ソフトバンクのCMで知名度も人気も高い女優の樋口可南子さんですが、若い頃や旦那との結婚なども注目を集めています。
今回は樋口可南子さんのプロフィール、若い頃、旦那や子供・現在の活動などをまとめてみました。
樋口可南子のプロフィール
本名:糸井 可南子
生年月日:1958年12月13日
血液型:B型
身長:165cm
出身地:新潟県加茂市
職業:女優
加茂高等学校卒の樋口可南子さんは、女子美術大学に入学します。
1978年の大学1年の時にアルバイト先の銀座のあんみつ屋でスカウトされた設定で、20歳の時に『ポーラテレビ小説・こおろぎ橋』で主演デビューを果たします。
女子美術大学とは”女子美”の略称で呼ばれる、東京都杉並区和田にある私立大学で、多摩美術大学、武蔵野美術大学、東京造形大学、日本大学芸術学部などの私大美術系大学の1つです。
私立美術学校としては最も歴史が長く、多くの女性美術家やデザイナー、クリエーターを輩出している他、有名人では奥田恵梨華、賀来千香子、歌手のイルカさんなどが在籍していました。
ちなみに、美大は学歴としては学力が低く、美術の実技だけハードルが高いことで知られています。
所属事務所は東京都渋谷区恵比寿西にある、株式会社ユマニテです。
所属芸能人には、安藤サク、井之脇海、内田淳子、岡山天音、門脇麦、岸井ゆきの、北浦愛他、過去には椎名桔平や、根津甚八(2016年死去)も在籍していました。
19歳でオーディションに合格
出典:https://yumeijinhensachi.com/
約40年前に行われたそのオーディションの秘蔵映像が、ある朝のバラエティ番組で放送されて話題となりました。
オーディション当時は19歳で、このオーディション合格後に大学を中退しています。
1980年に『戒厳令の夜』で映画に初出演し、ゴールデン・アロー賞の新人賞を受賞、1983年には谷崎潤一郎原作の映画『卍』でのレズビアン役を務めています。
1987年には、山田詠美原作の映画『ベッドタイムアイズ』での大胆な濡れ場シーンを演じ、ヌードで非常に話題となった新人女優でした。
1991年には篠山紀信撮影の写真集『Water Fruit 不測の事態』がベストセラーになり、この後、写真週刊誌や写真集では”ヘアヌード”が流行となっています。
また、この写真集発売から記念イベントとして、銀座 蔦屋書店で写真家・篠山紀信さんのトークイベント&サイン会が2018年に開催されています。
人気になったきっかけは?
話は前後しますが、1983年1月7日から3月25日までフジテレビ系列のテレビドラマ『早春スケッチブック』、NHKの朝の連続テレビ小説『ロマンス』が最初に人気となったきっかけです。
『早春スケッチブック』では、売り出し中の新人モデルで沢田竜彦(山崎努)の交際相手役でした。
『ロマンス』は明治末年の北海道と東京を舞台に、映画に情熱をかける若者たちを描いたドラマで、樋口さんは小島はる役でした。
平均視聴率は39.0%、最高視聴率は47.3%と非常に人気が高いドラマでした。
その他主な出演作品
出典:http://suwiun3.up.seesaa.net/
映画は、1980年『戒厳令の夜』、1985年『男はつらいよ 寅次郎恋愛塾』の江上若菜役、1989年『座頭市』のおはん役、1991年『陽炎』城島りん役など、人気作他24本に出演しています。
ドラマでは、1980年『風神の門』が初主演で、1981年にはNHK夜の連続テレビ小説である銀河テレビ小説 『青春戯画集』に出演しています。
以後、1982年『峠の群像』、1987年『独眼竜政宗』、1991年『太平記』 、2008年『篤姫』など、NHK大河ドラマに連続出演しています。
連続テレビ小説では、1984年『ロマンス』、1997年『甘辛しゃん』、日本放送映画藝術大賞の優秀助演女優賞を受賞した2011年の『おひさま』他、NHKドラマにも数多く出演しています。
ほぼ全国放送のキー局のドラマに1980年代を中心に数多く出演しており、どちらかと言えば、お色気を売りにした女優さんでした。
2000年代では、2002年映画『阿弥陀堂だより』、2006年『四万十川』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞しています。
CMは大塚製薬『ファイブミニ』が初で、ソフトバンクモバイル白戸家シリーズのお母さん役は2007年からです。
2004年4月21日にリリースされた、宇多田ヒカルの13thシングル「誰かの願いが叶うころ」にもPVで出演しています。
樋口可南子の若い頃とは
出典:https://www.cinemaclassics.jp/
意外にデビュー当時は”地味な女優”というイメージだった樋口可南子さん。
あまりプライベートの情報が少なく詳細が不明ですが、
1980年代は鈴木保奈美さん、W浅野の浅野ゆう子さんと浅野温子さん、山口智子さん、安田成美さん、中山美穂さん等が大人気でした。
そんな中、樋口可南子さんの個人的なイメージとしては、ヘアヌードを披露したと言う話題以外に、高視聴率ドラマ出演は、特に民放に関してはほぼ話題がない女優さんでした。
「中学生時代は計算尺のクラブに所属し、中学3年生時に計算の速さを競う大会で優勝した」というエピソードが昔あった程度です。
1980年台中期以降のバブル景気真っ最中の中では、トレンディドラマに人気を押され、樋口さんの話題性は薄かったと記憶しています。
ちなみに、中学時代に演劇部にいたという話もあります。性格はかなりの人見知りで、目立った存在でもなく、地味な印象は現在に通じるものがありますね。
それだけに、ソフトバンクのCMでは、ちょっとコミカルな演技で久しぶりにCMに登場したので、若い人にも人気に繋がったのではないでしょうか。
いずれにしても、女優としての人気度は、デビューからそれほど高くはなく、主演女優というのは少ない印象です。ソフトバンクのCM出演までは地味な存在ですね。
樋口可南子の旦那・糸井重里とは【馴れ初め~不倫~結婚】
樋口可南子さんの夫は、コピーライターの糸井重里さんです。
バブル景気と同時に人気に火が付いた糸井重里さんは、サブカルチャーの分野で特に人気がありました。
活動自体は古く、1969年に栗田工業主宰のTVCFが最初の仕事で、以後東京コピーライターズクラブ新人賞受賞(1975年)しています。
また、芸能界で顔が利くようになり、1980年代はサブカルチャー雑誌『ビックリハウス』で、サブカルの代表者のように扱われています。
1982年4月から1985年3月まで、NHKの若者向け番組『YOU』の司会を担当したのも、その影響ですね。
この番組は、NHKながらも番組放送中に忌野清志郎のライブを放送するなど画期的な内容で、糸井重里さんの名前を一般的に周知させたきっかけでもありました。
エッセイストやタレントとしての知名度が高い
ただ、話題が多い割にはコピーライターの仕事は想像以上に少ない糸井重里さん。
どちらかと言えばテレビタレントの要素が強く、露出が多いのでエッセイ本が売れるという作家としての知名度の方が高いのが特徴です。
そのため、芸能界では清水ミチコ、鳥越俊太郎、渡辺真理、春風亭昇太、天海祐希など交際は多岐に渡っています。
他にも、タモリ、萩本欽一、矢沢永吉、松本人志、イチロー、谷川俊太郎、明石家さんまなど、多数の有名人とも知人となっています。コピーライターというよりタレントですね。
自身のスタンスとしては、永六輔あたりのポジションを考えているようです。
最も有名なコピーは、日産自動車・セフィーロ「くうねるあそぶ」と、ミノルタ MINOLTA X-7の宮崎美子の実質上のデビューCM「いまのキミはピカピカに光って」でしょう。
他はほぼ、記憶に残るほど話題にはなっていません。
「くうねるあそぶ」のCMは、CM中の井上陽水の「皆さんお元気ですか?」のセリフが、昭和天皇が下血するなど体調を崩した影響で自粛されて、それが当時の一番の話題となっています。
どちらにしろ、残念ながらコピーが話題となったわけではありません。
糸井重里のプロフィール
本名:糸井 重里
生年月日:1948年11月10日(70歳)
出身地:群馬県前橋市
職業:タレント・コピーライター・作詞家・作家・実業家
1981年に一般女性と結婚し娘が生まれたものの、翌1982年に樋口可南子さんとの不倫が発覚、報道陣に対し不倫を認め、妻も不倫を容認していることが報道されました。
元妻との離婚が成立し、1993年に樋口さんと結婚しています。10年越しの不倫の末の結婚でした。
元々の馴れ初めは、樋口さんがヘアヌード写真集を出した時の宣伝コピーを担当したのが糸井さんだったそう。
樋口さん曰く、「落ち着けて楽におしゃべりできるし、面白がりな人」とその関係を語っています。
時代的に2人の結婚は、トレンディドラマが徐々に衰退し、世の中が徐々に不況に差し掛かる時期でしたので、話題の少ないワイドショーに格好のネタを提供したという印象が強いです。
特に糸井さんは1995年以降、テレビの露出が極端に減り始めていた時期でもあります。
ちなみに、この不倫婚の話題後に、1990年代後半から黒木瞳&役所広司主演の映画『失楽園』など、一種の不倫ブームが起こったのは印象的でした。
1983年にTBS系列で放送された連続テレビドラマ『金曜日の妻たちへ』以来、日本でも不倫が公然となるようになったのはこの頃からでしょう。
樋口可南子の子供とは
糸井さんには樋口可南子さんとの結婚前お子さんがいますが、樋口さんとの間には現在もお子さんは生まれてはいません。
前述の通り、樋口可南子さんは不倫の末、成長を待ってから10年後に結婚しただけあって、子供を産むタイミングを逃してしまったのかもしれませんね。
また、糸井さんも樋口さんも私生活をテレビで話す人ではないので、プライベート情報は現在でも、ほとんどありません。
樋口可南子の現在
数々の受賞歴があるにも関わらず、人気作に近年では恵まれない樋口さん。
2014年2月22日にテレビ朝日系列のスペシャルドラマ『時は立ちどまらない』で、西郷 良介(中井貴一)の妻・西郷麻子役以後は、声優等で若干出演しているぐらいです。
また、2015年公開の映画『愛を積むひと』で、ブリュッセル国際映画祭で映画が受賞した以外の目立った活躍はないのが現状です。
コラム掲載など執筆活動を行う
着物について詳しいため、和装の雑誌などでコラムを掲載したり、糸井重里さんと共に執筆活動をしていたり、声優をたまにやっていますね。
京都に数寄屋造りの住まいを建てたそうで、普段は着物で街歩きをしているそうです。
また、糸井さん自身の事業が好調のようです。
2017年3月16日にはジャスダックに株式上場を果たし、タレントを活用した対談やオリジナルグッズの販売が主なコンテンツで、生活には余裕があるようです。
女優業にはそれほど強い執着はなさそうですね。
2015年に公開された映画『愛を積むひと』ですら、およそ7年ぶりとなる映画出演でしたし、年齢も還暦ですから、これからは慎ましやかな老後生活を目指しているのかもしれません。
夫婦仲は円満ですが、樋口さんはある報道によれば、1年の大半を欧州で暮らしているそうで、自由な夫婦生活を堪能しているようです。
2009年に『樋口可南子のいいものを、すこし。』という単行本を出版しています。
本は3弾まで出版され、器や染物、ハチミツ、数寄屋造の建築など樋口さんが京都他で知った様々なモノや文化を紹介する内容となっています。
糸井重里の事業もゆったりと順調
また、糸井さんの事業はウェブサイト運営会社「ほぼ日」です。
東証ジャスダックに上場後、買い注文が殺到したため売買が成立せず、上場2日目に、ようやく売り出し価格の2.3倍の5,360円で初値が付くほどの人気でした。
「ほぼ日刊イトイ新聞」の運営や「ほぼ日手帳」などオリジナル文房具の企画販売を展開し、サイトのアクセス数は100万PVです。
株式会社ほぼ日は、現在でも株価5,410円で、会社の第3四半期報告書を見る限り、売上高38億円、経常利益5億円で、資本は変わらず数総数が23億株となっています。
資本割合から考えて、株資金が大半なタレント知名度で業績が良いといった感じです。
しかしながら、利益率は概算で四半期計算では13%なので、大儲けしているわけでもなく、夫婦2人でなら、それなりに良い暮らしが出来る程度といった感じですね。
まとめ
いかがでしたか?樋口可南子さんの若い頃の画像を見て分かるように、大変綺麗で美人ですね。
デビュー当初は、綺羅星のごとく多数の女優が活躍しており、樋口可南子さんは目立たない存在でしたが、最近ではCMの影響もあって、明るいコミカルな女優さんとして人気があります。
今後の活躍にも期待したいですね。