沢田亜矢子は昔スキャンダル女王だった女優

沢田亜矢子のプロフィール

沢田亜矢子さんは、1973年に歌手デビュー、その後はワイドショーのキャスターや、女優など幅広い活躍をしています。

沢田亜矢子の若い頃①　オペラ歌手を目指すものの挫折

沢田亜矢子さんが歌手として成功した要因に、かつて沢田亜矢子さんが歩んだ人生に関係しています。

まずは若い頃の沢田亜矢子さんが、どのような経歴を辿ってきたのかを振り返ってみましょう。

昔から歌が好きだった

沢田亜矢子さんは、高校卒業まで北海道に住んでいました。

歌が大好きで、自宅の襖をステージ背景に見立てて、よく1人ライブを開催していたと明かしています。

決して裕福とは言えない家庭ではあったものの、ピアノ教室や学習塾に通わせてもらえたそう。

また、音楽大学に進学する夢をサポートしてくれた両親に感謝しているのだとか。

成長した沢田亜矢子さんは、北海道の北見北斗高校（偏差値は62）に進学しました。

部活は合唱部に所属し、生徒会活動も行うなど、優等生タイプの学生時代を送っていたようです。

また、オペラ歌手になる夢のために、毎週片道6時間かけて札幌にある声楽教室に通い続けました。

音大に通うも中退している

こうして重ねた努力が実を結び、念願だった国立音楽大学に進学。声楽家の試験は筆記と実技があり、実技はかなり厳しいことで知られています。

実際に入学してみると、周囲には猛者揃いだったそうで、次第に自信を失っていった沢田亜矢子さんは、将来の夢をオペラ歌手ではなく音楽教師に変更したそうです。

その後、教育実習直前でさらに自信がなくなってしまったそうで、「今の私は負けている」「責任が取れない」と考え、22歳で音楽大学を中退しています。

沢田亜矢子の若い頃②　歌手デビュー

沢田亜矢子さんは、幼い頃からの憧れだった音楽大学を中退しましたが、その後も音楽に携わる仕事をしたいと考えていました。

アルバイトを続ける中で、偶然スカウトマンの目に留まった沢田亜矢子さんは、歌手デビューをつかみ取ります。

ここでは、歌手デビューまでの道のりについて紹介します。

弾き語りのアルバイト中にスカウト

学校を中退後も単身東京に残り、生活のために様々なアルバイトを経験したという沢田亜矢子さん。

昼間は子供たちにピアノを教え、夜はクラブ、キャバレーのショーで歌やピアノを披露して生活費を稼いていたそうです。

その後、ホテル内に入っているクラブのオーディションに合格し、定期的に弾き語りを披露するようになりました。

そのパフォーマンスに目を留めたレコード会社のスカウトマンたちが、何人か声を掛けてきたそうで、検討の結果、「PCビクター」で歌手デビューが決定。

1973年にリリースされた「アザミの花」がデビューシングルになりました。

沢田亜矢子の若い頃③　女優としても活動開始

歌手デビューした1973年から、女優としてもテレビに出演するようになりました。

時代劇からサスペンスまで、幅広いジャンルの作品に出演を重ねています。

2時間ドラマの女王と呼ばれていた

1973年に放送された「じゃがいも」、1974年には「高校教師」、「日本沈没」、「大岡越前第4部」など、次々に女優としてオファーがきた沢田亜矢子さん。

ミステリーや事件ものにも多数出演し、後年「2時間ドラマの女王」と異名をとることになりました。

例えば、火曜サスペンス劇場「森村誠一シリーズ」、水曜ミステリー9「特命おばさん検事」「山村美紗サスペンス・不倫調査員片山由美」、土曜ワイド劇場「湯けむり密室殺人」に出演。

この中でも火曜サスペンス劇場は「常連」と言われていました。

女優活動の他に、1979年からはワイドショー「ルックルックこんにちは」の司会に抜擢されています。

沢田亜矢子が若い頃に活動休止した原因①　リベンジポルノ騒動

歌手だけではなく女優や司会業と、とにかく多忙な日々を送っていた沢田亜矢子さん。

しかし、たて続けに起きたスキャンダルが原因で、1985年に一時活動休止に追い込まれた過去があります。

「お騒がせ女優」というイメージが付き纏うようになったのは、この頃からでした。

まだまだ貞操観念が強かった芸能界において、センセーショナルな事件として騒がれた、リベンジポルノ事件について見ていきましょう。

フライデーにヌード写真を掲載された

沢田亜矢子さんが芸能活動を休止した理由の1つとして見られているのが、週刊誌フライデーが掲載した沢田亜矢子さんのヌード写真です。

事務所が確認すると、当時沢田亜矢子さんが交際していた男性が、振られた腹いせに沢田亜矢子さんのヌード写真を出版社に持ち込んだことが判明。

沢田亜矢子さんは「怒りと絶望感と人間不信でいっぱいになった」と、当時を振り返って語っています。

これまで知的美女のポジションを確立していただけに、ヌード写真が流出したことにより、仕事にも影響が出てしまったのです。

現在であれば訴訟騒ぎになりそうなものですが、沢田亜矢子さんが相手の男性を訴えたという話は出ていません。

沢田亜矢子が若い頃に活動休止した原因②　江本孟紀との不倫劇

沢田亜矢子さんが仕事を休止した理由のもう1つの理由には、元プロ野球選手の江本孟紀さんとの不倫報道も大きいと言われています。

江本孟紀のプロフィール

江本孟紀さんは、社会人野球選手として熊谷組に入社し、強豪チーム相手に完封試合をするなど、ピッチングセンスが抜群のピッチャーでした。

プロ野球では「東映フライヤーズ」に1971年に入団するも、翌年「南海ホークス」に交換トレード選手として移籍。

移籍先には、後の名将と呼ばれる野村克也さんがいました。

野村克也さんから「ワシはずーっとお前のこと見とったんや。お前のボールなら、ワシが受ければ、軽く10勝はいくでェ」と激励されたことに感激したというエピソードが有名です。

さらに1976年からは「阪神タイガース」へ移籍。移籍から3年連続でチームの勝ち頭となり、エースの風格を見せつけました。

1981年に現役引退後は、プロ野球解説者や野球評論家として人気を博しています。

沢田亜矢子はアメリカで極秘出産、子供の父親は誰？

江本孟紀さんとの不倫が報道された1985年、マスコミの騒ぎから逃れるように沢田亜矢子さんは全ての仕事を降板し、当面自粛すると事務所を通して発表します。

また、活動自粛だけでなく、沢田亜矢子さんはアメリカに渡っています。

帰国後、芸能活動を再開したのですが、1989年6月12日に「3歳の娘がいた」とスポーツ紙によってスクープされています。

実はアメリカに渡った年である、1985年8月17日に女児を極秘出産していたのです。

沢田亜矢子さんは結婚歴がありませんので、未婚の母ということになりますね。

スクープを受けて記者会見を開いた沢田亜矢子さんは、娘がいる事実を認めました。ただし、子供の父親は明かしていません。

実は、1988年に女優の萬田久子さんが未婚の母になることを公表して大騒ぎになったばかりだったという背景もあり、余計に沢田亜矢子さんの極秘出産は話題になったのです。

当時不倫報道があった江本孟紀さんが父親ではないかと噂されていましたが、真実は定かではありません。

沢田亜矢子が結婚した元旦那はゴージャス松野

ここからは、沢田亜矢子さんの結婚歴や離婚理由について見ていきましょう。

結婚を発表したのは1995年、離婚が成立したのは2001年のことでした。元旦那は、当時マネージャーをしていたゴージャス松野さんです。

元旦那のプロフィールや馴れ初めについて紹介します。

ゴージャス松野のプロフィール

ゴージャス松野という名前は、プロレスのリングネームであり、本名は松野行秀さんといいます。

大学を卒業後、東宝に入社し芸能部に配属。マネージャーとして沢口靖子さんや斉藤由貴さんを担当してきました。

東宝においてはチーフマネージャーに昇進しているので、敏腕だったことがうかがえますね。

2人の馴れ初めは？

沢田亜矢子さんは、未婚の母として芸能界の中で浮いていた時代がありました。

1993年頃、事務所の移籍を検討していることを、ゴージャス松野さんに相談。東宝芸能でマネージメントをしてもらえないか打診したものの、上層部は難色を示したそうです。

そこで、ゴージャス松野さんがマネージメントをボランティアで行うことに。仕事の相談に乗っていくうちに、2人は仲を深めていったのです。

1995年5月29日、ついに2人は入籍し、ゴージャス松野さんは東宝芸能を退社。

個人の事務所を設立し、ゴージャス松野さんは、社長兼マネージャーという肩書になりました。

沢田亜矢子と元旦那・ゴージャス松野の離婚原因とは

こうして2人3脚で苦難を乗り越えて、プライベートもパートナーになった2人ですが、1997年12月に離婚が報道されるのと同時に、その原因や泥沼裁判も注目を集めました。

離婚の原因や、裁判に発展した泥沼離婚劇の始終を紹介します。

離婚原因はDVだった？

結婚してからわずか1年半しか経過していなかった1997年12月、沢田亜矢子さんがゴージャス松野さんに離婚を切り出したことが報道され、記者会見が開かれました。

沢田亜矢子さんは離婚したいと伝えたことは事実と認め、さらにゴージャス松野さんのDVが原因だと包み隠さず語っています。

DVの内容については、「髪の毛を掴んで引きずり回された。まさに生き地獄」と回答しました。

ゴージャス松野さんは、この報道に対し「離婚するつもりはない。DVに関しても事実無根だ」とし、2人は全く異なる主張をしています。

ワイドショーでは2人の離婚について連日取り上げ、日本中の関心が集まりました。

2001年に離婚が成立

話し合いを重ねてもお互いに歩み寄ることが難しいと判断した沢田亜矢子さんは、離婚調停で争うことに決めます。

1999年から離婚調停が始まりますが、すぐに決着がつきませんでした。何しろ、裁判ではゴージャス松野さんの横領疑惑や、2人の性生活にまで触れる泥沼ぶり。

沢田亜矢子さんによると、明日のスケジュールを知りたいと言うと性行為を強要されるハラスメントを受けていたそうです。

2000年2月、離婚を認めること、裁判費用をゴージャス松野さんが持つことが地方裁判所で決定されました。

さらに同年9月、最高裁判所においてもゴージャス松野さんの敗北が決定。

ただし、沢田亜矢子さんが主張するDVや横領は、証拠不十分で否定されています。

最終的に、2001年に離婚が成立しました。当初、沢田亜矢子さんから慰謝料300万円の請求をする予定でしたが、話し合いの上で示談という結末を迎えました。

ゴージャス松野のその後

離婚成立後、ゴージャス松野さんはマネージャー業を辞め、新たな職種に次々にチャレンジして迷走し始めます。

この様子がさらに大きな注目を集めることになり、ワイドショーをたびたび賑わせたのです。

離婚後、整形したゴージャス松野さん。なんと歌舞伎町のホストクラブ「愛」でホストとして働き始め、さらに時間のある時に、路上で人生相談を始めています。

その他には、AV男優に挑戦したり司法試験に挑戦したりなど、次々に職を転々とします。

その様子をワイドショーが追いかけるという、「ネタ提供枠」になっていました。

残念ながら司法試験は不合格しましたが、最終的にプロレスラー「ゴージャス松野」が誕生。

2008年に「うつ病」に診断されたこともあり、しばらくプロレスから遠ざかっていた時期もありましたが、2011年頃から復帰。

DDTプロレスリングのコミッショナーの肩書も持ち、実力も認知度も高いプロレスラーとなっています。

沢田亜矢子の子供（娘）は澤田かおり

澤田かおりのプロフィール

沢田亜矢子さんは、芸能活動休止中に1人娘を極秘出産しています。

娘の父親は誰なのかという謎に関しては、現在でも明かされていません。

1985年に誕生した娘は「澤田かおり」さんというお名前で活動しています。沢田亜矢子さんの本名が「澤田元美」さんなので、本名である可能性が高いですね。

アメリカで誕生して数年で帰国、高校を卒業するまでは日本で育ちました。

2005年からニューヨークに渡り、ブルックリン音楽院でヴォーカルレッスンを受けて、その後はバークリー音楽大学に入学します。

声楽科選抜コンサートにおいては、日本人では初のソロヴォーカリストとして選抜されるという快挙を成し遂げました。

日本に帰国後は、井上陽水さんやMISIAさんのツアーに同行するなど、高い実力が評価されています。

2018年に引っ越しを発表

2011年頃から日本でコツコツと活動してきた澤田かおりさんは、2015年に「幸せの種」でメジャーデビュー。

翌年にはアルバムをリリースしたり、47都道府県で弾き語りライブを開催するなど、ファンを増やしてきました。

しかし、2017年の「東名阪ワンマンライブツアー」を最後に、再び活動の場をアメリカに移すことを発表し、2018年に渡米しています。

ただし、日本でも澤田かおりさんの手掛けた音楽を聴くことは可能です。

例えば、2019年に放送されたドラマ「きのう何食べた?」のサウンドトラックは、澤田かおりさんが担当しています。

また、2020年頃までは定期的に日本でライブを開催していたので、またいつか開催される日が来る可能性があります。

沢田亜矢子の今現在①　突然のアナフィラキシーショック

澤田綾子さんは、2021年現在72歳になりました。

元気に過ごしていることを自身のオフィシャルブログで綴っていましたが、2021年3月のブログでは、突然の体調不良に死を覚悟したという、ただならぬ事態に陥ったことを明かしました。

全身真っ赤に腫れあがってしまった

沢田亜矢子さんによると、朝5時に手のひらが痒くなり目が覚めたそうです。

しかし、手だけではなく頭や口の中など、とにかく全身が痒いということに気がつきます。

慌てて洗面所に行き、鏡に映った自分の姿を見て愕然としました。

全身は真っ赤に腫れあがり、口の中も腫れているためろれつが回らない状態だったのです。

しばらくすると、心臓が恐ろしいスピードで鼓動を打ち始め、息ができなくなったんだとか。

沢田亜矢子さんは「これはアナフィラキシーショックだ」と直感したそうです。実は以前、蜂に刺された時に同じ症状に陥っていました。

ファストドクターに往診してもらい、無事回復

頭に浮かんだのは、「死ぬ、ヤバい」という気持ちでした。

当日は日曜日でさらに早朝だったので、病院に駆け込むこともできず、とっさに娘のアレルギーの薬を飲み、携帯で対応策をネット検索したそうです。

その時にヒットしたのは「ファストドクター」のサイトでした。

ファストドクターとは、新型コロナウイルスの影響で病院に行きづらい状況の現在、体調が悪くなった時に往診してもらえるサービスです。

沢田亜矢子さんが電話で往診を要請したところ、約1時間後に防護服を着たドクターが自宅に来てくれ、無事診察を受けて落ち着くことができたそう。

保険適用のため、医療費は抑えられたことも明かし、ブログでは「1万円もしませんでした、支払い方法がいくつかあるのですが、私はコンビニ支払いを選んでいます」と書かれています。

沢田亜矢子さんは全快し、今は全く問題なさそうです。

沢田亜矢子の今現在②　娘とも仲良し

娘の澤田かおりさんは、2018年からアメリカに活動の拠点を移しています。

沢田亜矢子さんと娘さんは、ご時世的になかなか会えないようですが、今も仲が良いようです。

最後に、親子の仲良しエピソードを紹介します。

娘の気遣いに感謝

2021年5月15日にアップされた沢田亜矢子さんのブログには、新型コロナウイルスのワクチン接種の予約について、娘さんの協力を得たことが書かれています。

65歳以上の高齢者から優先接種が始まっているものの、インターネットの予約サイトへのアクセスが集中し、なかなか予約が取れないといった問題が起きています。

やはり沢田亜矢子さんも予約にかなり苦戦していたそうですが、そんな時にアメリカに住む娘の澤田かおりさんから電話がかかってきました。

状況を説明したところ、「クーポンの写メを送って」と言われ、その通りにした沢田亜矢子さん。

すると翌日に澤田かおりさんから再び電話が来て、「予約が取れた」と頼もしい一言が。

アメリカは時差があるので、予約サイトへのアクセスが閑散とした時間帯だったこともあるのかもしれません。

予約が取れたことで、「めっちゃ安心しました。世の中の景色が変わって見える程」と、娘の気遣いに感謝していました。

まとめ

沢田あやこさんは、1973年に「アザミ花」で歌手としてデビュー。

その後、「ルックルックこんにちわ」の司会を担当したり、女優業もスタートし、人気を博しました。

その一方で、スキャンダル女優として一時レッテルを貼られたこともあります。

交際していた男性にヌード写真を流出されたり、元プロ野球選手の江本孟紀さんとの不倫を報道されたりと、連日ワイドショーを賑わせました。

こういったスキャンダル報道を逃れるため、1985年から芸能活動を一時的に休止してアメリカへと渡っています。

この時に沢田亜矢子さんのお腹には、長女の澤田かおりさんが授かっていました。表向きは自粛でしたが、渡米中に密かに子供を出産していたのです。

数年後に帰国し、芸能活動を再開するも、あっさりと娘がいることがバレてしまいます。ただ、子供の父親は誰か不明のままです。

1995年にはゴージャス松野さんと結婚するものの、1997年12月には離婚しています。

現在はメディアへの登場機会は少なくなってはいますが、娘さんである澤田かおりさんのライブにゲスト出演することもあるなど、元気に過ごされているようです。

今後の沢田亜矢子さんの動向にも注目していきましょう。