叶和貴子のプロフィール

叶和貴子の若い頃①　生い立ち～女優デビュー

北海道函館市で生まれた叶和貴子さんは、中学・高校時代は陸上競技で活躍しており、女子80mハードルで北海道記録をマークしたほどの実力の持ち主でした。

そんな叶和貴子さんは高校卒業後、桐朋学園短期大学音楽科へ進学。そして1977年、歌手としての活動を開始しました。

大学卒業後、歌手としての活動を開始した叶和貴子さんは、若い頃の下積み時代はピンクレディーや郷ひろみさんのバックコーラスをしていたそうです。

出典：https://kirari-media.net/

歌手から女優へ転身した叶和貴子　

叶和貴子さんが、歌手から女優へ転身するきっかけとなったのが、下積み時代にバックコーラスも務めた郷ひろみさんだったのでした。

『時間ですよ』など数々のテレビドラマを手掛けてきた久世光彦さんが、次の作品のために「和服の似合う美人女優」を探していたところ、郷ひろみさんが叶和貴子さんを紹介したのです。

そして叶和貴子さんは1980年、テレビドラマ『源氏物語』の紫の上役でデビューしました。

それ以降、叶和貴子さんは女優として数々のテレビドラマや映画などで活躍していくのです。

そんな叶和貴子さんの主な作品を見ていきましょう。

叶和貴子の若い頃②　出演作品

長年続いた水戸黄門シリーズでは、叶和貴子さんは第12部と大14部に出演しています。

水戸黄門12部23話
ゲストは叶和貴子さん、伊沢一郎さん、堺左千夫さん、悪役は藤村有弘さん、大木正司さん、梅津栄さん、滝田裕介さんでした。

弥七の過去の善悪に潜む陰謀
黄門様はヤクザ一派に丸刈り(刑)を命じ躊躇すると「それが嫌なら打ち首ですぞ！」と戒め、めでたしめでたし！ pic.twitter.com/uv4FOPHyiZ

— 猛虎の伸助 (@taketora_0520) January 21, 2020

1977年から17年間放送された『土曜ワイド劇場・江戸川乱歩の美女シリーズ』では、1982年「天国と地獄の美女」 、1983年「白い素肌の美女」 、1987年「赤い乗馬服の美女」 に出演しています。

また叶和貴子さんと言えば、1982年から放送された『宇宙刑事ギャバン』のミミー役としても有名です。

その後も1983年『宇宙刑事シャリバン』、1984年『宇宙刑事シャイダー』にミミー役で出演しています。

メタルヒロイン
『宇宙刑事ギャバン』ミミー役 叶和貴子さん

彼女 ワキコ だったんだな。
僕はづっと アキコ だと思っていた。#叶和貴子 pic.twitter.com/gOqwD8rWuN

— はっちょい (@Haccyoi) September 6, 2018

ギャバンとシャリバンの宇宙刑事シリーズでミミー役を演じた叶和貴子さん。#宇宙刑事ギャバン #宇宙刑事シャリバン #叶和貴子 pic.twitter.com/VpkPticxas

— 昭和の芸能人 有名人 (@shouwanogeinou) July 25, 2019

他にも数々のテレビドラマや映画に出演している叶和貴子さんですが、CMにも出演しており、中でも『黄桜酒造』のCMが和服姿でとても印象に残っているのではないでしょうか。

叶和貴子の若い頃③　ヌード写真集も発売している　

叶和貴子さんは土曜ワイド劇場で大胆なヌードを披露しており、大きな話題となりました。

若き日の叶和貴子さんがすっぽんぽんで二度驚いた(伊東四朗さんしか憶えておらず新鮮そのもの)。
『美女シリーズ9 天国と地獄の美女 江戸川乱歩の｢パノラマ島奇談｣』
Blu-rayも発売されているが(そもそも内容を知らなかった)、CS放送はCC字幕付きで重宝。#ファミリー劇場https://t.co/o388p7k2WQ pic.twitter.com/upkjRyhceJ

— おむすび🎬 (@OnigiriFilm) January 6, 2020

そんな叶和貴子さんは1983年と1985年にヌード写真集を発売し、大反響となったのです。

叶和貴子と旦那・白浜雅昭の結婚について

女優として大活躍してきた叶和貴子さんですが、旦那や子供はいるのでしょうか？

1988年に実業家と結婚した叶和貴子　

『恋多き女』としても有名だったという叶和貴子さんですが、1988年3月27日、ライブハウス経営者である実業家・白浜雅昭さんと結婚しています。

そんな叶和貴子さんと旦那の白浜雅昭さんは、デビュー前の1979年頃からの知り合いだったそうです。しかし当時は、叶和貴子さんがライブハウスに行く程度だったと言います。

知り合って7年目の1986年秋頃、白浜雅昭さんが「お互い40歳と30歳、今年、縁談がなければ結婚しようか」を何気なく言ったことがきっかけで、急に距離が縮まった2人。

そして、翌1987年2月に大真面目なプロポーズを受けた叶和貴子さんは、翌月のライブハウスのパーティーで結婚を決意したそうです。

その後6月に婚約した叶和貴子さんは、「お互い色がつきすぎていたので白になりたい」とコメントしています。

そして1988年3月27日、叶和貴子さんは白浜雅昭さんと披露宴を行い、700人もの人が出席して盛大に行われたのです。

一方、将来を不安視する声が…

盛大に披露宴が行われた叶和貴子さんと旦那・白浜雅昭さんですが、一方で結婚前から将来を不安視する声が挙がっていたようです。

そして一番不安を抱えていたのは、叶和貴子さんの母親でした。

叶和貴子さんの母親は、自身が離婚しており、女手一つで叶和貴子さんを育ててきました。

そんな叶和貴子さん母親は、「結婚することで収入が減るのではないか？」「ライブハウスの経営状況によっては将来どうなるか分からない」と思っていたそうです。

叶和貴子と旦那・白浜雅昭の離婚原因とは？

結婚前から不安視する声があった叶和貴子さんと旦那・白浜雅昭さんは、それが的中するかのように、結婚からわずか3年で離婚しています。

離婚の原因はすれ違い？！

わずか3年で結婚生活にピリオドを打った叶和貴子さんと旦那・白浜雅昭さんですが、離婚の原因はすれ違いだと言われています。

ライブハウスを経営する旦那の白浜雅昭さんは、結婚後も連日朝帰りが続いていました。

また、ドラマの仕事が多かった叶和貴子さんは早朝に家を出ることが多く、また地方ロケで家を空けることも多く、すれ違いの生活が続いたそうです。

そして、叶和貴子さんは夫婦喧嘩のたびに家出を繰り返していたそうです。

そして1991年2月、叶和貴子さんと旦那・白浜雅昭さんは、慰謝料などの条件がまったくない形で離婚が成立し、それぞれが離婚についてコメントしています。

ライブハウス経営の夫は連日、朝帰りが続いて、ドラマの仕事が多い叶は早朝出勤。地方のロケで家を空けることも多く、スレ違い生活が続いた。叶は夫婦ゲンカのたびに家出を繰り返し、９１年２月に慰謝料などの条件がまったくない形で離婚が成立した。実業家は「自由奔放に生きてきたボクにとって彼女の束縛はしんどかった」と言い、叶は「２人の時間を持てなかった」とそれぞれ心境を語った。

 

引用：実業家と離婚後にリウマチに襲われた叶和貴子 https://www.nikkan-gendai.com/）

叶和貴子の子供とは？

結婚生活わずか3年で、すれ違いの生活が続き、夫婦の時間が持てなかった叶和貴子さん夫婦には子供はいません。

子供がいたら、もしかしたら離婚という結末にはならなかったかもしれませんね。

叶和貴子を襲った病気①　症状は？

1991年に離婚した叶和貴子さんは、離婚後まもなく病魔に襲われています。

体の異変に気付いた叶和貴子　

叶和貴子さんは離婚後の1991年冬、体に異変が起きたそうです。高熱が出て、全身の関節が痛んだと言います。

「正月公演の舞台げいこで忙しかった時です。朝方までセリフを覚えなくてはいけないこともあり、疲れが出たのかな、と思いました」。自宅近くの病院に行くと、血液検査などをされ、医師から「関節が徐々に破壊されて痛む『関節リウマチ』の疑いがあります。専門医に診てもらって下さい」と言われた。

 

引用：ここにテキストを入力（URL変更も忘れずに）［女優　叶和貴子さん］関節リウマチ（１）舞台上　ひざの油切れたよう https://yomidr.yomiuri.co.jp/

しかし、熱が下がると痛みも取れて体調が良くなった叶和貴子さんは、あまり深刻に受け止めておらず、仕事も忙しかったことから、詳しい検査を後回しにしてしまいます。

その後も手のこわばりや、肩・ひざの関節に痛みが出ますが、市販の痛み止めの薬を飲んでやり過ごしたそうです。

1993年、関節リウマチと診断された叶和貴子　

そして最初の異変から2年後の1993年、叶和貴子さんは舞台に立っている際、膝がキリキリと痛み、膝の油が切れたような違和感を覚えたそうです。

その後、専門医がいる病院へ行った叶和貴子さんは、「正真正銘の関節リウマチです」と診断されました。

関節リウマチとは、関節が炎症を起こし、軟骨や骨が破壊されて関節の機能が損なわれ、放っておくと関節が変形してしまう病気です。腫れや激しい痛みを伴い、関節を動かさなくても痛みが生じるのが、他の関節の病気と異なる点です。その他にも発熱や疲れやすい、食欲がないなどの全身症状が生じ、関節の炎症が肺や血管など全身に広がることもあります。

 

引用：リウマチの症状とは　～あれ？もしかしてリウマチ？～ https://chugai-ra.jp/

父親を看病したことでより悪化した叶和貴子　

叶和貴子さんが正式にリウマチと診断された1993年、叶和貴子さんの父親が脳梗塞と心筋梗塞で入院します。

そして毎日、舞台の後に父親の看病をしていた叶和貴子さんは、疲れが出てリウマチの症状も悪化し、思うように仕事ができなくなったそうです。

その後3年間入院していた叶和貴子さんの父親が1996年に亡くなったことで、病気はさらに悪化してしまいます。

叶和貴子を襲った病気②　一時は寝たきりに　

1997年に芸能活動を休止した叶和貴子

こうして父親の死後、症状がさらに悪化した叶和貴子さんは、今まで効いていた薬も効かなくなったことから、医師に「女優を辞めるように」とまで言われてしまいます。

そして1977年、重度のリウマチの治療に専念するため、叶和貴子さんは芸能活動を一時休止したのです。

こうして治療に専念した叶和貴子さんですが、薬も点滴も効かなくなり、全身が痛み、一時期はベッドに寝たきりだったそうです。

そんな叶和貴子さんは、朝ベッドから起き上がるのに30分かかり、痛みは24時間続いたと言います。

2000年に芸能活動を再開した叶和貴子さん

その後も懸命に治療を続けた叶和貴子さんはその甲斐もあって、症状は徐々に緩和され、2000年に芸能活動を再開しました。

叶和貴子さんはまず、ナレーションの仕事を中心に再開しています。

叶和貴子の現在

1993年に関節リウマチと診断された叶和貴子さんは、現在では発症から早20年以上が経過しています。

そんな叶和貴子さんは現在、関節リウマチとうまく付き合えるようになったそう。

そして、闘病経験を基に健康をテーマにしたテレビやラジオのトーク番組への出演や、講演を中心とした活動を行っています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

女優として活躍していた叶和貴子さんですが、表舞台から消えた理由は離婚後に発症した関節リウマチが原因だったようです。

しかし現在では、リウマチとうまく付き合えるようになり、精力的に活動しています。

そんな叶和貴子さんの今後の更なる活躍を応援しています。