学生による政治団体「SEALDs」の創設者として知られる奥田愛基さんですが、SEALDs解散後は活動が不明です。
今回は奥田愛基さんについて、父親などの家族や国籍、学歴、就職できない理由や現在の活動をまとめました。
この記事の目次
奥田愛基はSEALDsの創設者
奥田愛基
生年月日:1992年6月24日
出身:福岡県北九州市
活動:社会活動家
奥田愛基さんは、福岡県北九州市出身の政治・社会活動家でSEALDs創設者です。
SEALDsの前身であるSASPL(特定秘密保護法に反対する学生有志の会)の創設者でもあります。
安倍政権に反対し、次のような政治的理念をラップ調で叫び、国会議事堂前などでデモを行ったことで有名になりました。
・「憲法を守れ」
・「戦争反対」
・「安倍は辞めろ」
奥田愛基さんはSEALDs創設者として、SEALDsの象徴的な存在となり、先頭に立って活動していました。
2015年12月には、政党への政策提言を行う「ReDEMOS -市民のためのシンクタンク-」を設立し、代表理事に就任しています。
2015年9月には参院特別委員会の中央公聴会に公述人として、スーツ姿で参加し、ニュースにもなりました。
そんなSEALDsは2016年8月に解散しています。
SEALDs解散後はフィリピンのマニラで行われたアジアの民主主義や民主化運動の状況を話し合う若者団体の会議に日本代表として出席したり、フジロックに参加したりしています。
SEALDsとは
SEALDsとは、自由と民主主義のための学生緊急行動という学生政治団体です。
主な主張・思想はリベラル・左派であり、次のような活動を行っていました。
・集団自衛権反対
・安倍政権打倒
奥田愛基(SEALDs創設者)の父親は奥田知志
出典:twitter.com
奥田愛基さんの父親は奥田知志さんです。
奥田知志さんは日本バプテスト連盟東八幡キリスト教会牧師であり、ホームレス支援を積極的に行っている人物で、NHKのプロフェッショナルでも特集されました。
奥田愛基さんの父親の肩書はこちらです。
・認定NPO法人抱樸理事長
・公益財団法人共生地域創造財団代表理事
・一般社団法人Colabo理事
・北九州市立大学MBA特任教授
マザー・テレサなんて言ったら父親は「そんなんじゃない」って言うと思うけど(笑)。
いちど酔っぱらった勢いで訊いたんですよ、「なんでそんなことやってんの?」って。そしたら親父が「僕な、人間が好きなんよな」って。「はぁ!?」って思った。
ざっくり「人間が好き」とか言ってる奴を初めて見た。こいつヤバいぞって(笑)。
引用:選挙前だからもう一度考えたい! 【2日連続公開】民主主義ってなんだ?(高橋源一郎×SEALDs)試し読み|Web河出
また、反天皇制・反靖国参拝の思想を持つ人物です。
「天皇が『絶対的存在』から『象徴』へと表現を変えたとしても、天皇制が依然として民衆統合機能そのものであることが問題なのである」と論じています。
ただ、反天皇制の思想を持っていても、2020年7月には赤坂御所で天皇・皇后両陛下に新型コロナウイルス蔓延の影響における生活困窮者への支援について説明を行っています。
奥田愛基(SEALDs創設者)の家族構成
出典:ddnavi.com
奥田愛基さんは5人家族です。
・母親
・奥田愛基さん
・妹
・弟(奥田時生さん)
出典:twitter.com
こちらが父親の奥田知志さんと母親です。また、弟の写真はこちらでです。
出典:twitter.com
弟さんはお兄さんの愛基さんそっくりですね。
ちなみに、弟・時生さんは父親の奥田知志さんから「リベラル」の英才教育(?)を受けています。
ここに来たのは18歳 息子は15歳 pic.twitter.com/x0eBtOytQc
— 奥田知志(NPO抱樸/牧師) (@tomoshiokuda) August 18, 2015
戦争法案反対です。僕は、戦争にいきません。もうやめてください。お願いします。奥田時生 pic.twitter.com/P8BmU6m83B
— 奥田知志(NPO抱樸/牧師) (@tomoshiokuda) August 20, 2015
子供のころから父親に連れられてこういう活動に参加していたら、自然とリベラル思想になっていくのでしょう。奥田愛基さんもおそらく同じ道を歩んできたのだと思われます。
ちなみに、奥田愛基さん曰く、家族は5人家族だけど家にはいろいろな人が出入りしていたそうです。
でも五人家族って概念もけっこう曖昧で、朝起きたら知らない小汚いおじさんがいるんですよ。おじさんもいればおばさんもお兄さんもお姉さんもいるんですけど。で、「この人は新しい家族だから」って言われる(笑)。
引用:選挙前だからもう一度考えたい! 【2日連続公開】民主主義ってなんだ?(高橋源一郎×SEALDs)試し読み|Web河出
父親が牧師でホームレス支援を行っていたから、自宅にもいろいろな人が出入りしていて、「家族」の概念が曖昧になっていたんですね。
奥田愛基(SEALDs創設者)の国籍は韓国?
奥田愛基さんの国籍は韓国ではないか?という噂があります。
本人はTwitterで国籍は日本であると公表したようですが(現在は閲覧不可)、日本に帰化した在日韓国人だったのではないか?という噂は、国籍を公表した後もずっとついて回っています。
顔が韓国系
出典:j-cast.com
奥田愛基さんの国籍を疑っている人は、「顔が韓国系」という理由があるようです。
確かに、奥田愛基さんの顔の骨格はエラが張っていて、韓国っぽいと言えば韓国っぽいです。
ただ、純日本人でもエラが張っている人はいるので、顔の骨格だけで韓国籍と断定することはできません。
父親も韓国と深いかかわりあり
出典:iwj.co.jp
奥田愛基さんの父親は日本バプテスト連盟の牧師ですが、これは韓国系のキリスト教と言われています。
彼の父親は韓国人で、韓国系キリスト教会の牧師です。奥田愛基君は帰化しているのでしょうか?
また、奥田愛基さんの出身高校であるキリスト教愛真高等学校は、かなり政治的な思想を教育の中に取り入れている学校です。
・韓国を訪問し、ナヌムの家を訪れ元慰安婦に対して謝罪
・平和活動家を招いた日本の戦争責任を考える特別授業
これらの情報から見るに、父親は在日韓国人で、奥田愛基さんは日本国籍だとしても韓国にルーツを持っている可能性は十分にあります。
そもそも、SEALDsの思想も中韓寄りのものもありますから。
ただし、確実な証拠は今のところあがっていませんのであくまで噂レベルと言えるでしょう。
奥田愛基(SEALDs創設者)の学歴
奥田愛基さんの学歴を見ていきましょう。
中学時代は鳩間島
奥田愛基さんは福岡県北九州市で生まれました。
地元の中学に通っていましたが、友達に無視され、いじめられるようになり、不登校になりました。
そして、沖縄県の離島である「鳩間島」に行き、そこで地元の人にお世話になりながら、中学校に通うようになりました。
高校はキリスト教愛真高等学校
出典:mainichi.jp
高校は島根県江津市にあるキリスト教愛真高校に進学します。
この高校は全寮制で、先ほども触れたように、政治的な思想を教育の中に取り入れている学校で、1学年28名、全校生徒は100人足らずしかいない小さな高校です。
インターネットでは、奥田愛基さんがいた頃のキリスト教愛真高校の偏差値は28と言われていますが、現在は偏差値36となっています。
大学は明治学院大学
高校卒業後は、2011年に指定校推薦で明治学院大学国際学部に進学しました。
大学入学直前に東日本大震災が起こり、奥田愛基さんは短編ドキュメンタリー「生きる312」を製作。
2013年に、国際平和映像祭でグランプリと地球の歩き方賞をダブル受賞しています。
また、大学を休学してカナダに留学し、2013年にはSEALDsの前身団体であるSASPLを設立しています。
大学院は一橋大学大学院
在学中から一橋大学大学院を目指して受験勉強を行い、2015年4月から一橋大学大学院に進学しました。
そして、大学院在学中にSEALDsを立ち上げ、大学時代よりも政治活動を積極的に行うようになっています。
大学院では、政治参加の方法を体系的に分析・研究しているとのことです。
しかし、その後は大学院を修了したという情報は一切ありませんので、修了したのか、それとも中退したのかは不明です。
奥田愛基(SEALDs創設者)は就職できない?
出典:jiji.com
奥田愛基さんは、将来就職するのでしょうか?
実は、奥田愛基さんは就職が難しい可能性があります。なぜなら、SEALDsという経歴が就職の邪魔になるからです。
https://twitter.com/raw_fish_/status/1381259644249600006
反社会勢力なんか雇うわけがない
— 日本男児 (@syakariki111) January 20, 2020
元SEALDs牛田悦正「就職できませんでした」 争奪戦になるとは何だったのか…https://t.co/w4ZCVXFAOH
やはり、一般企業としてはバリバリの左派を採用するのはリスクが大きいし、何かしらのトラブルを起こす可能性があるからですね。
ただ、奥田愛基さんくらい有名になれば、わざわざ一般企業に就職する必要もなく、自分で起業した方が良さそうです。
協力してくれる人脈も既にたくさん作っているはずですから、「企業に就職できない」のではなく、あえて「就職しない」道を選ぶ可能性が高そうです。
奥田愛基(SEALDs創設者)の現在
2016年8月にSEALDs解散後、奥田愛基さんはほとんど表舞台に出てこなくなりました。
それは、体調不良が理由の1つだったようです。
前に立ってマイクを握るように頼まれることもあるが、人前でのスピーチは呼吸が整わなかったり、過呼吸気味になったり身体に負荷がかかるのだという。
それでも2018年時点では、時間を見てデモには参加している、とインタビューで答えていました。
また、まだ大学院で勉強していること、いろいろなイベントを主催していることを明かしています。
そして、2019年には香港の人権問題に取り組んでいました。
2019年6月に香港の民主活動家であり、2014年の雨傘運動のリーダーでもあった周庭さんと奥田愛基さんは3年ぶりに会って、香港の民主化・人権・自由について対談したようです。
ちなみに周庭さんは2020年に逮捕されて、禁固刑が言い渡されています。
これ以降の奥田愛基さんの活動は表には出てきていません。また、Twitterアカウントは鍵垢になっていて、非公開となっています。
今後、再び奥田愛基さんが公に活動する日が来るのでしょうか。
奥田愛基(SEALDs創設者)のまとめ
SEALDs創設者の奥田愛基さんの経歴や父親などの家族情報、学歴や国籍、就職や現在の活動などをまとめました。
奥田愛基さんはSEALDs創設者として一気に有名になりましたが、いきなり表舞台から姿を消しています。
SNSも鍵をかけて非公開にしているので、上手に情報コントロールして、姿を消したなという印象があります。
ただ、行動力はずば抜けている人なので、今後また社会活動家として、もしかしたら政治家として、表舞台に出てくる可能性は十分にありますね。
今後の動向に注目しましょう。