糖尿病とは

糖尿病とは、血糖値が高い状態が続いてしまう状態です。本来は、すい臓からインスリンが分泌されて、血液中のブドウ糖を減らしてくれるのですが、糖尿病になるとインスリンがうまく働かなくなり、血液中のブドウ糖の量が多い状態が続いてしまうんです。

糖尿病は生活習慣病の1つであり、厚生労働省の調査によると、糖尿病患者は328万9000人もいるとされています。この患者数は病院で通院治療を受けている数ですので、通院していない人を含めると、もっと多くなることは間違いありません。

糖尿病の芸能人・有名人30名

糖尿病の芸能人・有名人をご紹介していきます。「糖尿病っぽい」と納得できる芸能人もいますし、「まさかあの人が！？」と思える人もいます。

また、1型糖尿病を抱えながらも、プロスポーツの世界で活躍している選手もいるんです。

1．アントニオ猪木さん

プロレスラーであり政治家でもあるアントニオ猪木さんは、39歳でだるさや口が乾くなどの糖尿病の症状が出て、かかりつけに診てもらうと、空腹時血糖値が590mg/dlもあったそうです。正常値は110mg/dl未満ですから、いかに血糖値が高いのかがわかりますね。

その後は、食事療法などを行い、30年以上たった今でも糖尿病と上手に付き合っているようですね。

2．みのもんたさん

みのもんたさんは40歳ごろに糖尿病と診断されて以来、30年以上も糖尿病との付き合っています。食事療法や運動療法に取り組んだことで、一時はHbA1cが8％以上もあったのに、現在は6.5%前後をキープしているとのことです。

みのもんたさんを見ると、糖尿病と診断されても、その後はしっかり節制して健康的な生活を送れば、糖尿病とうまく付き合って、長生きすることができるんですね。

3．クロちゃん

安田大サーカスのクロちゃんは、TBSの「名医のＴＨＥ太鼓判！」で2型糖尿病と診断されています。食後の血糖値は311と高値になっていて、医師から節制をアドバイスされていたものの、本人は全く守っていないということもありましたよね。

クロちゃんは2型糖尿病のほかにも、高トリグリセリド血病、慢性じん臓病（CKD）、高尿酸血病、肝機能障害、メタボリックシンドロームなどの診断も受けています。

4．HIROさん

安田大サーカスのHIROさんも糖尿病を指摘されている芸能人です。HIROさんといえば、その巨体がトレードマークのようなものですが、やはり太りすぎで糖尿病になっていたようです。糖尿病のほかにも、高血圧、高脂血症、肝機能異常などを指摘されています。

2017年には脳出血で入院していますが、脳出血の原因は糖尿病で血管がボロボロになっていたからかもしれませんね。

5．森永卓郎さん

経済アナリストで評論家の森永卓郎さんは、2009年に糖尿病と診断されています。診断された時点で血糖値は400mg/dlを超えていますので、かなり悪い状態だったらしく、余命6ヶ月を宣告されています。

その後は、しっかり治療し、しかもライザップ挑戦をしてダイエットをしたので、現在は糖尿病とうまく付き合いながら生活しているそうですよ。

6．松村邦洋さん

お笑いタレントの松村邦洋さんは、ずっと肥満体で、2009年には東京マラソン中に心肺停止で救急搬送されています。その後は自己流でダイエットをしましたが、うまくいかずに、医者に「痛風と糖尿がマジック１」との宣告を受けています。

そんな時にライザップに挑戦することになり、ダイエットは見事成功！さらに、血液検査の結果も大幅に改善して、糖尿病になるリスクは大幅に下がったそうですよ。

7．大竹まことさん

お笑いタレントの大竹まことさんは、糖尿病であることを告白しています。自身のラジオ番組では、医師の夏井睦先生と共演し、糖尿病について真面目に掘り下げることもしています。

糖尿病と指摘された2009年からは1年間かけて5kgのダイエットに成功しています。

8．上島竜兵さん

ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんは2013年に行われた映画関係のイベントで、初期の糖尿病と診断されたことを告白しています。糖尿病と診断されてからは、お酒を控えるようにしているそうです。

上島さんはここ数年で少しやせたように見えるので、糖尿病と診断されてからダイエットしたのかもしれませんね。

9．室井佑月さん

作家でコメンテーターの室井佑月さんはテレビ番組で糖尿病であることを告白しています。糖尿病と診断されてからは、血糖値を毎日測っているそうですよ。

室井佑月さんは肥満とは全く違う体型をしていて、むしろやせ型なのに、糖尿病になることもあるんですね。

10．南部虎弾さん

電撃ネットワークの南部虎弾さんは、糖尿病を指摘されている芸能人です。しかも、その糖尿病が悪化して、腎不全を起こし、医師には人工透析を勧められるまでになりました。

ただ、人工透析をすると電撃ネットワークの活動に支障が出るため、透析導入を伸ばし伸ばしにしていたら、とうとう腎移植が必要なまでに悪化してしまい、奥様から腎移植を受ける予定となっています。

11．清原和博さん

元プロ野球選手の清原和博さんも、糖尿病です。2016年に覚せい剤使用で逮捕されましたが、その時の様子を見て衝撃を受けた人も多いのではないでしょうか。かなりの肥満体になっていて重度の糖尿病であることも納得の体型でしたよね。

清原和博さんは一時空腹時血糖が900以上あったという噂もあるほどです。現在はダイエットしてかなりほっそりされていますので、うまく糖尿病と付き合っているのかもしれません。

12．元木大介さん

元プロ野球選手で巨人のコーチを務める元木大介さんは、「主治医が見つかる診療所」というテレビ番組で糖尿病であることを指摘されています。

奥様の大神いずみさんも同じように糖尿病を指摘されていますので、夫婦で糖尿病の治療に取り組んでいるとのことですよ。

13．岩田稔さん

阪神タイガースでピッチャーとして活躍している岩田稔さんは、1型糖尿病の患者です。高校生の頃に風邪をひいて、その時のウイルス感染が原因で1型糖尿病を発症しました。

1型糖尿病を発症以降、1日4回のインスリン注射が欠かせないそうです。

14．江本孟紀さん

元プロ野球選手で野球解説者の江本孟紀さんも、糖尿病を告白している有名人ですね。江本さんは引退後に運動量と食事量のバランスが崩れたことが原因で、糖尿病を発症したそうです。

自覚症状はないので、実感はないとのことですが、今から約10年前に糖尿病を指摘されて以降、糖尿病とうまく付き合っているようですね。

15．千代大海さん

元大関千代大海関・現在は九重親方の千代大海さんは現役中の2008年3月ごろから糖尿病を発症し、少しずつ悪化しています。それが間接的な原因となり、大関を陥落。現役を引退することになりました。

親方になってからは現役時代と比べてかなりほっそりしているので、食事制限などをしてダイエットし、糖尿病とうまく付き合っているのかもしれませんね。

16．綾小路きみまろさん

漫談家で中高年に絶大な人気を誇る綾小路きみまろさんは、2型糖尿病を指摘されているそうです。綾小路きみまろさんは全国各地での営業が主な仕事。

おそらく営業後にはプロモーターの接待などがあり、高カロリーの豪華な食事を摂取し、美味しいお酒を飲んでいたのだと思います。このようなことが原因になって、糖尿病を発症したのかもしれませんね。

17．桑野信義さん

お笑いタレントの桑野信義さんは、糖尿病を患い、それが重症化したことで体重が落ちてしまい、一時的に芸能活動を控えていましたが、また最近はテレビ出演など芸能活動を再開していますね。

テレビ出演されている様子を見ると、糖尿病とうまく付き合っていることがうかがえます。

18．石倉三郎さん

俳優の石倉三郎さんは、自覚症状はなかったものの、人間ドッグで糖尿病と通風を指摘されたそうです。

この時点でかなり飲酒量が多かったそうで、医師からはこのまま行くと6年で命を落とすという余命宣告までされたとのこと。石倉さんは休肝日を作ってウォーキングをすることで減量し、うまく病気と付き合っているそうです。

19．ドロンズ石本さん

ドロンズの石本さんは、「あのニュースで得する人損する人」というテレビ番組で糖尿病を指摘されています。石本さんの体型を見ると、糖尿病であることも納得できてしまいますね。

この時、ご本人は自覚症状は全くなかったようですので、番組出演で糖尿病が発見できたのは不幸中の幸いと言えるかもしれません。

20．岸部四郎さん

ザ・タイガースのメンバーであり、俳優としても活躍していた岸部四郎さんは、糖尿病を長年患っていました。同時に高血圧も抱えていたそうです。

それが原因なのかは不明ですが、2003年には脳内出血を起こして緊急入院を起こし、そこからは様々な病気と闘っています。現在は老人ホームで生活されているようですね。

21．池田大作さん

創価学会の名誉会長である池田大作さんは、長年糖尿病を患っているとの噂があります。しかも、2010年代に入ってからは公の場に姿を見せることがなくなっているので、糖尿病で両足を切断しているのではないか？すでに死亡しているのではないか？などいろいろな憶測が飛び交っています。

22．三浦雄一郎さん

エベレスト登頂最高齢の記録を持つ三浦雄一郎さんは、50代に一時期冒険をお休みして暴飲暴食を繰り返す食生活をしていたら、糖尿病を発症してしまったそうです。

さらに、狭心症の発作を起こすわ、高血圧、糖尿病、高脂血症と、いわゆる生活習慣病のデパートみたいになってしまいました。

 

引用：【あの人の健康法】冒険家・三浦雄一郎 “超人”も苦しんだメタボ時代とは？ | NHK健康チャンネル

80歳でエベレストに登頂するような人でも、糖尿病になるんですね。

23．グレート義太夫さん

たけし軍団のグレート義太夫さんは、1995年に糖尿病と診断されています。それ以降も、それほど真剣に糖尿病と向き合わなかったようで、現在は人工透析の治療を受けています。

2009年には糖尿病の様子をつづった「糖尿だよ、おっ母さん!」というエッセイ本を出版しています。

24．蝶野正洋さん

元プロレスラーの蝶野正洋さんも、糖尿病の有名人です。2018年9月にはアボット ジャパン「血糖トレンド啓発キャンペーン」のメディアイベントにゲスト出演しています。

また、現役を引退されて以降、かなり痩せていますよね。これは、糖尿病と指摘されて、ダイエットをしたからなのかもしれません。このようなキャンペーンに参加されているということは、かなり糖尿病に対しての意識を高く持っているんですね。

25．松山千春さん

歌手の松山千春さんは、長年糖尿病を患い、インスリン注射も行っています。2018年4月には、インスリン注射をしたら低血糖になってしまい、救急搬送されています。

以前と比べると激ヤセした姿をファンに心配されることも多いですね。

26．渡辺徹さん

俳優でタレントの渡辺徹さんは、結婚した時点で120～130kgという肥満体で、30歳の頃にはすでに糖尿病を指摘されていたそうです。

その後、奥様の榊原郁恵さんの料理などでダイエットをしていて、体重は減少しましたが、なかなか血糖値のコントロールがうまくいかず、現在は週3回の人工透析の治療を受けているそうです。

27．假屋崎省吾さん

フラワーアーティスト・華道家の假屋崎省吾さんは、糖尿病であることを公表しています。喉が渇いて、疲れやすくなったことから病院を受診したら、空腹時血糖が260mg/dlもあり、糖尿病を指摘されたそうです。

食事療法をしてもうまくいかず、薬を使って血糖値をコントロールしているとのことです。

28．小倉智昭さん

フリーアナウンサーの小倉智昭さんは、糖尿病を長年患い、インスリン治療も行っているとのこと。インスリン治療が必要ということは、かなり進行しているようですね。

さらには膀胱がんも患っていますので、満身創痍の状態と言えるかもしれません。

29．徳川家康

戦国武将で江戸幕府を開いた徳川家康は、糖尿病だったと言われています。徳川家康を描いた絵から肥満体であったことがわかりますし、美食家だったとも言われています。健康オタクとも言われていますが、この肥満体を見ると、糖尿病だった可能性は高いですね。

30．織田信長

戦国武将の織田信長は、糖尿病であることはほぼ確定しています。糖尿病は昔「飲水病」と呼ばれていて、織田信長は飲水病だったという記録があります。

安土城に映ってからは糖尿病が原因の神経障害にも悩まされていたようで、それが原因でイライラし、暴君的なことを繰り返していたとのことです。

糖尿病の症状

糖尿病の症状について考えていきましょう。糖尿病は血液中のブドウ糖の量が多くなる病気です。血液中のブドウ糖が多くなると、血液がドロドロしてきますので、血管壁を傷つけてしまいます。

それが長期間続くことで、次のような症状が出てきます。

これらは糖尿病の初期症状ですので、このような症状に気づいたら、早めに病院を受診して、運動療法や食事療法などの治療を始めなければいけません。

もし、糖尿病の治療をせずに放っておくと、合併症が出てきます。糖尿病の三大合併症を見てみましょう。

糖尿病はこのような恐ろしい合併症を引き起こしてしまうんです。

目が見えなくなる。週に3回の透析をしなければいけない。足の切断をする。

糖尿病は本当に恐ろしい病気だということがわかりますよね。

糖尿病の原因

糖尿病の原因は、血糖値を下げるインスリンがうまく働かなくなることです。ただ、なぜうまく働かなくなるのかという原因については、2つに分けることができます。

先天性が多い1型糖尿病

1型糖尿病の患者数は少ないですが、1型糖尿病は生まれつきインスリンがうまく働かない病気で、子どものころからインスリン注射をしなければいけない病気です。

先天性だけでなく、病気などをきっかけに発症することもあります。

1型糖尿病はまだ周囲の理解が進んでおらず、「若いくせに糖尿病なんて」と言われてしまうことも少なくありません。

後天性の2型糖尿病

そして、2型糖尿病。こちらが一般的な糖尿病になります。

2型糖尿病は「ぜいたく病」とも言われる病気ですね。遺伝的な影響もありますが、食べ過ぎや飲みすぎ、さらに運動不足などが原因で、血糖値が常に高い状態が続き、インスリンが働かなくなってしまいます。

２型糖尿病は１型糖尿病とは違い、「インスリンが全く分泌されない」というわけではなく、働きにくくなっているので、早期に食事療法や運動療法をすることで、うまく付き合っていくことが可能です。

まとめ

糖尿病の症状や原因、糖尿病の芸能人や有名人などをまとめましたが、いかがでしたか？糖尿病は食べすぎ・飲みすぎ・運動不足が引き金になって起こることが多いので、普段から節制した生活を送ることが大切だと思います。