人気歌舞伎俳優の7代目・市川染五郎(10代目・松本幸四郎)さんの家系図や家族が話題です。
この記事では7代目・市川染五郎さんの身長などのプロフィール、家系図や父親や母親、兄弟の松たか子さんら家族、結婚した嫁や子供、過去に報じられた隠し子騒動、自宅などについてまとめました。
この記事の目次
市川染五郎(7代目)のプロフィール
7代目・市川染五郎(10代目・松本幸四郎)のプロフィール
本名 :藤間照薫(ふじま・てるまさ)
生年月日:1973年1月8日
出身地 :東京都
身長 :175cm
血液型 :AB型
7代目・市川染五郎さんは、現在は10代目・松本幸四郎として活躍されている人気歌舞伎俳優です。
若い頃は、その端正なルックスと確かな演技力で注目され、歌舞伎舞台だけに留まらず、テレビドラマや映画、一般演劇の舞台でも活躍して老若男女幅広い層からの人気を集めました。
2018年1月の歌舞伎座高麗屋三代襲名披露公演「壽 初春大歌舞伎」にて、父親の2代目・松本白鸚さんが名乗っていた9代目松本幸四郎を継ぐ形で10代目松本幸四郎を襲名し、現在はこの名跡で活躍されています。
今回はそんな、7代目・市川染五郎(現:10代目・松本幸四郎)さんの家族や結婚、子供などを中心に紹介していきます。
市川染五郎(7代目)の身長は175cm
7代目・市川染五郎(10代目・松本幸四郎)さんの身長は、歌舞伎俳優名鑑などの掲載データによると「175cm」です。
少し古い2006年版の歌舞伎俳優名鑑などの掲載データでは身長は「176.5cm」と記載されていましたが、2015年版以降は身長は175cmとなっているので、こちらが現在の公式の身長データと思われます。
ちなみに、父親の2代目・松本白鸚さんの公称身長も同じ175cmですが、並んで立っている画像などでは、7代目・市川染五郎さんの方が若干身長が高く見えるので、もしかすると実際の身長はもう少し高いのかも知れません。
市川染五郎(7代目)の家系図
上の画像は、7代目・市川染五郎さんの家系図です。
父親は、当代きっての人気歌舞伎俳優として長年活躍を続けられている、2代目・松本白鸚(9代目・松本幸四郎)さんで、曽祖父にあたるのは、11代目・市川海老蔵さんの曽祖父にもあたる、7代目・松本幸四郎さんです。
兄弟には、妹に人気女優の松たか子さんがいます。息子さんは、現在人気を急上昇させている8代目・市川染五郎さんです。
続けて、この家系図を見ながら7代目・市川染五郎さんの家族についても順番に紹介していきます。
市川染五郎(7代目)の家族① 父親は2代目・松本白鸚
7代目・市川染五郎の父親・2代目・松本白鸚のプロフィール
本名 :藤間昭曉(ふじま・てるあき)
生年月日:1942年8月19日
出身地 :東京府
身長 :175cm
血液型 :B型
7代目・市川染五郎さんの父親は、2代目・松本白鸚(はくおう)さんです。
7代目・市川染五郎さんの父親・松本白鸚さんは、1946年のに東京劇場での「助六」の外郎売の伜役として3歳で初舞台を踏み、その3年後の1949年に6代目・市川染五郎を、38歳だった1981年に9代目・松本幸四郎を襲名されました。
その後、2018年に、7代目・市川染五郎さんの、10代目松本幸四郎襲名と同時に2代目・松本白鸚を襲名しています。この時には、7代目・市川染五郎さんの息子の4代目・松本金太郎さんの、8代目・市川染五郎襲名も同時に行われ、高麗屋親子孫3代同時襲名として大きな話題になっています。
7代目・市川染五郎さんの父の2代目・松本白鸚さんは、「勧進帳」の弁慶、「菅原伝授手習鑑」の松王丸など、数々の当たり役で知られる歌舞伎界きっての人気俳優です。
また、歌舞伎の世界だけにとどまらず、テレビドラマや映画、ミュージカルなど、俳優として幅広く活躍されています。
ミュージカル俳優としては特に評価が高く、「ラ・マンチャの男」や「王様と私」など、数々の作品で俳優賞に輝いています。
テレビドラマや映画にも多数出演しており、1978年のNHK大河ドラマ「黄金の日日」、1984年のNHK大河ドラマ「山河燃ゆ」での主演、1995年のヒットドラマ「王様のレストラン」の主演などがよく知られています。
市川染五郎(7代目)の家族② 母親は藤間紀子
7代目・市川染五郎の母親・藤間紀子のプロフィール
生年月日:1945年11月11日
出身地 :福岡県福岡市
7代目・市川染五郎さんの母親は、福岡県福岡市の医師の家庭出身の一般女性である藤間紀子さんという方です。
一般の方ではありますが、当代きっての人気歌舞伎俳優として、長年絶大な人気を誇る2代目・松本白鸚さんの嫁(妻)として、メディアで度々紹介されているため一般的にもよく知られており、「満点ママさわやかママのおつきあい学」、「高麗屋の女房」、「私のきもの生活」など、著作も多数発表されています。
7代目・市川染五郎さんの母親・藤間紀子さんは、名門私立校である福岡女学院中学校・高等学校を卒業後、上京して慶應義塾大学文学部へと進学しています。
2代目・松本白鸚さんとは、慶應大学進学後に、白鴎さんの縁戚にあたる女優の香川京子さんの紹介で知り合い、24歳だった1969年12月に結婚されています。
現在は、株式会社Koma(松本幸四郎事務所)の社長を務められています。
市川染五郎(7代目)の家族③ 兄弟(妹)は女優の松たか子
7代目・市川染五郎の兄弟(妹)・松たか子のプロフィール
本名 :佐橋隆子(旧姓は藤間)
生年月日:1977年6月10日
出身地 :東京都
身長 :165cm
血液型 :A型
7代目・松本幸四郎さんの兄弟は姉と妹の2人で、妹は、現在も女優として絶大な人気を集める松たか子さんです。
7代目・松本幸四郎さんの妹の松たか子さんは、白百合学園高校在学中だった16歳の時に本格的に芸能活動をはじめ、高校卒業後には、1996年ドラマ「ロングバケーション」、1997年ドラマ「ラブジェネレーション」、2001年ドラマ「HERO」と、木村拓哉さん主演のドラマのヒロイン役として立て続けに出演していずれも、社会現象を起こすほどの高視聴率を叩き出し、一躍一流女優と目されるようになりました。
美貌だけなく、様々な役柄を演じ分ける抜群の演技力が高く評価されており、1998年の映画「四月物語」、2010年の映画「告白」、2012年の映画「夢売るふたり」、2017年のドラマ「カルテット」、2020年の映画「ラストレター」などに主演し、日本アカデミー賞主演女優賞をはじめとして輝かしい受賞歴を持ちます。
そんな松たか子さんはその高い歌唱力でも知られていて、「ハムレット」、「ラ・マンチャの男」、「ミス・サイゴン」など、ミュージカル女優としても活躍。
また、2013年に公開され、そのブームが社会現象となったディズニー映画「アナと雪の女王」では、主人公のエルサの吹き替え版の声を演じ、劇中で歌った主題歌「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」は大ヒットを記録しました。
松たか子さんは、続編の「アナと雪の女王2」でも引き続きエルサの声を演じ、2020年には、アメリカ映画界最大の祭典「アカデミー賞授賞式(第92回)」にて、歌曲賞にノミネートされた同作主題歌「イントゥ・ジ・アンノウン」を各国のエルサ役の声優達と歌いました。これは、日本人としてはじめてアカデミー賞の舞台で歌唱するという快挙でした。
市川染五郎(7代目)の家族④ 兄弟(姉)は女優の松本紀保
7代目・市川染五郎の兄弟(姉)・松本紀保のプロフィール
本名 :川原紀保子(かわはら・きおこ、旧姓は藤間)
生年月日:1971年10月15日
出身地 :東京都
身長 :164cm
血液型 :B型
7代目・市川染五郎さんの兄弟としては、姉の紀保子さんも、松本紀保(まつもと・きお)の名義で女優として活躍されています。
7代目・市川染五郎さんの姉・松本紀保さんは、女子美術大学短期大学を卒業後に父親・松本白鸚(当時は松本幸四郎)さんの舞台「オセロ」のプロンプ(舞台スタッフ)を務めたのがきっかけに演劇の世界に興味を持つようになり、イギリス人演出家のデビット・ルヴォー氏のワークショップに参加して本格的に演劇の世界で活動するようになりました。
女優としては、1995年公演の舞台「チェンジリング」でデビューし、ミュージカル「ラ・マンチャの男」で、父親の松本白鸚さんや妹の松たか子さんとの共演もしています。
7代目・市川染五郎さんとは、2004年のドラマ「竜馬がゆく」で共演しています。(同作には父親の松本白鸚さんと妹の松たか子さんも出演し、親子兄弟4人共演と話題になった)
演劇の世界では裏方としても活躍されていて、父親の松本白鸚さん主演の「ラ・マンチャの男」や「アマデウス」での演出助手も担当されています。
2012年6月に、以前から交際していたという10歳年上の俳優・川原和久さんと結婚されています。
現在は主に舞台で活躍しており、2021年10月に公演された、シェイクスピア劇「ジュリアス・シーザー」では、主人公のブルータス(キャストは吉田羊さん)の友人のキャシアス役を演じました。
市川染五郎(7代目)の結婚した嫁は園子さん
7代目・市川染五郎の嫁(妻)・園子さんのプロフィール
生年 :1972年
出身地:東京都
7代目・市川染五郎さんは、30歳だった2003年11月に一般の女性と結婚されています。
7代目・市川染五郎さんの結婚した嫁は同学年の園子さん(旧姓・関)という方で、高校時代からの友人だった女性でした。
03年に高校時代からの友人の関園子さんと結婚。1男1女に恵まれた。
7代目・市川染五郎さんの嫁の園子さんは、結婚当時の報道によると都内の資産家の令嬢で、聖心女子専門学校英語科卒業後、ニューヨークマンハッタン音楽院のジャズ課に留学して音楽学士課程を修了。帰国後の2002年頃に再開を果たした7代目・市川染五郎さんと真剣交際に発展し、それから約1年半の交際期間を経て結婚されています。
一部の週刊誌などの報道によると、7代目・市川染五郎さんの嫁・園子さんの実家は東京都世田谷区の高級住宅街で、父親は高級外車輸入販売や不動産業を営む実業家だという事です。
7代目市川染五郎さんは、高校生の頃に後援者からの紹介で園子さんと知り合い、2002年頃に真剣交際に発展するまでは長く友人の関係だったそうです。
結婚前の2003年には、当時は歌舞伎界のプリンス的存在だった7代目・市川染五郎さんと園子さんの、東京都港区の3億円の高級新築マンションでの同棲愛(通い同棲状態と報じられた)が、週刊誌やワイドショーなどで盛んに取り上げられ大きな話題になっていました。
そんな7代目・市川染五郎さんの嫁の園子さんですが、結婚後は梨園の妻として夫を支え、7代目・市川染五郎さんや息子の8代目市川染五郎さんのプロモーションのためにインスタグラムを開設し、ファンに向けての情報を発信してくれています。
市川染五郎(7代目)の子供① 息子は8代目・市川染五郎
7代目・市川染五郎の息子・8代目・市川染五郎のプロフィール
本名 :藤間齋(ふじま・いつき)
生年月日:2005年3月27日
出身地 :東京都
身長 :176cm
血液型 :AB型
7代目・市川染五郎さんと嫁の園子さんとの間には2人の子供が誕生しています。
7代目・市川染五郎さんの息子は、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」への出演で現在人気と注目度を急上昇させている、8代目・市川染五郎さんです。
7代目・市川染五郎さんの息子の8代目・市川染五郎さんは、2007年6月に歌舞伎座「侠客春雨傘」の高麗屋齋吉役にて本名の藤間齋で2歳で初お目見得しています。
この時には父親の7代目・市川染五郎さんと、祖父の2代目・松本白鸚さん(当時は9代目・松本幸四郎)の2人と高麗屋親子孫の三代での顔見世として大きな話題を呼びました。
7代目・市川染五郎さんの息子の8代目・市川染五郎さんは、2009年6月3日に歌舞伎座「門出祝寿連獅子」の孫獅子の精役で4歳で初舞台を踏み、4代目・松本金太郎を襲名。この時にも、高麗屋親子孫3代揃い踏みの獅子の舞として、歌舞伎ファンの間で大きな話題を呼びました。
その後、12歳になった2018年1月2日に、高麗屋三大襲名披露興行、歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎」で、父の後を継ぐ形で8代目・市川染五郎の名跡を継いでいます。
この時には、7代目・市川染五郎さんの10代目松本幸四郎襲名と、9代目・松本幸四郎さんの2代目松本白鸚襲名も同時に執り行われ、親子孫3代襲名は大きな話題を呼びました。
幼い頃から注目を集め続けてきた、7代目・市川染五郎さんの息子の8代目・市川染五郎さんですが、その美貌から歌舞伎界のプリンス的存在として人気を高めており、祖父や父親と同様に歌舞伎の舞台以外にも活躍の場を広げ、2013年NHK BSプレミアムのドラマ「妻は、くノ一」への出演や、2021年公開のアニメ映画「サイダーのように言葉が湧き上がる」の主人公・チェリーの声を担当するなど活躍されています。
2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、美少年だったと伝わる武士・木曽義高役を好演しその美しい姿が話題を呼んでいます。
市川染五郎(7代目)の子供② 娘は女優の松田美瑠
7代目・市川染五郎の娘・松田美瑠のプロフィール
本名 :藤間薫子(ふじま・かおるこ)
生年月日:2007年2月11日
出身地 :東京都
血液型 :B型
7代目・市川染五郎さんの2人目の子供は、2007年2月に誕生した娘さんの薫子(かおるこ)さんです。
7代目・市川染五郎さんの娘の薫子さんは、松田美瑠(まつだ・みる)の名義で女優として活動されています。
これまでに、2014年8月に日本橋劇場で公演の「趣向の華」、2019年10月に伝承ホール寺子屋でのカブキ踊り「渋谷金王丸伝説」などに出演されています。
娘の松田美瑠さんは、母親(7代目・市川染五郎さんの嫁)の園子さんのインスタグラムでもたまに写真が紹介され、その端正なルックスで話題になっています。
市川染五郎(7代目)の子供③ 隠し子(娘)がいる
7代目・市川染五郎さんと、嫁の園子さんの間の子供は、息子の8代目・市川染五郎さんと、娘の松田美瑠さんの2人ですが、7代目・市川染五郎さんにはもう1人別の女性との間の隠し子の存在が知られています。
1997年7月、7代目・市川染五郎さんの隠し子の存在を一部の週刊誌がスクープし、当時は大きな騒ぎになりました。
当時の報道によると、市川染五郎さんの隠し子は6歳になる娘さんで、相手は市川染五郎さんが18歳の時に交際していた6歳年上の元女優だという事でした。
市川染五郎の隠し子が発覚したのは1997年。写真週刊誌によるスクープだった。当時の写真週刊誌によると、染五郎が18歳の時に交際していた6歳年上の元女優がそのお相手だという。
7代目・市川染五郎さんは、舞台共演をきっかけにこの6歳年上の元女優と知り合って交際に発展して程なく隠し子が誕生して18歳にして父親になっています。
7代目・市川染五郎さんは、週刊誌記者の取材に対して当初は「何のことだかわかりません」と隠し子の存在を否定していましたが、写真週刊誌が、相手の元女優と隠し子の写真を掲載してスクープとして大々的に報じると、緊急記者会見を開いて隠し子の存在を認め、この娘さんを認知している事も明かしました。
染五郎は公演先の大阪で緊急会見を開き「子供がいることは事実です。6年前に誕生した私の子どもです」と青ざめた表情で語った。6年前といえば、染五郎はまだ18歳で、国学院大学の1年生。舞台で共演し、その後交際を続けていたという。染五郎は「当時は真剣にお付き合いしていました。
7代目・市川染五郎さんは、当時はこの6歳上の元女優と真剣に交際していて、子供ができた時には本気で結婚も考えていたという事ですが、周囲からの猛反対にあって結婚を断念し別れる事になったそうです。
7代目・市川染五郎さんの隠し子である娘さんは、2022年で既に30代になっているはずですが、現在どうされているのかは情報がなく不明です。
市川染五郎(7代目)の自宅
出典:https://presidenthouse.net/
7代目・市川染五郎さんの自宅は東京都目黒区にあります。
2020年5月には、日本俳優協会・伝統歌舞伎保存会の公式Youtubeチャンネル「歌舞伎ましょう」に出演した7代目・市川染五郎さんが、自宅から歌舞伎のメイクをする様子を自らの自撮り撮影して、後から収録した自身の副音声解説付きという豪華すぎる動画を配信し、大きな話題になりました。
まとめ
今回は、人気歌舞伎俳優の7代目・市川染五郎さんの家族や結婚、子供を中心にまとめてみました。
7代目・市川染五郎さんは、市川海老蔵さんの成田家とも連なる家系図を持つ、歌舞伎界の名家中の名家の生まれで、父親は、当代きっての歌舞伎役者として絶大な人気を集める2代目・松本白鸚さんです。
家族の情報としては、妹に絶大な人気を誇る女優の松たか子さんがおり、姉の松本紀保さんも舞台を中心に活躍する人気女優です。
7代目・市川染五郎さんの結婚は2003年で、嫁は高校生の頃からの友人だったという一般女性の園子さんという方です。嫁の園子さんとの間には2人の子供が誕生しており、息子は現在人気を挙げている歌舞伎俳優の8代目・市川染五郎さん、娘が女優として活躍する松田美瑠さんです。
7代目・市川染五郎さんには、嫁の園子さんとの結婚前に、隠し子の存在も明らかになっています。7代目・市川染五郎さんの隠し子は娘さんで、染五郎さんが18歳の時に、6歳年上の元女優との間に生まれています。
7代目・市川染五郎さんの自宅は東京都目黒区にある豪邸で、染五郎さんが歌舞伎メイクをする動画をYouTubeで自宅から配信した際は大きな話題になりました。