レギュラーのプロフィール

プロフィール

コンビ名：レギュラー

メンバー：西川晃啓、松本康太

結成年：1998年

所属事務所：よしもとクリエイティブ・エージェンシー

経歴

結成したその年に「オール新人漫才ライブ」優秀賞を受賞、「NHK上方漫才コンテスト」で2000年に優秀賞、2005年に最優秀賞を受賞するなど、賞レースでその実力が評価されていました。

テレビでのブレイクのきっかけとなったのは、2004年「めちゃ2イケてるッ!」の人気コーナー「笑わず嫌い王」で、磯野貴理子さんのリクエストとして出演したことでした。

東京では全くの無名芸人でしたが、この出演をきっかけに、代表ネタである「あるある探検隊」が、子供から大人まで幅広い年齢層から支持され大ブレイク。

「レギュラー」というコンビ名よりも「あるある探検隊」が先行し、コンビ名と間違われる事も多かったそうですが、それだけ同ネタは広く知られるようになりました。

2005年には「あるある探検隊」の単行本を出版し、10万部の売り上げを記録。

ネットショッピングなどがまだそれほど取り入れられていなかったにもかかわらずこの売り上げは大ヒットとも言える売り上げでした。

その後、徐々にメディアから姿を消し、2007年の松本康太さんのスキャンダルをきっかけに番組出演は激減し「一発屋芸人」の仲間入りとなりました。

レギュラーのメンバー「西川晃啓」「松本康太」のプロフィール

西川晃啓のプロフィール

名前：西川晃啓(にしかわあきひろ)

生年月日：1979年8月11日

出身：京都府京都市

身長：180cm

血液型：A型

「あるある探検隊」では気絶する方を担当しているため、ボケだと勘違いされていることが多いですが、漫才ではツッコミを担当。

森三中・黒沢かずこさんの遠い親戚であることでも、知られています。

Tシャツにジャケット、ジーパン姿がおなじみで、角刈りがトレードマークの西川さんですが、元々は自称ベッカムヘアだったのを、珍しくておもしろいという理由で角刈りにしたそう。

ロックバンド・GOING UNDER GROUNDや巨人の大ファンであることを公言しており、ライブや野球観戦などによく訪れています。

後述する相方の松本康太さんのスキャンダル後に仕事が激減した際には、エアコン工事のアルバイトで生活費をなんとか稼いでいた、と先輩・東野幸治さんが暴露していました。

芸能界という世界では1つのスキャンダルでイメージが崩れてしまい、あっという間に仕事を失うため、本当にその厳しさを痛感したことでしょう。

現在はアルバイトをしなくても食べていけるようになっているため、アルバイトは辞めたそうです。

松本康太のプロフィール

名前：松本康太(まつもとこうた)

生年月日：1979年5月16日

出身：京都府乙訓郡大山崎町

身長：170cm

血液型：B型

ボケを担当し、レギュラーの全てをネタを書いているのが松本康太さんです。

代表ネタ「あるある探検隊」で、当初は松本さんが気絶する担当でしたが、このネタが原因で扁桃腺を腫らして手術をしたため、それ以降は西川さんが気絶する方を担当しています。

歌が上手いことでも知られていて、尾崎豊や徳永英明のものまねをテレビでも披露し、意外な才能に驚かれていました。

先輩コンビの次長課長からかわいがられており、お金が無かった下積み時代には河本準一さんの家に居候させてもらっていた時期もあります。

見た目からはあまり想像できませんが、かなりの潔癖症でキスをすることさえも嫌だったと言い、ファーストキスは23歳と少し遅めでした。

現在の奥さんとは、無名でお金も無い頃に出会い、初対面で奥さんは松本さんにご飯をご馳走した上で、「私を幸せでおなかいっぱいにしてください」と告白され、交際をスタートさせます。

長い同棲生活を経て、奥さんの両親から交際を反対されていた事もあり、あえて大勝負に出た松本さんは、自身が出演する舞台に奥さんと両親を招待して、舞台上で公開プロポーズ。

そしてプロポーズを成功させ、その後正式に結婚を果たしました。

順風満帆に見えた松本さんでしたが、2007年9月28日に発売された「FRIDAY」に松本さんの未成年淫行疑惑が掲載されて風向きが変わります。

本人と所属事務所はこれを真っ向否定、それ以上の証拠もなかったため、真偽はわからないままでしたが、これをきっかけに仕事は激減してしまいました。

レギュラーはネタ「あるある探検隊」でブレイク　

レギュラーと言えば、「あるある探検隊」ですよね。

レギュラーは関西で活動している頃には、「あるある探検隊」以外にも普通の漫才を披露し、賞レースでも賞を受賞するなど実力を見せていました。

ネタを書いている松本さんは、オール阪神・巨人の巨人師匠から「自分、おもろいって言われるやろ?」とその才能を認められる発言もされていたり、実はただの一発屋ではありません。

全国的にブレイクする前から、関西では「あるある探検隊」でプチブレイクを果たしていたレギュラー。

関西ではすぐに飽きられてしまったため、あえて「あるある探検隊」を封印していた時期もあるといいます。

しかし、東京で「めちゃイケ」に出演したことで大ブレイクを果たし、「あるある探検隊」ばかりが求められるようになりました。

ブレイクは幸せだったようですが、このネタだけで長く続けていけるとは本人たちも思っていなかったようで、むしろこれだけ「あるある探検隊」が長続きした事も驚きだったそうです。

小学生が寄ってたかって「はい！はい！はいはいはい！」「あるある探検隊！あるある探検隊！」とネタを真似て遊んでいるのを、ブレイク当時は毎日のように見かけましたよね。

分かりやすいリズムネタなので、幅広い年齢層からウケたこともブレイクした理由と言えます。

レギュラーのネタ「あるある探検隊」の面白いネタ紹介

「あるある探検隊」のネタにはたくさんの種類がありますが、中でもファンが面白いと人気のネタを紹介します。

①夢はあるのに職はない

②田舎のトイレは怖すぎる

③店員来たとき歌やめる

④ギブスに落書きされまくる

⑤よその麦茶は味違う

ほんの一部ですが、どれも本当に分かりやすくて、状況が一瞬で目に浮かびます。そのため、ついクスッと笑ってしまい、聞いているうちに癖になってしまいますね。

逆に、「あるある探検隊」と言っておきながら全然「あるある」と共感できないものも中にはあります。

①酔うてるじじぃにお札はる

②ばばぁがじじぃの首絞める

③アメフト選手に席譲る

④合格したのに叩かれる

⑤隣のジジイの犬逃がす

ばばぁとじじぃのネタが多くなりましたが、ネタを書いている松本さんの周りの「じじぃ」によくある事なのでしょうか。(笑)

一般的には「あるある！」とは言えないネタですが、想像するとクスリと笑ってしまいます。

これだけの限られた文字数で、その情景を一瞬で思い浮かばせるようなネタを作るというのはかなり難しいですが、どれもとてもシンプルかつ分かりやすく、面白いからすごいですよね。

言葉のチョイスや表現が本当に絶妙です。

レギュラーが消えた理由2つ

あれだけの大ブレイクを果たしたレギュラーが、現在ではほとんどテレビで見る事もなくなってしまった原因はなんなのでしょうか。

先ほども述べた、2007年の松本康太さんの未成年淫行疑惑が影響していることは間違いありません。

「FRIDAY」よって報じられた淫行疑惑について、本人もよしもと興業も真っ向から否定し、本誌を名誉毀損で訴える構えも見せました。

その後、疑惑を裏付けるような証拠もなく、完全にガセネタとも言われました。

報道されれば一時のイメージダウンは仕方ないことですが、事実ではないのであればイメージの回復は可能な気がしますし、むしろネタにする事もできたように思います。

しかし、レギュラーはこの疑惑をきっかけに仕事が激減してしまいました。

しかし、テレビ局がレギュラーを使わなくなったのは、この疑惑を理由にしただけで本当は別にあったと言われています。

ブレイクを果たしたレギュラーは、とても態度が傲慢であると関係者の間では有名でした。

そのため、テレビ局はレギュラーの起用を渋るようになった頃、この疑惑が出てしまい、それを口実にテレビ局から干されてしまう結果となったのです。

また、この疑惑の少し前に「発掘あるある大辞典」でのヤラセ疑惑が発覚しています。

レギュラーは全く関係ありませんでしたが、テレビで「あるある探検隊」を使うことができず、しばらくの間、封印せざるを得ない状況になってしまいました。

こう言った不運が連続で重なってしまい、活躍の場を追われたレギュラーは、一時期はアルバイトで食いつなぐ生活をしていたと言います。

ブレイクした経験があるだけに、貧乏生活に逆戻りするのは相当辛かったことでしょう。

レギュラーの現在

現在は、アルバイトをしなくても生活ができていると言うレギュラーですが、テレビへの露出は相変わらずほとんどありません。

では、現在どのような活動を行なっているのでしょうか。

レギュラーは現在、各地の老人ホームを回ってネタを披露し、老人たちを笑わせることを生きがいに活動しています。

老人ホームを回るきっかけは、次長課長の河本さんが母親の生活保護不正受給問題で仕事が無かった頃、老人ホームでボランティアをする際にレギュラーを連れてネタを披露したことでした。

「あるある探検隊」のネタで、老人たちが大いに盛り上がってくれたことで、お年寄りを笑顔をにする事の素晴らしさを感じたそうです。

それ以降、老人ホームでネタを披露して、少しでもお年寄の励みになりたいと活動を続けています。

しかも、ネタ披露だけではなく、2人とも介護職員初任者研修の資格を取得、松本さんは、レクリエーション介護士2級、認知症サポーターキャラバンという資格も取得したそうです。

「あるある探検隊」だけではなく、認知症に良いとされる運動を学び、お年寄りたちと実践するなど、ネタを披露するだけではなく本格的に介護に携わっています。

また、定期的にライブや舞台の仕事もこなしており、地方のイベントなどにも登場しています。

地道な活動ですが、不運なスキャンダルを乗り越えて2人は今もお笑い芸人として、多くの人を笑わせ勇気付けています。

一気にブレイクしたことで、一時は傲慢な態度を取ってしまった時期もあったレギュラー。

失敗を重ねた2人だからこそ、きちんと向き合い、自分たちにできることを探した結果が今の活動なのです。

たまにテレビで見かけると「懐かしい〜」とつい見入ってしまうほど、一世を風靡したレギュラーが、これからも活躍し、以前のようにまたテレビでたくさん見られる日が来るといいですね。

まとめ

「あるある探検隊」のネタで大ブレイクしたお笑いコンビ・レギュラーは、最近ではテレビでほとんど見かけなくなりました。

以前なら、いつテレビをつけても「はい！はい！はいはいはい！」という掛け声が聞こえていたのにもかかわらず、今では一発屋芸人と呼ばれています。

その原因は、松本さんの未成年淫行疑惑がかなり影響しており、疑惑はガセネタだった可能性が高いものの、イメージダウンは免れませんでした。

一時はアルバイトでしのぐ生活でしたが、現在は各地の老人ホームをめぐってネタを披露し、お年寄りを大いに笑わせているようです。

介護の資格も取得し、お笑いだけではなく本格的に介護を学んでいる2人は、今の活動にやりがいと誇りを感じています。

テレビではなかなか見かけませんが、お笑い芸人としてまた活躍を見せてくれるのを期待したいですね。