車椅子インフルエンサーの中嶋涼子さんはイオンシネマの件からいろいろと炎上しました。中嶋涼子さんの車椅子の原因や家族・経歴、結婚の有無、性格はわがままか、イオンシネマや新幹線、救急車、足組みでの炎上などをまとめました。
この記事の目次
中嶋涼子は車椅子インフルエンサー
中嶋涼子
生年月日:1986年7月16日
出身:東京都大田区
活動:配信者、インフルエンサー
中嶋涼子さんは車椅子のインフルエンサーです。
「ちょっとクレイジーな車椅子インフルエンサー」を自称し、「障害者の常識をぶち壊す」というモットーで日本でバリアフリーを広めるために活動しています。
インフルエンサーなのでその行動力・発言力には定評がありますが、それゆえに炎上してしまうことも少なくありません。
中嶋涼子が車椅子になった原因
出典:mainichi.jp
中嶋涼子さんが車椅子になったのは9歳の頃でした。原因は横断性脊髄炎です。
小学3年生の冬のある日、1週間前にひいた風邪が治った中嶋涼子さんは、2時間目と3時間目の20分の休み時間に学校の鉄棒で遊んでいました。鉄棒からジャンプして着した瞬間、突然足が動かなくなってしまったんです。
友達に支えられて、何とか保健室に行き、そこで5分間休み、授業に出るために教室に戻ろうとしたら、足に全く力が入らなくなり転んでしまったとのこと。
そして、そのまま病院に行き入院になりました。
「足が動かなくなってる……」。保健室の先生に抱っこされて病院に運ばれると、そのまま入院することになりました。
引用:この人に聞いてみた 第6回 心のバリアフリー (前編) | 看護のチカラ | 医療・介護に関する雑誌 | 産労総合研究所
横断性脊髄炎と診断されましたが、その原因は1週間前の風邪の菌が脊髄に入ったのかもしれないし、鉄棒から着地した瞬間のちょっとした衝撃で脊髄が炎症を起こしたのかもしれないとのこと。つまり、原因は不明ですね。
中嶋涼子さんはそれからずっと車椅子生活を送ることになりました。
中嶋涼子の家族
中嶋涼子さんは4人家族です。
・父親
・母親
・兄(4歳上)
・中嶋涼子
中嶋涼子さんの父親は映像制作会社経営、母親は専業主婦だったので、お金持ちのお嬢様ということになります。
父は映像制作の会社を経営しており、母は主婦として子どもたちに愛情を注いでくれるような家庭でした。
引用:車椅子で見つけたありのままの自分~多くの人に支えられて~|ダイバーシティ(多様性)|時事メディカル|時事通信の医療ニュースサイト
小学校は桐朋小学校、中学・高校は桐朋女子中高ですから、出身校からもお嬢様であることがわかりますね。
ただ、中嶋涼子さんの足が動かなくなって入院することになってからは、兄は電車で1時間離れた祖父母の家に預けられたとのことですから、いろいろな苦労はあったのでしょう。
中嶋涼子の経歴
出典:jpn.nec.com
車椅子になってから映画を好きになるまで
小学3年生の時に下半身不随になり、車椅子生活になった中嶋涼子さんは、引きこもりになってしまいます。
しかし、友達から映画「タイタニック」に誘われて映画館に行くと、タイタニックと主演のレオナルドディカプリオに引き込まれハマってしまったんです。そして、自分から外に出たいと思えるようになりました。
そして、タイタニックをきっかけに洋画を見る生活を送るようになりました。
アメリカに7年間留学
高校卒業後は、世界の映画産業の中心地であるハリウッドに行くためにアメリカ留学を決意しました。
映画を学ぶなら南カリフォルニア大学を勧められたため、まずはロサンゼルスのコミュニティカレッジで2年間学び、それから南カリフォルニア大学映画学部に入学して、2011年に卒業します。
この留学は最初の5年間は母親と一緒に留学していたそうです。中嶋涼子さんが留学を決意した時、母親も「一緒に行く」と言ってくれて、母親も語学学校に通ってビザを取って中嶋さんのサポートをしてくれたとのこと。
そして、この時のアメリカでの経験で、中嶋涼子さんは日本とアメリカのバリアフリーの違いに目覚めることになりました。
7 年間アメリカで過ごしたんですが、すごく自由でしたね。バリアフリーも当たり前で。道ばたで会った知らない人から「何で車いすに乗ってるの?」 とか「その車いすカッコイイね」とか普通に言われるんです。それでそのまま友だちになったり。
引用:この人に聞いてみた 第6回 心のバリアフリー (前編) | 看護のチカラ | 医療・介護に関する雑誌 | 産労総合研究所
この時のアメリカでの経験が、中嶋涼子さんの原動力になっているようです。
日本帰国後にインフルエンサーに
2012年に中嶋涼子さんは留学を終えて日本に帰国します。その後、翻訳や通訳の仕事をしていましたが、2016年には念願のFOXネットワークスで映像エディターの仕事に就きました。
しかし、朝の通勤ラッシュに車椅子で電車に乗るのは難しいなど問題に直面し、障害者として生きていくことの困難さを実感したことで、FOXを退社して車椅子インフルエンサーとして、障害者の視点から情報を発信し、バリアフリーを広めることを決意したのです。
そして、車椅子インフルエンサーとして障害者の視点から情報を発信する活動をスタートさせた。
2021年9月の東京パラリンピックでは聖火リレーに参加したり、ホストタウンアドバイザーに就任したほか、閉会式にも出演しました。
中嶋涼子は結婚していない
出典:mainichi.jp
中嶋涼子さんは、結婚していません。未婚です。
2020年には「結婚しました 千葉真一さんと」というインスタグラムの投稿をしていますが、これはあくまでも「ジョーク」であり、実際には結婚していません。
2021年4月1日には「【結婚報告】止まったのでもう一回。。。。エイプリルフールですがなにか?生配信!!!」という配信もしていますが、これもあくまでも「エイプリルフール」のネタのようです。
中嶋涼子さんは2024年で38歳になりますが、このような結婚のジョークネタを投稿しているということは、結婚願望はあるのかもしれません。
中嶋涼子の性格:わがまま?前向き?行動力あり?
中嶋涼子さんの性格は前向きで行動力があるタイプです。それゆえに、「わがまま」と取られてしまうこともあるようです。特に、後述のイオンシネマでの行動は「単なるわがまま」と思った人は少なくありません。
中嶋涼子さんみたいな人は健常者から非難されると障害者差別だの言って健常者が反論出来ない安全地帯から石を投げてくる
— THOR (@tooru1021) March 30, 2024
こんな障害を盾にワガママを通そうとする人は障害者側からも糾弾しなければならない
だから僕は声をあげて言う
中嶋涼子、お前何様? 障害者の代表面すんな#障害者#中嶋涼子
でも、一部の人には「わがまま」と思われても、障害者として声をあげていかないと、バリアフリーはなかなか実現しません。
中嶋涼子さんはメンタルは非常に強いことは間違いないでしょう。後述のように複数回炎上していますが、SNSを削除したりすることなく、今まで通りにインフルエンサーとして活動していますから。
エレベーターのエピソードはわがままか?
中嶋涼子さんは以前に、エレベーターでのエピソードを語ったことがありました。
・エレベーターに乗りたかったのに、満員で3回見送った
・「歩ける方はエスカレーターを使ってもらえませんか?」と言ったら1人の女性が譲ってくれた
・エレベーターに乗る時におじさんが扉を押さえてくれた
・でも、おじさんが入り口をふさぐ位置に立っていたので、「少し奥に行ってください」と言った
・おじさんは「何だよ、偉そうにッ!」とキレて逃げた
・その後友人と「あの人、余裕ないんだね。かわいそうなおじさんだね」と話した
これは、わがままでしょうか。
#車椅子 中嶋涼子さんの姿
— 凸子 (@totsugirl) March 18, 2024
車椅子の中嶋がエレベーターに乗るからとドアが閉まならいようにボタンを押してくれてたオジサンに対して、クレームを言ってキレられ、
「俺はイイことしてやったのにと思ってたんですかね」
との発言。
ダメだわ、この人。
モンスターだわ。 pic.twitter.com/6CHOSwyBu8
確かに、エレベーターは車椅子優先で良いと思います。でも、ほかの人も3回以上見送っていたかもしれないし、体調が悪かったかもしれません。
そして、親切にしてくれたおじさんに対して、「あの人、余裕ないんだね。かわいそうなおじさんだね」と友達と話し、それをインタビューで披露するのは、ちょっとわがままに映ってしまう可能性はありますよね。
ジャケット返品はわがままか?
中嶋涼子さんはジャケットを爆買いして、似合わないものは「節約のために」返品するつもりであるとXに投稿しました。
助けてください。
— 中嶋涼子®︎Ryoko Nakajima (@NakashimaMinion) November 15, 2022
友人の車椅子ユーザー茶田ゆきみのジャケットファッションに憧れすぎてH&Mの通販でジャケットを爆買いしてしまったのですが、節約の為に数個返品&返金しようと思っていて、どれがいらないと思いますか?今から夜中にファッションショーした写真をテロしますね!顔しんでてごめんね! pic.twitter.com/V9ZUFqjEem
H&Mでは30日以内なら返品できるとしていますので、別に中嶋涼子さんの行動は問題ないのでしょう。
ただ、とりあえず買っておいて、その後に節約のために返品するというのはモヤモヤしませんか?
中嶋涼子さんは車椅子ユーザーで、健常者のようにH&Mの実店舗にアクセスしにくいから、試着の機会がないのかもしれません。でも、この行動をSNSに堂々と投稿してしまうのはわがままと受け取られても仕方がないかもしれませんね。
中嶋涼子が炎上①:イオンシネマでの介助
出典:asahi.com
中嶋涼子さんは2024年3月15日のイオンシネマを利用した時の投稿で大炎上しました。
久々に悔しい気持ちになった。
— 中嶋涼子®︎Ryoko Nakajima (@NakashimaMinion) March 15, 2024
今日は映画「#52ヘルツのクジラたち」を見てきたんだけど、トランスジェンダーの人が生きづらさを抱え差別を受ける話で辛すぎて発作起きるくらい泣ける映画だったんだけど、その後更に泣ける事があった。… pic.twitter.com/T1B54UR7n1
中嶋涼子さんは段差がある豪華な劇場のイオンシネマに1人で映画を見に行き、映画館の人に車椅子を持ち上げてもらって席について映画を鑑賞し、見終わった後再び車椅子を持ち上げてもらって介助してもらって帰ろうとした時、スタッフに次のように言われました。
「グランシアターは段差があって危なく、スタッフも時間があるわけではないので、今後はこのスクリーン以外で見てもらえるとお互いいい気分でいられると思うのですが……」
引用:(2ページ目)映画館での“介助”をめぐり炎上した「車椅子インフルエンサー」が明かす、“騒動への思い”と驚きの“後日談” | AERA dot. (アエラドット)
このことをXで報告したんです。
最初は中嶋涼子さんを支持する意見も多く、イオンシネマは謝罪文を発表しました。しかし、次のような意見が多くなり、中嶋涼子さんは炎上しました。
・イオンシネマを何度も利用していて段差があり、車椅子シートがないことを知っていた
・介助が必要なのに1人で行った。しかも事前にイオンシネマに伝えなかった
・スタッフはほかの仕事もある中で対応してくれていた
・車椅子を素人が抱えて介助するのは安全性に問題がある
ただ、中島さんはこの炎上をただの炎上で終わらせずに、映画館との話し合いの場を設け、バリアフリーの実現につなげていったのです。
イオンシネマに電話をして、騒動を招いたことを謝りつつ、映画館でのバリアフリーのあり方について話し合いたいと提案したのだ。
引用:(3ページ目)映画館での“介助”をめぐり炎上した「車椅子インフルエンサー」が明かす、“騒動への思い”と驚きの“後日談” | AERA dot. (アエラドット)
転んでもただでは起きない。このパワフルな行動力が中嶋涼子さんの魅力でしょう。
中嶋涼子が炎上②:新幹線での配信&猫を出す
中嶋涼子さんはイオンシネマの件で炎上したことで、過去のSNSでの発信や動画配信が掘り起こされ、さらに炎上することになりました。
まず、掘り起こされたのは新幹線での行動です。
中嶋涼子さんは車椅子ということもあり、多目的個室を利用することもあるようです。多目的個室は事前に予約することができるので、車椅子の中嶋涼子さんが使うことには何の問題もありません。
しかし、中島さんはこの新幹線の多目的個室で大声で歌いながら生配信をし続けたのです。
多目的個室だから配信しても何も問題ないって言ってる人いるけど、個人的には配信を見て不快感MAXだったわ
— Niko (@onikojiki) March 17, 2024
ここは具合悪くなる人や、赤ちゃんのおむつの着替えをするための場所でもあり、大声で歌ったりコメント読み上げるための場所ではない
わざわざ配信をするために予約してるのだとしたらなお最悪 https://t.co/wzBCVbJilT pic.twitter.com/74U5aHFqin
また、別の時にはこの多目的個室で猫をケージから出していました。新幹線にペットを持ち込む時にはケージから出してはいけない決まりになっています。いくら個室でも、ルールを破ってしまうのはNGですよね。次にその個室を使う人が猫アレルギーかもしれませんし。
出典:x.com
出典:megalodon.jp
この新幹線での行動は、車椅子とか障害者とか関係なく、誰でも炎上するようなことではないでしょうか。
中嶋涼子が炎上③:救急車から生配信
出典:youtube.com
中嶋涼子さんは、救急車から生配信して炎上したこともありました。
2020年9月に足を骨折して救急車で搬送されている時に、生配信をしていました。
この動画を見て、「緊急性が感じられない!救急車の不正利用だ!」と思う人がいるかもしれません。
でも、これはあくまでも推測ですが、中嶋涼子さんは下半身不随なので、足を骨折しても「痛くない」のだと思います。だから、普通に話せるし、痛そうな顔もしていません。でも、骨折していることには変わりなく、緊急の処置が必要だから、救急車を呼んだのだと思います。
そして、この救急車から生配信をしている問題点はそこではありません。
「救急車から生配信をして良いのか?」という倫理的なことが問題です。
救急隊の方々、病院の方々が中嶋さんのためにいろいろと動いてくれているのに、自分は生配信。しかも、救急車内で配信のためにマスクを外しています。
「絶対にダメ!法律違反!」というわけではないのですが、いろいろとモヤモヤする点ではあります。
特に、2020年は新型コロナウイルスが流行していて、救急車が足りなくなったり、病院の救急受入がパンクしたり、救急隊や医療関係者が防護服を着て感染の危険と隣り合わせの中で必死に働いてくれたという事情があります。
それなのに、自分は救急車から生配信・・・。
「自分勝手で相手への配慮がない」という理由で、炎上するのは仕方がないことなのかもしれません。
中嶋涼子が炎上④:足組みできる?
出典:readyfor.jp
中嶋涼子さんはイオンシネマで炎上した後、「足組みしている」ことでも炎上しました。
https://twitter.com/barajyuji/status/1769718068618625362
中嶋さんは下半身不随で車椅子に乗っているのに、「足を組めるのはおかしい!実は歩けるのではないか?」という主張ですね。
ただ、これはさすがに濡れ衣だと思います。中嶋涼子さんが小学3年生で横断性脊髄炎と診断され、車椅子生活になったのは事実です。また、歩けなくても足にどのくらいの感覚が残り、どのくらい筋力があるのかは人によって異なります。
また、歩いていないのに足が太いのは、むくんでいるからでしょう。ずっと車椅子に乗っている(もしくは座っている)とどうしても足がむくんでしまいます。特に、中島涼子さんは筋力がないので、余計にむくみやすいのでしょう。
また、中嶋涼子さんは両腕は健常なのですから、両手で足を持って足を組ませることくらいできますよね。実際に、「足を組むのは写真の時だけ」とSNSに投稿していました。
https://twitter.com/NakashimaMinion/status/1550444111546658816
また、車椅子で足組みをしていることを批判している人たちを煽る投稿もしています。
ヤフコメ全部よんでたらこんな時間になってた!w
— 中嶋涼子®︎Ryoko Nakajima (@NakashimaMinion) January 10, 2022
トップ画像の足を組んでいる写真を見て、足が動くと思われててウケたw
動かない足を動く手で動かすって言う事はやはり当事者じゃないと想像が難しいのかな。
後、とりあえず杖買ってる人もおもろいw
車椅子インフルエンサーって名乗ると引くのかぁw pic.twitter.com/3LkGGGu0A4
まぁ、確かに写真を撮る時だけ足を組んでいて、それを見た人が「足を組んでいる!それなら歩けるはず!」と主張してきたら、車椅子ユーザーとしては「何にもわかってないのに、批判だけしてくるな」と思ってしまうのは仕方がないですよね。
中嶋涼子のまとめ
中嶋涼子さんのプロフィールや車椅子になった原因、家族や経歴、結婚の有無、性格はわがままなのか、イオンシネマや新幹線・救急車での炎上と足組みの真偽などをまとめました。
1つ炎上したことで、何でもかんでも炎上してしまうのは気の毒ですが、あまり炎上してしまうと、中嶋涼子さんが主張する「心のバリアフリー」が遠のいてしまう可能性があります。ただ、発言力がないと、バリアフリーへの理解が進まないのも事実なので、この辺りのバランスは難しいですね。