたのです。
中勝美容疑者は服役中に死亡
中勝美容疑者は、大阪市北区での殺人未遂事件で懲役16年の判決を受け服役していましたが、2016年7月に、大阪医療刑務所で死亡しています。
死因は病死で同年4月頃から体調を崩して医療刑務所に移送され治療を受けていたという事です。享年は67歳でした。
舞鶴高1女子殺害事件の中勝美容疑者の弁護士に対して批判的な声も
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中勝美容疑者が「舞鶴高1女子殺害事件」で無罪を勝ち取った直後に、別の殺人事件未遂を起こした事や、過去にも凶悪犯罪を犯していたという事実から、世間では裁判で無罪判決に導いた中勝美容疑者の弁護士に対する批判的な意見も多く出ているようです。
無罪確定の中勝美被告 別事件で懲役16年 #日テレNEWS24 #日テレ #ntv https://t.co/i5Cwr5hzKy
— キャロ (@snowgirl555) March 5, 2016
この殺人鬼を
無罪放免にした弁護士と裁判官を許せない(怒
38歳女性をめった刺しにして意識不明の重体に、舞鶴女子高生殺害事件で無罪確定の中勝美容疑者(66)を逮捕
— あんでぃ (@DajareAndy) November 5, 2014
こいつ無罪にしたくそ弁護士と裁判官死ね
冤罪の危険ばかり叫ばれてるが、逆もあるってことに気づけよ愚かな大衆ども
【中勝美】
— かもめ少将→フォロワー8000で昇進 (@hk680625) November 5, 2014
こんな奴が、舞鶴の殺人が無罪だと?
ふざけんなよ
無罪にした裁判官、弁護士の責任は重大
こんな司法がまかり通っている日本は大丈夫か?#舞鶴 #女子高生 #殺人 #推定無罪 #司法制度 #人権派 #中勝美 pic.twitter.com/prUpOHrttD
そもそもが物的証拠なく、状況証拠だけで争われていた裁判なので、結果論だけで感情的に弁護士を批判するのはどうかと思いますが、この流れに理不尽を感じる世間の声も理解できます。
なお、舞鶴高1女子殺害事件で逆転無罪となった2審の主任弁護士は、小坂井法律事務所の小坂井久弁護士です。
逆転無罪とした2審で中受刑者の主任弁護人を務めた小坂井久弁護士(大阪弁護士会)は10日、大阪市内で記者会見し、「刑事裁判の原則にのっとった極めて的確な判断。思ったよりも結果が出るのが早く、検察側の上告が無理筋だったことを表しているのではないか」と述べた。
また、白浜法律事務所から独立した、遠山大輔弁護士も舞鶴高1女子殺害事件の弁護士だったようです。
おかげさまで、私の貢献があったかどうかは分かりませんが、仁和寺放火事件、Winny事件、舞鶴女子高生殺害事件で無罪判決に関わることが出来ました。舞鶴事件での経験は、一生忘れないでしょう。
司法制度のあり方について疑問を呈する事は良いかと思いますが、この弁護士の方々は職務を全うされただけなので、感情的に個人攻撃をする事などは止めましょう。
舞鶴高1女子殺害事件の争点は防犯カメラ映像と容疑者の同一性だった
弁護士に対する批判的な意見も出ている「舞鶴高1女子殺害事件」ですが、この裁判で主に争点とされたのが、重要な証拠とされた防犯カメラ映像で、被害者と思しき女性と一緒に歩く怪しい自転車の男が、中勝美容疑者と同一人物かどうかという点でした。
検察側は、事件当時の目撃証言などから、この防犯カメラ映像に映っている人物と、中勝美容疑者が同一人物であると主張して有罪を主張しましたが、弁護側は「目撃証言は変遷して信用できない上、防犯カメラの画像は不鮮明で人物を特定できない」と反論して無罪を主張したのでした。
確かに弁護士側の主張する通り、防犯カメラの映像(この見出し最初の画像)はかなり不鮮明であり、この防犯カメラ映像に関しては、中勝美容疑者が同一人物であるとするのには無理があるように感じます。
過去の犯罪歴や、数々の状況証拠から、中勝美容疑者が限りなく疑わしいと感じますが、やはり明確な物的証拠なく有罪判決を下す事は難しいという事なのでしょう。
舞鶴高1女子殺害事件の真犯人は?
中勝美容疑者が無罪確定となった事で、それでは「舞鶴高1女子殺害事件」の真犯人は誰なのか?という事にも注目が集まっています。
「舞鶴高1女子殺害事件」の被害者・小杉美穂さんの母親は、刑事とのやりとりなど、事件についてのあらゆる情報を12冊ものノートにまとめていました。そのノートには、中勝美容疑者とは異なる「第2の男」が真犯人の可能性があるとして記されていたようです。
そのノートに書かれた「第2の男」は、事件当日に中勝美容疑者と同じ飲食店にいた客の1人で、特徴は、黒いジャンパーと帽子を着用しサングラスをつけていた。自転車に乗ってきていたという事で、防犯カメラに映った男の特徴と一致する部分が多い男でした。
この男が真犯人ではないかとする見方も存在します。
また、被害者の母親は、普段の小杉美穂さんは夜間に外出するという事は少ないと話し、「誰かに呼び出されたのではないか」、「顔見知りの犯行ではないか」とも話されていました。
この事から、真犯人は小杉美穂さんの知り合いの誰かでは?との見方も出ています。
ただ、この事件の経緯を知るほとんどの人間が、無罪が確定した現在も真犯人はやはり中勝美容疑者だったのではないか?と疑っているようです。ネット上の書き込みなどを見てもこれは明らかで、中勝美容疑者以外に真犯人がいるという意見を話している方はほぼ皆無といっても良い状況です。
舞鶴高1女子殺害事件は現在も未解決
「舞鶴高1女子殺害事件」は2021年3月の現在も真犯人は検挙されておらず未解決のままとなっています。
警察による捜査は現在も続けられていると思われますが、世間的にほぼ真犯人と目されていた中勝美容疑者が獄中死した事で、区切りがついたとの空気も広がっている感があります。
被害者や遺族のためにも、真実が明らかになるまで、警察には粘り強い捜査を続けていただきたいと願います。
まとめ
今回は、2008年に発生した「舞鶴高1女子殺害事件」についてまとめてみました。
舞鶴高1女子殺害事件は、深夜に1人で外出していた当時15歳の被害者・小杉美穂さんが行方不明になり、その後何者かに殺害された遺体で発見され、付近に住む中勝美という男が容疑者として逮捕されたものの、無罪判決が確定した事件でした。
警察は防犯カメラの映像や目撃証言のあった場所、その時系列などから、中勝美容疑者をほぼ犯人と断定して逮捕に踏み切り、起訴にまで持ち込みましたが、有力な間接証拠が多数示されたものの、直接的な証拠が発見できず、裁判で無罪が確定しました。
そしてこの無罪確定後に、中勝美容疑者が別の殺人未遂事件を起こして逮捕され有罪判決が確定した事から、「舞鶴高1女子殺害事件」で無罪判決へと導いた弁護士への批判にまで発展してしまいました。
現在も真犯人は特定されておらず、事件は未解決のままとなっています。今後の警察の捜査にも注目していきたいと思います。