小沢仁志さんは主にVシネマで活躍する強面の役者で、昔の伝説や撮影秘話を語るYouTubeチャンネルが話題です。
今回は小沢仁志さんの身長、若い頃や家族(弟)、嫁や子供など結婚歴や離婚歴、再婚など現在の活動をまとめました。
この記事の目次
小沢仁志の身長などプロフィール
生年月日:1962年6月19日
出身地:東京都
所属事務所:BIG MOUNTAIN
(エイベックス・マネジメントと業務提携)
小沢仁志さんは役者で、映画監督・プロデューサー・YouTuberとしても活動する人物です。
監督や企画・脚本は「OZAWA」名義となっています。
ニックネームは「顔面凶器」で身長は180cmと高く、空手2段、剣道と柔道は初段と武闘派でありながら、趣味はひなたぼっこと街中華めぐりと親しみやすい一面も持ち合わせています。
また、Vシネマを中心に活躍していることから、役者の白竜さん、竹内力さん、哀川翔さんとともに「Vシネマ四天王」と称されており、単独では「Vシネマの帝王」と呼ばれています。
小沢仁志の家族:弟は役者・小沢和義
小沢仁志さんの弟は、役者の小沢和義さんです。
小沢和義のプロフィール
生年月日:1964年12月23日
出身地:東京
職業:役者・映画監督・プロデューサー
所属事務所:株式会社エッジ
小沢和義さんも兄と同じく役者で、映画監督・プロデューサーとしても活動しています。
Vシネマやインディーズ映画などをメインに、映画「覇王」シリーズやVシネマ「GOKU・OH 極王」シリーズなど数多くの作品に出演。
主演作には、2013年公開の映画「修羅よ さらば」やVシネマ「仁義のはらわた」シリーズなどが挙げられます。
また、2010年には特撮ドラマ「仮面ライダーW」に出演して話題を集め、同年公開の映画「仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE」にも出演しました。
- テレビドラマにおいては、2012年放送の朝の連続テレビ小説「純と愛」や2016年放送のテレビ東京系ドラマ「侠飯〜おとこめし〜」などに出演。
そのほか、2015年放送のテレビ東京系時代劇「大江戸捜査網2015〜隠密同心、悪を斬る!」や2019年放送の2時間ドラマ「W県警の悲劇」など、単発ドラマを中心に出演しています。
兄弟での共演も多い
小沢仁志さんと小沢和義さんは同ジャンルで活躍しているため、兄弟での共演が多々あります。
2016年公開の映画「CONFLICT 最大の抗争」では小沢仁志さんが主演を務め、弟である小沢和義さんも出演。兄弟揃っての舞台挨拶も行いました。
仁志は、意気揚々と登壇するなり「今日の舞台挨拶、長いらしいな。おい、酒持って来い!」と注文をつけ、関係者が差し入れた缶チューハイを入手。さらに進行役の和義が、「これ、好きだろ」と言いながらジンを持参。会場が沸くなか、ジンを豪快にあおった仁志は、「兄弟の飲み会みてえになってんぞ!」と大笑いしていた。
また、バラエティ番組においては、日本テレビ系トークバラエティ「ダウンタウンDX」などに出演。
“芸人が書いたネタを役者が演じる”ことをコンセプトとしたテレビ朝日系ネタ番組「笑×演」では、「小沢兄弟」というコンビ名でネタを披露しています。
小沢仁志の生い立ち
小沢仁志さんは幼い頃、野球選手に憧れて巨人軍入りを夢見ていました。
しかし、高校入学後に野球部に入部するも、1年生の時に3年生と喧嘩をして退部してしまいます。
その後、当時アクションに興味を持つようになり、役者の千葉真一さんが運営する「JAC(ジャパンアクションクラブ)」への入門を希望。
しかし、当時のJAC時は高校生を受け入れておらず、「卒業してからおいで」と断られてしまったそうです。
役者というか、どちらかというとスタントみたいなことに興味があって、一度JAC(千葉真一さんが創設したジャパンアクションクラブ)の門をたたいたことがあったんだけど、当時はまだ高校生の枠とかがなくて、卒業したらおいでって言われて。で、別になろうと思っていたわけじゃないんだけど、いつの間にか、芝居をやる方になっていた。高校卒業したのが18歳で、ちゃんと事務所に入ってやり始めたのが20歳。
2016年放送のバラエティ番組「特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル」で、中学の同級生でタレントの野沢直子さんと共演した際には、中学時代エピソードが語られました。
小沢仁志さんが当時から強面だったこと、パンチパーマだったことなどが明かされています。
「初めてカミングアウトするんですけど」と、野沢は隣に座った小沢と「私たち、中学の同級生」と告白。しかも「中1のときに同じクラス」だったそうだ。その強面で、不良やヤクザ役を多く演じてきた小沢だが、野沢いわく「(中学の頃から)全然変わってないし、(中学生で)パンチパーマ。授業受けてたのこんな感じで」と語り、スタジオをざわつかせた。
小沢仁志の昔&若い頃の経歴① ドラマ「太陽にほえろ!」でデビュー
小沢仁志さんは、1981年に駿台学園高等学校を卒業。
卒業後は劇団などを歩き渡り、1983年に日本テレビ系ドラマ「太陽にほえろ!」第58話で端役を演じてデビューしました。
ちなみに、出演した際、セリフの変更を教えてもらえなかったというトラブルから監督と喧嘩。
また、再度出演した時も炎天下の中で3時間放置され、プロデューサーと大揉めしたそうです。
その後、同作にゲスト主役として出演した際にも嫌がらせを受け、時速40kmで走る車と並走しろと無理難題をふっかけられたといいます。
1984年、TBS系ドラマ「スクール☆ウォーズ」で本格的に俳優デビュー。同年公開の日活ロマンポルノ「ひと夏の出来こころ」でスクリーンデビューしています。
- 翌年である1985年には、映画「ビー・バップ・ハイスクール」や映画「高校与太郎行進曲」シリーズなどに出演。
- 1992年放送のTBSドラマ「ずっとあなたが好きだった」、2000年公開の映画「新・仁義なき戦い。」など、数々のヒット作にも出演しています。
- 2007年には、テレビ朝日系時代劇「素浪人 月影兵庫」で初の時代劇ドラマに挑戦。その後、2013年放送の大河ドラマ「八重の桜」にも出演しました。
小沢仁志の昔&若い頃の経歴② Vシネマのヤクザ役で活躍
小沢仁志さんは1990年頃より、多数のVシネマに出演。
その中でも、2000年から出演しているVシネマ「広島やくざ戦争」シリーズから、”極道役”のイメージが定着するようになったそうです。
以降、多くの実録系Vシネマが制作されるようになり、2003年にはVシネマ「実録・竹中正久の生涯 荒らぶる獅子」で主演。
実在する人物を演じるにあたり、貫禄を出すために35kgもの増量を行ったといいます。
実録ものだからモデルになった組長がいるわけで、その組長の親族に『こんな線の細いヤツにできるわけがないやろ』と言われて、俺もカチンときてさ、『役者なめないでくださいよ』ってたんか切って。
小沢仁志さんは体重を増やすため、1日5食食べるように。朝からビールととんかつを食べるなどして、見事増量に成功しました。
当初キャスティングに不満げだった人たちも、増量後の姿を見て納得したといいます。
また、激しいアクションシーンをスタントマンなしで演じており、2021年5月までに撮影によって48回以上骨折しているそうです。
小沢仁志の昔&若い頃の経歴③ ”OZAWA”名義で監督・企画・脚本も
小沢仁志さんは役者としてだけではなく、”OZAWA”名義で監督・企画・脚本なども手掛けています。
1994年には、Vシネマ「ザ・ワイルドビート/裏切りの鎮魂歌」を予算500万円で制作。
同作にコメントを寄せてもらうため、映画プロデューサーの奥山和由プロデューサーを訪ねたところ、同作をベースにした映画制作を持ち掛けられたといいます。
コメントをもらうはずが、奥山さんに監督と俺ごと逆に引っこ抜かれた(笑)。『ザ・ワイルドビート/裏切りの鎮魂歌』は500万円で作ったんだけど、『SCORE』の予算は3000万円。1億5000万円ぐらいで映画を作っている時代に3000万円。映画でいうと安いって思うんだけど、俺らは500万円でやっていたわけだから6倍じゃん。食いついたよね、思いっきり(笑)
そうして着手されたアクション映画「SCORE」は1995年に完成。小沢仁志さんは同作で主演と初のプロデュースを務めました。
同作は高い評価を受け、監督を務めた室賀厚監督が「第50回毎日映画コンクール」でスポニチグランプリ新人賞を受賞。
「第17回ヨコハマ映画祭」では、新人監督賞&審査員特別賞を受賞しています。
その後、小沢仁志さんは1997年に映画「殺し屋案&嘘つき娘」で映画初監督を務め、1999年には映画「SCORE」の続編映画「SCORE2 THE BIG FIGHT」で主演・監督を務めました。
以降、Vシネマ「喧嘩の極意」シリーズや「裏社会の男たち」シリーズなどで監督・企画・脚本なども担当しています。
小沢仁志の昔の伝説がとにかくすごい
- 小沢仁志さんは昔から喧嘩っ早く、若い頃は撮影現場でよく揉めていました。
- また、スタントなしで撮影しているため、骨折などのケガも多いことでも知られています。
しかし、小沢仁志さんにはそれらを超える数々の伝説がありました。
小沢仁志の伝説① ジェットコースターにお尻をひかれる
小沢仁志さんは1999年に映画「SCORE2 THE BIG FIGHT」で、”ジェットコースターを寸前でかわす”といった危険な撮影をしていました。
実はその際にお尻をジェットコースターでひかれており、「あと0コンマ何秒タイミングが合わなかったらそこで終わっていた(死んでいた)」と語っています。
小沢仁志の伝説② 銃を突きつけられるも、銃を取り上げて解体
小沢仁志さんはフィリピン旅行中、トイレで用を足していたところ強盗に遭遇したようです。
後ろから銃を突きつけられるも、振り返った際にビーチサンダルを履いていた相手の足に尿がかり、相手が動揺したスキに銃を奪い取って解体したといいます。
下見てるときに“コチッ”って音がして見たら、キレた奴が俺の頭に銃突き付けてて。強盗。だから手上げて、小便したまま後ろ振り返って。俺の小便がビーサン履いてる足にかかったから相手は下見るじゃない。そのときに銃つかんで、銃をバラしたのよ。
小沢仁志の伝説③ フィリピンの特殊部隊で訓練を受けている
小沢仁志さんは銃を扱う役が多いことから、フィリピンの特殊部隊で訓練を受けたことがあるそうです。
訓練では特殊部隊とともに実弾を何万発も撃っているほか、銃(ガバメント・ベレッタ)の解体を5秒、組み立ては7秒で行えると語っています。
また、その縁もあってフィリピンの将軍と仲が良く、2005年にVシネマ「海賊仁義」の撮影でフィリピンを訪れた際には、近くにいた戦車や一個小隊に協力してもらったといいます。
撮影は空砲で行われましたが、戦車のシーンは空砲が打てないため実弾を使用。近くに砲撃されるシーンを撮影した際には、爆風で吹き飛ばされてしまったそうです。
小沢仁志の結婚歴&離婚歴と再婚の可能性
小沢仁志さんは現在、結婚しているのか、それとも独身なのか公言していません。
しかし、2018年に知り合いの結婚式に参列した際、自身のブログでバツイチを匂わせる発言を投稿しています。
バツイチの俺がスピーチすると別れる確率が高いんだよなぁ〜!笑
引用:知り合いの結婚式へ!
この発言から、小沢仁志さんが過去に結婚していたことがあり、離婚していることがうかがえます。
その後、再婚報道や熱愛報道は出ていません。そのため、今も独身である可能性が高いのではないでしょうか。
小沢仁志の元嫁とは?子供も役者?
小沢仁志さんに子供がおり、役者をしているという噂がありましたが、これはガセだと判明しています。
子供があるとの噂が出たのは、小沢仁志さんがブログで、舞台役者のMASAYAさんとあかりさんを「息子と娘」として紹介したことがきっかけです。
ただ、MASAYAさんは沢村千代丸さんの息子であることが分かっています。
小沢仁志さんが「沢村千代丸の息子と娘」と紹介した文脈を読み違えた人らが、「小沢仁志さんの息子と娘」として広めてしまったようです。
座長の沢村千代丸は、昔「総長賭博」という作品に出て貰った縁があり、娘のあかりと息子のMASAYAも出ている縁もあり。
このたび、大衆演劇の舞台に立ってみようと思いつき、来る 2/19 の日曜日に、大阪の新世界にある朝日劇場での興行に、人の迷惑かえりみず、参加しちまうことにした!
引用:沢村千代丸一座
しかし、小沢仁志さんはバツイチでありながら、元嫁や婚姻期間、子供の有無など詳細は明らかにしていません。
そのため、「元嫁との間に子供はいるが一切公言していない」という可能性も十分にありえます。
小沢仁志の現在① 映画「BAD CITY」を制作・主演
小沢仁志さんは現在も役者として活躍中です。
2023年1月には、自身の還暦を記念したアクション映画「BAD CITY」が公開されます。
小沢仁志さんは同作の主演を務め、製作総指揮も担当。
また、同年にスイスで開催される「ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭」において、Asian Competition部門の招待作品となっています。
小沢仁志さんは同作発表にあたり、以下のようにコメントを発表しました。
50まで生きれないんじゃないか?そう思ってた俺が60という数字の還暦を迎えるとは
そしてこの還暦記念映画「BAD CITY」を作れるとは思いもしなかった この映画やばいよ!向こう数十年はマズいが数年はこの映画を超える日本映画は生まれないかも なんせCGナシ、吹き替えナシ、涙アリ!笑 肉弾戦のフルボッコ!是非劇場で観てな!
小沢仁志の現在② 草野球にYouTubeと様々なことにチャレンジ
小沢仁志さんは2020年、野球チーム「ブルドックス」を結成。メンバーは山口祥行さんや本宮泰風さんなど、役者がメンバーです。
撮影で肩の筋肉が切れたり、骨折したりとケガが多いものの、野球を通じて体を動かしていることがリハビリ代わりになっているといいます。2020年2月の時点で球速は120kmだそう。
- また、2021年には自身のYouTubeチャンネル「笑う小沢と怒れる仁志」を開設。
- 2022年現在で約17.5万人の登録者がおり、伝説や過去の撮影裏話などを語る動画を投稿しています。
まとめ
小沢仁志さんは役者で、「Vシネマの帝王」として活躍する一方、映画監督・プロデューサー・YouTuberとしても活躍しています。
弟で役者の小沢和義さんとはVシネマや映画で度々共演しているほか、バラエティ番組でも共演。過去には兄弟でコントを披露したこともあります。
そんな小沢仁志さんは60歳を超えた現在も役者として活躍しており、還暦記念作品である映画「BAD CITY」では主演・製作総指揮を務めました。
また、野球チームの結成やYouTubeチャンネルの開設など、次々と新しいことに挑戦。
今後も、新しい伝説がたくさん生まれるのではないでしょうか。小沢仁志さんのこれからの活躍にも期待がかかりますね。