劇団「大人計画」主宰で俳優・演出家・映画監督として活躍する松尾スズキですが、酒井若菜との不倫が報じられた過去もあります。
今回は松尾スズキの若い頃、元嫁との離婚理由や酒井若菜との関係、現在の嫁と子供の有無を紹介します。
この記事の目次
松尾スズキのプロフィール
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名前:松尾スズキ(まつお スズキ)
本名:松尾勝幸(まつお かつゆき)
生年月日:1962年12月15日
出身地:福岡県北九州市八幡西区
松尾スズキは劇団「大人計画」の主宰であり、劇作家、演出家、脚本家、映画監督、コラムニストでありながら自身もドラマや映画で活躍する俳優です。
主な代表作にはテレビドラマ「演歌なアイツは夜ごと不条理な夢を見る」、映画「恋の門」「クワイエットルームにようこそ」などがあります。
また、舞台「ファンキー!宇宙は見える所までしかない」や「キレイ」など、演劇作品でも活躍しています。
若い頃は漫画家を目指していた松尾スズキが、なぜ演劇の世界へ足を踏み入れることになったのでしょうか。
この記事では、松尾スズキの経歴、結婚・離婚した嫁、子供の有無、そして不倫が噂されていた酒井若菜との関係の真相についても紹介していきます。
松尾スズキの若い頃
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若い頃は漫画家を目指していた松尾スズキは、漫画家になるために高校生の時から漫画賞に応募し続け、大学でデザイン学科を専攻し、漫画研究会に入会しました。
しかし、漫研のメンバーの中で一番絵が下手だったことでプライドをへし折られることとなり、漫画家を諦めて演劇研究会に入りました。
その演劇研究会でコメディにハマった松尾スズキ。高校生の頃からコメディにも興味があり、財津一郎やジョン・ベルーシを真似て1人で部屋でコメディを演じていたこともあるようです。
コメディに傾倒していった松尾スズキは、大学在学中に劇団エクボを創設。
学外からも人材を集めて公演を行なっていましたが、その後絵画にハマるなどして演劇を辞めています。
このように、若い頃から様々なカルチャーに興味を示してきたものの、大学卒業後は上京して印刷会社でサラリーマンをしていた松尾スズキ。
しかし、仕事や人間関係が上手くいかず、わずか1年で会社を辞めてしまいます。
その後はデザインを専攻していた技術をいかしてイラストレーターとして細々と働き、僅かながらの賃金で生計を立てていました。
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そんな若い頃を過ごしてきた松尾スズキですが、一念発起して1988年に劇団「大人計画」を設立します。そして雑誌で団員を募集し、「絶妙な関係」で旗揚げ公演を行いました。
劇団員には、現在も第一線で活躍する阿部サダヲ、宮藤官九郎などが名を連ね、劇団「大人計画」は演劇界でも話題となります。
その後も、宮藤官九郎が作・演出を手がけた公演「ウーマンリブ」や、松尾スズキがプロデュースした公演「日本総合悲劇協会」など、定期的に企画公演を開催して人気を伸ばしました。
1995年には劇団「大人計画」から阿部サダヲ・宮藤官九郎・村杉蝉之介の3名がコントユニット「グループ魂」を結成。
皆川猿時・三宅弘城も加入して、ロックバンドとしてライブツアーを行うなど、音楽活動にも手を広げます。
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劇団「大人計画」は、阿倍サダヲや宮藤官九郎の他、荒川良々や、過去には温水洋一、矢本悠馬などの実力派俳優が多数所属している人気劇団です。
中小規模の劇団ではありますがその人気は高く、芸能プロダクションとして劇団員や所属俳優のマネジメント業務も行っています。
その劇団「大人計画」の主宰を務める松尾スズキは、代表作「ファンキー!宇宙は見える所までしかない」で作・演出を手がけ、同作品で「第41回岸田國士戯曲賞」を受賞しました。
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以後、テレビや映画などへの出演が増え、現在も裏方業務を担当しながら俳優としても活躍しています。
松尾スズキの結婚歴① 元嫁との離婚理由は酒井若菜との不倫?
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元嫁とは?
松尾スズキは、1997年頃に1度目の結婚を経験しています。
その当時の嫁は一般女性のため情報は公開されていません。10年連れ添いましたが、2007年に離婚しています。
離婚について松尾スズキはブログで、
「おもしろいおもしろいでやってきた10年だったが、おもしろいにも質量があり、その質量に耐えうるべき足腰を痛めてしまった。離婚届を出して家に帰って鏡を見たら、ずいぶん老け込んでいたような気がしたので、心でお疲れとつぶやいた」
と、離婚に至った心境を匂わせるような文章を綴りました。
結婚生活に疲弊したかのようにも感じますが、元嫁とは離婚後も良好な関係を築いているようです。
松尾スズキが「笑っていいとも」のテレホンショッキングに出演した際、元嫁から電報が届き、「面白いことを喋って」と無茶ぶりされるなど、元嫁とは交流が続いていることが分かります。
また、松尾スズキが離婚後に元嫁の家に訪れたところ、元嫁がワンルームの汚いマンションに住んでいることが発覚し、生活の質を懸念して自身の仕事場の空き部屋に住まわせたことも判明。
いくら離婚したからといっても1度は結婚するほど愛し合った仲。元嫁の健康を心配する姿は好印象でした。他人に戻ったことで、適度な距離感が掴めたのかもしれませんね。
酒井若菜との関係とは?
そもそも、松尾スズキが元嫁と別れることになったのは、女優・酒井若菜との不倫が原因と言われています。
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酒井若菜は、松尾スズキが主宰する劇団「大人計画」の劇団員・宮藤官九郎が脚本を書いて大ヒットした「木更津キャッツアイ」に出演していたグラビアアイドル出身の女優です。
作中ではおバカキャラの〝モー子〟役として活躍し、ブレイクしました。
酒井若菜は松尾スズキの映画「恋の門」にも出演し、そこで2人は出会いました。
その後、酒井若菜はゴールデンの連続ドラマ主演の話を蹴ってまで、松尾スズキの舞台「キレイ~神様と待ち合わせした女 2005」に出演を決めます。
しかし、途中で体調不良を理由に降板が発表されました。酒井若菜はのちに、この降板が「人生を変えた」ほどの出来事だと語っています。
降板理由は体調不良と発表されましたが、これはあくまで表向きの話で、裏では松尾スズキを巡るトラブルがあったと言われています。
舞台への出演が決定した当時、酒井若菜と松尾スズキは恋愛関係にありました。
ゴールデンの連続ドラマ主演の話を蹴ってまで舞台を選んだのも、松尾スズキとの関係が影響したのではないかと言われています。
しかし、舞台の開幕直前に酒井若菜が松尾スズキの嫁とトラブルになったことが、降板に至る理由だったと言われているのです。
酒井若菜は降板後、女優活動をほとんどしておらず、芸能活動を休止していました。これも、関係者からの信用を失ったことで休業を余儀なくされたと言われています。
酒井若菜はその後、復帰していますが、当時を振り返って「罰は受けたつもりです」「最初の数年は地獄のような日々だったので、無事芸能界に復帰したのが奇跡です」と語りました。
芸能界を干されていた事実を明かしたものの、当時の降板理由については無言を貫きました。
松尾スズキとの不倫関係の末、芸能界での居場所をなくしてしまった酒井若菜ですが、現在はNHKの朝ドラ「マッサン」をはじめ、コンスタントに女優活動を続けています。
松尾スズキの結婚歴② 嫁は20歳年下だと話題に【子供はいる?】
不倫騒動で相手の酒井若菜は芸能界を一時干されていたものの、一方の松尾スズキはその後も演劇界で躍進を続け、2014年に20歳年下の一般女性と再婚しました。
松尾スズキは20歳年下の女性との結婚について、ツイッターで「一般の女性と入籍しました」と報告しています。
新しい嫁について冗談交じりに「普通自動車免許を持った一般の女性」や「そこそこ歳が離れているので、生命保険を組み立て直すところから始めていこうと思っています」と紹介しました。
嫁は松尾スズキの20歳下ということで、結婚時に松尾スズキは51歳だったため、嫁は31歳。かなり若い相手と年の差婚をしたことになります。
嫁は元々松尾スズキのファンだったようで、福祉系の大学で介護実習経験や銀行員として働いていたこともある女性のようです。
交際は約1年半。松尾スズキは交際当初、結婚をすることは考えていなかったそうです。
しかし、家で彼女が松尾スズキの想いを先回りして事前に用意するなど、気が利く人だったことから結婚を考え始め、一緒にいると安心感を感じるようになり、結婚を決意したといいます。
2度の結婚、そして酒井若菜との不倫を経験した松尾スズキですが、子供はいません。
子供を作らない理由について、「無宗教で、子供を持たないことを選択した」と語り、「ただひっそりと死んでいこうと決めた」と子供を持たない理由を明かしました。
現在の嫁は20歳下と若い女性ですが、松尾スズキはすでに60歳近い年齢となっています。
子供を作らずとも、夫婦2人で充実した時間を過ごすことも幸せの形なのかもしれませんね。
松尾スズキの現在
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松尾スズキは、昔から演劇界では名の知れた存在で、2004年公開に自身が監督を務めた映画「恋の門」でヴェネツィア国際映画祭にノミネートされるなど、その活躍が光っています。
同時に漫画原作者としても活動し、漫画家の河井克夫と組んで「チーム紅卍」名義で活動したり、山本直樹の漫画原作も手掛けるなど、原作者としても活躍を見せています。
また、その発想力と文章力を活かしてコラムや小説も書いており、2006年には小説「クワイエットルームにようこそ」で第134回芥川賞候補に選ばれました。
現在も執筆活動を続けており、2010年「老人賭博」、2018年「もう『はい』としか言えない」の著書も芥川賞候補となっています。
そんな松尾スズキの最新作、R18指定の映画「108~海馬五郎の復讐と冒険~」が公開されました。
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この作品はSNSで妻の浮気を知った男が、その投稿についた「いいね!」の数が108だったことから、妻への報復として「いいね!」の数だけ女を抱く計画を思いつくというストーリーです。
「松尾スズキが想像力と体力の限界に挑むR18復讐コメディ」と銘打たれ、本人も「絶対に面白いという確信があった」と語る本作。
演劇生活31年目、長編監督映画4作目にして、初めて監督・脚本・主演の全てを手掛けた作品です。
妥協せずに笑いにこだわり、喜劇人としても評価される松尾スズキの真骨頂と言えるでしょう。
松尾スズキ演じる主人公・海馬五郎の妻で元女優の綾子役は、女優の中山美穂です。海馬の友人で女優の砂山役は、読売演劇大賞や紀伊國屋演劇賞を受賞した実力派女優・秋山菜津子。
海馬の友人でプレイボーイの糸井役には、劇団ハイバイの劇作家・演出家で、自らも俳優として活躍している岩井秀人。
そして、海馬の代わりに病気の父の世話を引き受けることになってしまった妹を坂井真紀が演じています。
その他にも大東駿介、土居志央梨、堀田真由、栗原類、LiLiCoなど、実力のある俳優陣が脇を固め、超個性的な役に挑みました。
海馬が50人の女性と戯れるクライマックスシーン「女の海」では、ローションまみれになりながら、演出家としてモニターチェックをするなど、演技と演出の行き来に苦労したといいます。
北九州に生まれて内向的に育った松尾スズキが、お笑いと演劇の世界に足を踏み入れて30年。その集大成がこの映画「108~海馬五郎の復讐と冒険~」です。
また、松尾スズキは現在も劇団「大人計画」の主宰として活動しています。
劇団員が揃った舞台「キレイ~神様と待ち合わせした女~」が、2020年1月に博多座で上演されました。
出典:https://www.youtube.com/
北九州市出身の松尾スズキが博多座に立つということで、凱旋公演に本人も「テンションが上がっている。進化した舞台をお見せしたい」と語りました。
舞台「キレイ~神様と待ち合わせした女~」は、過去でも未来でもない時代、民族紛争が百年にわたって続く架空の日本が舞台となっています。
とある暗い地下室に誘拐・監禁され、「カミ」という存在に呪われた娘「ケガレ」が、地上に出て大豆回収業者の人間達と出会い、ケガレがミサと出会うまでを描いた物語です。
現在も舞台で活躍している松尾スズキ。ぜひ劇団の舞台を観に行って、生の芝居の魅力を感じてみてはいかがでしょうか。
まとめ
俳優・松尾スズキの若い頃から現在までをまとめました。
結婚・離婚を経験し、酒井若菜との不倫を経て新たな嫁と過ごしながら、俳優や演出家として現在も活躍を続ける松尾スズキに注目です!