清純派女優として人気だった岡本綾さんでしたが、中村獅童さんとのスキャンダルが話題になって以来、ほとんど姿を見なくなりました。
今回は岡本綾さんと中村獅童さんの経歴や不倫騒動の経緯、その後や現在をまとめてみました。
岡本綾のプロフィール
生年月日:1982年12月9日
出身地:東京都
身長:164cm(推定)
職業:女優
岡本綾の経歴
幼少期は子役として活躍
岡本綾さんは、東京都出身、育ちは福島県です。
小学生の頃に父親を不慮の事故で亡くして以降、小学校の後半から中学校卒業までは母親の実家である福島県いわき市の祖父母の家で過ごしていたようで、生い立ちは少々寂しい環境でした。
どこかミステリアスで清潔感のある雰囲気は、年上の男性からも人気だったようですが、やや影がある印象もあり、このような生い立ちが関係しているのかもしれません。
そんな岡本綾さんは、子役として幼い頃から芸能界で活躍していました。
1991年、9歳で映画『陽炎』に初出演を果たしており、城島りんの幼少時代を演じています。
1995年の映画『学校の怪談』や1997年の映画『いちご同盟』でもヒロインを演じてブレイクしました。
連続ドラマでは、TBSの学園ドラマ『3年B組金八先生』の1995年-1996年の第4シリーズ、2001年-2002年の第6シリーズが初出演です。
デビュー当初から、その可憐な容姿が評判を呼んで、人気女優になっています。
朝ドラ出演で大人気に
岡本綾さんの名を、現在のように全国区に広めたのは、大女優への登竜門とよく言われる、NHK朝の連続テレビ小説への出演でした。
2000年の朝ドラ『オードリー』は、主人公のモデルが作者の大石静本人だったことも話題の作品でした。
また、堺雅人さんや佐々木蔵之介さん、長嶋一茂さんや國村隼さんなども出演しており、現在では大俳優となった方々が多数出演していました。
さらに主題歌は、倉木麻衣さんの「Reach for the sky」も人気で、出演俳優のほとんどが以後大きな活躍をしています。
当時は高校生だった岡本綾さんは、撮影のために高校を休学して臨んでいたそうで、映画に情熱を持ち映画制作のエキスパートとして活躍するヒロインの女性を、この映画で演じています。
さまざまな芸能活動にチャレンジし、人気女優へ
出典:https://www.cinemacafe.net/
そんな演技も好評だった岡本綾さんは、朝ドラ出演後も着々と仕事を増やしていきました。この頃は、まさに順風満帆だったと言えるでしょう。
ドラマや映画にとどまらず、CM・グラビアや写真集などもこなしていき、知名度も人気もうなぎのぼりに。
2002年、『おぎゃあ。』で映画初主演を果たしたのを皮切りに、続々と映画のでヒロイン役を獲得していきます。
映画だけでも、2004年『ムーンライト・ジェリーフィッシュ』、2005年『メタセコイヤの木の下で』、2006年『地下鉄(メトロ)に乗って』、2007年『天国は待ってくれる』に出演しています。
2003年11月には、自身の最初で最後の写真集『mariposa』を発売しました。
また、韓国KBSにて2003年7月7日から同年9月8日まで放送されたテレビドラマ『夏の香り』で、シム・ヘウォンの吹き替えも担当しています。
舞台は、2006年に長塚圭史さん演出のPARCO劇場で行われた『ウィー・トーマス』のマレード役、2007年の『殿のちょんまげを切る女』のさくら役の2作に出演しています。
CMでは、花王『ビオレU』、コカコーラ『ウォーターサラダ』、NTTドコモ関西、サントリーの『南アルプスの天然水』、ビオフェルミン製薬、農林中央金庫などに出演しています。
中村獅童のプロフィール
生年月日:1972年9月14日
出身地:東京都
身長:177cm
職業:俳優・声優・歌舞伎役者
中村獅童の経歴
中村獅童さんは、歌舞伎の名門・小川家(旧播磨屋、現・萬屋)に生まれ、父は元歌舞伎役者の初代中村獅童(本名・小川三喜雄)です。
1981年6月、歌舞伎座『妹背山婦女庭訓』「御殿」の豆腐買の娘おひろで二代目中村獅童を名乗り、初舞台を踏みます。
中学時代よりロックに傾倒しバンド活動をしていたそうですが、日本大学を中退し、19歳で歌舞伎の道を目指す事を決心しています。
しかし、後ろ盾がないために役がつかず、最後列の一番端に並んでいるだけの役を演じる下積み生活が長かったものの、1996年『狐狸狐狸ばなし』おそめ役で歌舞伎座賞を受賞します。
また、翌年には「歌舞伎の見方」解説で国立劇場特別賞を受賞しており、歌舞伎役者として世間に名が知られるようになっていきました。
劇団や俳優のオーディションを受け落選続きだったものの、 2002年7月20日公開の映画『ピンポン』で準主役の「ドラゴン」の役で出演し、一躍ブレイクしました。
そして、日本アカデミー賞、ゴールデン・アロー賞(映画新人賞)、ブルーリボン賞、日本映画批評家大賞、毎日映画コンクールの各新人賞5冠を受賞を受賞しています。
2003年にタレントの篠原ともえさんとの交際が報道され話題になりましたが、破局しています。
2年後の2005年6月には、映画『いま、会いにゆきます』で共演した女優の竹内結子さんと、いわゆる”デキ婚”で結婚し、同年11月、第1子となる男の子が生まれています。
公私ともに順風満帆かと思われた中村獅童さんでしたが、2006年7月12日、酒気帯び運転と信号無視で警視庁に検挙されたのと同時に、不倫が発覚してしまいます。
そして、一連の不倫騒動と家庭内の不和などのスキャンダルが発端となり、2008年2月29日に離婚。竹内結子さんとの結婚生活はわずか3年でした。
2011年5月には、一般女性と再婚しています。
岡本綾と中村獅童の不倫が発覚し話題に
中村獅童が起こした飲酒運転での逮捕騒動
中村獅童さんは、2006年7月12日 酒気帯び運転と信号無視で警視庁に検挙されました。
当時、中村獅童さんは、歌舞伎役者、俳優・声優として、人気を確立しつつありました。
この日の午前4時頃、東京都世田谷区三軒茶屋1丁目の国道246号の交差点で、パトカーが信号無視する車を発見します。停車させ確認すると、運転していたのが中村獅童さんだと判明します。
危険運転致死傷罪が2001年に施行されて以降、飲酒運転に対する関心が高まりを見せる中での、芸能人の逮捕とあって、大々的に報道されました。
検知されたアルコール量は呼気1リットル当たり0.35ミリリットルで、現在の「酒酔い運転」の規定のおおよそ倍の量に相当します。
その後の記者会見で中村さんは「飛行機の中でシャンパンを飲んだのは事実ですし、言い訳のしようがない。甘えがあった。」と語っています。
記者会見では、同乗していた女性について聞かれると、「会食した仲間の1人で一般人。妻も知っている女性」と説明していました。
結局のところ、東京区検察庁に書類送検され、道交法違反(酒気帯び運転)で罰金20万円の略式命令が言い渡されました。
中村獅童の飲酒運転で岡本綾との不倫がバレることに
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しかし、この”妻も知っている女性”が、岡本綾さんだったことが後に発覚します。
結婚からわずか1年で中村獅童さんが不倫をしていたことが判明し、さらにワイドショーを賑わすことになります。
中村さんは2006年7月13日の記者会見で「一からやりなおす」と話し、CMやドラマも降板するなど、それまで来ていた仕事のほとんどを辞退・自粛することになりました。
中村獅童の不倫騒動後&現在
芸能活動はわずか3ヵ月後に復帰
中村獅童さんは記者会見のわずか3ヵ月後、2006年9月11日 アニメ 『DEATH NOTE』のリューク役で芸能界復帰を果たしています。
ネットの評判としては、中村獅童さんへのバッシングはまだ現在も一部強いようで、未だに『親の七光り』と揶揄されることもあるようです。
大河ドラマへの出演経験も多く、人気俳優だった中村獅童さんですが、不倫騒動やバッシングが尾を引き、2007年以降もドラマや映画に出演しているものの、主演は激減した感があります。
中村獅童は竹内結子と離婚へ
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飲酒運転での逮捕と岡本綾さんとの不倫スキャンダル後、中村獅童さんはメディアの矛先を変えようと思ったのか、母親から厳しく説教されていた竹内結子さんの話を暴露します。
自ら嫁姑問題を暴露したことで、中村獅童さんはさらにバッシングを受けるようになります。
さらに、竹内結子さんの女優復帰熱などが盛んに報じられるなど、離婚の可能性が取り沙汰されるようになっていきました。
そんな嫁姑問題や離婚危機報道が連日ワイドショーで大きく報じられ、世間の注目は岡本綾さんとの不倫から、竹内結子さんと中村獅童さんの今後に移っていきました。
そして、中村獅童さんは2008年に竹内結子さんと離婚しています。
一般女性と2度目の結婚
2011年8月29日、都内で行われた米人気ドラマシリーズ『SUPERNATURAL VI〈シックスシーズン〉』のイベントで、一般女性との交際を公表した中村獅童さん。
同年5月28日、東京都内のホテルで披露宴を行い、再婚しています。そして、2017年12月18日に所属事務所を通じて、第2子をもうけたことを報告しています。
岡本綾の不倫騒動後&現在~結婚の予定も
イメージ低下で仕事が激減
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それまで清純派女優として人気だった岡本綾さんですが、中村獅童さんの不倫相手だと分かったことで、すっかり「不倫女優」のイメージがついてしまいました。
挙句には、中村獅童さんと竹内結子さんは離婚となっており、一気に岡本綾さんのイメージは低下し、メディア露出が激減しました。
一般的にイメージが命の芸能界ですから、不倫報道があった芸能人は、ドラマや映画、バラエティ番組など、どれをとっても採用されづらくなります。
CMも同様で、会社の顔ともなるキャラクターには不倫をしていた人間は相応しくない、という理由で、企業も採用しなくなるものです。
特に、清潔感や透明感が売りだった岡本綾さんですから、なおさら出演機会は減っていきました。
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そこで、岡本綾さんは不倫発覚からイメージを変えようと、より一層露出の多いグラビアや、ドラマの脇役などに出演していました。
映画出演は、2007年の『天国は待ってくれる』 中野薫役が最後に、連続ドラマ出演は2005年のTBSドラマ『ブラザー☆ビート』吉原理絵役/神崎亜紀役が最後です。
単発ドラマでは、2006年フジテレビのドラマ『岡部警部シリーズ 倉敷殺人事件』草西英役が最後です。
芸能活動休止へ
不倫報道後、ネットニュースや掲示板で岡本さんは頻繁に叩かれるようになりました。
そして2007年5月、「女優として内から引き出すものが無くなり、表現者としての限界を感じている。一度、自分自身を見つめ直す時間がほしい」と所属事務所を退社し、芸能活動を無期限休養しています。
それまで築いてきた女優のイメージを回復することが難しい、と自覚したからかもしれません。
現在
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そんな岡本綾さんは現在、オーストラリアのシドニーに住んでいるとの情報が出回っていたことがあります。
その報道によれば、オーストラリア人の家に同居しており、結婚を前提として付き合っている男性がいるそうです。タイミングを見て、入籍予定のようだと報じられています。
ちなみに、現在でも芸能活動は一切していません。
まとめ
岡本綾さんはと中村獅童さんはスキャンダルをきっかけに、それぞれ別の道を歩むことになりました。
飲酒運転の上に不倫の中村獅童さんは芸能界復帰を果たし、不倫相手だった岡本綾さんは現在も一切芸能活動を行っていないことを考えると、なんだか腑に落ちない気がします。
岡本綾さんには現在、婚約者がいるようですので、今度は本当の幸せを掴んで欲しいですね。