宝塚歌劇団でいじめによる自殺事件が起こりました。その自殺した女優の双子の妹が一禾あおです。
一禾あおさんの本名やプロフィール、実家や家族(父親・母親・兄弟)と双子の姉の有愛きいさんとの関係やいじめによる自殺事件の詳細、結婚の有無や現在をまとめました。
この記事の目次
一禾あおはタカラジェンヌ&有愛きいの双子の妹
一禾あおさんは宝塚歌劇団の雪組・男役の女優です。雪組男役の中ではちょうど中堅の立ち位置となります。
一禾あおさんには双子の姉がいます。その双子の姉とは、宝塚歌劇団の有愛きいさんです。有愛きいさんは2023年9月30日にパワハラ・いじめを苦にして自宅マンションから飛び降り自殺をしました。
一禾あおの本名やプロフィール・経歴
出典:natalie.mu
一禾あお
本名:井上茉美(いのうえまみ)
生年月日:1998年4月22日
出身:京都府京都市
身長:171cm
所属:宝塚歌劇団・雪組
活動:男役女優
一禾あおさんの本名は井上茉美(いのうえまみ)さんといいます。京都府京都市出身で、身長は171cmというすらっとした体型です。
一禾あおさんは京都市にある私立の中高一貫女子校であるノートルダム女学院中学校を卒業し、中学卒業と同時に宝塚音楽学校に入学しました。
宝塚音楽学校の受験資格は中学3年から高校3年までの女子に限られます。中学卒業と同時に宝塚音楽学校に入学したということは、一禾あおさんは一発合格ですから、優秀な生徒だったのでしょう。
2014年の宝塚音楽学校の受験者数は1065人、合格者数は40人で倍率は26.7倍という狭き門でしたから、一禾あおさんが優秀だったことは間違いありません。
一禾あおさんは2014年5月に宝塚音楽学校に入学し、2016年に宝塚歌劇団102期生として、宝塚歌劇団に男役で入団しました。
2016年3月の「THE ENTERTAINER!」で初舞台を踏み、それ以降は雪組公演に出演しています。一禾あおさんの最新の出演作は、2023年10月1日の宝塚バウホールでの「宝塚舞踊会」です。
一禾あおの実家は京つけもの処 近為
週刊文春の有愛きいさんに関する報道によると、一禾あおさんの実家は京都市で140年以上続く由緒ある漬物屋とのことです。
彼女は1998年、京都市で140年以上続く由緒ある漬物屋に長女として生まれた。
双子の姉の有愛きいさんと一禾あおさんの実家は、当然同じですよね。ということで、一禾あおさんの実家は次の条件に当てはまることがわかります。
・京都市内にある
・140年以上続く漬物屋
・実家の姓は「井上」
この3つの条件に当てはまるのは、次の2つの漬物屋になります。
・京つけもの処 近為
・井上漬物店
どちらが一禾あおさんの実家なのかを検証していきます。
井上漬物店は条件に合わない
出典:hotpepper.jp
一禾あおさんの実家候補の1つ目は、井上漬物店です。井上漬物店は創業が明治5年の老舗漬物店なので、2023年で創業151年になります。社長の姓は「井上」です。
ということは、一禾あおさんの実家の条件に合うのですが、社長の年齢が一禾あおさんの実家の条件には合いません。
井上漬物店の5代目は1981年生まれの方です。一禾あおさんは1998年生まれです。父親にしては若すぎるし、兄にしては年齢が離れすぎているように思います。そのため、井上漬物店が一禾あおさんの実家である可能性は低いでしょう。
近為は条件にピッタリ
一禾あおさんの実家候補の2つ目が、「京つけもの処 近為」です。
近為は明治12年創業なので、2023年で創業144年になります。また、創業者の名前は井上為次郎氏、現在の社長の名前は井上清孝氏です。
京都市上京区に本社があり、北野天満宮近くに店舗があります。その他、亀岡市に工場と直売所、東京の深川に店舗があります。
「京つけもの処 近為」の井上社長の写真を見ると、一禾あおさんの父親でおかしくない年齢ですので、「京つけもの処 近為」が一禾あおさんの実家の可能性が高いと思われます。
10月1日に臨時休業していた
「京つけもの処 近為」が一禾あおさんの実家の可能性が高い理由はほかにもあります。
京つけもの処 近為の亀岡工場直売所は、2023年10月1日に臨時休業していました。これは、前日の9月30日に近為のホームページで告知されました。
臨時休業が告知された9月30日は、一禾あおさんの姉である有愛きいさんが自殺して死亡が確認された日です。そして、その翌日に近為の直売所は臨時休業したことになります。
この臨時休業は、娘の有愛きいさんが亡くなったためだったのではないか?と推測することができますね。
宝塚の中にも近為ファンがいる
宝塚歌劇団の中に、近為の漬物にハマっている「近為ファン」がいます。
宝塚雪組トップの彩風咲奈さんが、最近京都の近為の漬物にハマっているという話をスカイステージでしてたから、行ってきたよね。
— ちづ (@lwirhdngd) September 7, 2021
ひとつオマケをつけてくれました✨ pic.twitter.com/wu0aDtb36n
近為の漬物にハマっているのは雪組トップスターの彩風咲奈さんです。一禾あおさんは雪組の中堅男役でした。雪組のメンバーや先輩に実家のお漬物を差し入れして、それをトップスターの彩風咲奈さんが食べてハマってしまったと考えられます。
これらのことから、一禾あおさんの実家は京つけもの処 近為で間違いないでしょう。
一禾あおの家族構成
出典:twitter.com
一禾あおさんの家族は両親と妹の有愛きいさんになります。ほかにも兄弟がいる可能性はありますが、情報はありません。
父親は近為の社長である井上清孝氏です。母親は宝塚に熱心だったという情報があります。
「もともとお母さんが宝塚に熱心でした。小さい頃から可愛らしくてね。その後、お父さんが『娘が宝塚に入ったんだ』って嬉しそうに話していました」(一家の知人)
引用:《タカラジェンヌ飛び降り事件》「長身でスタイル抜群なので目立ってた」死亡したAさん(25)が前日に立った“宙組舞台”の様子 理事長は「現時点では詳細は公表しません」 | 文春オンライン
双子だった一禾あおさんと有愛きいさんが2人とも宝塚歌劇団に入ったのは母親の影響が大きかったのでしょう。でも、いくら母親が熱心でも才能と美貌がないと宝塚には入れませんので、近所では美人双子として有名だったのでしょう。
一禾あおの実家は超金持ち
一禾あおさんの実家は超お金持ちという情報があります。
実家の「京つけもの処 近為」は創業140年以上の京都の老舗漬物屋で、東京にも進出していました。
2023年の時点では東京の店舗は深川店の1店舗のみですが、新型コロナウイルスが流行する前までは大丸東京に出店していたり、深川に2号店を出していたりしました。
これだけで、実家が金持ちということは間違いないですよね。
さらに、一禾あおさんはノートルダム女学院中学出身です。ちなみに姉の有愛きいさんもノートルダム女学院中学・高校出身です。
ノートルダム女子学院中学は年間学費は約93万円です。双子なので2人分になり、年間学費は約200万円!この学費をポン!と出せるのは、間違いなくお金持ちですよね。
しかも、宝塚音楽学校に合格するために、バレエや声楽などの受験スクールに通っていたはずで、このスクール費用も月5万円近くはかかります。
さらに、一禾あおさんと有愛きいさんは、父親が所有していたマンションに住んでいました。
最近はお父さんが所有するマンションに2人で暮らしていた
実家以外にマンションを所有しているなんて、絶対にセレブです。おそらく、宝塚歌劇団に入団した2人の娘のためにマンションを購入したのでしょう。
一禾あおの双子の姉が有愛きい
有愛きい
本名:井上奈美
生年月日:1998年4月22日
出身:京都府京都市
所属:宝塚歌劇団宙組
身長:164cm
活動:タカラジェンヌ
有愛きいさんは、一禾あおさんの双子の姉です。
彼女の双子の妹は1期上の102期生として入団した、雪組の男役・一禾あおです。姉妹仲は良く、普段からお互い悩み事を相談していました
双子ですが、顔がそっくりというわけではありませんし、身長も違うので、二卵性双生児だったものと思われます。
一禾あおさんは中学卒業後すぐに宝塚音楽学校に入学しましたが、姉の有愛きいさんは1年遅れで宝塚音楽学校に入学しました。そのため、一禾あおさんは102期生ですが、姉の有愛きいさんは103期生になります。
宝塚音楽学校卒業後の2017年4月に「Dramatic“S”!」の初舞台を踏み、宙組の娘役として、宝塚の舞台で活躍してきました。
しかし、2023年9月30日に自宅マンションから飛び降り自殺をして、25歳の若さで亡くなっています。
一禾あおの双子の姉・有愛きいはパワハラで自殺
一禾あおの双子の姉である有愛きいさんは宝塚歌劇団内でのいじめ・パワハラを苦に自殺しています。そして、この有愛きいさんの自殺によって、可憐で煌びやかな世界だと思われていた宝塚歌劇団内のいじめ問題や隠ぺい体質が明らかになり、大きな社会問題となっています。
2023年9月30日に飛び降り自殺
出典:twitter.com
2023年9月30日の午前7時過ぎ、兵庫県宝塚市内の自宅マンションの敷地内でタカラジェンヌの有愛きいさんが亡くなっているのが発見されました。
有愛きいさんは駐車場の花壇の植え込みに倒れていましたが、着衣の乱れや事件性を思わせる傷はなかったので、自殺として処理されました。
駆けつけた捜査員が1マンションを調べたところ、通路に彼女の所持品と思われる手提げ鞄を発見し、身元が判明した」
亡くなったのは宝塚歌劇団の宙組に所属するタカラジェンヌ、有愛きい。
この自宅マンションは、妹の一禾あおさんと一緒に住んでいたマンションになります。
有愛きいさんが飛び降り自殺をした前日の9月29日には、宙組公演の「PAGAD」が初日を迎え、有愛きいさんも普段と同じように舞台に立っていたとのこと。初日舞台を終え、帰宅した後、自殺をしたということになります。
パワハラ・いじめを受けていた
有愛きいさんが飛び降り自殺する前々日の9月28日、翌日に公演初日を迎える中で通し稽古が行われました。
その中で、有愛きいさんは集団リンチのようなパワハラ・いじめに遭っていました。
稽古中、有愛さんは4人の上級生から『下級生の不手際は、すべてお前の責任だ』と集団リンチのような目にあっていました。ある上級生から『マインドが足りない。マインドがないのか!』と罵声を浴びせられると、今度は別の上級生から『この嘘つきが!』『嘘つき野郎』と面罵されていました……」
引用:(2ページ目)「集団リンチのような目にあっていた」“タカラジェンヌ飛び降り事件”有愛きい(25)が死の2日前に浴びた“上級生からの罵声”「マインドがないのか!」「嘘つき野郎」 | 文春オンライン
また、その前からいじめがあったようで、上級生からヘアアイロンをおでこに当てられて火傷をしたこともあります。有愛きいさんは以前からずっと、宝塚内でいじめに遭っていたんですね。
有愛きいさんは公演初日前日のパワハラ・いじめによって、心がぽっきり折れてしまったようで、飛び降りる前には母親に次のようなメッセージを送っていました。
実はこの日、有愛さんは母親あてに〈28日夜にはマンションから飛び降りることを決めていた。精神的に崩壊している……〉とメッセージを送っていたのです。
しかし、宝塚歌劇団の内部調査では、いじめはなかったと結論付けています。宝塚歌劇団は隠ぺい体質と言われても仕方がないですよね。
夏に退団予定だったが同期・後輩のために退団できず
出典:bunshun.jp
実は、有愛きいさんは2023年夏に宝塚歌劇団を退団することを希望していました。
本当なら、今年の夏に退団する予定でしたが、突然の同期2人の退団の意向を知り、新人公演の長としての責任感から、来春に延期せざるを得なくなりました。
責任感と同期や後輩のために退団することを延期せざるを得なくなったんですね。そして、有愛きいさんは宝塚にいじめ・パワハラがあることを何度も訴えてきましたが、有愛さんの訴えは無視・捏造されてしまったようです・・・。
両親が宝塚歌劇団に行かなくて良い。もうやめて良いと言っても、有愛きいさんは涙を流しながら「そんなことをしたらもう怖くて劇団には一生行けない」と訴えたとのこと。
娘は「そんなことをしたら上級生に何を言われるか、何をされるか分からない、そんなことをしたらもう怖くて劇団には一生行けない」と涙を流しながら必死に訴えてきました。
こんな風に訴えるなんて、日ごろからいじめ・パワハラを受けていて、精神的に限界まで追い込まれていたのでしょう。
一禾あおは姉の有愛きいの自殺翌日にも舞台に立っていた
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一禾あおさんは双子の姉の有愛きいさんの死をその当日の9月30日に知ったはずです。
双子の姉の死、しかも一緒に住んでいた自宅マンションから飛び降り自殺をしたと知った一禾あおさんは大きなショックを受けたことは想像に難くありません。
それでも、一禾あおさんはその翌日の10月1日の公演に立ちました。10月1日の公演とは、宝塚バウホールでの『宝塚舞踊会』です。
おそらく、一禾あおさんは、姉の有愛きいさんと同様に責任感が強かったものと思われます。
ところが、有愛さんの死の翌日である10月1日、一禾さんは舞台上に立っていたんです。周囲は、精神的に耐えられないだろうと出演しないことをすすめたんですが、一禾さんは“(共演する)ほかの2人の迷惑になるから”と、舞台に穴をあけることを頑なに拒んだそうです。
引用:【宝塚歌壮絶いじめ騒動】タカラジェンヌが転落死した翌日、双子の妹が気丈にステージに立っていた!|NEWSポストセブン – Part 2
ほかの2人に迷惑をかけるわけにはいかないからという理由で、一禾あおさんは姉の死を知った翌日にも舞台に立ち続けたなんて、とても胸が痛みます。
一禾あおは結婚していない
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一禾あおさんは結婚していません。独身です。
タカラジェンヌは現役の時は結婚しないのが通例です。一禾あおさんはまだ現役のタカラジェンヌですから、少なくとも宝塚を退団するまでは結婚することはないでしょう。
一禾あおの現在
出典:twitter.com
一禾あおさんは現在も宝塚を退団していません。
しかし、雪組公演の「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル/FROZEN HOLIDAY」は全日程休演することが発表されました。
すでに一禾あおさんの代役も発表されていますので、東京公演の千秋楽(2024年2月11日)までは一禾あおさんは宝塚の舞台に上がることはないでしょう。
一禾あおさんは、おそらく姉の有愛きいさんのパワハラ・自殺問題が遺族に納得できる形で解決するまでは舞台に立つことはないと思います。また、解決できたとしても、このままひっそりと退団する可能性が高いのではないでしょうか。
一禾あおのまとめ
一禾あおさんのプロフィールや本名・経歴、実家や家族構成、双子の姉の有愛きいさんのパワハラ自殺問題、結婚の有無や現在をまとめました。一禾あおさんは辛い立場になりますが、遺族の納得できる形で有愛きいさんのパワハラ自殺問題が解決することを願います。