早霧せいなさん宝塚の元トップスターで、退団後の現在はハリー・ポッターの舞台にも出演中です。
今回は早霧せいなさんの高校や大学など学歴と経歴、家族(父親・妹)、実家がお金持ちの噂、人気の理由や結婚の有無も紹介します。
この記事の目次
- 早霧せいなのプロフィール:宝塚歌劇団の元トップスターで現在は役者
- 早霧せいなの学歴:佐世保西高校出身・国立大学にも合格していた
- 早霧せいなの家族:父親と母親
- 早霧せいなの家族:妹・千北英倫子のプロフィール
- 早霧せいなの家族エピソード
- 早霧せいなの実家はお金持ちだった?
- 早霧せいなの経歴① 男役として「ベルサイユのばら」でデビュー
- 早霧せいなの経歴② 宙組から雪組へ・男役トップスターに
- 早霧せいなの経歴③ 2017年に退団
- 早霧せいなの経歴④ 人気の理由はその”美貌と熱さ”だった
- 早霧せいなの経歴⑤ 宝塚退団後に「るろうに剣心」を主演し話題に
- 早霧せいなの経歴⑥ ドラマでも活躍
- 早霧せいなは結婚している?
- 早霧せいなの現在:役者として今も舞台で活躍・ハリポタ舞台にも出演中
- まとめ
早霧せいなのプロフィール:宝塚歌劇団の元トップスターで現在は役者
生年月日:9月18日(生年非公開)
出身地:長崎県
所属事務所:イマージュエンターテインメント
早霧せいなさんは役者で、宝塚歌劇団の元雪組トップスターでもあります。
「ちぎ」という愛称で親しまれ、代表作には「ルパン三世」「るろうに剣心」などが挙げられます。
宝塚歌劇団を退団後は、役者の仁科亜季子さん・伊藤健太郎さんらが所属する「イマージュエンターテインメント」に所属。舞台を中心に活躍しています。
早霧せいなの学歴:佐世保西高校出身・国立大学にも合格していた
早霧せいなさんは、小さい頃から身体を動かすことが好きだったそうで、中学校ではソフトボール部でした。
中学卒業後は、男子ソフトボール部の強豪校として有名な、地元・長崎県の佐世保西高校に進学、バレーボールに所属していたそう。
同校は偏差値は58ほどでしたが、両親から宝塚歌劇団を目指すための条件として「大学受験・部活との両立」を提示されていたとのこと。
宝塚音楽学校を受験するためには、どうしても歌・バレエを習う必要があった早霧せいなさん。
親の言いつけ通り、勉学・部活に打ち込み、その合間で歌・バレエを習う…というめまぐるしい生活を送っていたのだとか。
しかし、週1程度のレッスンではなかなか合格まで結びつかず、3度目の受験となった高校3年生のときに、ようやく宝塚音楽学校に合格。
しかも同年に、国立大学にも合格していたというのだから驚きです。
合格した大学名は明かされていませんが、佐世保西高校卒業生の傾向からして、長崎大学・佐賀大学が有力視されています。
早霧せいなの家族:父親と母親
早霧せいなさんの母親は厳しくも愛情深く、父親は静かに背中で応援してくれていたといいます。
父親は小学校低学年ぐらいまでは一緒に住んでいたものの、その後は仕事の都合でずっと単身赴任だったのだとか。
平日は離れて暮らし、週末になると自宅に戻ってきたという父親とは、キャッチボールをするなど、体を動かして過ごすことが多かったそう。
日曜日のお昼ごはんを父が作ってくれることもあり、ホットプレートで焼いて作るホットサンドが大好きでした。卵やレタス、トマト、チーズにウィンナーなどが入っていて、これがおいしいんです。宝塚にいる時には年に1回くらいしか実家に帰れませんでしたが、退団してからは、機会を見つけて実家に帰るようになりました。そこで、父にリクエストして作ってもらった久しぶりのホットサンドは、とてもおいしかったです。
早霧せいなの家族:妹・千北英倫子のプロフィール
生年月日:1982年10月18日
出身地:長崎県
職業:アナウンサー・講師
所属:日テレ学院アナウンススクール
早霧せいなさんの妹は、アナウンサーの千北英倫子さんです。
千北英倫子さんは長崎県立佐世保西高等学校を卒業後、群馬大学へと進学。同大学を卒業後、長崎国際テレビに入社してアナウンサーとして活躍しました。
2006年に放送された日本テレビ系列のチャリティー番組「24時間テレビ 愛は地球を救う」では、西村正行さんとともに司会を担当。
- 翌年の2007年に放送された長崎ローカルのバラエティ番組「ひるじげドン」では、姉の早霧せいなさんを含む宝塚歌劇団員にインタビューをしたことで話題となりました。
なお、同局ではアナウンサーが報道記者を兼ねていることがほとんどで、千北英倫子さんも2007年に発生した長崎市長・伊藤一長さん銃殺事件などを取材。
同事件の記者として、日本テレビ系列の報道番組「NEWS ZERO」の中継を担当しています。
- また、同年12月に佐世保市で発生した銃乱射事件も報道記者として取材しており、日本テレビ系列の報道番組「ズームイン!!サタデー」「ウェークアップ!ぷらす」などで中継を担当。
千北英倫子さんはその後の2014年に同局を退社。日本テレビとその系列の契約アナウンサーとなり、スカパー!の「日テレNEWS24」などに出演。
「日テレ学院」でアナウンス専任講師としても活躍されているようです。
なお、プライベートでは2016年に長男を出産。一児の母となっています。
早霧せいなの家族エピソード
出典:https://pixabay.com/
宝塚歌劇団に憧れを抱くようになった早霧せいなさんですが、両親にはその想いをなかなか伝えることができなかったといいます。
しかし、宝塚音楽学校へ入学するには両親の協力が必要不可欠。
意を決して打ち明けたところ、前述のとおり母親は「勉強・部活と両立すること」を条件に認めてくれ、一方で父親は特に何も言わなかったものの、静かに応援してくれていたのだとか。
早霧せいなさんはそんな両親の支えを受けつつ、大学受験と並行して宝塚音楽学校を受験。
3度目の受験で見事合格を果たし、宝塚歌劇団入団という夢をつかみました。
早霧せいなの実家はお金持ちだった?
早霧せいなさんが所属していた宝塚歌劇団は、かねてより「お金持ちのお嬢様が多い」との噂されています。
その根拠とされているのが、宝塚歌劇団に入団するために必須となる宝塚音楽学校の存在です。
学費はインターナショナルスクールほどは高くはありませんが、一般的な私立高校ならば場合によっては無償化により授業料が不要となるため、その分、割高とも言えます。
学費以外にも、寮生活のお金がかかるほか、受験に向けてバレエ・歌などの比較的月謝が高いとされている習い事をする必要があるため、親にもそれ相応の収入が求められます。
また、宝塚歌劇団に入団直後はお給料もそれほど高くなく、生活のために仕送りをもらう人もいるそう。そのためか、かつては宝塚音楽学校受験の際に親の年収を記入する欄もあったそう。
もちろん、早霧せいなさんも習い事・宝塚音楽学校とその道を辿っており、ある程度の出費があったはず。
特にセレブっぷりを匂わせるような発言などは見受けられませんが、「宝塚劇団入団という夢を実現できた=実家がある程度のお金持ち」と判断しても良いのではないでしょうか。
早霧せいなの経歴① 男役として「ベルサイユのばら」でデビュー
早霧せいなさんが宝塚歌劇団に憧れたのは、意外にも中学時代に見た通信教育の冊子がきっかけなのだとか。
そこに、ソフト帽をかぶったスーツ姿の女性が写っていて、「かっこいい」と思いました。女性だけが演じる劇団という説明があり、「あなたも目指してみたら」と書かれていました。それまで自分がどこを目指しているのかわからず、もやもやした気持ちを抱えていました。冊子を読んで、大きなスポットライトを浴びて舞台に立ってみたいと思い、宝塚を目指すと決めました。
その後、2度の不合格を経て、1999年に念願の宝塚音楽学校へと入学。元月組トップスター・龍真咲さんらと共に、2001年に87期生として入団しました。
そんな早霧せいなさんにとって同期とは特別な存在なのだそう。
早霧:しばらく期間が空いて会っていなくても、あった瞬間に以前の関係性に戻れるというか。緊張する相手でもなくて、ベースに堅い信頼関係があるからだろうなという安心感はありますね。
その後、宙組公演「ベルサイユのばら2001」で初舞台を踏み、そのまま宙組に所属。身長166cmと小柄でありながらも男役として活躍します。
抜群の運動神経で魅せるダンスの技術と繊細な演技で高く評価されるようになり、2006年の新人公演では初主演を務めました。
早霧せいなの経歴② 宙組から雪組へ・男役トップスターに
早霧せいなさんはその後、2008年のバウ・ワークショップ「殉情」でバウホール公演初主演。
2009年には雪組への組替えも経験していますが、インタビューでは組替えについて以下のように振り返っています。
子どもの頃から人見知りでした。初めての組替えで緊張しなかったといえば嘘になりますが、自分から積極的に話しかけようと心がけました。すると、だんだん人と打ち解けることが楽しくなって。それが芝居をつくっていく段階で大いに役立っています
引用:雪組 早霧 せいな
そして、組替え後の公演「雪景色」でも主演を務め、なんと6役もの演じ分けに挑戦。同作は日本物の人情喜劇で、3話のオムニバス形式で上演されました。
第1幕は上方落語「小間物屋小四郎」をベースにした喜劇「愛ふたつ」、第2幕は自己犠牲を描いた人情劇「花かんざし」、第3幕は平家の落人兄弟の苦悩を描いた舞踊劇「夢のなごり」。1回の公演で1人が3役を演じ、役替わりも含めると2日で6役を演じなければいけないこの舞台。数分間も続くような長セリフもあり、難行苦行ともいうべきこの作品を、雪組の若手がどう演じるか。
その後も、2011年の「ニジンスキー」、2012年の「双曲線上のカルテ」などで主演を務め、2014年の「ベルサイユのばら」では、初となる全国ツアー主演も務めた早霧せいなさん。
同年には、晴れて雪組トップスターに就任し、相手役・咲妃みゆさんとともに2014年「ルパン三世/ファンシー・ガイ!」でお披露目を果たしています。
宝塚歌劇団は、現雪組トップスターの壮一帆と現雪組トップ娘役の愛加あゆが、2014年8月31日付で退団するのに伴い、9月1日付で次期雪組トップスターに早霧せいな、また次期雪組トップ娘役に咲妃みゆが決定したことを、3月4日に発表した。お披露目公演は、2014年10月11日に初日を迎える雪組日生劇場公演『伯爵令嬢』となる。
早霧せいなの経歴③ 2017年に退団
早霧せいなさんはその後、相方の咲妃みゆさんと2017年の「幕末太陽傳/Dramatic “S”!」を最後に、宝塚歌劇団を退団。
最後の宝塚の舞台当日、舞台裏で泣きっぱなしだったという早霧せいなさんでしたが、6回も続いたというカーテンコールでは涙を見せることなく、終始笑顔で終えていました。
終演後のサヨナラパレードには劇場に入れなかったファンを含め約6000人が殺到。最後の勇姿を見守った。最後の大階段は「和物が多かった私らしく」と、タカラジェンヌの正装である紋付きに緑の袴で下り、ペンライトが揺れた超満員の客席を「目が2つじゃ足りないぐらい。この光景を焼き付けております。世界中どこを探してもこんな光景はない」と大感激で振り返った。
早霧せいなの経歴④ 人気の理由はその”美貌と熱さ”だった
出典:https://www.sponichi.co.jp/
2人の退団を報じた日刊スポーツは早霧せいなさんの活躍を振り返り、人気の理由について次のように紹介しました。
漫画の世界から抜け出したような美貌と、体育会系的な熱いノリ。繊細で緻密な芝居作りと、プライベートは豪放で気さくなトーク。両極端な個性でファンをひきつけ、今夏には「ローマの休日」にも主演。トップとして話題作へ立て続けに臨んできた。
また、2人は「平成のゴールデンコンビ」との呼び声も高く、大劇場主演作が5作連続で客席稼働率が100%超えという宝塚歌劇団史上初となる記録を作っています。
咲妃は10年入団の96期生。月組から雪組へ移り、早霧のトップ就任にともない、相手娘役に迎えられた。就任直後には、早霧が咲妃と「結婚します」と宣言するなど、仲良しコンビとして知られ、咲妃も芝居巧者の早霧の相手役を懸命に務めてきた。
早霧せいなの経歴⑤ 宝塚退団後に「るろうに剣心」を主演し話題に
早霧せいなさんは宝塚歌劇団退団後、役者として舞台を中心に活躍。
2018年には、宝塚歌劇団でも主演を務めた舞台「るろうに剣心」で主演を務めたことが大きな話題になりました。
和月伸宏氏の大人気コミックが原作で、アニメや実写映画にもなった作品。宝塚時代の2016年にも同じく小池氏の演出で主人公の緋村剣心を演じており、「男役は宝塚の現役生徒のものと思っていたし、今でも思っている。かなり悩みましたが、せっかくお声がけいただいたんだから、他の人がやっているのを見たくない。それなら自分がやりたいなと思った」とオファーを受けた際の心境を明かした。
早霧せいなの経歴⑥ ドラマでも活躍
2019年には、芸能事務所「イマージュエンターテインメント」に所属。
同年放送のテレビ朝日系列のドラマ「科捜研の女」第23~24話でドラマデビューを果たし、以降映像作品にも出演するように。
昨年『木曜ミステリー 科捜研の女』でドラマデビューされましたが、いかがでしたか?
早霧:ドラマは初めてで。舞台は、初日に向けて1か月以上の時間をかけてお稽古をし、初日が開いても千秋楽までさらにブラッシュアップしていくというか、成長を積み重ねていきます。映像は瞬間が大事というか、瞬発力が必要な現場なんだと思いました。
準備だけではなく、共演者とのやりとりよって”そこで生まれるなにか”を瞬時に察知することが大切なんだと実感したという早霧せいなさん。
今まで体験したことのないスピード感や雰囲気にワクワクしたといい、次なる映像作品への意欲も見せています。
早霧せいなは結婚している?
早霧せいなさんは独身で、結婚していません。また、結婚願望もないそう。
正直結婚願望はなかったんですよ。今もたぶんない。ただ、男と女がいて、結婚という結びつきがこの世に存在しているなら、それを体験しないのはもったいないなと思うんです。…そんな人は結婚できませんよね?だって、究極なんですよ。「ひとりは寂しい」「ひとりは楽」テッテレレッテテッテレレッテ…めっちゃ寂しい、めっちゃ楽、めっちゃ寂しい、めっちゃ楽の行ったり来たり。
ただ、結婚して幸せそうな人たちが周囲にたくさんいるため、その姿を見て「自ら意識して結婚に興味をもたなければ」という気持ちも多少あるのだといいます。
結婚することが仕事にプラスになる可能性も分かってはいるものの、「相手がいてこそ」だとも考えているそう。
今後「この人なら!」と思うような人と出会えば、結婚もありえるのではないでしょうか。
早霧せいなの現在:役者として今も舞台で活躍・ハリポタ舞台にも出演中
早霧せいなさんは現在も役者として、舞台を中心に活躍しています。
2020年には、舞台「脳内ポイズンベリー」「ゲルニカ」、翌2021年には舞台「DOORS」に出演しました。
また、2022年からは年単位でのロングラン上演が決定している「ハリー・ポッターと呪いの子」にハーマイオニー・グレンジャー役で出演中です。
当初、ハリー・ポッターシリーズをよく知らなかったという早霧せいなさん。演じるにあたって、同作の影響力の大きさを感じているといいます。
最初は正直、眼鏡をかけた男の子の話としか、知らなかったんですよ。皆様に申し訳ないのですが、ハーマイオニーも魔女のひとりだと思っていたんです。オーディション時には、ハリーの友達だと学んで心して行きました。配役が公式発表になると、女性からお手紙をたくさん頂いて、小さい頃からのバイブルだという方々がこれだけいるんだ、ちゃんとやらなければと思いました。
また、映像作品においては2020年5月よりWOWOWのドラマ「異世界居酒屋『のぶ』」シリーズに出演中。
2021年には、TBS系列のドラマ「ドラゴン桜」で初の連続ドラマレギュラー出演を果たしたことでも注目を集めました。
早霧は、低偏差値の生徒たちを半年で東大に合格させた伝説の弁護士・桜木建二が最も信頼するNo.2弁護士・岸本香を演じる。本作で、初めてテレビドラマにレギュラー出演する早霧は、出演に向けて「初めての弁護士役で、さらに学園ドラマの中の弁護士なので、どういった役柄になるのかと私自身も楽しみにしております。1つのスパイスとして、このドラマを盛り上げていけたら」と意気込みをコメントした。
まとめ
早霧せいなさんは宝塚歌劇団の元トップスターで、現在は役者として舞台を中心に活躍しています。
また、高校の時には宝塚音楽学校入学のためにバレエ・歌を習いつつ、両親から条件として提示された部活・大学受験にも真剣に取り組んでいたそう。
そして、高校3年生の時に三度目の正直で宝塚音楽学校を受験し、見事合格。また、並行していた大学受験では国立大学に合格していたというのですから驚きです。
その後、宝塚歌劇団へと入団し、雪組トップスターとなった早霧せいなさん。
相手役・咲妃みゆさんとともに「平成のゴールデンコンビ」と呼ばれるほどの人気を博し、大劇場主演作が5作連続で稼働率100%を超えるという新記録も樹立しました。
2017年に咲妃みゆさんと宝塚歌劇団を同時退団した後は、役者として活動をスタート。宝塚時代の代表作である「るろうに剣心」で再び主人公・緋村剣心役を演じて話題となりました。
以降も、舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」でハーマイオニー・グレンジャー役を演じたり、ドラマ「ドラゴン桜」にレギュラー出演したりと活躍し続けています。
今後も、早霧せいなさんの活躍から目が離せませんね。