美貌の売れっ子漫画家として知られる内田春菊さんですが、3度の結婚・離婚歴や子供の名前も話題です。
今回は内田春菊さんのプロフィールや若い頃の経歴、代表作品、結婚した旦那や離婚理由、子供(娘や息子)、現在をまとめました。
この記事の目次
内田春菊は壮絶な人生が話題の漫画家
内田春菊のプロフィール
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内田 春菊(うちだ しゅんぎく)
本名: 内田慈子
生年月日: 1959年8月7日
出身地: 長崎県
職業: 漫画家、エッセイスト
内田春菊さんは漫画家で、小説家やエッセイストとしても活動しています。
若い頃の壮絶な人生が反映された作品で注目を集めました。
この後の章で、若い頃の環境や経験について詳しく紹介していきます。
内田春菊の漫画代表作を紹介
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ここからは、内田春菊さんの代表的な漫画作品を紹介していきます。
実はテレビで放送されている内田春菊さんの作品も多く、知らず知らずのうちに目にしたことがあるかもしれません。
南くんの恋人
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ドラマ化された南くんの恋人
「南くんの恋人」は、内田春菊さんの代表作品です。
高校生カップルの彼女「ちよみ」がある日突然、身長が15cmになってしまい、彼氏の「南くん」との同棲生活を描いたファンタジー作品です。
これまでに4回ドラマ化されています。最初は1990年4月の単発ドラマで、主演は石田ひかりさんと工藤正貴さんでした。
1994年1月には高橋由美子さん、武田真治さん主演で連続ドラマ化。「ちよみが可愛い」と、主に若年層から絶大な人気を博しました。
その後、視聴者からの期待に応えて原作に存在していないアナザーストーリーが特別編として放送されました。
さらに2004年7月、深田恭子さん・二宮和也さんのコンビで、2015年5月には山本舞香さんと中川大志さんのコンビでドラマ化されています。
でんこちゃん
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東京電力のイメージキャラクター「でんこちゃん」は、内田春菊さんの作品です。
関東では、1987年に東京電力のパンフレットに登場したのが始まり。その後、CMが放送され始めると、親しみやすいキャラクターで人気を博しました。
ポニーテールに赤いリボンを飾り、かなり若々しい女の子のイメージですが、実はでんこちゃんは設定では主婦です。本名は「分電でんこ」といいます。
長年愛されていたでんこちゃんでしたが、2011年3月11日に東日本大震災が起こり、CMが自粛に。
その後、でんこちゃんは2012年3月に契約解除となり、テレビで見ることはできなくなってしまいました。
東京電力の広報によると経費削減の一環だったそうで、「でんこちゃん」はリストラされてしまったということになりますね。
しかし2014年10月、再び東京電力のHPにでんこちゃんが復活!ファンは大いに盛り上がりました。
ちなみにその後、東京電力は新キャラクター「テプコン」を投入し、再びでんこちゃんの登場はめっきりなくなっていました。
ですが、2021年1月に東京電力パワーグリッド株式会社のTwitterにでんこちゃんのイラストが登場し、話題になっています。
内田春菊の若い頃① 義父からの性的虐待
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内田春菊さんは、母親が再婚したことで養父と共に生活をしていた時期がありました。
その養父から性的な虐待を受けていたことを公表しています。
両親はDVで離婚
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内田春菊さんの両親は不仲で、到底家庭的な環境とは言えないものでした。
内田春菊さんが物心ついた時には父親が暴力を振るうことが当たり前で、さらに家に生活費を入れなかったようで生活も苦しかったそう。
こんな生活をこれ以上送れないと考えた母親は、父親と離婚し再婚しました。
内田春菊さんはDVからやっと逃れることができるかと思いきや、新たな父親となった養父に苦しめられることになりました。
虐待に耐えかねて家出
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内田春菊さんは中学生の頃、同級生との交際中に妊娠しました。これをきっかけに養父から性的虐待を受けるようになったそうです。
養父との生活に嫌気がさした内田春菊さんは、家を飛び出しました。
手元にある現金はわずか3000円でしたが、家族と離れて暮らす決意を固め、新たなる人生を歩むことにしたそうです。
その後、高校に入学したものの、1年で学校から退学勧告を受けています。
高校退学後は、印刷会社の社食に勤務したりバーのホステスとして勤務したり、喫茶店でウエイトレスをしたりなど、様々な職業を転々としていたそうです。
内田春菊の若い頃② 漫画家デビュー
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幼い頃の内田春菊さんは、漫画を書くことが大好きな少女でした。しかし、親に漫画を書くことを禁じられていたそうで、親に隠れて漫画を書いていたのだとか。
そんな内田春菊さんが漫画家デビューした経緯は、どのようなものだったのでしょうか。
家を飛び出し、必死に生活をする中で見出した希望は、幼い頃の夢が詰まっていました。
アルバイトをしながら漫画を書いていた
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様々な業種のアルバイトをしながらも、漫画を書き続けていた内田春菊さん。
偶然知り合ったプロデューサーの秋山道男さんに才能を見出され、1984年、「小説推理」の漫画コーナー「シーラカンスぶれいん」で漫画家デビュー。
「内田春菊」というペンネームは、秋山道男さんが命名したそうです。
性的なことを赤裸々に描くという内田春菊さんの作品の特徴が当時珍しかったこともあり、注目を集めました。
それ以外にも、社会風刺の作品や心が温まるハートウォーミング作品も発表。
とても一人の人間が作り上げているとは思えない程、様々なジャンルを描きこなす才能豊かな作家が内田春菊さんなんです。
1993年には小説「ファザーファッカー」を出版。義父に性的な虐待を受けていた時の自叙伝を思わせるこの作品は衝撃的で、直木賞候補にエントリーされました。
内田春菊の若い頃③ 母親と妹と絶縁状態に
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漫画家として成功したことで、自宅に母親と妹を呼び、新たな生活が始まった内田春菊さん。
しかし、思い描いていた幸せな生活ではなかったようで、内田春菊さんはまた苦しめられることになりました。
母親と妹に依存されていた生活
内田春菊さんが漫画家として大成したのは27歳の頃です。母親と妹を呼び寄せています。
再び家族と暮らせることに心が浮き立ち、脳内ではお互いに助け合っていくという理想の生活が膨らんでいきました。
しかし、内田春菊さんの家に引っ越してきた母親と妹は、「お金があるからで楽しく暮らせる」と考えたようで、全く働かず遊んでばかりでした。
見かねた内田春菊さんが会社を手伝ってとお願いしても、手を抜くばかりだったそうです。
次第に、「思っていた生活と違う、2人が好きなのは私ではなくお金じゃないか」と疑念がぐるぐると渦巻くようになっていったのです。
冷静になって考えてみると、一緒に住む前からその兆候があったそうです。
遊びに来た母親に洗濯をお願いすると「乾燥機がないわね。買うからお金ちょうだい」と言われたり、通帳を見せるように言われたりと、母親はお金に執着するところがあったそうです。
同居を解消し絶縁へ
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その後も、話し合いを重ねれば重ねるほど親子の関係はおかしなことになっていきました。
母親からは「親子なんだからね、絶対離れないよ」と言われた時、「お金の話かな」と思ってしまった内田春菊さん。
さらに妹の依存も酷くなる一方で、「私が結婚する時はお金出してくれるの?」と、かなり直球な要求をされたそう。
母親と妹にとって、やはり自分とはお金だけのつながりなのだと考えて同居を解消しました。
内田春菊さんは幼少期の頃を思い返し、母親の人物像について次のように分析しています。
「思い返してみれば昔だって、私本体を喜ぶというよりは、成績が良くて誇らしいっていう風に、成績が良くないとかわいがられないイメージがずっとあったので、成績がお金に変わっただけだと感じましたね」
引用:内田春菊、義父からの性的虐待を“実母”の目線で小説に – 女子SPA! https://joshi-spa.jp/
その後、母親とは疎遠になり、30年以上顔を合わせないことになったのです。
内田春菊の結婚・離婚歴① 1人目の旦那は自称サーファー
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これまでに3回結婚しており、結婚生活もかなり波乱万丈だった内田春菊さん。
ここからは内田春菊さんのこれまでの旦那について時系列に見ていきます。
20歳で結婚
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内田春菊さんが初めて結婚したのは1979年のこと。当時の年齢は20歳でした。
旦那に関する情報があまり見つかりませんでした。分かっているのは一般人の男性で、「自称サーファー」だったことです。
顔写真や氏名、生年月日など個人情報は明かされていません。一般人ですので仕方ないかもしれませんね。
離婚理由はDVだった
20歳で結婚したものの、程なくして離婚しています。
離婚理由も詳しいことは明かされていませんが、DVを受けて心に傷を負ってしまったとのこと。
立ち直るまでに時間がかかり、しばらく恋愛ができなかったと語っています。
内田春菊の結婚・離婚歴② 2人目の旦那はマネージャー
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元旦那のDVを乗り越えて、内田春菊さんは再婚します。
2人目の旦那は編集者で、どんな馴れ初めがあったのでしょうか。
粘り負けで結婚
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1人目の旦那と離婚後に交際したのは、同業者の漫画家をしている男性でした。
内田春菊さんは結婚を望んだものの、相手から拒否されてしまったそうです。
その漫画家の彼と破局した後で交際したのが、次の旦那となる担当の編集者でした。
2人は仕事の関係で同居に近い生活を送っていたそうで、その後、恋愛に発展。
担当編集者から結婚を申し込まれた内田春菊さんは、結婚を渋りましたが、相手の猛アタックに根負けする形で結婚に至ったのです。
離婚理由は不倫だった
内田春菊さんは再婚後、別の男性と不倫関係になり、子供を妊娠しました。
旦那とは不倫発覚後に離婚しているのですが、本当の離婚理由は不倫ではありませんでした。
結婚後に旦那が会社を勝手に辞めてしまい、内田春菊さんの稼いだお金で遊び暮らすようになってしまったのだとか。
それだけではなく、年収が下がると文句を言うようになったそう。母親や妹のこともあって、内田春菊さんはウンザリしてしまったのかもしれませんね。
離婚した際、内田春菊さんが不倫したことは事実なので、慰謝料が1億円以上発生したことが判明しています。
内田春菊の結婚・離婚歴③ 3人目の旦那は俳優・貴山侑哉
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内田春菊さんの3人目の旦那は、俳優をしている貴山侑哉さんです。
2000年に結婚発表当時、内田春菊さんは41歳、貴山侑哉さんは35歳でした。
旦那が初婚だったこともあり話題を呼びましたが、5年で離婚しています。
貴山侑哉のプロフィール
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貴山 侑哉(たかやま ゆうや)
生年月日: 1965年11月8日
出身地: 神奈川県横浜市
血液型: A型
身長: 182cm
貴山侑哉さんは「ノックアウト」に所属する俳優です。
これまでに「土曜ワイド劇場」や「金曜エンターテイメント」などサスペンスドラマへの出演が多く見受けられます。
脇役が多いですが、名の通った作品にたびたび登場しているので1度は見たことがあるかもしれませんね。
不倫を経ての結婚、そして離婚
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内田春菊さんが2人目の旦那と婚姻中、内田春菊さんが不倫していたことに触れましたが、実はこの時の不倫相手が貴山侑哉さんでした。
2人目の旦那と離婚成立後、晴れて夫婦になったということになりますね。
結婚当初、夫婦仲は良好だったようですが、いつからか貴山侑哉さんの仕事が上手く行かない時期があり、八つ当たりをされるようになりました。
何回も夫婦で話し合いを行いましたが、関係がギスギスするようになり、貴山侑哉さんが家を出ていく形で話し合いは続行不可能になってしまったそう。
結局、2005年に離婚をしています。
内田春菊の子供(娘・息子)は名前が話題に
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内田春菊さんはこれまでに3回結婚していますが、合計4人の子供を出産しています。
子供の名前がすごいと注目を集めていた時期がありました。
ここからは、内田春菊さんの子供について見ていきましょう。
息子が2人、娘が2人誕生
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内田春菊と子供達
内田春菊さんには、息子が2人と娘が2人います。
長男は1992年11月20日生まれで、「在波(あるは)」さん。父親はかつて交際していた漫画家の男性で、未婚で出産しています。
長女は1997年3月15日生まれで、「紅多(べえた)」さん。次女は、1999年12月29日生まれで名前は「紅甘(ぐあま)」さん。
長女は、交際していた男性との間に誕生した子供です。次男と次女は、3番目の旦那である貴山侑哉さんとの間に誕生しました。
次男は2001年に誕生しています。名前は「出誕(でるた)」さん。
ネットでは「4人とも名前がすごい」「キラキラネームで読めない」と賛否両論があるようです。
内田春菊の現在
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2021年現在、内田春菊さんは61歳になりました。現在どのように過ごしているのでしょうか。
2017年に大腸がんを患ったことを発表しています。その後の様子について紹介します。
お酒と恋を卒業
内田春菊さんは2017年4月に大腸がんを患い、闘病生活をしばらく送りました。最終的には、人工肛門を造設したことを発表しています。
最初に医師から治療方法を告げられた時は、かなりショックだったのだとか。
人工肛門にしたことによって、ローライズのデニムや短い丈のシャツなど、お腹が見えてしまうファッションはなるべく避けるように気を付けているそうです。
また、お酒と恋愛を卒業したことを公表しています。
お酒は純粋に大腸に悪いからというのが理由です。
そして、内田春菊さんといえば華麗な恋愛遍歴が思い浮かびますが、「もう恋愛はしない」とやはり卒業宣言をしています。
人間関係のストレスが体調に悪影響であり、これまで交際した男性が高確率でヒモになってしまい、内田さん自身が疲弊してしまうので、「もういいや」と自然に思うようになったそうです。
まとめ
出典:https://p-dress.jp/
内田春菊さんは「でんこちゃん」「南くんの恋人」などを代表作品を持つ漫画家です。
若い頃は、両親の離婚や義父からの性的暴力など壮絶な環境で育ちました。
中学生の時に家を飛び出し、ホステスやウエイトレスなど様々なアルバイトをしながら漫画を書いて過ごし、偶然知り合ったロデューサーの秋山道男さんに才能を見出されて漫画家デビュー。
あっけらかんと性に関する体験談や思うことを述べていくスタイルは、赤裸々に性を語る女性作家として人気を集めました。
プライベートでは、過去に3回の結婚と離婚を繰り返す波乱万丈な人生で、現在も息子2人と娘2人の計4人の子供を育てています。
2018年に大腸がんを患い、ガラリと人生観が変わったという内田春菊さんですが、2021年現在も元気に漫画家を続けているようです。
こういった体験が作品に生かされていくのでしょうね。今後も内田春菊さんの活躍から目が離せません。