「お父さんは心配症」の岡田あーみんさんは少女漫画界の「ドクダミの花」と称された伝説の漫画家です。
今回は岡田あーみんさんの経歴、かわいい画像・性別、結婚歴と旦那・子供、宮永正隆氏や椎名高志さんとの関係、現在をまとめました。
この記事の目次
岡田あーみんは伝説のギャグ漫画家
出典:s-manga.net
岡田あーみん
生年月日:1965年8月14日
出身:沖縄県・大阪府
活動:元漫画家
岡田あーみんさんは、集英社の少女漫画雑誌『りぼん』で連載していた漫画家です。
高校在学中の1983年に、「米須あーみん」として「お父さんは心配症」で第162回りぼんNEW漫画スクールの準リボン賞を受賞し、5月号に掲載されて漫画家デビューしました。
その後、岡田あーみんさんはデビュー作の「お父さんは心配症」を含め、3作品を描いています。
・『お父さんは心配症』(1983年~1988年・全6巻)
・『こいつら100%伝説』(1989年~1992年・全3巻)
・『ルナティック雑技団』(1993年~1996年・全3巻)
岡田あーみんさんは伝説のギャグ漫画家です。特に、岡田あーみんさんがデビューした1980年代は「ときめきトゥナイト」や「星の瞳のシルエット」など王道の少女漫画ばかりでした。
そんな中、岡田あーみんさんが「お父さんは心配症」でデビューします。
「お父さんは心配症」はギャグ漫画で時事ネタ、自虐ネタ、ブラックジョークなどが満載でした。
しかも、絵はお世辞にも「きれいでかわいい」少女漫画というタイプではなく、ギャグ漫画らしい絵だったんです。
そのため、岡田あーみんさんはりぼんの中で異彩を放つ存在であり、老若男女問わずにファンを得ています。岡田あーみんさんは、「少女漫画界に咲くドクダミの花」と称されました。
岡田あーみんさんが漫画を描かなくなってからもうすぐ30年近く経ちますが、現在でも根強いファン(「あー民」)がいる漫画家です。
岡田あーみんの性別は女・しかも実はかわいい
出典:ameblo.jp
岡田あーみんさんは、名前だけでは性別は男なのか女なのかわかりません。
また、「お父さんは心配症」など少女漫画らしからぬ作風で、「岡田あーみんは男なのでは?」と思う人も少なくありませんでした。
でも、岡田あーみんさんは女性です。顔写真も出ていました。
「お父さんは心配症」の帯でも「ナニワの孝行娘」とか「ギャグ界のプリンセス」などと書かれていましたので、岡田あーみんさんは女性で間違いありません。
それにしても、岡田あーみんさんの写真、めちゃくちゃかわいいですよね。「1980年代のアイドル」とか「女優」と言われても納得できるほどのかわいさです。
こんなにかわいい女性が、「お父さんは心配症」などあんなにぶっ飛んだ漫画を描くのですから、世の中わからないものですよね。
岡田あーみんは高学歴女子だった
岡田あーみんさんは、実は高学歴女子です。
・高校:北野高校
・大学:大阪府立大学
北野高校の偏差値は75!大阪府内で最もレベルが高い進学校です。
ちなみに、弁護士で元大阪府知事の橋下徹氏や、日本マクドナルド創業者の藤田田氏、ノーベル化学賞受賞した吉野彰氏などは北野高校の卒業生です。
また、大阪府立大学は偏差値55~65くらいの公立大学です。岡田あーみんさんはギャグ漫画の天才というだけでなく、勉強もしっかりできるタイプだったんですね。
岡田あーみんさんの学歴を見て一番驚くべきことは、北野高校在学中に漫画家デビューをして、連載しながら大阪府立大学に合格したことです。
岡田あーみんさんは、高校3年生の時にりぼんに「お父さんは心配症」が掲載され、それから連載が始まりました。
ということは、月刊連載と受験勉強を並行してこなしていたということになります。それで大阪府立大学に合格するのですから、とんでもない能力・才能の持ち主と言えるでしょう。
もし高校3年生の時に「お父さんは心配症」を連載しておらず、受験勉強に集中していたなら、もっとレベルが高い大学に合格できていたかもしれません。
岡田あーみんの結婚や旦那と子供情報
出典:mixi.jp
岡田あーみんさんは結婚していると言われていますが、確固たる証拠はありません。
ただ、岡田あーみんさんは1996年に「ルナティック雑技団」の連載を終了させ、その後番外編を1997年に執筆して以降は、漫画を描いていません。
岡田あーみんさんの最後の漫画は1997年5月号に掲載された「ルナティック雑技団番外編〜お嬢様のパーティー教室〜」です。
なぜ、岡田あーみんさんが漫画を描かなくなったのか?その理由は結婚したからと言われています。1997年で岡田あーみんさんは32歳。結婚してもおかしくはない年齢ですね。
岡田あーみんさんが結婚した相手は、奈良の老舗漬物屋という噂があります。
岡田あーみんは結婚後引退して奈良で漬物屋だと!?
— べたお (@betawo) October 15, 2010
岡田あーみんさんが漫画家を引退された後結婚して奈良で漬物屋を営んでいるという都市伝説があるけど真偽の程はいかほどか
— かもまる (@chamo__mile) January 18, 2013
この情報はりぼんの「フリートークページ」に掲載されていたようです。
岡田あーみんさんって結婚して奈良で漬物屋やられてるんじゃなかったっけ?他の作家さんの昔はあったフリートークページで読んだ覚えが。
— うに (@uniuni_s) July 17, 2023
岡田あーみんさんは大阪在住の漫画家でしたから、奈良の漬物屋に嫁いだとしても何らおかしくはありませんよね。
でも、結婚しても漫画を描き続けられるのでは?と思う人もいると思います。
ただ、どうやら岡田あーみんさんが結婚した相手の家は由緒正しい家系で厳しい家柄だったようです。
岡田あーみんって、結婚した旦那さんの家が良い家柄過ぎて、ギャグ漫画なんて低俗なものはおやめなさいという圧力のもと辞めたって噂を聞くね。
— ちなみ (@chi_nami) January 18, 2013
そのため、ギャグ漫画を描くことはなくなり、家業を手伝うことになったのかもしれませんね。
ただしこれらはあくまで噂ですので、旦那さんや子供がいるかどうか、確かな情報は残念ながら不明です。
岡田あーみんと宮永正隆の関係
岡田あーみんさんを語る上で欠かせない人物が、さくらももこさんと宮永正隆氏だと思います。
岡田あーみんさんと宮永正隆氏の関係を深堀していきます。
宮永正隆は有名編集者&さくらももこの元旦那
出典:ameblo.jp
宮永正隆さんは、元『りぼん』の編集者であり、さくらももこさんの元旦那です。
さくらももこさんは言わずと知れた「ちびまる子ちゃん」の作者であり、「もものかんづめ」などエッセイも大ヒットさせた漫画家ですね。
宮永正隆氏は早稲田大学法学部卒業後に集英社に入社して、『りぼん』の編集者になり、さくらももこさんの担当編集になります。
さくらももこさんとは、1989年に結婚しています。
そして、1990年の「ちびまる子ちゃん」のアニメ化に伴い、集英社を退社して、テレビアニメ「ちびまる子ちゃん」の監修者として声優キャスティングや主題歌選定などを担当しました。
さらに、エンディング曲の「おどるポンポコリン」や「走れ正直者」のプロデュースも行い、「株式会社さくらプロダクション」の初代社長にも就任。
まさに、結婚した妻のさくらももこさんと二人三脚で歩んできたことがわかります。
さくらももこさんの「オールナイトニッポン」でも相方として出演し、コーナーまで持っていました。
しかし、1998年に離婚。原因は明らかにされていませんが、宮永氏がさくらももこさんの仕事に口出ししすぎた、宮永氏の浮気、さくらさんのお金を使い込んだなどいろいろあります。
宮永正隆氏はさくらももこさんと離婚した後、2002年に「ビートルズ大学」というトークライブを開催するようになります。
2011年にはオランダのアムステルダムに拠点を移し、国際的にビートルズの研究を行い、2019年には「国立金沢大学オープンアカデミー ビートルズ大学」の学長に就任しました。
宮永正隆氏はちびまる子ちゃんの声優のTARAKOさんが亡くなった後、「自分がTARAKOさんを選んだ」とインタビューで答えていました。
様々な声優が第1話冒頭を読むカセットを私が聴きTARAKO氏だと直感。
引用:さくらももこさん元夫・宮永正隆氏 TARAKOさんがまる子役に決定の“真相”明かす「神に誓って」(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース
さくらももこさんがすでに亡くなっていますので、TARAKOさんへの追悼コメントは、宮永正隆氏が出すしかないのかもしれませんが、なんとなく自我が強いタイプかなと思ってしまいます。
岡田あーみんとさくらももこは宮永正隆つながりでコラボしている
宮永正隆氏がリボンの編集者をしている時、さくらももこさん担当でしたが、岡田あーみんさんも担当していました。
つまり、岡田あーみんさんとさくらももこさんは担当編集が宮永正隆氏だったんです。
岡田あーみんさんのほうがデビューは1年早いですが、岡田あーみんさんとさくらももこさんは同い年で、同時期にりぼんで連載をしていた漫画家です。
しかも、どちらも当時のりぼんの中では異色の存在でした。
どちらも宮永正隆氏が担当者だったという事情もあり、岡田あーみんさんとさくらももこさんは交流するようになります。
1987年7月にはりぼんの中でコラボした「お父さんは心配症+ちびまる子ちゃん」を発表しました。2人の合作です。
また、お互いのことを紹介したエッセイ漫画も描いていました。
合作漫画・エッセイ漫画を描くなんて、岡田あーみんさんとさくらももこさんが、どれだけ仲が良かったかがわかりますよね。
岡田あーみんと宮永正隆は元恋人?噂を大調査
岡田あーみんさんは、宮永正隆氏をさくらももこさんに略奪されたなどの噂がありますが、真偽はどうなのでしょうか?
さくらももこが「あーみん、ごめんよぉ」のメッセージから疑惑が・・・
出典:detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
岡田あーみんさんとさくらももこさんは仲が良かったのですが、合作漫画が収録された「ちびまる子ちゃん」2巻(1988年2月発売)で、「あーみんごめんよォ。」と掲載されていました。
この「あーみんごめんよォ。」という言葉は、岡田あーみんさんに対しての言葉であることは間違いありませんが、さくらももこさんがなんで謝っているのかはわかっていません。
「個人的でわるいのだが」
「あーみんごめんよォ。」
「あーみんごめんよォ。」という「わたし(さくらももこ)」さんがいて、となりに「心細いのでついてきてもらった友人」が描かれていました。
この謝罪理由は、岡田あーみんさんが編集の宮永正隆氏と交際していたけれど、さくらももこさんが宮永氏を略奪したから、岡田あーみんさんに謝っているのではないかという噂があります。
さくらももこが漫画の枠外に書いた「あーみんごめんよ」はどういう意味ですか?
ネットではさくらももこが岡田あーみんの彼氏を略奪して結婚したって言われてますけど、嘘ですよね?
この噂の真偽はわかりませんが、謝罪イラストは1988年2月発売の単行本に掲載されていて、さくらももこさんが宮永正隆氏と結婚したのは1989年です。
このタイミングを見て、宮永正隆氏を岡田あーみんさんから略奪したのでは?と推測したファンがいてもしょうがないかもしれません。
しかし、この宮永正隆氏を略奪して謝罪した説は、さすがにデマの可能性が高いです。
略奪したことを自分の単行本で謝るでしょうか?もし、本当に略奪したことを単行本内で謝罪したのだとしたら、さくらももこさんも編集の宮永正隆氏もあまりにもクズ過ぎます。
友達から彼氏を略奪したとしても、そこまでポップには謝罪できませんよね。
ごめんよぉは岡田あーみんの性別をばらしたこと?
出典:twitter.com
岡田あーみんさんに対するさくらももこさんの「あーみんごめんよォ」は、宮永正隆さんの略奪ではなく、岡田あーみんさんの性別をばらしたからではないか?という説もあります。
岡田あーみんとの合作漫画のあとがきで、
あーみんの性別をバラした事に対する謝罪。
りぼんの巻末おまけページで担当(元夫)に怒られて、
じゃあコミックで謝罪絵を乗せよう!
という流れになったんだよ。
岡田あーみんさんの合作漫画の中で、エッセイ漫画でお互いを紹介するページがあります。
そこで直接的に「女性」とは言っていないものの「一緒に生活して一緒に寝た」、「クリクリした目のかわいい顔」と書いているので、岡田あーみんさんが女性であることがわかります。
岡田あーみんさんはそれまで性別を非公開にしていたのに、さくらももこさんがエッセイ漫画の中でばらした形になり、それに対して「あーみんごめんよォ」だったのでは?という説ですね。
しかし、これもデマの可能性が高いと思われます。
岡田あーみんさんは、別に女性であることを隠していません。デビュー当時の漫画の最後の「煽り」では「孝行娘」とか「プリンセス」という表現があり、女性だとすぐにわかります。
また、顔写真を公開したこともありましたし、合作漫画の巻末にさくらももこさんが描いたものは、出版前に岡田あーみんさんは確認していたはずです。同じページに描いていたのですから。
岡田あーみんさんが「性別絶対NG」であれば、同じ担当編集である宮永正隆氏が出版ストップをかけるはずです。
もし、宮永氏がストップをかけなければ、それはあまりにも宮永氏は「仕事ができない編集者」になりますよね。
それでも、エッセイ漫画が出版されたということは、性別が女性であることを公表することに岡田あーみんさんはそれほど抵抗はなかったということでしょう。
結論:ただの担当編集者&友人の元旦那
結論から言うと、岡田あーみんさんと宮永正隆氏はあくまでも「漫画家と担当編集者」という関係で間違いないでしょう。
また、岡田あーみんさんから見ると、「友人の旦那」であり、宮永正隆氏から見ると、「妻の友人」になります。
「あーみんごめんよォ」の謎は解けていませんが、あくまでもポップに謝罪するくらいのネタであり、宮永正隆氏とは関係ないことの可能性が高いと思われます。
岡田あーみんの漫画に椎名高志が登場?
出典:twitter.com
岡田あーみんさんの漫画に、漫画家の椎名高志さんが登場したことがあります。
椎名高志さんは「GS美神 極楽大作戦!!」や「絶対可憐チルドレン」で有名な人気漫画家です。
高校生の椎名高志さんは、岡田あーみんさんの「お父さんは心配症」の6巻の巻末漫画に登場しました。
もう三十年近く前になるけど、阪急石橋駅前の書店で友達と『お父さんは心配性』の新刊を探してたら、その会話を聞いた女性客が驚いた顔でワタシを凝視してた。著者の岡田あーみん先生だったらしく、あとで6巻でネタになってた。あの高校生はワタシです。
— 椎名高志 (@Takashi_Shiina) September 21, 2011
男子高校生が「お父さんは心配症」を探しているところを、岡田あーみんさんが目撃していたという漫画ですが、この男子高校生が椎名高志さんだったんです。
もちろん、岡田あーみんさんはその男子高校生がのちに人気漫画家になる椎名高志さんだとは知りませんでした。
人気漫画家同士でそんな邂逅があったなんて、運命なのかもしれませんね。
岡田あーみんの現在
出典:note.com
岡田あーみんさんは現在、まったくの消息不明になっています。
最後に活動が確認されたのは1997年ですから、今から約30年前。それからは一切漫画家として活動していませんし、表舞台にも出てきていません。
ただ、2005年に2ちゃんねるに降臨したと言われています。
「2005年に伝説の少女ギャグ漫画・岡田あーみんが2chに降臨した回」の話、夢ありますね! pic.twitter.com/oom8Ok7uZ0
— 信濃川あひる (@washoko) March 27, 2021
0014愛蔵版名無しさん
2018/08/28(火) 10:23:20.17ID:???
あーみんまた降臨してくんねーかな…
2024年で59歳になる岡田あーみんさん。一部のネット情報では死亡説もささやかれていますが、これも根拠がない噂なので、きっとご存命だと思われます。
岡田あーみんのまとめ
岡田あーみんさんの経歴や性別、かわいい画像、結婚の有無や旦那・子供の情報、宮永正隆氏やさくらももこさんとの関係、椎名高志さんとの邂逅や現在をまとめました。
「少女漫画界に咲き誇るドクダミの花」と言われた岡田あーみんさん。
連載終了から30年近く経っても、カルト的な人気を誇るのは本当にすごいですよね。