犬鳴トンネルの現在!殺人事件と犯人・怖い話や都市伝説・心霊写真・映画化もまとめ

福岡県の有名心霊スポット「犬鳴トンネル」が話題になっています。

 

この記事では旧犬鳴トンネルの場所、過去に実際にあった殺人事件やその犯人、犬鳴トンネル一帯にまつわる都市伝説や本当にあった怖い話、心霊写真、映画「犬鳴村」や 現在などについてまとめました。

 

犬鳴トンネル(旧犬鳴トンネル)は福岡県の有名心霊スポット

 

出典:https://pbs.twimg.com/

 

犬鳴トンネル(旧・犬鳴トンネル)は、福岡県にある有名心霊スポットで、1990年代頃からはインターネットを介して全国的に知られるようになった場所です。

 

2020年には犬鳴トンネルとその周辺の場所を舞台とし、そこにまつわる有名な都市伝説をモチーフにしたホラー映画「犬鳴村」が公開された事で再び話題になりました。

 

犬鳴トンネルとその周辺の場所では過去に実際に凄惨な殺人事件が何度も起こっており、それも有名な心霊スポットと化した原因の1つとなっています。

 

犬鳴トンネルの入り口完全に封鎖されていますが、つい最近まで片側の入り口はブロック石が積まれているものの上半分に隙間があり、よじ登れば侵入する事ができるため、肝試しなどを目的に中に侵入する者もいました。

 

この入り口部分とその周辺がかなり不気味な雰囲気で、その画像がネット上でもよく知られているため、犬鳴トンネルというとそれをイメージする人が多いようです。

 

ここでは、そんな旧・犬鳴トンネルについて、実際にあった殺人事件や犯人、この場所にまつわる都市伝説や本当にあった怖い話などについて紹介していきます。

 

 

 

犬鳴トンネルの場所は福岡県久山町と宮若市の境の犬鳴峠

 

出典:https://moviewalker.jp/

 

犬鳴トンネルの場所は、福岡県宮若市と同県槽屋群久山町および篠栗町の境をまたぐ犬鳴峠のルート上にあります。

 

具体的な場所については、県道21号線を通る新犬鳴トンネルの北側にあり、標高も若干高い位置にあります。現行の県道21号線から、旧県道21号線に分岐している道路があり、そこを登っていくと、旧犬鳴トンネルの入り口のある場所に至りますが、現在はゲートで封鎖されており通行できません。

 

 

 

 

犬鳴トンネルでは過去に殺人事件も発生

 

出典:https://i0.wp.com/s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/

 

旧犬鳴トンネルとその周辺では、過去に殺人事件が何度も発生しています。まずは、旧犬鳴トンネルで発生した殺人事件から紹介していきます。

 

 

旧犬鳴トンネルで発生した殺人事件の概要

 

出典:https://i0.wp.com/

 

1988年12月7日に旧犬鳴トンネルの久山町側(福岡市側)入り口のすぐ近くで、福岡県田川郡方城町の当時20歳の工員の焼死体が発見されました。

 

福岡県警察は殺人事件として捜査を開始し、田川地区の不良少年グループ5名(16歳〜19歳)を犯人と断定し、2日後の12月9日に5人全員を殺人と逮捕監禁の容疑で逮捕しました。

 

取り調べにより、犯人グループのうちの少年2人が、12月6日の夕方に軽自動車に乗って信号待ちをしている被害者(犯人らとは知り合いだった)を見つけ、乱暴にウインドウを叩き、「女を送るのに格好がつかないから、車を貸せ」と求めました。

 

犯人の少年らは、女性をナンパしたものの、その時に乗っていたのが軽トラックだったため、見栄えの良い車を使いたいと思っていたところ、偶然被害者の男性が信号待ちをしているのを見つけたため、声をかけたという流れでした。

 

被害者はこの不良少年らの素行の悪さを知っていたため、車を貸せばタダで戻ってくるとは信じられずにその要求を断りました。

 

これに犯人の少年らが激昂し、暴行をして車を奪った上、被害者もそのまま連れ去って仲間の自宅に監禁してしまいます。

 

この間、被害者は何度も逃走を図りますが、その度にレンチなどの工具で暴行を加えられるなどして捕まっています。

 

そして、主犯格の少年(19歳)が、事件化や余罪の発覚などを恐れ、被害者を口封じために殺害する事を企てました。

 

12月7日未明、犯人らは、被害者を京都郡苅田港の岸壁から海に落として殺害しようとしますが失敗します。

 

犯人らはこのままでは暴行罪だけではなく殺人未遂罪にもなると考え、絶対に被害者殺害すると決意し、そのまま車で当時既に幽霊が出ると噂されていて、近づく者の少なかった旧犬鳴トンネルへと向かいました。

 

旧犬鳴トンネルに到着した犯人らは、被害者の口に破いた服を押し込んで声を出せないようにして手足を縛った上、近くに落ちていた石で被害者の頭を何度も殴打しました。

 

さらに犯人らは、身元をわからなくして捜査を遅らせようという目的で、虫の息となった被害者の身体にガソリンを撒いて火を付けました。

 

この時の詳しい状況は明らかにされていませんが、噂では、この時まだ被害者には意識があり、火がついたままの状態でのたうち回って、トンネルの外側へと這い出て、入り口脇のガードレール近くで息絶えたと言われています。

 

犬鳴トンネルにまつわる怪談話の中には、そのガードレールには、この被害者が焼死した時の煤の後が残っているという描写があるものもあります。

 

 

 

犬鳴トンネルの殺人事件の犯人とその後

 

出典:https://i0.wp.com/

 

犬鳴トンネルで発生した殺人事件の犯人らは、16歳から19歳の未成年であり、当時は少年法の適用が現在よりも厳格であったため名前などは公開されていません。

 

 

 

 

犬鳴トンネル近くの力丸ダムでも2度の殺人事件が発生

 

出典:https://blog-imgs-137.fc2.com/

 

上で紹介した殺人事件が、旧犬鳴トンネルの事件で最もよく語られているものですが、犬鳴トンネルから約10キロメートルほどの力丸ダムで1979年に2度の殺人事件が立て続けに発生しています。

 

1つ目の殺人事件は1979年7月に、力丸ダムで、若い女性が強姦され殺害されています。犯人は逮捕され無期懲役の実刑判決が下されています。

 

さらにそのすぐ後の同年11月には、自身の妻に約2億円の保険金をかけて車ごとダムに転落させて殺害するという2つ目の殺人事件が起きています。犯人は被害者の夫とその知人の男で、2人とも暴力団組員でした。犯人らは知人の男が運転する車に妻を乗せたままダムへと転落させ、その後、男だけが脱出するという手筈でしたが、この犯人は脱出に失敗し妻と一緒に溺死しています。

 

もう1人の犯人はその後逮捕され、無期懲役の実刑判決が下っています。

 

この2つの殺人事件が立て続けに起こったことで、この場所一帯が曰く付きの場所として噂されるようになり、旧犬鳴トンネルの心霊スポット化に拍車をかけた側面があったようです。

 

この次の見出しからは、旧犬鳴トンネルにまつわる都市伝説や本当にあった怖い話などを紹介していきます。

 

 

 

犬鳴トンネルの都市伝説① 白い車で通るとボンネットに血の手形がつく

 

 

旧犬鳴トンネルがまだ封鎖されておらずに通行できた頃、トンネルを白いセダンタイプの車で通過しようとすると、外側から何者かに車を叩かれる音が響き、後で見てみるとボンネットに無数の血の手形がついているという都市伝説が広まりました。

 

この都市伝説は、上で消化した殺人事件と関連づけられており、被害者が乗っていた車が白のセダンだったため、それと似た車で通過しようとすると、被害者の霊が現れて復讐しようとするといった話が付随している者もあります。

 

実際には、上記の殺人事件の被害者の車は色は白色ですが軽自動車でセダンタイプではありません。都市伝説が拡散していく中でそうした噂が付随していったようです。

 

 

 

犬鳴トンネルの都市伝説② 抜けた先に日本国憲法が通用しない恐ろしい村

 

出典:https://pbs.twimg.com/

 

犬鳴トンネルにまつわる都市伝説の中でおそらく最も有名なものは、トンネルを抜けた先に脇道があり、そこを進んでいくと日本国憲法の通用しない、外界と途絶された恐ろしい村があり、迷い込んだ者はその住民によって惨殺されるというものです。

 

この都市伝説の発端は、1999年に、インターネットの匿名掲示板2ちゃんねる(現在の5ちゃんねる)に書き込まれた内容だったとみられています。

 

この書き込みによると、犬鳴峠にある某トンネル(旧犬鳴トンネルを指していると思われる)の横に、注意してみないと見落としてしまうような畦道があり、そこに入っていくと、段々と道は細くなっていく、それでも進んでいくと、「この先、日本国憲法つうじません」と書かれた古びた看板が立っているそうです。

 

その先には、地図に載っていない村があり、この書き込み主の知人はある夜、この村に車で迷い込み、村の入り口あたりにプレハブの小屋を見つけました。車を停めてこの小屋を見ていると、いつの間にか周りを4人〜5人の男に取り囲まれており、男たちは気が触れたような目で車の中をじっと見つめていたのだそうです。

 

知人は直感的に「やばい」と感じ、車を急発進させてUターンをして逃げ戻ったそうです。後で車を降りて確認してみると、後ろの部分が斧のようなもので叩かれてボロボロにされていたのだそうです。

 

さらに、別の知人がこの村に昼間に行ったところ、村には誰もおらず、入り口は全て戸を木の板で打ち付けられて閉鎖されており、人が住んでいるような気配のない丸っ切りの廃村だったそうです。

 

村の中央部の広場のようなところには、島根ナンバーの車がボロボロの状態で放置されているそうなのですが、この付近で以前に、島根県から来たカップルが車ごと行方不明になっており、もしかしたらそのカップルはこの村に迷い込んで殺害されたのではないかと、話が続きます。

 

さらに、この村にまつわる都市伝説として、この村に近づくと、どこのキャリアの携帯電話も不通になる、村に行くまでの最寄りのコンビニに設置されている公衆電話からは110番が通じないといったものがあります。これは、この場所一帯では日本国の権力が及ばない地域であるためと説明されています。

 

そして、この都市伝説はさらに掘り下げられており、この村は江戸時代以前から酷い差別を被ってきた場所で、外界から閉ざされて、自給自足の生活を送っていた。外部と途絶されていて近親相姦を繰り返したため、遺伝子的な異常が生じ、外部の人間に対して攻撃性を発揮するようになってしまい、迷い込んだものを見境なく襲うようになってしまったという話も語られています。

 

 

 

犬鳴トンネルの都市伝説③ 中でクラクションを鳴らすと霊が集まってくる

 

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もう1つ、犬鳴トンネルの都市伝説として有名なものとして、トンネル内部に車のライトを消した状態で入り、中央のところで車を停車させてクラクションを3度鳴らすと、膨大な数の幽霊が集まってくるというものがあります。

 

この都市伝説にもいくつかの派生形があり、クラクションを鳴らすと上から女性の幽霊が落ちてくるというものや、車の周りを無数の手で叩かれるというもの、バックミラーに無数の人影が映り込むといった話があります。

 

これらは心霊スポット化したトンネルでは定番のエピソードばかりですが、それらの大元になったのが旧犬鳴トンネルではないかという説も存在します。

 

 

 

犬鳴トンネルで本当にあった怖い話① 白いワンピースを着た女性の幽霊

 

 

ここからは、旧犬鳴トンネルや、その周辺で実際に体験したという怖い話をいくつか紹介します。

 

これは、現在から20年以上前に、当時大学生だった福岡県に住む男性が旧犬鳴トンネルで体験した怖い話です。

 

この男性は、心霊スポット巡りが趣味だったという先輩に連れ出されて、同級生の友人を入れた計男3人で車に乗って旧犬鳴トンネルを訪れたそうです。

 

その日、犬鳴峠には濃い霧が出ており、ヘッドライトを点灯させても視界は数メートルほどしかなかったそうです。

 

体験者の男性はそれまでに何度か犬鳴トンネルを訪れていましたが、1度も心霊体験をした事はなかったそうです。しかし、なぜかその日に限っては、旧道(旧県道21号線)に入った時から強い違和感を抱いて、全身に鳥肌が立ち、なんとも言いようのない恐怖感に襲われたのだそうです。

 

そして、霧の中から浮かび上がるように旧犬鳴トンネルの入り口が現れたところで先輩は車を停めて、体験者の男性達は車を降りたそうです。

 

当時、旧犬鳴トンネルはまだブロックで閉鎖されておらず、そのまま中に入る事ができました。体験者の男性達は、そのままトンネルの中へと入り、反対側の入り口の方へと歩き始めました。

 

トンネルを半ばまで進んだあたりで、暗がりの中で誰かが「向こう側まで競争しよう」と言い出しました。体験者は思わずムッとして「いや、そんな場合じゃないでしょ」と反論したそうです。

 

反対側の入り口が小さく見えはじめたあたりで、体験者達は正面の方に白くぼんやりとした女性が佇んでいるのを見つけます。白いワンピースを着ているようでしたが、顔の部分だけ黒く霧がかかっており見えなかったそうです。

 

すると、その白いワンピースの女性は、スーッと滑るように水平に移動しながら、体験者達の方へと近づいてきたそうです。

 

本能的に危険を察知した体験者達は、無言のままで3人とも踵を返して、元きた方向へと必死に駆け戻り、慌てて車に飛び乗ってその場を後にしたそうです。

 

そして、車がようやく旧道を抜けようという時、同級生が突然「うわっ!」と叫んだそうです。体験者は彼が何かを見たのだろうと勘づきましたが、恐ろしくて何を見たのか聞く勇気が出ず、そのまま真っ直ぐに正面を見つめていたそうです。

 

その後、どうにか体験者らは街へと戻り、ファミレスに入って、ようやく落ち着きを取り戻しました。ここで彼らはようやく、旧犬鳴トンネルの中で見たものについて話し合いました。

 

やはり、3人全員とも、白いワンピースを着て、顔が黒い霧に覆われた不気味な女を見ていたという事でした。そこで、体験者はふと疑問を感じ「トンネルの中で向こう側まで競争しようって言ったの誰?」と尋ねました。2人は表情を凍りつかせて、小さく首を振りました。

 

背筋にゾッとしたものを感じてしばらく沈黙した後、先輩が不意に「ところで、帰り道に『うわっ』て叫んだろ、何を見たんだ?」と同級生に尋ねました。

 

同級生はこう言いました。「サイドミラーの中から、あの白い女がじっとこちらを覗いていたんです。あの女、白目のない真っ黒な目をしていました…」

 

この体験をして以来、体験者と他の2人は絶対に犬鳴峠には近づかなくなったのだそうです。

 

 

 

犬鳴トンネルで本当にあった怖い話② 公衆電話への母親からの電話

 

 

この怖い話は、有名な怪談師の方が話されているエピソードなので詳細は書けないのですが、簡単に概要を紹介します。

 

福岡県で生まれ育ち、地元の大学へと進学したある男性が経験した怖い話です。この体験者の男性は、部活の先輩に無理矢理、十数人の1年生男子らとともに犬鳴トンネルへと連れて行かれました。

 

この先輩は、後輩をいたぶるのが趣味という少しおかしな人物だったようで、体験者を含む1年生男子達に犬鳴トンネルの入り口脇にある公衆電話ボックスの中に入るように命じ5人が無理矢理押し込まれたのだそうです。

 

さらにこの先輩は、1年生が隙間なく詰まった公衆電話ボックスの中に火を付けた爆竹を放り込むなどして爆笑していたそうです。

 

すると突然、公衆電話がなり始めたそうです。突然のことに驚いた1年生らはボックスから飛び出しました。状況が飲み込めずに呆然としていた一同でしたが、その中の1人A君が「先輩、俺が出てみます」と申し出て、受話器を取ったのだそうです。

 

すると、受話器の先からどういうわけかA君の母親の声で「あんた、なんでそんなところに行ってるの?そんなところに言ったらお母さんどうしたら良いか!」と叫ぶように言って、そのままブッツリと通話が切れてしまったそうです。

 

A君の母親は、息子達が犬鳴トンネルに来ている事は知らないはずでした。また、携帯電話も普及していない時代の話で、誰かがこっそり連絡をしたという事も考えられませんでした。

 

この出来事にすっかり恐ろしくなってしまい、彼らはそのまま帰宅しました。そして、件のA君が自宅へと入ると、母親が電話の受話器を握りしめたまま亡くなっていたのだそうです。

 

A君の母親に一体何が起こったのか、いまだに分からないという事でした。

 

 

 

犬鳴トンネルで本当にあった怖い話③ 真夏に冬用コートを着た男性の幽霊

 

 

これも、実際に体験した人がいる犬鳴トンネルの怖い話で、これも上とは別の人気の怪談師の方が体験者から聞いて紹介されている話です。概要になりますが紹介します。

 

福岡県に住む、当時大学2年生の男性Aさんは、その年の大学の夏休みに、彼女と、彼女の先輩の大学3年生の男性と彼女の女友達の合計4人で犬鳴トンネルに肝試しへと行ったそうです。

 

4人は深夜2時頃に犬鳴トンネル入り口に到着し、車を降りてしばらく何かが起こるのを待っていたそうですが、結局も何も起こらず、そのまま帰る事になりました。

 

先輩が「裏道を通って帰ろう」と言うので、元来た道とは違う、どうにか車2台がすれ違えるかどうかというほどの細い裏道を通って帰る事にしたそうです。

 

この道にはまばらに街灯が立っているものの、霧が立ち込めている事もあって、あまり視界は良くなかったため、運転していた先輩は車のヘッドライトをハイライトに切り替えました。

 

すると、前方の霧の中から不意に人影が浮かび上がったそうです。人影は左側の路肩を歩いてきているようでした。

 

時刻は既に午前3時を回っており、Aさんは、こんな時間に山中の裏道を人が1人歩いているというのは奇妙だと感じました。

 

次第に車が近づいていくと、この人影は男性で、茶色いダッフルコートを着て頭髪の薄くなった中年の男性である事がはっきりとわかったそうです。

 

この男性は見た目は全くの生身の人間で、幽霊のようには見えなかったそうなのですが、真夏に真冬の服装をしている事に驚きつつ見つめていると、車が行き過ぎました。Aさんは思わず振り返ったそうなのですが、この男性の姿は忽然と消えていたのだそうです。

 

Aさんは驚き、先輩や彼女に「今、ダッフルコートを着た男がいたよね?」と確認したそうなのですが、男性を目撃していたのはAさんだけだったそうです。

 

 

 

犬鳴トンネルで本当にあった怖い話④ 犬鳴トンネルの近くに現れた謎の男

 

 

これも犬鳴トンネルに肝試しに行った当時大学生だった男性の体験した怖い話です。

 

その体験者の男性は、友人2人と犬鳴トンネルへ肝試しに訪れたそうなのですが、犬鳴トンネル近くに近づいたところで、真っ暗な茂みの中から突然40代から50代くらいの男が飛び出しきたそうです。その男はシャツにジャージパンツ姿で、土まみれで汚れていたのだそうです。

 

その男はとても慌てた様子で、体験者の男性達に向かって必死に何かを訴えていたそうなのですが、その言葉は日本語ではなく、中国語や韓国語でもない全く聞いた事のない言語だったのだそうです。

 

体験者の男性達は、この男が何か犯罪に巻き込まれているのではないかと思い、携帯電話で110番通報を試みたそうなのですが、電波は来ている表示が出ているのにどうしてもつながらなかったそうです。

 

すると、男は体験者達に向かい、身振り手振りで何かを訴えるようにして、自分が出てきた方の真っ暗な林の方向を盛んに指さしたそうです。体験者達は、この男が一緒に来て欲しいと訴えている事に気がつきましたが、直感で「絶対に行ってはいけない」と感じ取り、首を振って拒否を示しました。

 

どうしても来てくれないと悟った男は、がっくりとうなだれるようにして、再び林の方へと1人で戻っていたのだそうです。

 

この怖い話の体験者達は、この男はもしかしたら、都市伝説で語られている「犬鳴村」の存在だったのではないかと感じたと話されていました。

 

 

 

犬鳴トンネルで撮影された心霊写真

 

出典:https://ghostmap.net/

 

上の画像は、犬鳴トンネル内で撮影された心霊写真だという事です。白いもやが人の顔のように見えます。

 

出典:https://www.entermeitele.com/

 

上の画像は、エンタメーテレの心霊スポット凸番組「北野誠のおまえら行くな。」での犬鳴トンネルロケ中に撮影された心霊写真です。こちらも白いもやが人の顔のように見えます。

 

また、Twitterでも、犬鳴トンネル(新犬鳴トンネル含む)で心霊写真が撮影された事を投稿されている方が多くいるのでツイートごと紹介します。

 

 

 

 

 

 

犬鳴トンネルの映画「犬鳴村」

 

出典:https://pbs.twimg.com/

 

犬鳴トンネルや、その周辺の場所にまつわる都市伝説、怖い話などをテーマにした映画「犬鳴村」が2020年に公開され話題になりました。

 

映画「犬鳴村」は、「呪怨」シリーズで知られる、ホラー映画の巨匠・清水崇監督の作品という事でも話題を集めました。

 

映画「犬鳴村」は、犬鳴トンネルの先に日本国憲法が通じない村が存在するという都市伝説を主なモチーフにした作品で、それに関わった周辺の人々に次々と不可解な出来事が起こり、主人公の女性がその真相を突き止めようとするといった内容です。

 

映画自体の評価はそこまで高くはありませんが、犬鳴村にまつわる都市伝説や怖い話を知っている人であれば、興味を惹かれる描写が見られます。

 

 

 

犬鳴トンネルの現在…2021年に完全封鎖されている

 

出典:https://pbs.twimg.com/

 

以前は、侵入が容易だったため、心霊スポット巡りや肝試しで訪れる人も多かった旧犬鳴トンネルですが、2021年3月に防犯体制が強化されて、現在は完全に封鎖されています。

 

これには、映画「犬鳴村」の公開で、旧犬鳴トンネルを訪れる人が急増した事も関係しているとも言われています。

 

現在は、赤外線カメラが多数設置されるなどかなり警戒が強化されている様子なので無理に侵入する事はオススメしません。

 

何より、近隣住民の方々は迷惑されているようなので、侵入禁止とされているところに入る事は避けましょう。

 

福岡県の久山町と宮若市にまたがる旧犬鳴トンネルに、夜間に訪れる若者の心ない行為のため、住民とトラブルになる事例が相次いでいる。同所を題材にしたホラー映画(2月公開)の影響とみられ、県外ナンバーの車も目立つ。もともと“心霊スポット”として知られた場所で、過去には殺人事件も発生。動画配信や肝試し目的とみられるが、付近にはごみも散乱。侵入防止のためのフェンスを破る悪質な行為もあって、地元が対応に苦慮している。

 

引用:“心霊スポット”で迷惑行為 映画公開の影響?旧犬鳴トンネル

 

 

 

まとめ

 

今回は、福岡県の有名心霊スポットである「犬鳴トンネル」についてまとめてみました。

 

旧犬鳴トンネルの場所は、福岡県宮若市と同県槽屋群久山町および篠栗町の境をまたぐ犬鳴峠で、旧県道21号線上にあります。

 

この旧犬鳴トンネルでは過去に殺人事件が実際に起こっており、10代の少年グループによって、当時20歳の男性が暴行を受けた上、ガソリンを撒かれて焼殺されるという凄惨な事件でした。犯人の少年らは未成年で実名は公開されておらず、主犯格の19歳少年に無期懲役の実刑が下った事以外はほとんどが不明です。

 

こうした殺人事件などもあり、犬鳴トンネルは有名な心霊スポットと化して、怖い話やいくつもの都市伝説が生まれました。肝試しに行く人も多く、犬鳴トンネルで撮影された心霊写真も多数ネットに投稿されています。

 

2020年には映画「犬鳴村」が公開されましたが、この影響からか、県外からも肝試しなどに訪れる人が急増し、対応に困った地元の人々は防犯体制を強化しており、現在は完全に封鎖されており、近づく事は難しくなっています。

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