スーパー戦隊シリーズ第1作目のテレビドラマ『秘密戦隊ゴレンジャー』のキレンジャー役で人気を博した俳優の畠山麦さんは、34歳で自殺しています。
今回は畠山麦さんの経歴やキレンジャーでの評価、死因や自殺の真相を紹介します。
この記事の目次
畠山麦のプロフィール 【キレンジャー役でブレイク】
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プロフィール
名前:畠山麦(はたけやまばく)
生年月日:1944年6月18日
没年月日:1978年7月13日
出身地:長野県南佐久郡南牧村
身長:161cm
所属事務所:元葦プロダクション
長野県南佐久郡南牧村で生まれた畠山麦さんは、高校卒業後、早稲田大学を中退して陸上自衛隊に入隊しました。
しかしその後、俳優を志した畠山麦さんは、テレビドラマ『青空にとび出せ!』や『時間ですよ』『柔道一直線』や『アテンションプリーズ』などに出演しています。
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テレビドラマ『ガッツジュン』
そして1971年には、テレビドラマ『ガッツジュン』でキャッチャーの野島大吉役でレギュラー出演を果たしています。
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特捜テレビドラマ『秘密戦隊ゴレンジャー』
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キレンジャーで人気を博す
その後1975年には、特捜テレビドラマ『秘密戦隊ゴレンジャー』に出演し、キレンジャー/大岩大太役で人気を博したのです。
『秘密戦隊ゴレンジャー』の初代キレンジャーは怪力+メカの天才+子供好き+三枚目という、ちびっ子に人気が出ない訳がないキャラだったけど、その後の戦隊モノにはここまで全部乗せなキャラは出てきてない。
— 谷津 珠葉(李厳命) (@Rigenmei) October 15, 2017
怪力+メカの天才+子供好きな『特攻野郎Aチーム』のコングは、絶対キレンジャーをパクっ文字数 pic.twitter.com/7i2SBvh5bj
こうして、キレンジャー/大岩大太役を見事に演じていた畠山麦さんに対し、東映プロデューサーの吉川進さんは、畠山麦さんの演技を高く評価。
キレンジャーのコミカルなキャラクターが『ゴレンジャー』をヒットさせた要因の1つである、と話しています。
初代キレンジャーを演じた畠山麦さんは、容姿、演技に加え、声が良かった。「おもしろ声」だったのだ。
— ちょご(アマチュアお笑い&小説書き) (@chogo2009) February 17, 2020
声がいいと容姿が3割増しになる様に、面白さも3割増しになる。
ご存命だったら、懐かしバラエティやカレー関係のCMで、今でも大活躍だったろう。
※氏の死因を推測するリプはお断りします pic.twitter.com/y74Jh4TafC
そんな畠山麦さんは、『秘密戦隊ゴレンジャー』以降もコンスタントにテレビドラマで脇役などで出演し、活動していました。
畠山麦の死因は自殺
畠山麦さんは1978年7月13日、34歳という若さでこの世を去っています。
キレンジャー(初代)・大岩大太を演じた畠山麦は、1978年に34歳の若さで逝去している。
引用:2代目キレンジャーの壮絶人生、「ゴレンジャー」仲間と38年ぶり再会。 https://www.excite.co.jp/
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畠山麦の死因は自殺
こうして34歳という若さでこの世を去った畠山麦さんの死因は、自殺でした。
2代目キレンジャーが死んだことより大ちゃんが戻ってきたことが凄く嬉しかったです。
— 仮🏍免🏍ラ🏍イ🏍ダ🛵ー(Ò面Ó) (@GSR250w) February 19, 2020
その大ちゃん役の畠山麦さんが生き悩んで自殺したと知った時はとてもショックでした。
自殺により自ら命を絶った畠山麦さんは、刑事ドラマ『特捜最前線』の71話『恐怖のタクシードライバー!』の撮影期間中で、まだ出番を残したまま自宅で自殺したのです。
な畠山麦さんは、自殺当日も『特捜最前線』の撮影の予定でしたが、現場に現れなかったことからマネージャーが自宅を訪ねると、首を吊った状態で亡くなっていたのです。
畠山麦の自殺の真相① キレンジャーから脱出できず俳優として行き詰っていた?
自ら命を絶った畠山麦さんですが、一体何が起きたのでしょうか?
キレンジャーのインパクトが強すぎて、他の演技に影響していた!?
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キレンジャー以外の演技を酷評されていた?
『秘密戦隊ゴレンジャー』では高い評価を受けた畠山麦さんでしたが、キレンジャーのインパクトが強すぎて大人向けの演技ができないと酷評され、役者として悩んでいたと言われています。
そんな畠山麦さんは、亡くなる前日にも『特捜最前線』の撮影をしていましたが、NGを連発し悩んでいたそうです。
それを見かねた『ゴレンジャー』でも共演していた誠直也さんが、NGを連発する畠山麦さんを気遣って、翌日の仕事終わりに飲みに行く約束をとりつけ、2人で楽しみにしていたそうです。
しかし、翌日も畠山麦さんの撮影は遅々として進まず、先に撮影を終えた誠直也さんは飲みに行くことを諦め、翌日の再会を約束してやむを得ず先に帰ったそうです。
こうしてNGを連発した畠山麦さんは、その翌日の朝からの火葬場でのロケに現れなかったのです。
このような経緯を見ると、畠山麦さんは演技がうまくできず悩んでいたところ、NGの連発が追い打ちをかけたのかもしれません。
『ゴレンジャー』でも共演していた誠直也は、NGを連発する畠山を気遣い「明日のロケが終わったら飲みに行きましょう」と声をかけ、畠山も愉しみにしていた。しかし翌日も畠山の撮影はなかなかOKが出ず、先に撮影を終えた誠は翌日の再会を約束し、やむを得ず先に帰る。翌朝は火葬場でのロケから開始したが、一向に現場に現れない畠山を心配しマネージャーが自宅を訪ねると亡くなっていたという。
引用:ウィキペディア『畠山麦』https://ja.wikipedia.org/
畠山麦の自殺の真相② 生活に困っていた?
収入の少なさが原因だった?
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脇役ばかりだった畠山麦さん
キレンジャーのイメージを払拭できず、役者として悩んでいた畠山麦さんは、レギュラーがなく、収入もかなり少なかったとも言われています。
畠山麦さんが木下恵介ドラマに出演されていたとは知りませんでした!どんな役だったのか気になります(^^) 畠山さんが出ていたドラマ、もっと観たいです(*´∀`*)
— ちかるん (@busuharu) June 3, 2017
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では、畠山麦さんのプロフィールや死因となった自殺の真相などについてまとめました。
『秘密戦隊ゴレンジャー』のキレンジャー役での演技が評価され、ブレイクした畠山麦さんですが、1978年に自殺しています。
畠山麦さんが自殺した本当の理由は、本人の遺書があった訳ではないので不明ですが、キレンジャーのインパクトが強すぎたことや収入の少なさが原因だったのではと言われています。
キレンジャーで有名になった畠山麦さんが、番組終了後もキレンジャーで悩み続けていたとは、何とも皮肉なものです。
畠山麦さんのご冥福をお祈り申し上げます。