俳優・浜尾京介のプロフィール　【本名や経歴も紹介】

本名：浜尾 京介（はまお きょうすけ）

生年月日：1991年6月25日
出身地：東京都
血液型：B型
身長：177cm

2007年に大人気2.5次元ミュージカル舞台「ミュージカル・テニスの王子様」通称「テニミュ」に出演し、俳優デビューした浜尾京介。

芸能事務所「タニプロモーション」を経て「フォーチュンエンターテイメント」に所属していました。

本名はそのまま「浜尾京介」ですが、ニックネームが「マオ」のため、本名が別にあるのではと勘違いされることもあったようです。

このニックネームは本名の「浜尾（はまお）」から来たものなので、本名はそのまま「浜尾京介」で間違いありません。

テニミュ出演時から端正な顔立ちで女性からの支持を集め、演じるキャラクターも女性の憧れのような王子様系の役が多い、正統派イケメン俳優です。

テニミュ俳優ということもあり注目度が高く、デビュー後もミュージカルやドラマなどで活躍していましたが、芸能活動わずか6年あまりで引退することとなりました。

将来を期待されていたイケメン俳優の突然の引退。

その理由に迫る前に、浜尾京介が俳優として残してきた経歴を振り返ります。

浜尾京介の経歴

子供の頃から映画やドラマ、劇団四季の舞台などのエンターテイメントを好み、自然と俳優を志すようになった浜尾京介。

高校進学後に芸能活動を開始し、2007年12月に「ミュージカル・テニスの王子様」で青学4代目・菊丸英二役を演じて俳優デビューを果たしました。

中学2年生の時にテニスの東京都大会・団体戦で優勝するほどテニスが得意だったため、テニミュへの出演は特技を活かせる仕事でした。

2008年4月には、人気ヤンキー学園ドラマ「ごくせん」の第3シリーズにレギュラー出演。

「ごくせん」は2002年から始まり、松本潤や小栗旬が出演した第1シリーズ、赤西仁と亀梨和也が出演した第2シリーズともに高視聴率を記録し、大ヒットを飛ばした人気作品です。

浜尾京介が出演した第3シリーズは、三浦春馬や三浦翔平、当時ジャニーズJr.で現在はジャニーズWESTのメンバーとして活躍する中間淳太と桐山照史が出演したシリーズです。

浜尾京介は「寺内京介」役を演じ、この「ごくせん」が浜尾京介にとって初のテレビドラマ出演となりました。

2009年には映画「タクミくんシリーズ2 虹色の硝子」で主演を務め、2011年のシリーズ最終作「あの、晴れた青空」まで続けて出演しました。

「タクミくんシリーズ」は、ごとうしのぶ原作のボーイズラブ小説を映像化した作品で、第5シリーズまで制作されています。

浜尾京介は第2シリーズから第5シリーズで主演・葉山託生役を演じ、大ヒットさせたことで大きな話題となりました。

映画「タクミくんシリーズ」の仕掛け人でBL映像化のパイオニアでもある三木和史は、「オーディションの最後にやってきた浜尾京介がイメージそのままだった」と語っています。

当時オーディションには約300人が参加していたようですが、決め手に欠けて難航していた中、最後に現れた浜尾京介が選ばれたのは俳優として〝持ってる〟と言っていいかもしれません。

原作のイメージを裏切らないキャストが出演したことが、原作ファンにも刺さり大ヒットへと繋がったのでしょう。

また、浜尾京介は俳優業とは別に音楽活動もしています。

2009年8月にシングル「君を見つけたい」で歌手としてCDデビューしました。

オリコンチャート最高順位は161位だったものの、ファンからは浜尾京介の歌声が聴けると好評価です。

2010年には、特撮ドラマのスーパー戦隊シリーズ「天装戦隊ゴセイジャー」に、アグリ／ゴセイブラック役で出演しました。

「天装戦隊ゴセイジャー」はスーパー戦隊シリーズの第34作目の作品で、地球を守るための天使をテーマにした特撮作品です。

浜尾京介は幼少期から「忍者戦隊カクレンジャー」「激走戦隊カーレンジャー」「百獣戦隊ガオレンジャー」などのスーパー戦隊シリーズを好んで見ていました。

大人になってスーパー戦隊シリーズに出演するというのは、かつてスーパー戦隊に憧れた少年の夢が叶った瞬間です。

2011年には、レーベルを移籍してシングルとアルバムを1作ずつ発表。

シングル「SHINE」は前作「君を見つけたい」から2年ぶりのリリースとなり、アーティストとして音楽活動を続ける姿をファンに見せました。

シングル「SHINE」と同時にアルバム「7 COLORS」もリリースしています。発売日前後には渋谷スクランブル交差点の大型街頭ビジョンでCMが放映されました。

2012年には、俳優として立て続けに作品に出演。

舞台「WORKING!!」で小鳥遊宗太役、舞台「戦国BASARA3 -瀬戸内響嵐-」で長曾我部元親役を演じるなど、幅広い役を演じこなしました。

さらに2013年8月には、映画「メサイア-漆黒ノ章-」で主演を飾りました。

日吉丸晃原作の漫画を実写化した作品で、浜尾京介は主演として主人公・司馬柊介役を演じました。

この年は映画主演が多く、同年に公開された映画「僕たちの高原ホテル」でも主演を飾り、主人公・相沢歩役を演じました。

数々の舞台に出演し映画主演も果たすなど順調に俳優として活躍してきた浜尾京介ですが、2013年10月に突如「2014年2月をもって芸能活動を休止する」と発表しました。

芸能界から引退することが発表され、2014年に公開された映画「クジラのいた夏」が浜尾京介が出演する最後の作品となったのです。

映画「クジラのいた夏」で、浜尾京介はギズモ役を演じました。

ギズモはメガネ姿に動物柄のTシャツとジャージ姿という不思議な風貌で、お寺の跡取り息子という設定の青年です。

ケジラミに悩んで常に陰部を掻いているという、これまでの浜尾京介のイメージを覆す個性的なキャラクターでした。

劇中では女子にズボンを脱がされるシーンなどもあり、捨て身の演技でこれまでの殻を破り捨てています。

これが引退前最後の作品となりますが、この演技を見て浜尾京介の俳優としての才能を惜しむ声が多数挙がることとなりました。

浜尾京介の芸能界引退理由とは？

俳優としての将来を期待されていた浜尾京介が、芸能活動わずか6年あまりで突如芸能界から引退しました。

なぜ浜尾京介が引退を選んだのか、その理由に迫ります。

2013年10月24日、ニコニコ生放送「浜尾京介緊急生放送 浜尾京介さんが自身のこれからを語る」の放送で、本人の口から2014年2月をもって芸能活動を休止することが発表されました。

同日にオフィシャルブログを更新し、今後について「復帰の予定はなく、事実上の引退」と重ねて発表しています。

翌日のブログでは、引退理由について「様々な分野の学業を学びたい」と綴りました。

インテリアやファッションなどのデザイン関係の勉強をすることを理由に引退を選んだようです。

引退直前の2014年1月28日には、映画「テコンドー魂～REBIRTH～」の公開前イベントに出席しました。イベント前に行われた会見では、引退するにあたっての心境を語っています。

浜尾京介は「撮影中はテコンドー魂に集中していた。お客様のために一生懸命作品を作ろうということだけを考えていました」と語りました。

周囲の関係者や共演者、ファンから「寂しい」と言われることが多かったものの、引退を決めた自分の決意をブレずにしっかりと持って、今後も成長していくことを宣言しました。

インテリアやファッションのデザインを学んだ後、将来的に芸能界に復帰する可能性についても問われましたが、浜尾京介は「それはまだ言えません」と含みのある言葉を残しています。

芸能活動最後の日だった2014年2月28日、オフィシャルブログを「俺たちの合言葉。」というタイトルで更新し、これまでに出会ったファン、スタッフ、共演者へ感謝の言葉を述べました。

「最後のブログ。何て書いて良いのか分からなくて沢山悩みましたが、頑張って気持ちをここに書くので聞いて下さい」

「今日まで浜尾京介を応援して頂き誠にありがとうございました」　

「僕は本当に幸せでした。それは自分が夢だった役者という素晴らしい職業になれた事もそうですが、色々な方に出会えた事が何より一番幸せでした」

浜尾京介のデビューは16歳、それからの6年間を振り返って、芸能活動が幸せだったことを語っています。

辛いことも泣きたくなることも沢山あったという浜尾京介ですが、芸能活動を振り返った時に頭によぎるのは「ファンのみんなと笑い合って楽しい時間を共有している瞬間」だと言います。

これまで応援してくれたファンに対し「みんなとは心の絆で強く結ばれているけれどやっぱり寂しいです」と心境を綴りました。

芸能界引退後の今後にも触れ、インテリアのデザインを学んでインテリアデザイナーを目指すと宣言しました。

簡単にできることではないとした上で、100%不可能ではないことを知っていると語る浜尾京介は、自身の次の夢に向けて「僕は必ず、夢を叶える事を誓います」と決意を新たにしました。

最後には「お別れは言いません」と綴り、「行って来ますね！」と新たな道に進むための挨拶を述べました。

そしてタイトルの「俺たちの合言葉。」にならい、「最後は合言葉のあの言葉で。みなさんに“感謝”。またお会いしましょう」と最後のブログを締めくくりました。

最後のブログにはファンから1日で2000件を超えるコメントが寄せられ、最後の最後まで人気俳優であることを示して芸能界を去って行きました。

浜尾京介のデキ婚説・復帰説の真相

2014年に芸能界を引退した浜尾京介。

引退の理由については「インテリアデザイナーになるための勉強をする」と宣言していましたが、ここにきて浜尾京介にある噂が浮上してきました。

その1つが、デキ婚が理由で引退を余儀なくされたというものです。

その噂は当時浜尾京介が交際していた彼女が妊娠してしまい、デキ婚を事務所に打診したところ反対されたことで事務所との間に亀裂が生まれ、引退を選んだというもの。

ネットでは「もう結婚して子供も生まれている」という説も流れ、ファンの間では嘘をついていたことへの批判、幸せならそれでいいという擁護の声で賛否両論となりました。

しかし、デキ婚説については確かな情報がないため、噂の域を出ないとされています。

もう1つの噂が、芸能界への復帰説です。

芸能生活最後の日に更新したブログに「またお会いしましょう」という一文があったため、今後復帰する可能性があると感じたファンが多いことが復帰説が流れる理由となりました。

しかし、浜尾京介が自身のプライベートなSNSで芸能界復帰について完全否定したという情報もあり、現在も復帰の報せが届かないことからも復帰説についても憶測の域を出ないものでした。

浜尾京介の現在

デキ婚説、復帰説など様々な噂が流れる浜尾京介ですが、現在は芸能界を引退したまま新しい活動などの動きは見られません。

インテリアデザイナーになるための勉強に専念するため、アメリカに渡ってデザインを学んでいるという情報があります。

ニューヨークでの目撃情報や、マンハッタンの学校で受験していたという情報も流れているため、アメリカに渡ったとみて間違いないでしょう。

もしかしたら、現在は勉強を終えてインテリアデザイナーとしての実務に就いている可能性もあるかもしれませんね。

また、浜尾京介が過去に出演したスーパー戦隊シリーズ「天装戦隊ゴセイジャー」が、YouTubeの「東映特撮 Official チャンネル」で無料配信されることが話題になりました。

2019年8月30日～2020年2月21日の間、毎週金曜日に2話ずつ無料更新されているため、浜尾京介の出演作が気になる方はぜひチェックしてみてください。

まとめ

テニミュやごくせんへの出演で人気を集めたイケメン俳優の浜尾京介。

現在はインテリアデザイナーの道に進み、完全に一般人として生活しています。

新たな道に進んだ浜尾京介の活躍に期待したいですね。