「ハッピー・マニア」、「働きマン」の作者で、庵野秀明さんの妻としても知られる安野モヨコさんが話題です。
この記事では安野モヨコさんの生い立ちや若い頃、代表的漫画作品、庵野秀明さんとの馴れ初めや結婚、話題になった結婚式、2人の子供や離婚の噂などについてまとめました。
この記事の目次
安野モヨコのプロフィール
安野モヨコのプロフィール
本名 :非公開
生年月日:1971年3月26日
出身地 :東京都杉並区(多摩市育ち)
血液型 :O型
安野モヨコさんは「ハッピー・マニア」、「シュガシュガルーン」、「働きマン」、「さくらん」など、アニメ化や実写化もされた大ヒット作品を多数生み出してきた人気漫画家です。
「新世紀エヴァンゲリヲン」で知られるアニメ監督の庵野秀明さんの妻としても知られており、その結婚生活を描いた「監督不行届」も話題になっています。
安野モヨコの生い立ち
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安野モヨコさんの漫画家になるまでの生い立ちについてみていきます。
安野モヨコさんは東京都杉並区で生まれて多摩市で育ちました、当時多摩市に多く作られたニュータウンの公団住宅で育ったそうです。生まれ育った自宅は窓からは富士山が遠く見える10階で、両親と妹の4人家族でした。
幼い頃の安野モヨコさんは、暇さえあれば絵を描いていたそうで、憧れの家の間取り図やお姫様のドレス、ティアラやネックレスなどの宝飾品の絵でチラシの裏を隙間なく埋め尽くすのが日課だったのだとか。
安野モヨコさんが将来漫画家になろうとはっきりと思ったのは小学校3年生か4年生くらいの頃だったそうで、ある日の掃除の時間に不意に「あ、わたし漫画家になりたいんだ」と思ったのだとか。この時のことは現在もはっきりと覚えているほど衝撃的な瞬間だったそうです。
安野モヨコさんはその後、関東高校(現在の聖徳学園高校)の3年生だった1989年に「別冊少女フレンドDXジュリエット」に読み切り「まったくイカしたやつらだぜ!」が掲載されデビューを果たしています。
安野モヨコの若い頃
安野モヨコさんは漫画家デビューから初連載を持つまでの若い頃には、「ヘルタースケルター」、「ハッピィハウス」などの名作で知られる漫画家・岡崎京子さんのアシスタントをされていました。
その後、初連載作品となった「TRUMPS!」を経て、1995年から漫画雑誌「FEEL YOUNG」で連載を開始した「ハッピー・マニア」が大ヒットとなり、1998年にはテレビドラマ化もされています。
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また、同時期には、美容雑誌「VoCE」にて、女性の美の追及をテーマにしたエッセイ「美人画報」の連載をスタートさせています。若い頃の安野モヨコさんが悪戦苦闘しながら美を追求していく様子が、美麗かつかわいいイラストや本人の写真などと共に赤裸々に綴られており、多くの共感を呼びました。
安野モヨコと旦那・庵野秀明との馴れ初めや結婚
安野モヨコさんの旦那さんは「新世紀エヴァンゲリヲン」で知られる天才アニメ監督の庵野秀明さんです。
安野モヨコさんは旦那さんの庵野秀明さんと2002年3月26日に結婚されていますが、2人の馴れ初めはその数年前、大御所女性漫画家の萩尾望都さんとの「萩尾望都先生を囲む会」の席だったそうです。
安野モヨコさんは萩尾望都さんの隣の席に座ったそうなのですが、リスペクトするあまり緊張してほとんどそちらの方向をみることができず、その反対側に座っていた庵野秀明さんの方ばかりを見ていたのだそうです。
庵野秀明さんも普段は人見知りで極端に無口なのですが、その日は大ファンだという萩尾望都さんと食事を共にするということで異様にハイテンションだったそうで、結果として安野モヨコさんとの会話も弾んだのだそうです。
これをきっかけにして、安野モヨコさんと庵野秀明さんは連絡を取り合うようになります。
当時はお互いに別のパートナーがいたそうなのですが、2人ともあまりその相手とうまくいっておらず、避難所のような形で会うようになり、やがて交際に発展したという事でした。
安野モヨコさんは旦那・庵野秀明さんとの結婚の決め手として、2人でいる時にベッドでゴロゴロして1日中漫画を読んでいた事があり、そんな風に過ごせるほど一緒にいてリラックスできる男性なのだと気がついたと話されていました。
安野モヨコと旦那・庵野秀明の結婚式も話題
安野モヨコさんと旦那さんの庵野秀明さんは明治寺宮で挙式していますが、その結婚式の後に催された披露宴「ダブルアンノの結婚を祝う会」に庵野秀明さんはなんと仮面ライダー1号のコスチュームを着て登場し、安野モヨコさんと一緒にゲスト達に同人誌を配った事も話題になりました。
ちなみに、この結婚式(披露宴)にはスタジオジブリの宮崎駿監督も出席しスピーチをされています。また、安野モヨコさん側のゲストとしては人気漫画家の桜沢エリカさんが出席してスピーチをされています。
結婚式前のエピソードとしては、ウェディングドレスの試着をした安野モヨコさんを見て、庵野秀明さんが一言「クリオネみたい」と言い放った事が安野モヨコさんによって明かされています。
安野モヨコと旦那・庵野秀明の子供
安野モヨコさんと旦那さんの庵野秀明さんの間には子供はいません。
安野モヨコさんと庵野秀明さんは、マイティジャックとマイティサリーという2匹の猫を飼っており、子供のように可愛がられているようです。
安野モヨコと旦那・庵野秀明の離婚の噂は?
安野モヨコさんと旦那さんの庵野秀明さんの離婚の心配は現在のところ全くないようです。
安野モヨコさんと庵野秀明さんはおしどり夫婦として知られており、そのユニークかつ愛情に溢れた夫婦エピソードは枚挙にいとまがありません。
安野モヨコさんも庵野秀明さんもそれぞれ作家、クリエイターとして天才と評された存在であり、それだけにセンシティブなところがあって傷つく事も多かったようですが、お互いがそれを支え合ってこられた事で深い絆で結ばれている様子です。
安野モヨコさんが「後ハッピーマニア」で離婚をテーマに描かれた事で、庵野秀明さんとの離婚の可能性もネットで話題に上ったようですが、現在のところ2人に離婚の兆しなどは全くないようです。
安野モヨコの漫画作品① ハッピー・マニア
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安野モヨコさんの若い頃の最大のヒット作品となった「ハッピー・マニア」は、1995年から2001年にかけてヤング女性向け漫画雑誌「FEEL YOUNG」で連載されていました。
幸せを求めて恋愛に突き進むも、男性を見る目がなくいつも失敗してしまう20代女性・重田加代子を主人公にした作品で、今でいうところの肉食系女子的に理想の男性を追い求める重田加代子の言動は、それまでの少女漫画のヒロインのイメージを覆しました。
1998年に稲森いずみさん主演でテレビドラマ化されています。
安野モヨコの漫画作品② さくらん
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「さくらん」は、2001年に青年漫画誌「イブニング」で連載された作品です。江戸時代の吉原遊郭を舞台に、物語前半では、幼少期に吉原遊郭に売られた少女きよ葉が、異彩を放つ美貌と気性の強さを武器に吉原一の売れっ子花魁(おいらん)・日暮になるまでが描かれます。
後半では、客として訪れた青年・惣次郎との恋模様が描かれますが、その恋の先には中々に切ない展開が待っています。
2007年には蜷川実花監督、土屋アンナさん主演で映画化もされ大ヒットを記録しました。
安野モヨコの漫画作品③ シュガシュガルーン
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「シュガシュガルーン」は、少女漫画雑誌「なかよし」で2003年から2007年にかけて連載された児童向けのファンタジー作品です。
魔界の次期クイーンの座をめぐって、親友でライバルでもある魔女のショコラとバニラが、人間のハート(自分への想いの結晶)を集めるために人間界を訪れるという内容。
安野モヨコさんはこの作品で「第29回講談社漫画賞」の児童部門を受賞されています。2005年から2006年にかけてアニメも放送されました。
安野モヨコの漫画作品④ 働きマン
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「働きマン」は安野モヨコさんの後期の代表的作品です。青年向け漫画雑誌「モーニング」で2004年に連載が開始され人気作となりますが、2008年からは休載となっておりまだ完結していません。
やり手の女性編集者・松方弘子を主人公に、仕事や働く事をテーマに物語が展開します。日本社会での男女不平等さにも焦点が当てられており、海外からの注目も集める作品です。
2006年にアニメ化、2007年には菅野美穂さん主演でテレビドラマ化されています。
安野モヨコの漫画作品⑤ 監督不行届
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後述しますが、安野モヨコさんは「新世紀エヴァンゲリヲン」などで知られるアニメ監督の庵野秀明さんと2002年3月に結婚されています。
安野モヨコさんは2002年から2004年にかけて「FEEL YOUNG」にて、庵野秀明さんとの少し変わった結婚生活を描いた作品「監督不行届」を不定期連載していました。
この作品は、謎の多い庵野秀明さんの生態を知る事ができる貴重な資料だとして国内外の庵野フリークからの絶大な支持を集めています。
2014年にはアニメ化もされています。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=sKOQSuQ7UEU]
安野モヨコの漫画作品⑥ オチビサン
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「オチビサン」は2007年から2014年まで朝日新聞で連載されていた安野モヨコさんの漫画作品です。
人間なのか妖精なのか正体のよくわからない「オチビサン」を主人公に、日本の四季の移ろいや日常の生活が描かれるほのぼのとした作品です。
1話数がフルカラー1ページで、かわいらしいイラストとストーリー、やわらかな色彩も注目されました。
「疲れている人でも読めるような優しいマンガを生み出したい」という安野モヨコさんの想いから生まれた作品で、安野さんは2008年に自身が慢性疲労症候群とうつ病を患って休養していた時にもこの作品だけは発表し続けていました。
安野モヨコの漫画作品⑦ 鼻下長紳士回顧録
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「鼻下長紳士回顧録(びかちょうしんしかいころく)」は、体調不良で休養していた安野モヨコさんの復帰作となった作品で、2013年から2018年まで「FEEL YOUNG」で不定期に連載されました。
舞台は20世紀初頭のフランス・パリの娼館で、主人公は娼婦のコレットと、その情夫のレオン、娼館を訪れる客達が織りなす人間模様を通じて愛や欲望が描き出されています。
安野モヨコの漫画作品⑧ 後ハッピーマニア
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「後ハッピーマニア 」は、安野モヨコさんの若い頃の出世作「ハッピー・マニア」の16年後が描かれた正統な続編作品です。
この作品は、45歳になった主人公の重田加代子が、「ハッピー・マニア」のラストで結婚した高橋修一に離婚を切り出されるという衝撃的なシーンから始まります。
アラフィフになってから突然離婚を切り出された重田加代子が、ショックを受けたり、怒ったり、悲しんだりと目まぐるしく感情が動く様がリアルに描かれつつ、周囲の人間たちもそれぞれ家庭や夫婦関係に問題を抱えそれに重田加代子が関わっていくという形で現代の「結婚とはなんぞや」が見事に描き出されている作品です。
「このマンガがすごい!2021」のオンナ編2位を受賞しています。
まとめ
今回は、「ハッピー・マニア」、「働きマン」などの大ヒット漫画作品で知られる漫画家・安野モヨコさんについてまとめてみました。
安野モヨコさんは東京都多摩の団地で育ち幼少の頃からイラストを描くのだ大好きだったそうで、小学校の時に漫画家を目指したという生い立ちを持ちます。高校在学中に漫画家としてデビューし、若い頃は岡崎京子さんのアシスタントで経験を積み「ハッピーマニア」でブレイクを果たしました。
2002年には「新世紀エヴァンゲリヲン」の庵野秀明さんと結婚しています。2人の馴れ初めは「萩尾望都先生を囲む会」という漫画家の会食の場で意気投合した事だったそうです。庵野秀明さんが仮面ライダーのコスチュームで登場したという2人の結婚式も話題で、宮崎駿監督や桜沢エリカさんが主賓として出席されています。
安野モヨコさんと旦那さんの庵野秀明さんとの間には子供はいませんが、2匹の猫を子供のように可愛がられているようです。2人は現在もおしどり夫婦として知られており、離婚の心配などは全くないようです。