石原燃の本名と経歴・家系図!父と母や家族・夫と子供も総まとめ

芥川賞候補作としてノミネートされた「赤い砂を蹴る」の作者・石原燃さんが、文豪・太宰治を祖父に持つ事が話題を集めています。

 

ここでは石原燃さんの本名などのプロフィール、学歴や経歴、凄いと話題の家系図と、父や母、兄弟、祖父などの解説、結婚や夫、子供などについてまとめました。

石原燃(芥川賞候補作家)の本名などプロフィール

 

石原燃(いしはらねん)のプロフィール

 

本名 :津島香以(つしまかい)

生年 :1972年

出身地:東京都文京区

 

 

 

石原燃さんは、2020年の第163回芥川賞の候補作にノミネートされた小説「赤い砂を蹴る」の作者です。(芥川賞受賞はならず)

 

この小説「赤い砂を蹴る」は石原燃さんの小説デビュー作にあたります。後述しますが、石原燃さんは文豪・太宰治の孫にあたり、この事でも注目を集めました。

 

石原燃さんの本業は劇作家で、自身の作品を発表するため立ち上げた演劇ユニット「燈座(あかりざ)」を主宰しています。

 

なお、石原燃さんの本名は「津島香以(つしまかい)」で、ペンネームの「石原」というのは、祖母・津島美知子(太宰治の妻)の旧姓からとったそうです。

 

 

 

石原燃の学歴や経歴

 

出典:https://twitter.com/

 

石原燃さんの学歴や経歴についても見ていきます。

 

まずは、石原燃さんの学歴についてですが、小学校から高校までの学歴は不明です。ただ、石原燃さんはインタビュー記事の中で「小・中学生の時には演劇クラブに入っていました。」と答えられているため、子供の頃から芝居に興味があったようです。

 

高校進学のタイミングで演劇系に進みたいとの気持ちがあったそうなのですが、それを親(作家の津島佑子さん)に伝えたところ「戯曲を読んだこともないくせに」と否定されてしまい、一旦演劇の世界から遠のき、高校を経て大学は「武蔵野美術大学建築学科」へと進学してます。

 

石原燃さんの学歴で学校名までがはっきりしているのはこの「武蔵野美術大学建築学科」だけです。

 

石原燃さんは武蔵野美術大学を卒業後、一旦は建築士として一般企業に勤めています。

 

30歳を過ぎた頃に「そうだ戯曲を読もう!」と思い立ったのだそうで、それをきっかけにして劇作家協会の主催する戯曲講座を受講し、どんどんとその魅力にはまっていたのだとか。

 

その後、石原燃さんは会社を辞めて、2007年に劇作家だけで構成された劇団「劇団劇作家」に参加して演出助手などを務めながら現場経験を積み、2009年頃から依頼を受けて本格的にプロの劇作家としての活動を開始しています。

 

2010年、日本統治時代の台湾を舞台にした作品「フォルモサ!」が劇団大阪創立40周年の戯曲賞で大賞を受賞。2013年には25年ぶりに(ある意味で)再会を果たした父娘を描いた作品「父を葬る」が第24回テアトロ新人戯曲賞にて佳作を受賞しています。

 

そのほかの石原燃さんは劇作家としての経歴としては、2013年に発表した「人の香り」が第18回劇作家協会新人戯曲賞の最終候補に、2014年発表した「沈黙」が第22回OMS戯曲賞の最終候補に、2015年に発表した「夢を見る ~読み語り版~」が第23回OMS戯曲賞の最終候補に残るなどの実績を残しています。

 

 

 

石原燃の家系図が凄い

 

 

 

上の画像が石原燃さんの家系図になります。冒頭でも触れましたが石原燃さんの祖父は文豪・太宰治です。

 

太宰治の娘で、石原燃さんの母の津島佑子さんは数々の文学賞を受賞した女流作家です。

 

石原燃さんにとって叔母(母の姉)にあたる津島園子さんの夫・津島雄二さんは元衆議院議員で、厚生大臣、衆議院予算委員長、自民党税制調査会長などを歴任した大物政治家です。

 

その息子で石原燃さんにとっては従兄弟にあたる津島淳さんは現職の衆議院議員で、第三次安倍内閣にて国土交通大臣政務官、内閣府大臣政務官などを務めました。

 

石原燃さんを中心に見ると少し脇道に逸れますが、太宰治の愛人の1人だった作家で歌人の太田静子は、太宰治との間に娘の太田治子さんを儲けており、この太田治子さんは作家として活躍されています。家系図の上ではこの太田治子さんは石原燃さんの叔母にあたります。

 

こうして石原燃さんの家系図を見てみると、祖父の太宰治を起点に女系の作家一族と、男系の政治家一族に分岐したように見えてなかなか興味深いものがあります。

 

 

 

石原燃の祖父は文豪・太宰治

 

出典:https://ja.wikipedia.org/

 

家系図にも記載しましたが石原燃さんの母方の祖父は「人間失格」、「斜陽」、「走れメロス」などの作品で知られる文豪・太宰治です。

 

石原燃さんの小説処女作「赤い砂を蹴る」が芥川賞の候補作としてノミネートされると、祖父に太宰治を持つという事がピックアップされましたが、石原燃さんは祖父の太宰治について「祖父としても作家としてもあまり知らず、何の印象もない」との事。

 

太宰治は1948年に38歳で入水自殺によって死去しており、石原燃さんの母の津島佑子さんは1歳の時にこの父・太宰治を失っているので、その娘である石原燃さんが祖父・太宰治の印象が何もないと語るのも当然でしょう。

 

そして、石原燃さんが小説を書こうと思い立ったのは、祖父・太宰治の影響ではなく、母で作家の津島佑子さんの影響が大きかったようです。そうした意味では石原燃さんにとって自身の小説がピックアップされるにあたって、祖父の太宰治の存在がついて回る事は不本意だったかもしれません。

 

 

 

石原燃の母は作家の津島佑子

 

出典:https://twitter.com/

 

冒頭や家系図でも触れているように、石原燃さんの母は「火の山―山猿記」などで知られる大物女流作家の津島佑子さんです。

 

石原燃さんは祖父の太宰治の文学には触れなかったそうですが、母の津島佑子さんの文学には幼少の頃から触れていたそうです。

 

石原燃さんが小説を執筆する契機となったのは、母・津島佑子さんが2016年に死去した事で、母の作品に寄せる解説やあとがきをいくつか依頼された事だったそうです。

 

そして、石原燃さんの小説処女作であり、芥川賞候補にもノミネートされた「赤い砂を蹴る」は、死を超えた母と娘の邂逅を描いた作品です。この作品に出てくる主人公の母は作家ではなく画家という設定ですが、幼い頃に我が子を亡くしているという描写などもあり、石原燃さんがこのキャラクターに実際の母・津島佑子さんを重ねている部分が見て取れます。

 

これらの事から見ても、石原燃さんにとって母の津島佑子さんが重要な意味を持つ存在であることが窺い知れます。

 

 

 

石原燃は幼少期に実父とは生き別れに

 

出典:https://www.tokyo-np.co.jp/

 

石原燃さんの父は、母・津島佑子さんと1970年11月に結婚した男性です。津島佑子さんと石原燃さんの父親は、石原燃さんが誕生してすぐに不和になって離婚しています。

 

石原燃さんは幼少期に父親と生き別れたという事になります。石原燃さんが、父と娘をテーマにした戯曲「父を葬る」を書いているのもこの辺りが関係しているのかもしれません。

 

 

石原燃の兄弟は?

 

出典:https://twitter.com/

 

家系図にも記載しましたが、石原燃さんの母・津島佑子さんには離婚後にできた内縁の夫がおり、その男性との間に、1976年8月に1人男の子を儲けています。

 

この男の子は石原燃さんにとっては兄弟(異父弟)にあたりますが、このただ1人の兄弟は1985年3月、呼吸発作のために8歳の幼さで亡くなっています。

 

 

 

石原燃の結婚や夫、子供について

 

出典:https://twitter.com/

 

石原燃さんはどうやら結婚しており、長女と次女の2人の子供がいるようなのですが、夫や娘たちに関する詳細は不明です。

 

結婚していて夫・子供がいるというのは石原燃さんのフェイスブックからの情報なのですが、石原燃さんはこの情報が出回ってすぐにフェイスブックのアカウントを削除されています。

 

おそらく、石原燃さんは自分の夫や子供たちについて情報が広まるのをあまり好ましく思っていない可能性があります。

 

そのため、ここでは石原燃さんの夫と子供と思われる人物の画像掲載などは控えたいと思います。

 

まとめ

 

今回は、小説家としてのデビュー作「赤い砂を蹴る」が芥川賞の候補作としてノミネートされ、文豪・太宰治を祖父に持つという事でも話題を集めた劇作家・石原燃さんについてまとめて見ました。

 

石原燃さんは、大物女流作家で、太宰治の娘にあたる津島佑子さんの娘として生まれ、幼少時代から演劇や文学に興味を持ちながら成長、大学卒業後に一般企業での建築士業務を経て、劇作家としてデビューし、2010年には作品「フォルモサ!」が劇団大阪創立40周年の戯曲賞にて大賞を受賞するなどしてその才能が注目を集めました。

 

その後、2016年の母の死去を契機にして、2020年に「赤い砂を蹴る」にて小説家としてデビューを飾り、この作品が芥川賞候補に挙がったことで、太宰治の孫という属性がピックアップされさらなる話題を呼んでいます。

 

石原燃さんは、結婚されており夫と子供2人と共に暮らしているようですが、プライベートな情報はあまり明かしたくなさそうです。

 

今後も石原燃さんの劇作家・小説家としての活動に注目していきたいと思います。

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