40代後半以上の人には思い出深い名作ドラマ「東京ラブストーリー」。その主要キャストの1人である有森也実さんは、一体どのような女優さんなのかを深堀りしていきます。
有森也実さんのプロフィールや家族(両親・兄弟)、経歴や若い頃のかわいい画像、結婚や旦那・子供の有無、しわがヤバいという噂と現在をまとめました。
この記事の目次
有森也実は東京ラブストーリーの女優
有森也実
生年月日:1967年12月10日
出身:神奈川県横浜市
身長:160cm
血液型:O型
所属:フリー(元スペースクラフト・エンタテインメント)
活動:女優
有森也実さんは横浜出身の女優です。
特技はバレエ・ダンスで、バレエは5歳から習っていました。また、若い頃に出演した「東京ラブストーリー」などの役から「清楚系女優」というイメージが強いのですが、実は酒豪&サバサバした性格で、30代以降では濡れ場を演じるなどいろいろな役に挑戦し、女優としての幅を広げています。
近年は映画中心に活躍されていて、あまりテレビには出演しませんが、時々テレビに出演すると、「相変わらずカワイイ」、「50代半ばでも全然キレイ」など、その美貌への称賛が集まっています。
有森也実の家族(両親や兄弟)
4人家族
出典:asagei.com
有森也実さんは4人家族で育ちました。
・父親
・母親
・有森也実
・弟
父親は旅行会社勤務、母親は専業主婦で、父親が圧倒的に力が強い家庭だったとのことです。いわゆる「亭主関白」のような父親だったのでしょう。
母親は芸能や舞台に興味がある人でした。
母は芸能や舞踊に興味がある華やかな人。ミスコンで入賞して芸能界デビュー一歩手前までいったのですが、婚約中の父が猛烈に反対し、芸能界へのあこがれを胸に秘めたまま結婚したそうです。
母親が芸能などに興味がある人だったから、有森也実さんは5歳からバレエを習っていたのでしょうし、有森也実さんがデビューするために背中を押してもらえたのだと思います。
高校時代から両親は別居
有森也実さんが高校生になった頃、父親は横浜の家を出て、佐賀県の実家に戻りました。そこから亡くなるまで、ずっと両親は別居していました。
なぜ別居することになったのか?それは父親の実家が神社だったためです。父親の実家は佐賀県鹿島市にある松岡神社で、有森さんの祖父が宮司をしていましたが、その跡を継ぐために佐賀の実家に戻ったのです。ただ、父親は横浜で事情に失敗したから実家で宮司になったという情報もあります。
神主の家に生まれた父は横浜での事業に失敗し、母と娘を残して佐賀に戻り、神社を継いだ。
なぜ、母親と有森也実さんは父親と一緒に佐賀に行かずに、横浜に残って別居することになったのか?その理由は有森也実さんの芸能活動を支援するということがあったようです。
もちろん、それ以外にも両親にしかわからない別居を続ける理由はあったのだと思います。
有森也実さんは高校生ですでに芸能活動を始めていましたので、佐賀に行ってしまうと、芸能活動ができないから、母親は横浜に残る選択をしたのでしょう。
両親の別居は30年以上続きました。母親は離婚することも視野に入れていましたが、結局は離婚はしませんでした。
『今年はお父さんのところに行って離婚届に判を押してもらわなくちゃいけないわよね』とか、そんな話だって何度もしてましたが、全然行動に移さない。
ただ、この両親の別居状態を有森也実さんは理解できなかったそうです。
「夫婦は一緒に生活するもの」「それが子供にとっても最善」──当たり前のようにそう思って生きてきた有森にとって、両親の煮え切らない関係は、到底理解できるものではなかったのだ。
特に、有森さんは父親にわだかまりを持っていたようで、30年以上父親が宮司を務める神社を訪れることはなく、母親の葬儀で初めて訪れました。
有森也実は母親を看取る
有森也実さんの母親は2006年に胃がんが発見されました。9年間の闘病の末、有森さんは母親を自宅で看取りました。そして、その2年後に長い期間別居していた父親も肺がんで亡くなっています。
有森也実の経歴
デビューは雑誌モデル
出典:bunshun.jp
有森也実さんは中学3年生の時にティーン向けのファッション誌「Mc Sister」のモデル募集に応募し、見事合格して、「Mc Sister」の専属モデルになり芸能界デビューしました。
その後、明治大学付属中野高等学校定時制に通いながら芸能活動を続け、1984年ごろからドラマに出演して女優活動を始めます。
1986年には『星空のむこうの国』という映画でヒロインを演じて映画デビュー。さらに、同年の『キネマの天地』でもヒロインを演じ、次の映画賞を受賞します。
・第29回ブルーリボン賞新人賞
・第10回日本アカデミー賞新人俳優賞
この『キネマの天地』はヒロインが急きょ降板したことで、有森也実さんが代役を掴んで、映画賞を受賞しました。そこから映画出演が増えていきます。
東京ラブストーリーでブレイク
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清純派女優としていろいろな作品に出演していた有森也実さんが一気に知名度を上げた作品が『東京ラブストーリー』です。
ドラマ『東京ラブストーリー』は柴門ふみさんの漫画を原作にして1991年にドラマ化された作品です。
この東京ラブストーリーは「月曜夜9時には街からOLが消える」と言われるほどの大ヒット作品になり、最終回の平均視聴率は32.3%を記録しました。
このドラマの中で、有森也実さんは主要人物の1人の関口さとみを演じました。関口さとみは織田裕二さん演じる長尾完治と江口洋介さん演じる三上健一の間で揺れ動く幼稚園教諭の女性を演じました。
この東京ラブストーリーの関口さとみ役が有森也実さんにとってはまり役となり、「有森也実=東京ラブストーリーのさとみ」というイメージがつき、有森也実さんの世間の認知度は大きく上がります。
幅広い役を演じる
東京ラブストーリーの関口さとみのイメージが強くなった有森里美さんですが、1990年代後半から少しずついろいろな役を演じるようになります。ヤクザの情婦や殺人犯などいろいろ演じるようになりました。
その後も婦人警官、愛人、殺人犯までいろいろ演じましたが、どんな役をやったとしてもやっぱり、さとみ役のイメージを越えられるものはなくて。あるときまでは“関口さとみに対する挑戦”みたいな気持ちで女優をやっていたと思います
引用:《独立初インタビュー》女優歴37年の有森也実が語る「引退を考えた」崖っぷちの過去と「結婚願望」 | 文春オンライン
2002年には写真集でセミヌードを披露し、同年の「新・仁義の墓場」では大胆な濡れ場と共に、覚せい剤中毒にさせられて正気を失っていく女性を体当たりで演じました。
2005年ごろからは、マネージャーと話し合いながら仕事を選ぶようになります。どんどん役の幅を広げていき、その究極形が2017年公開の「いぬむこいり」です。
「いぬむこいり」は4時間5分という長尺の上映時間の作品で、伝承民話「犬婿入り」をモチーフに、小学校教諭のヒロインの時空を超えた冒険の旅を描いています。
4時間の長尺の中で「犬男」との過激なラブシーン、放尿シーン、全裸…とすべてをさらけ出す熱演だ。延べ32日間の撮影後は「もう女優を辞めようと思った」ほど“完全燃焼”したという。
この「いぬむこいり」の有森也実さんは東京ラブストーリーの関口さとみさんとは全くイメージが違う演技なので、東京ラブストーリーのイメージのままで見るとのふり幅に驚くと思います。
有森也実の若い頃がかわいい
有森也実さんは親しみやすさがある美人ですよね。今でもかわいいですが、若い頃は本当にかわいかったんです。
有森さん本人は子供の頃のルックスを次のように表現しています。
私は引っ込み思案で、地味な女の子でした。小学生の頃は、鼻ペチャで体形もぽっちゃり。
でも、実際は全然地味じゃなくて、華やかな印象のかわいい女の子です。
出典:jisin.jp
出典:jisin.jp
出典:joshi-spa.jp
ただただかわいい!とにかくかわいい!こんなかわいい女優さんが東京ラブストーリーで関口さとみを演じたのですから、注目を集めるのは当然ですよね。
有森也実は東京ラブストーリーで「おでん女」として女性から嫌われた
出典:jprime.jp
有森也実さんは超人気ドラマの東京ラブストーリーで、織田裕二さんと江口洋介さんの間で揺れる関口さとみを演じました。ただ、この関口さとみは視聴者からは思いっきり嫌われたキャラでした。
視聴者の女性は鈴木保奈美さん演じる赤名リカに肩入れしていました。そして、最初は三上と同棲し、うまくいかなくなると完治に近づいてリカから完治を略奪した関口さとみを嫌っていたんです。
ドラマの中で、さとみ(有森也実)はリカのところに向かおうとした完治におでんを持っていって引き留めたことから、有森也実さんは「おでん女」と呼ばれるようになりました。
有森也実さんは「おでん女」こと関口さとみを演じたことで、視聴者から嫌がらせを受けるようになります。
・「死んでしまえ」という手紙をもらう
・カミソリ入りの手紙をもらう
・新宿駅近くの地下通路を歩いていたら、石が飛んできた
・仲のいい友人からも『也実を憎たらしいと思ったのは初めてだよ』と言われる
役のイメージが定着して嫌がらせを受けるなんて女優は大変ですが、それだけ有森也実さんの熱演が光っていたからと言えるでしょう。有森也実さんが関口さとみを演じなかったら、東京ラブストーリーはここまで人気が出なかったのではないでしょうか。
有森也実は結婚していない=旦那と子供もいない
1度も結婚歴はない
有森也実さんは美人女優ですし、清楚で関口さとみのイメージが強いので、すでに結婚していると思い込んでいる人も多いと思いますが、実は独身です。結婚歴もありません。
「私は今も独身で、子供もいません。
ただ、恋愛は情熱的とのこと。
・彼氏と24時間唇が腫れるまでキスをした
・入院中の彼氏に長い文章の手紙を送り続けて、彼氏がストレスで胃潰瘍になった
自分でも「尽くしてしまう。うざい感じ」とと話していました。
結婚願望はあったが・・・
出典:bunshun.jp
有森也実さんは結婚していませんが、結婚願望はありました。
以前は、自分からプロポーズしたこともあったそうです。
『自分の居場所みたいなものを作りたい』と、家族を持つことへの願望もあり、20代には自分からプロポーズしたこともありました。
有森さんは両親が長く別居していたことで、家族という形を体感していなかったから、プライベートの自己肯定感のなさにつながったのでは?と分析していました。
また、結婚をせず独身だったことで、30代の頃は女としても女優としてもプレッシャーを感じていたとのことです。
しかし、現在は結婚願望は特にないとのこと。
「結婚ですか? 私、結婚願望はあんまりないんです。でも、いつかするんですかね」
引用:(3ページ目)《独立初インタビュー》女優歴37年の有森也実が語る「引退を考えた」崖っぷちの過去と「結婚願望」 | 文春オンライン
縁があったら結婚という選択をするかもしれないけれど、結婚・入籍という形にはとらわれていないということですね。
2018年には熱愛が報じられる
出典:jprime.jp
結婚願望はないと語っていた有森也実さんは2018年に熱愛が報じられました。お相手の男性は映画監督の片嶋一貴さんです。
片嶋一貴さんは関東大震災後の朝鮮人虐殺事件を描いた2023年公開の「福田村事件」をプロデュースし、2024年には「エランドール賞 プロデューサー賞 奨励賞」を受賞しました。
有森也実さんが体当たりで演じた「いぬむこいり」も片嶋一貴さんが監督した作品で、有森さんは片嶋監督の作品の多くに出演しています。
片嶋監督本人に聞いてみると、
「ん~、交際についてはノーコメント。ですが、僕の映画に4本も出てくれていますので、よき仕事のパートナーであることは事実です」
この熱愛が報じられたのは2018年のこと。有森さんは2022年公開の片嶋監督作品にも出演していますので、良い関係は続いているのかもしれません。
有森也実はしわがヤバい?
有森也実さんは時々テレビに出演すると、「しわが目立つ」とか「しわがヤバい」などの感想を持つ人が少なくないようです。
踊る・御殿に有森也実が。オイラと同世代だけどずいぶんシワ増えたねぇ
— ラスカル (@tabibitorascal) November 23, 2010
有森也実さん目尻のシワが気になった
— さんだる (@KiKigs2023) May 15, 2024
有森也実…シワシワやな( ・_・;)
— むぅにゃん (@sweetmuunya) February 25, 2014
本当にしわが目立つのか、画像を見てみましょう。
確かに、しわはありますね。ただ、有森也実さんは2024年で57歳。しわがあって当然です。
また、有森さんは更年期でいろいろな症状が出た時もあえて治療しなかったと話しています。自分の身体・老化に対してナチュラルに受け止めるスタイルのようです。
つるつるピカピカ、しわ、染み一つない顔が美しいという基準の中での表現は違うんじゃないかなと思っていました。
人間だからシワができるのは当たり前のこと。だから、それに抗わずにナチュラルに。それであの美しさですから、すごいですよね。
ヒアルロン酸やボトックスを入れ過ぎて、しわはないけれど、顔がパンパンになっている人よりも美しいと思います。
有森也実の現在
2020年からフリーに
出典:jisin.jp
有森也実さんは2020年にデビュー以降ずっと所属していたスペースクラフト・エンタテインメントを退所して、フリーとして活動しています。
スケジュール調整や事務作業なども全部自分でやっているとのこと。独立後は舞台をコンスタントにやりながら、翻訳ものやいろんなジャンルに挑戦したいと話していました。
ぽかぽか出演で話題に
出典:tver.jp
有森也実さん2024年5月15日に、フジテレビの情報番組「ぽかぽか」に千堂あきほさんと共に出演し、東京ラブストーリーの裏話などをして話題になりました。この日、フジテレビには鈴木保奈美さんもいたんです。
東京ラブストーリーは今から30年以上前のドラマ。その主要キャストが今でもこんなにきれいなんて凄すぎです。有森也実さんはこれからも関口さとみのイメージは残しつつも、新たな役に挑戦していくものと思われます。
有森也実のまとめ
有森也実さんのプロフィールや経歴、家族(両親・兄弟)や経歴、若い頃のかわいい画像と東京ラブストーリーでのおでん女、結婚(旦那や子供)の有無やしわ、現在をまとめました。
有森也実さんは東京ラブストーリーの印象といぬむこいりの印象があまりにも違いますが、役の振り幅が大きいということは、それだけ演技力があり、それを評価されているのだと思います。有森也実さんが今度どんな役に挑戦するのか楽しみですね。