K-1でも活躍したタイの国民的英雄のムエタイ選手・ブアカーオが話題です。
この記事ではブアカーオの身長や圧倒的な筋肉、これまでの戦績一覧、史上最強の声もある強さ、魔裟斗さんとの激闘、佐藤嘉宏さんとのエキシビジョンが物議の件や年収、家族や結婚、現在についてまとめました。
この記事の目次
ブアカーオ・ポー.プラムックのプロフィール
ブアカーオ・ポー.プラムックのプロフィール
本名 :ソムバット・バンチャーメー
生年月日:1982年5月8日
出身地 :タイ・スリン県
身長 :174cm
体重 :68kg
ブアカーオ・ポー.プラムックは、タイ出身のムエタイ選手で、その圧倒的な強さと戦績からムエタイ界、キックボクシング界のレジェンドとも称され、タイの国民的英雄として知られています。
過去にはK-1 WORLD MAXにも参戦して2度チャンピオンに輝き、K-1のレジェンドである魔裟斗さんやアンディ・サワーとも好勝負を繰り広げました。
主な獲得タイトルは、オムノーイスタジアム認定ライト級王座、オムノーイスタジアム認定フェザー級王座、タイ国プロムエタイ協会フェザー級王座、K-1 WORLD MAX 2004および2006王者、WMC世界ジュニアミドル級王座、WBCムエタイ世界スーパーミドル級ダイヤモンド王者、S-cup 2010王者、Kunlun Fightムエタイ世界ミドル級王者などがあります。
ブアカーオの身長は174cmだが実際はもっと大きいという情報も
出典:https://www.martialtribes.com/
ブアカーオの身長は公式データでは「174cm」ですが、過去に公開されていたデータでは身長は「176cm」とされていたとの情報もあります。
また、2022年10月28日に行われたブアカーオと元キックボクサーの佐藤嘉洋さんのエキジビションマッチの宣伝では、ブアカーオの身長は「175cm」とされています。
ブアカーオの身長については、写真やテレビ画面で見ると身長は確かに公表データ通りの174cmくらいかなという印象ですが、実際に試合会場などで生で見ると鍛え上げられた筋肉の威圧感もあってか、公表データよりも身長が大きいという印象を受けます。
ブアカーオの筋肉が圧倒的すぎると話題に
出典:https://la7gsydt1o.user-space.cdn.idcfcloud.net/
ブアカーオは、その鍛え上げられた圧倒的な筋肉でも話題になっています。
ブアカーオの筋肉は実戦と過酷なトレーニングによって作り上げられたもので、YouTubeにはブアカーオが筋肉を鍛え上げるトレーニング動画も多く上がっています。下の動画はランドマインツイストを行うブアカーオの動画です。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=R77toeLR7tM]
下の動画の後半にもブアカーオがウェイトで筋肉を鍛え上げるシーンが収録されています。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=p490Lv_Okck]
映像を見てもわかりますが、ブアカーオは何か特別なトレーニングを行っているわけではなく、簡単な器具を使ってできる基本的なトレーニングによって圧倒的な筋肉を作り上げました。
ブアカーオのインスタグラムを見ると、サンドバックに脚を固定して逆さ吊りの状態での腹筋などの超人的な筋肉トレーニングも行っているようですが、基本的にはワイドプッシュアップ、レッグエクステンション、懸垂運動、ダンベルアップライトローイングなど、一般的なジムでも実践できる方法で筋肉トレーニングを行っています。
ブアカーオの戦績一覧
現在のブアカーオの戦績は「276戦240勝(73KO)24敗12分」という圧倒的なものです。
以下はブアカーオの戦績一覧です。(エキジビションマッチの戦績は除く)
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
勝ち | サガッペット・ソー.サグンパン | 4R KO | Omnoi Stadium | 2000年 |
勝ち | コーク・フェアテックス | 5R終了 判定 | スッグ・ポープラムック | 2000年1月7日 |
勝ち | ペットアルン・ソーヴォランパクディー | 5R終了 判定 | 不明 | 2001年 |
勝ち | シンチャイノーイ・ソー.キッティチャイ | 4R KO | タイ国プロムエタイ協会フェザー級王座決定戦 | 2001年6月29日 |
負け | オーローノー・マジェスティックジム | 5R終了 判定 | Lumpinee Stadium | 2001年8月7日 |
負け | テーワリットノーイ・S.K.V. ジム | 5R終了 判定 | Lumpinee Stadium | 2001年10月6日 |
勝ち | ランサヤーム・ナコントーンパークビュー | 5R終了 判定 | 不明 | 2001年 |
負け | チャーリー・ソー.チャイタミン | 5R終了 判定 | ルンピニー・スタジアム認定フェザー級王座決定戦 | 2001年12月7日 |
負け | サッタバン・トー.ラナギアット | 5R終了 判定 | Lumpinee Stadium | 2002年1月5日 |
勝ち | バンポット・ヴォーテーパチャイ | 5R終了 判定 | Lumpinee Stadium | 2002年3月29日 |
勝ち | 五十嵐幹志 | 3R 0:47 TKO | J-NETWORK「J-BLOODS」 | 2002年4月21日 |
勝ち | バンポット・ソーロムヤーノン | 3R TKO | 不明 | 2002年 |
引き分け | テーワリットノーイ・S.K.V. ジム | 5R終了 ドロー | Lumpinee Stadium | 2002年9月12日 |
負け | ペットナムエーク・ソー.シリワット | 5R終了 判定 | Lumpinee Stadium | 2002年9月13日 |
負け | ペットナムエーク・ソー.シリワット | 5R終了 判定 | Lumpinee Stadium | 2002年10月26日 |
勝ち | トーングタイ・ポー.プラパー | 2R TKO | 不明(タイ) | 2002年11月22日 |
勝ち | セーンモラゴット・ゴーバーングルワイ | 3R終了 判定 | D4D Toyota Cup【1回戦】 | 2002年12月14日 |
勝ち | クンスック・ペットスパーパン | 3R終了 判定 | D4D Toyota Cup【準決勝】 | 2002年12月14日 |
勝ち | 小林聡 | 3R終了 判定 | D4D Toyota Cup【決勝】 | 2002年12月14日 |
勝ち | ノンタチャイ・ギャットワンロップ | 3R終了 判定 | スッグD4D コーモーンレール3000+スッグ・ペットインディー | 2003年4月8日 |
勝ち | ティーモ・ダル・ジョッキージム | 3R 1:42 KO | K.O.M.A. “King of Martial Arts” GP | 2003年8月31日 |
勝ち | サン・タオ | 2R 1:25 TKO | Chinese police VS Thai police kickboxing Championship | 2003年10月10日 |
勝ち | クンスック・ペットスパーパン | 5R終了 判定 | スッグ・ポープラムック | 2003年11月18日 |
勝ち | フジ・チャルムサック | 3R終了 判定2-0 | 新日本キックボクシング協会「MAGNUM 4」 | 2004年3月21日 |
勝ち | ジョーダン・タイ | 3R終了 判定3-0 | K-1 WORLD MAX 2004 〜世界一決定トーナメント開幕戦〜【1回戦】 | 2004年4月7日 |
勝ち | ジョン・ウェイン・パー | 延長R終了 判定2-1 | K-1 WORLD MAX 2004 〜世界一決定トーナメント〜【準々決勝】 | 2004年7月7日 |
勝ち | 小比類巻貴之 | 2R 0:42 KO | K-1 WORLD MAX 2004 〜世界一決定トーナメント〜【準決勝】 | 2004年7月7日 |
勝ち | 魔裟斗 | 延長R終了 判定3-0 | K-1 WORLD MAX 2004 〜世界一決定トーナメント〜【決勝】 | 2004年7月7日 |
勝ち | 武田幸三 | 再延長R終了 判定3-0 | K-1 WORLD MAX 2004 〜世界王者対抗戦〜 | 2004年10月13日 |
勝ち | 米田克盛 | 2R 1:26 TKO | 児童福祉チャリティ TITANS 1st 2004年チャンピオンシリーズ | 2004年11月6日 |
負け | アルバート・クラウス | 延長R終了 判定1-2 | K-1 WORLD MAX 2005 〜日本代表決定トーナメント〜【スーパーファイト】 | 2005年2月23日 |
勝ち | キエラン・ケッドル | 4R終了 判定 | THAILAND BOXING SPORT BOARD “MUAYTHAI CULTURAL FESTIVAL 2005” | 2005年4月1日 |
勝ち | ワシリー・シシ | 3R終了 判定3-0 | K-1 WORLD MAX 2005 〜世界一決定トーナメント開幕戦〜【1回戦】 | 2005年5月4日 |
勝ち | ジャダンバ・ナラントンガラグ | 3R終了 判定2-0 | K-1 WORLD MAX 2005 〜世界一決定トーナメント決勝戦〜【準々決勝】 | 2005年7月20日 |
勝ち | アルバート・クラウス | 3R終了 判定3-0 | K-1 WORLD MAX 2005 〜世界一決定トーナメント決勝戦〜【準決勝】 | 2005年7月20日 |
負け | アンディ・サワー | 延長2R終了 判定1-2 | K-1 WORLD MAX 2005 〜世界一決定トーナメント決勝戦〜【決勝】 | 2005年7月20日 |
勝ち | ジャン・スカボロスキー | 5R終了 判定 | XPLOSION HONG KONG 2005 【S-1世界スーパーウェルター級タイトルマッチ】 | 2005年9月9日 |
勝ち | ユーセッフ・アクニック | 1R TKO | 不明(イタリア) | 2005年11月5日 |
勝ち | マイク・ザンビディス | 3R終了 判定3-0 | K-1 WORLD MAX 2006 〜日本代表決定トーナメント〜【スーパーファイト】 | 2006年2月4日 |
勝ち | ジョムホート・キアタディサック | 2R KO | WMC Explosion III【WMC世界ミドル級タイトルマッチ】 | 2006年2月18日 |
勝ち | マルコ・ピケ | 5R終了 判定 | SLAMM!! Netherlands vs Thailand | 2006年3月19日 |
勝ち | ヴァージル・カラコダ | 延長R終了 判定2-1 | K-1 WORLD MAX 2006 〜世界一決定トーナメント開幕戦〜【1回戦】 | 2006年4月5日 |
引き分け | ムラッド・サリ | 5R終了 判定ドロー | Le Grand Tournoi Final of The Gladiators | 2006年5月26日 |
勝ち | 佐藤嘉洋 | 2R 0:18 KO | K-1 WORLD MAX 2006 〜世界一決定トーナメント決勝戦〜【準々決勝】 | 2006年6月30日 |
勝ち | ドラゴ | 3R終了 判定3-0 | K-1 WORLD MAX 2006 〜世界一決定トーナメント決勝戦〜【準決勝】 | 2006年6月30日 |
勝ち | アンディ・サワー | 2R 2:13 KO | K-1 WORLD MAX 2006 〜世界一決定トーナメント決勝戦〜【決勝】 | 2006年6月30日 |
勝ち | 宍戸大樹 | 1R 0:15 KO | K-1 WORLD MAX 2006 〜世界王者対抗戦〜 | 2006年9月4日 |
勝ち | オーレ・ローセン | 2R 2:49 TKO | K-1 World MAX North European Qualification 2007 | 2006年11月24日 |
勝ち | ツグト”忍”アマラ | 3R終了 判定3-0 | K-1 WORLD MAX 2007 〜日本代表決定トーナメント〜【スーパーファイト】 | 2007年2月5日 |
勝ち | ジャバル”チンギスハン”アスケロフ | 3R終了 判定3-0 | K-1 EUROPE MAX 2007 GP | 2007年3月17日 |
勝ち | アンディ・オロゴン | 3R終了 判定3-0 | K-1 WORLD MAX 2007 〜世界最終選抜〜 | 2007年4月4日 |
引き分け | ジョルジオ・ペトロシアン | 5R終了 ドロー | K-1 Scandinavia GP 2007 【WMC世界ミドル級タイトルマッチ】 | 2007年5月19日 |
勝ち | ニキー”ザ・ナチュラル”ホルツケン | 3R終了 判定3-0 | K-1 WORLD MAX 2007 〜世界一決定トーナメント開幕戦〜【1回戦】 | 2007年6月28日 |
負け | 魔裟斗 | 3R終了 判定0-3 | K-1 WORLD MAX 2007 〜世界一決定トーナメント決勝戦〜【準々決勝】 | 2007年10月3日 |
勝ち | 佐藤嘉洋 | 延長R終了 判定2-1 | K-1 WORLD MAX 2008 〜日本代表決定トーナメント〜【スーパーファイト】 | 2008年2月2日 |
勝ち | ブラックマンバ | 1R 2:18 KO | K-1 WORLD MAX 2008 World Championship Tournament FINAL 【リザーブファイト】 | 2008年10月1日 |
勝ち | アルバート・クラウス | 3R終了 判定 | It’s Showtime 2008 Eindhoven | 2008年11月29日 |
勝ち | アンドレ・ジダ | 延長R終了 判定3-0 | K-1 WORLD MAX 2009 World Championship Tournament FINAL16【1回戦】 | 2009年4月21日 |
負け | ジョン・ウェイン・パー | 5R終了 判定3-0 | Champions of Champions II 【WMC世界ジュニアミドル級タイトルマッチ】 | 2009年6月26日 |
勝ち | ニキー”ザ・ナチュラル”ホルツケン | 3R終了 判定3-0 | K-1 WORLD MAX 2009 World Championship Tournament FINAL8【準々決勝】 | 2009年7月13日 |
負け | アンディ・サワー | 3R+延長R終了 判定1-2 | K-1 WORLD MAX 2009 World Championship Tournament FINAL 【準決勝】 | 2009年10月26日 |
勝ち | ジョーダン・ワトソン | 3R終了 判定5-0 | MSA Muaythai Premier League | 2010年5月29日 |
勝ち | シュー・イェン | 3R終了 判定 | 武林風 | 2010年6月19日 |
勝ち | 宍戸大樹 | 3R終了 判定3-0 | SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT S-cup 2010【1回戦】 | 2010年11月23日 |
勝ち | ヘンリー・ヴァン・オプスタル | 3R終了 判定3-0 | SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT S-cup 2010【準決勝】 | 2010年11月23日 |
勝ち | トビー・イマダ | 2R 2:29 TKO | SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT S-cup 2010【決勝】 | 2010年11月23日 |
勝ち | 中島弘貴 | 3R終了 判定3-0 | 戦極 Soul of Fight | 2010年12月30日 |
勝ち | 牧野智昭 | 2R 2:41 TKO | THAI FIGHT EXTREME JAPAN | 2011年8月7日 |
勝ち | Warren Stevelmans | 4R TKO | Muaythai Premier League: Round 1 | 2011年9月2日 |
勝ち | Abdallah Mabel | 3R終了 判定3-0 | Thai Fight 2011 70 kg Tournament, Quarter Final | 2011年9月25日 |
勝ち | Mickaël Piscitello | 3R KO | Thai Fight 2011 70 kg Tournament, Semi Final | 2011年11月27日 |
勝ち | Frank Giorgi | 3R終了 判定3-0 | Thai Fight 2011 70 kg Tournament, Final | 2011年12月18日 |
勝ち | Dzhabar Askerov | 3R終了 判定3-0 | Yokkao Extreme 2012 | 2012年1月21日 |
勝ち | Rustem Zaripov | 2R 2:45 KO | Thai Fight 2012 | 2012年4月17日 |
勝ち | Toure Abdoul | 2R 1:02 TKO | Thai Fight Extreme 2012 | 2012年8月17日 |
勝ち | Mauro Serra | 3R TKO | Thai Fight 2012: King of Muay Thai Tournament 1st Round, 70 kg Tournament Quarter Finals | 2012年10月23日 |
勝ち | 西川智之 | 3R終了 判定3-0 | Thai Fight 2012: King of Muay Thai Tournament 2nd Round, 70 kg Tournament Semi Finals | 2012年11月25日 |
勝ち | Vitaly Gurkov | 3R終了 判定3-0 | Thai Fight 2012: King of Muay Thai Tournament Finals, 70 kg Tournament Final | 2012年12月16日 |
勝ち | Malik Watson | 2R KO | MAX Muay Thai 1 | 2013年5月6日 |
勝ち | Dong Wenfei | 3R終了 判定2-1 | Wu Lin Feng & MAX Muay Thai 3 | 2013年8月10日 |
勝ち | David Calvo | 1R 2:20 KO | K-1 World MAX 2013 World Championship Tournament Final 16, First Round | 2013年9月14日 |
勝ち | 佐藤嘉洋 | 3R終了 判定3-0 | MAX Muay Thai 4 | 2013年10月6日 |
勝ち | Enriko Kehl | 3R終了 判定3-0 | MAX Muay Thai 5: The Final Chapter | 2013年12月10日 |
勝ち | Zhou Zhipeng | 3R+延長1R終了 判定 | K-1 World MAX 2013 World Championship Tournament Quarter Finals – Part 1 | 2013年12月28日 |
勝ち | Lee Sung-Hyun | 3R終了 判定3-0 | K-1 World MAX 2013 World Championship Tournament Final 4, Semi Finals | 2014年2月23日 |
勝ち | Victor Nagbe | 3R終了 判定3-0 | Combat Banchamek | 2014年4月14日 |
勝ち | Adaylton Freitas | 2R 1:12 KO | Muay Thai in Macau | 2014年6月6日 |
勝ち | Djime Coulibaly | 5R終了 判定3-0 | Monte Carlo Fighting Masters 2014 | 2014年6月14日 |
勝ち | Abdoul Touré | 3R 0:44 TKO | Chiang Rai WBC Muaythai Championship | 2014年8月15日 |
勝ち | Zhang Chunyu | 3R終了 判定3-0 | Topking World Series – 70 kg Tournament, Final 16 | 2014年9月13日 |
負け | Enriko Kehl | 3R終了 棄権 | K-1 World MAX 2014 World Championship Tournament Final | 2014年10月11日 |
勝ち | Steve Moxon | 3R 1:07 TKO | Topking World Series 2 | 2014年11月15日 |
勝ち | Dmytro Konstantinov | 3R終了 判定3-0 | Topking World Series 3 – 70kgトーナメント準々決勝 | 2014年12月20日 |
勝ち | Yuan Bin | 3R終了 判定3-0 | Quanwei WMC Muaythai International Title 2015 | 2015年5月2日 |
勝ち | イー・ロン | 3R終了 判定3-0 | Wu Lin Feng 2015 – Fight of the Century | 2015年6月6日 |
勝ち | Artem Pashporin | 3R終了 判定3-0 | T-one Muay Thai 2015 | 2015年7月1日 |
負け | Khayal Dzhaniev | 3R終了 判定0-3 | Topking World Series 4 – 70kgトーナメント準決勝 | 2015年7月28日 |
勝ち | Gu Hui | 2R 1:54 TKO | Kunlun Fight 32 | 2015年10月28日 |
勝ち | Liu Hainan | 3R終了 判定3-0 | Kunlun Fight 36 | 2016年1月9日 |
勝ち | Kong Lingfeng | 3R終了 判定3-0 | Kunlun Fight 39 | 2016年3月20日 |
勝ち | Wang Weihao | 1R 2:35 TKO | Kunlun Fight 45 | 2016年6月5日 |
勝ち | Dylan Salvador | 3R終了 判定3-0 | Kunlun Fight 53 – Muay Thai 70kg Championship | 2016年9月24日 |
負け | イー・ロン | 3R終了 判定 | Wu Lin Feng 2016 –Fight of the Century 2 | 2016年11月5日 |
勝ち | Andrei Kulebin | 3R終了 判定3-0 | Phoenix Fighting Championship | 2016年12月10日 |
勝ち | Tian Xin | 3R終了 判定3-0 | Kunlun Fight 56 | 2017年1月1日 |
勝ち | Kong Lingfeng | 3R終了 判定3-0 | Kunlun Fight 62 | 2017年6月10日 |
勝ち | Azize Hlali | 1R KO 2:52 | All Star Fight | 2017年8月20日 |
勝ち | Sergey Kulyaba | 3R終了 判定3-0 | All Star Fight 2 | 2017年9月30日 |
勝ち | Marouan Toutouh | 2R KO | kunlun Fight 67 | 2017年11月12日 |
勝ち | Nayanesh Ayman | 1R KO 2:06 | kunlun Fight 69 | 2018年2月4日 |
負け | Jonay Risco | 5R終了 判定0-3 | Enfusion 63 | 2018年3月5日 |
勝ち | ルイス・パソス | 3R終了 判定3-0 | All Star Fight 3 | 2018年4月28日 |
勝ち | ビクター・ナグベ | 3R終了 判定3-0 | All Star Fight 4 | 2018年5月21日 |
勝ち | Michael Krcmar | 3R終了 判定3-0 | All Star Fight 5 | 2018年7月6日 |
勝ち | Gaetan Dambo | 3R終了 判定3-0 | All Star Fight 6 | 2018年11月4日 |
勝ち | Niclas Larsen | 3R終了 判定3-0 | All Star Fight 7 | 2019年1月27日 |
勝ち | Artem Pashporin | 3R終了 判定3-0 | All Star Fight 8 | 2019年3月9日 |
勝ち | ドミトリー・ヴァラッツ | 3R終了 判定 | WORLD FIGHT TOURNAMENT 2022 | 2022年7月6日 |
ブアカーオの強さは群を抜いており史上最強の声も多い
その圧倒的な戦績を見てもわかるように、ブアカーオの強さは群を抜いており、しかもそれを20年間続けているというのが驚異的です。
ネット上でもブアカーオの強さについてはよく語られており、史上最強に推す声も少なくありません。
ブアカーオの圧倒的な強さもかっこいいと思ったな
— サンス (@yumegiwalastboy) August 28, 2022
武尊も天心も強いけど全盛期のブアカーオの強さが異常すぎて霞むレベル
— Xx_あーる_xX (@e60UmkwkEVp0knL) August 12, 2020
ブアカーオの強さが伝わるエピソードとしては、K-1に初参戦した際、ブアカーオが遠距離からノーモーションハイスピードで繰り出される上段前蹴りから飛び込んでのローキック、そして首相撲でロックしての膝蹴りの連打でK-1の有力選手を次々と圧倒したため、次の大会からK-1のルールに首相撲禁止が追加されたというものがあります。
しかし、首相撲が禁止されても、ブアカーオは即座にそのルールに対応し今度は速射砲のような左ミドルキックの嵐と強烈な右ストレートのコンビネーションで次々と強豪を倒し2度のK-1チャンピオンの座に輝いています。
下のYouTube動画はブアカーオのKOシーンをまとめたものでその強さがよくわかります。ブアカーオの代名詞とも言える上段前蹴りから首相撲でロックしての膝蹴り連打シーンや早すぎる左ミドルキック連打からの右ストレートで仕留めていくシーンなども見られます。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=ce_ggTe50bk]
ブアカーオと魔裟斗の過去2度の熱戦も話題
ブアカーオはK-1のレジェンド・魔裟斗さんとも2度対戦しています。
ブアカーオと魔裟斗さんの1度目の対戦は2004年7月7日のK-1 WORLD MAX 2004世界一決定トーナメント決勝戦でした。
魔裟斗さんは、2003年のWORLD MAX 2003のチャンピオンであり、連覇をかけての一戦でしたが、同日に行われた準々決勝と準決勝で消耗しており、片目がほとんど塞がった状態かつ右足の脛にも力が入らない状態でこの決勝のリングに上がりました。
一方のブアカーオはほぼノーダメージで決勝まで勝ち進んでおり、試合開始前からブアカーオが有利な状態でした。
ただ、魔裟斗さんは満身創痍の状態でも驚異的な粘りを見せ、試合は延長ラウンドまでもつれ込みました。しかし、ブアカーオの猛攻の前に魔裟斗さんはスタミナ切れを起こして効果的にポイントを稼げず、判定の結果3-0でブアカーオの勝利となりました。
ただ、満身創痍の状態でありながら、超攻撃的スタイルのブアカーオの猛攻に延長ラウンドまで耐え抜いたという点では魔裟斗さんも強さを見せつけた試合となりました。
下はブアカーオと魔裟斗さんの1度目の対戦であるK-1 WORLD MAX 2004世界一決定トーナメント決勝戦の動画です。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=PdvGAZGzPuU]
ブアカーオと魔裟斗さんの2度目の対戦は、2007年10月3日に行われたK-1 WORLD MAX 2007世界一決定トーナメント決勝戦の準決勝でした。
この試合は互いにその日の初戦であり、純粋にお互いの実力がぶつかり合う試合となりました。魔裟斗さんはブアカーオ対策として、強い圧力に負けずに下がらずに前に出るトレーニングを積んできており、1R残り30秒で魔裟斗さんの右ストレートによりブアカーオがダウン。
試合は3R終了までもつれ込みましたが、終始魔裟斗さんが優位に試合を支配し判定3-0で魔裟斗さんの勝利に終わっています。
下の動画はブアカーオと魔裟斗さんの2度目の対戦の動画です。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=nr0M47yJsEQ]
ブアカーオは元キックボクサーの佐藤嘉洋をノックアウトして病院送りに
2022年10月28日、タイのラジャダムナンスタジアムで開催された「KAT PRESENTD LEGEND OF RAJADAMNERN」で、ブアカーオは元キックボクサーの佐藤嘉洋さんとのエキジビションマッチを行いました。
ブアカーオは、佐藤嘉洋さんとは過去に4度対戦しており2006年の1度目の初対決ではブアカーオのKO勝ち、2008年2月の2度目の対戦では延長まで行って2-1でブアカーオの判定勝ち、2008年7月の3度目の対戦では佐藤嘉洋さんのKO勝ち、2013年の4度目の対戦ではムエタイルールで戦い、ブアカーオが判定で勝利しており、通算でブアカーオの3勝1敗でした。
ちなみに、K-1でブアカーオに勝利した選手は日本人では魔裟斗さんの他に佐藤嘉洋さんのみであり、なおかつKO勝利したのは佐藤嘉洋さんただ1人でした。
ただ、佐藤嘉洋さんは2015年に現役を引退しており、2022年10月の試合は佐藤嘉宏さんにとって7年半ぶりの本格的な試合でした。佐藤嘉洋さんもエキジビションマッチという話だっためにこの試合を受けられたと思われます。
ところが、試合1R後半からブアカーオが真剣勝負さながらの猛攻を仕掛け、前蹴りからのジャブに続けてスピードのある右フックを繰り出して佐藤嘉洋さんからダウンを奪い、TKOによって試合終了となりました。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=hygkO3vbCTw]
この試合後、佐藤嘉洋さんは頭のダメージによって病院に緊急搬送された事を自身のSNSで明かしました。
今日のラッキー
— 佐藤嘉洋 (@dictjourneysato) October 28, 2022
頭のダメージで緊急搬送されたが、12時間付き添いがいるのを条件に入院を免れて、明日のフライトには乗れそうでラッキー
PS
命は今のところ大丈夫です。#lucky_ct
7年半も前に現役を引退している佐藤嘉洋さんとのエキジビションマッチでありながら、下手をすれば命の危険もあるような頭部への強力な攻撃を仕掛けた事に対して、ブアカーオに対しては批判的な声も上がっています。
過去にブアカーオとの死闘を繰り広げた魔裟斗さんも、自身のYouTubeチャンネルでこの件についいて触れて、ブアカーオに対してはやんわりと苦言を呈されていました。
「ブアカーオ、1Rはじまったときから本気で打ちにいったよね。パンチも三浦くんのときとは全然違ったもん。ブアカーオってまだ現役だからね。佐藤くんは、7年~8年前に引退してるわけ。それで思いっきりこられたらたまったもんじゃないよね」と苦笑い。 さらに「それで1Rで倒されて病院送りでしょ。佐藤からしたら『エキシって聞いてリングに上がって、ガチの試合だったら上がらないし、ガチの試合だったらファイトマネーもらわなきゃ合わないし』って感じなわけよ」と佐藤の気持ちを代弁する。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=gocZzLurklk]
なお、佐藤嘉洋さんはTwitterにて、この件について主催者からの契約違反の謝罪と違約金の提示を受けて了承した事を明かされています。
主催者は搬送された病院にも謝罪に訪れるなど誠意ある対応だったとの事で、佐藤嘉洋さんはこの件については問題にはされない姿勢を示されています。
10月28日にラジャダムナンスタジアムで行われたブアカーオvs佐藤嘉洋のエキシビジョンマッチ。
— 佐藤嘉洋 (@dictjourneysato) November 4, 2022
主催者から改めて契約違反の謝罪と違約金の提示を受け、了承しました。
主催者は試合直後にも謝罪を受け、緊急搬送先にも来てくれました。
誠意ある対応をしていただきました。
ありがとうございました。
ブアカーオの年収
出典:https://livedoor.blogimg.jp/
タイの英雄であり、世界でも非常に高い人気を誇るブアカーオの年収にも興味が集まっています。
まず、一般的なタイのキックボクサーの年収は、日本とは物価が違う事もあって100万円を超える事はないようです。
ただ、ブアカーオの場合は世界で活躍するムエタイ選手の中ではトップ中のトップです。このクラスの選手の年収は最大で1000万円以上になる場合もあるようです。
しかもブアカーオはヨーロッパや中国でも試合を行い、映画にも出演するなど非常に人気の高い選手です。そのため、現在も1000万円以上の年収を稼いでいる可能性は十分に考えられます。
ブアカーオは2006年にK-1 WORLD MAXで優勝した際に2000万円の賞金を獲得しました。この金額はタイの公務員の年収の30年分に相当するという事からブアカーオが激しく動揺したとの記事が出ていました。
「K―1ワールドMAX世界一決定トーナメント決勝大会」2年ぶり2度目の優勝から一夜明け、ブアカーオは獲得賞金2000万円の大きさを改めて実感。タイの公務員の年収約30年分に相当する額だけに、激しく動揺した。
ちなみにブアカーオは1000万円近くするBMWやポルシェを愛車にしています。この事から見てもブアカーオの年収は1000年円を超えているのではないかと思います。
ブアカーオの家族や結婚
ブアカーオの家族については、父親が裕福な商人でタイでは比較的裕福な家庭で育っています。
ただ、母親を早くに亡くしており、ブアカーオはムエタイやキックボクシングで得たファイトマネーは家族の生活を支えるためや妹の学費を稼ぐために使っていたとK-1時代の煽りVでは紹介されていました。
ブアカーオは現在はまだ結婚はしておらず独身のようです。ちなみにK-1で活躍していた頃は好みの女性のタイプとして深田恭子さんをあげていました。
ブアカーオは女性人気が非常に高く、ミス・ユニバース・タイランド2014のスナンニカー・スルサンスワンもブアカーオのファンを公言しています。
女性人気も高く、タイでも指折りの成功者であるブアカーオは望めばすぐにでも結婚できそうですが現在も独身を貫いており、現役を引退するまでは結婚はしないといった事を決めている可能性も考えられそうです。
ブアカーオの現在…3年ぶりの復帰戦を飾り通算240勝目を挙げる
ブアカーオは2019年3月の試合に勝利したのを最後に試合から遠ざかっていましたが、2022年7月6日にカンボジアで開催された「WORLD FIGHT TOURNAMENT 2022」で3年ぶりに実戦に復帰しました。
ブアカーオは、32勝10敗の戦績を持つベラルーシのドミトリー・ヴァラッツと復帰戦を戦い、3R判定勝ちをおさめました。この勝利により、ブアカーオは自身の通算戦績を240勝に伸ばしています。
ブアカーオのマネージャーのSasan Ghosairi氏は、2019年にブアカーオは40歳で引退する事を考えていると話されていました。
ブアカーオは2022年の現在ちょうどその40歳を迎えていますが、具体的に引退の話は出ておらず、現役を続けるのか2022年を最後に現役を引退するのかにも注目が集まっています。
まとめ
今回は、K-1でも活躍したムエタイ選手でタイの国民的英雄であるブアカーオについてまとめてみました。
ブアカーオは身長174cm(公称値)、体重68kgで鍛え上げられた筋肉を持つ選手で、276戦240勝(73KO)24敗12分の圧倒的な戦績の強さを持ち、史上最強の呼び声も高い存在です。
K-1では魔裟斗さんとも激闘を繰り広げ、2度戦って1勝1敗の戦績を残しました。
2022年には、過去に公式戦で4度戦い3勝1敗の戦績を残した佐藤嘉洋さんと2022年にエキジビションマッチを戦いましたが、現役引退から7年半が経つ佐藤嘉洋さんから強烈な右フックでダウンを奪って病院送りにした事が物議を醸しています。
ブアカーオの年収は不明ですが、一般的なタイ人の数十倍にあたる年収を稼いでいると推測されます。
現在については、2022年7月に3年ぶりの公式戦を戦い、復帰戦を飾った事が話題になっています。