藤森由香さんはスノーボード選手で、オリンピック日本代表としても活躍した人物です。
若い頃からかわいいと話題になっていた藤森由香さんの経歴や現在、結婚した旦那や子供などについてもまとめました。
この記事の目次
藤森由香のプロフィール:プロのスノーボード選手&元オリンピアン
生年月日:1986年6月11日
出身地:長野県
所属: チームアルビレックス新潟
藤森由香さんはスノーボード選手で、元オリンピック選手でもあります。
当初はスノーボードクロスで活躍し、その後スロープスタイルへと転向。
プライベートでは2019年にイギリス人男性と結婚しており、2024年に第1子となる娘を出産しました。
藤森由香の若い頃の経歴① 7歳の時に2歳上の姉とスノーボードを始める
藤森由香さんがスノーボードを始めたきっかけは、実家がスキーやスノーボードのレンタルショップを経営していたこと。
元々はスキーをしていましたが、7歳の時に2歳年上の姉とスノーボードを始めたといいます。
藤森)元々、3歳から6歳までスキーをやっていたんです。スノーボードを始めた時はすごく難しくて、でもお姉ちゃんはすごく滑れるんです。それで悔しいって思って練習して。負けず嫌いなんです(笑)それからどんどん楽しくなっていった感じですね。
また、同店でアルバイトをしていたお姉さんに連れられ、草大会に出場。そこでスノーボードクロスと出会い、その魅力にハマっていったそうです。
「雪上のモトクロス」と呼ばれるスノーボードクロスは、ジャンプ台やバンクなどの障害物が設けられたコースを4〜6名で滑り順位を競い合う過酷な競技。複数の選手が一度に滑走するため接触や転倒も多く、スピードだけでなく相手との駆け引きやコースを読む戦略が要求される。ダイナミックでスリリングな試合展開がときに番狂わせを引き起こすことも、多くのファンを惹(ひ)きつける要因だ。
藤森由香の若い頃の経歴② 国際大会にもたびたび出場
出典:https://pixabay.com/
藤森由香さんは東海大学付属諏訪高等学校を経て、JWSC全日本ウィンタースポーツ専門学校を卒業しています。
その後、長和町スキークラブ・チームJWSCに所属。
2004年よりスキー・スノーボードのチーム「チームアルビレックス新潟」に所属し、国際レースに出場するように。
同年3月の「FISレース」で優勝を飾ると、翌年4月の「ジュニア世界選手権」でも5位に入賞しました。
さらに、10月には「ワールドカップ」で6位となり、初入賞を果たします。
中学生になった藤森はシリーズ戦で総合優勝を果たし、プロに交じって数々の大会に出場した。メキメキと頭角を現すと、高校2年でナショナルチームに選ばれワールド・ジュニア・チャンピオンシップに参戦。18歳で初めてワールドカップに出場し、オリンピックの出場をその視野にとらえた。
藤森由香の若い頃の経歴③ 2006年にスノーボード日本代表に初選出
藤森由香さんは2006年、19歳の時にオリンピック正式種目となったスノーボードクロス初となる日本代表に選出されます。
そして「トリノオリンピック」にて7位入賞という成績を収めました。
レース後の第一声は意外にも「ムカつく」だった。納得のいかない自分の滑りに、19歳の無垢(むく)な少女は素直に苛立(いらだ)ちを表したのだ。「悔しいです。でも、自分の実力がそこまでだったということ。世界のトップ選手たちの中での7位はうれしいけれど、準々決勝もラッキーだった。もっともっと実力をつけて、1位で通過できるように頑張りたい」
続く2010年に開催された「バンクーバーオリンピック」でも日本代表に選出。しかし、大会公式練習で突風にあおられて転倒したことで、頭部にケガを負ってしまいます。
藤森由香さん自身は試合当日まで出場したいと主張しますが、「再度頭部を打撲すれば、脳に障害が残る可能性もある」とドクターストップがかかり、やむを得ず棄権。
同年12月、オーストラリア開催の「ワールドカップ」では、悔しさをバネに見事3位に入賞し、ワールドカップで初の表彰台登壇を果たしました。
ケガのトラウマについては、その後出演したラジオ番組で以下のように語っています。
藤森)この場所で怪我をしたな…っていうトラウマは生まれるんですけど。でもトラウマを中心に考えないように練習していますね。怖いっていう風に意識を向けちゃうと、そっちに引っ張られて体が動かなくなっちゃう。だから、なるべく気持ちを切り替えて、他のことを考えるようにして、トラウマを克服していましたね。
また、ケガの原因については「焦りがあった」と述べていました。
コースを早く攻略したいという焦りからでした。転倒時の記憶はほとんどなく……。4年間、五輪のためだけに費やしてきたことがすべて無駄になったような気持ちでした。初めて壁にぶち当たり、引退も考えたんです
藤森由香の若い頃の経歴④ 2015年にスロープスタイルへと転向
藤森由香さんは2015年、それまでのスノーボードクロスからスロープスタイルへと転向。
2015年1月にスノーボードクロスからスロープスタイルへと転向を発表した藤森由香。
藤森由香はスノーボードクロス選手として3大会連続でオリンピック代表選手になるなど世界で活躍してきた。そして、新たな挑戦に選んたのはスロープスタイルだ。
スロープスタイルは、全長約700mのコースに連続的に設置された人工アイテムを演技をしながら滑り降りる採点競技です。アイテムには、形状の異なるレールなどが複合的に設置されるジブセクションと、サイズや形状が異なるジャンプ台が設置されるキッカーセクションがあります。選手は自身でアイテムを選択したジブトリックと進行方向や回転方向に変化をつけたジャンプトリックを組み合わせて滑走します。
スロープスタイルには元々興味があり、オリンピックで複数種目に出場している選手を見て転向を決意したといいます。
藤森)元々、スロープスタイルに興味があったんですけど、中々踏み出せなかったんです。でも2014年ソチ五輪で、3種目ぐらい同時に出ている選手がいて。それで私も殻に閉じこもっていないでやってみよう!って思ったんです。
スノーボード用品メーカー「BURTON」と契約し、「Burton European Open」ではスロープスタイルで7位に入賞。
さらに、オーストラリアで開催された「THE MILE HIGH」では3位に輝くなど、”スロープスタイラー”として、順調なスタートを見せていました。
藤森由香の若い頃の経歴⑤ 2018年「平昌オリンピック」にも出場
藤森由香さんは2017年11月、2018年開催の「平昌オリンピック」を前に「今回の平昌を最後にする予定でいる」と発表。
2022年に開催される「北京オリンピック」には出場しないと発言しました。
9位だったイタリア・ミラノでのW杯第1戦から成田空港に帰国し、「今回の平昌を最後にする予定でいる」と“代表引退”を口にした。国際スキー連盟主催の国際大会などは出場せず、22年北京五輪は目指さない予定という。「悔いの残らないよう、やりたい滑りを出せるようにしたい」と集大成への意気込みを語った。
日本代表として最後となった平昌オリンピックの試合当日は、強風により転倒者が続出。藤森由香さんも9位入賞に留まりました。
平昌五輪のスノーボードの女子スロープスタイルの決勝が、激しい風が吹く最悪の状況で行われ、転倒者が続出した問題について、世界中から、その運営について批判の声が相次いでいる。メダルが期待された日本勢も危険な風の悪影響を受けて藤森由香が9位、広野あさみが12位、岩渕麗楽が14位、注目の鬼塚雅も尻餅をつき19位と散々な結果に終わった。
引退以降の展望については、同年に出演したラジオ番組にて「プロのスノーボーダーになる」と語っています。
今後の活動について、藤森選手は「今回の平昌で、オリンピックは目指さないって決めていたので。今後はプロスノーボーダーとして活動します。映像を中心に撮っていきたいなって考えています。その他、大会に出たり、スノーボードを教えたり、色んな活動を幅広くやっていきたいです。」とコメント。
その言葉通り、2019年1月にはスポーツ競技大会「X GAMES」に挑戦し、「X GAMESビッグエア」に初出場。5位入賞を果たしています。
5本目はFSダブル900を狙ったんですけど、足元を上手くまとめられずにFS360で終わってしまったことは悔しいです。もう1本飛べると思ってそこにかけていたんですが、時間オーバーになってしまったのは残念でした。オリンピックと同じくらい重要な大会で、このメンバーに選ばれるということはなかなかないことなので、この大舞台に立てただけでも幸せです
藤森由香が結婚した旦那はイギリス人・新婚当時は遠距離別居婚だった
藤森由香さんは2019年7月に結婚。旦那はイギリス人で、スポーツ関連のMCをしている方だとか。
しかし、新型コロナウィルス感染拡大の影響で入国制限が設けられたことで、入籍後は遠距離婚の状態が続いていたそうです。
1年ほど前の令和1年7月24日に入籍致しました。今はまだ入国制限もあり会えない状態が続いていますが、共に生活ができるようになったら二人で力を合わせて、楽しく、笑いの耐えない家庭を作っていくぞー!
気になる交際期間は2年とのこと。
夫婦の自宅はポルトガルにあり、スノーボードの練習場所であるオーストラリア、そして日本と3カ国を行き来する生活を送っているといいます。
藤森由香の子供は1人・2024年2月に第1子となる娘を出産
藤森由香さんは、2024年2月25日に子供を出産。第1子である娘・咲心(えみ)さんが誕生しました。
藤森さんは「スノームーンの満月の夜に陣痛が来て、大雪の降る日、2024/2/25に娘を出産しました」と報告。「名前を咲心と書いてえみと名付けました。娘との時間はどの瞬間もとても尊く、私たちはえみが家族に加わったことをとてもうれしく感じています。メッセージをくれた皆さん、ありかとうございます」と心境をつづりながらファンに感謝していた。
藤森由香の現在:かわいいと話題・メディア進出も
藤森由香さんは2022年2月、NHKで「北京オリンピック」のコメンテーターを担当。
かねてより「かわいい」と話題だったこともあり、今後はタレント・コメンテーターとしてメディアでも活躍していくのでは?と話題になりました。
しかし、現在は2024年2月に長女を出産したこともあり、目立つ活動はされていません。
ただ、インスタグラムでは出産報告直前までスノーボード動画を投稿し、同年3月には「スノーボードから離れたのは初めてだった」とコメントするなど、スノーボード愛は変わらない様子。
私の長いスノーボード人生の中でスノーボードから離れたのは初めてだった。そういえば、妊娠中に何回も夢の中でスノーボードしてて、妊娠してることを思い出す夢を見た!🤣
引用: yukafujiforest
出産を経て、藤森由香さんが今後どのように活動していくのか、注目が集まっています。
まとめ
藤森由香さんは7歳の時にスノーボードを始め、スノーボードがオリンピック種目になって以降は、2018年に開催された「平昌オリンピック」まで日本代表として活躍していました。
日本代表から離れた後は、プロのスノーボーダーとして活動されています。
プライベートでは、2019年にイギリス人男性と結婚。2024年には第1子となる娘を出産しました。
兼ねてより「かわいい」と話題で、さらに「北京オリンピック」でコメンテーターを務めたことにより、メディア進出にも注目が集まっていた藤森由香さん。
今後、どのように活躍されるのかが楽しみですね。