超高級認可外保育園の「シャトースクール」が突然閉鎖されその代表のリナローズさんが何者かと話題です。
この記事ではリナローズさんシャネルやプラダに勤務した経歴やプラダ相手の訴訟、結婚した旦那や息子、自宅の場所、シャトースクール騒動の内容や現在についてまとめました。
この記事の目次
- リナローズは何者なのかプロフィールとシャトースクール閉鎖までの経歴
- リナローズの若い頃からの経歴① 日本のアメリカンスクールや海外の学校で学ぶ
- リナローズの若い頃からの経歴② シャネルやプラダなどハイブランドでキャリアを積む
- リナローズの若い頃からの経歴③ プラダジャパン相手の訴訟で時の人に
- リナローズの若い頃からの経歴④ 高級児童教育施設シャトースクール設立
- リナローズの若い頃からの経歴⑤ 東京都知事選出馬予定を海外メディアが報道
- リナローズの結婚と旦那
- リナローズの息子は元タレントのナポレオン・スター
- リナローズの自宅
- リナローズの現在① シャトースクールが突如閉鎖され炎上騒動に発展
- リナローズの現在② 「グッド!モーニング」や各メディアに抗議
- リナローズの現在③ Twitterアカウントを作って火消しに奔走中
- まとめ
リナローズは何者なのかプロフィールとシャトースクール閉鎖までの経歴
リナローズのプロフィール
本名 :高桑里奈
旧名 :リナ・ボヴリース(結婚当時の本名)
生年 :1974年
出身地:東京都
東京都港区西麻布の高級住宅街にあった、インターナショナルプレスクール(超高級認可外保育園)「シャトースクール」が2023年3月に突然閉鎖され、授業料など約500万円を先払いしていた保護者との間でトラブルが起きている事が同年5月30日に報じられ炎上しています。
このシャトースクールを経営していたのが、この記事で紹介するリナローズさんという方で、過去にはプラダを相手取って裁判を起こした事でも知られている人物です。
今回の騒動を受けて、このリナローズさんが何者かという声が高まっているようです。ここでは、そんなリナローズさんの若い頃からのシャネルやプラダなどの経歴や結婚や旦那、息子、今回のシャトースクールを巡る騒動についてまとめていきます。
リナローズの若い頃からの経歴① 日本のアメリカンスクールや海外の学校で学ぶ
リナローズさんが何者かを知るために、その若い頃の経歴について、現在までに(過去の紹介記事や本人の発言によって)明かされている情報を紹介していきます。
リナローズさんは東京都出身で12歳頃までは日本のアメリカンスクールに通っていました。
その後、13歳で海外に出て、アメリカ・マサチューセッツ州グロトンにある名門のボーディングスクール「ローレンス・アカデミー(Lawrence academy)」に入学して寮生活を送り、18歳になった1992年からはフランスのパリへと移住。
リナローズさんは、パリでは、「パリ・アメリカン大学(The American University of Paris)」、「パーソンズ・パリ大学(ニューヨークのアートデザインの専門大学・パーソンズ美術大学のパリ分校)」、「パリ大学(Université de Paris)」に聴講生として通い、語学とファッションについて学んでいます。
リナローズさんはパリの後はイギリス・ロンドンへと移住し、ロンドン芸術大学に属する「セントラル・セント・マーチンズ(Central Saint Martins)」のファッションデザイン講習を受講。
そしてその後、リナローズさんは再びアメリカへと渡って、ニューヨークのアートデザインの専門大学「パーソンズ美術大学(Parsons School of Design)」に入学。デザインマーケティング学科で学び、BBA(経営管理)の学士号を取得されています。
リナローズの若い頃からの経歴② シャネルやプラダなどハイブランドでキャリアを積む
出典:https://media.ouest-france.fr/
ニューヨークのパーソンズ美術大学でBBAを取得後、リナローズさんはアメリカのシャネルに就職し、シャネルのニューヨーク本社、さらにプラダへと移りプラダニューヨーク本社でも勤務し18年間にわたってキャリアを積まれています。
そして、2009年4月にプラダの日本法人であるプラダジャパンに、ヘッドハンティングされる形で入社。プラダジャパンのリテールオペレーション部(販売部門)の部長に就任。500人のプラダジャパン社員を監督する役割を任されています。
ボヴリースさんはニューヨークで Parsons School of Design を卒業し、その後18年間、世界的にも有名なラグジュアリーファッションブランドであるシャネルNY本社そして、プラダNY本社でキャリアを積みました。日本国籍であるボヴリースさんがプラダジャパンに引き抜かれ入社したのは2009年4月。リテールオペレーション部(販売部門)部長として着任し、500人のプラダ社員を監督する任務を負いました。
リナローズの若い頃からの経歴③ プラダジャパン相手の訴訟で時の人に
出典:https://www.hamayurigakuen.jp/
2009年4月からプラダジャパンの販売部門部長として勤務していたリナローズさん(当時の本名はリナ・ボヴリース)でしたが、その年の間に懲戒解雇されています。
この懲戒解雇の顛末は、リナローズさん本人の主張によると以下のようなものでした。
リナローズさんはプラダジャパンに入社してすぐに、プラダジャパンのダヴィデ・セジア社長(当時)が、15人の女性従業員に対して「太っている、醜い、プラダルックでない」などの性差別を行い、アウトレットに異動させて退職に追い込んでいる事に気がつきました。
リナローズさんがその問題をプラダ本社に報告したところ、今度はリナローズさんの容姿に対して「痩せろ」、「プラダルックにしろ」などと言われるなどの攻撃が始まり、セールススタッフへと不当に降格異動されます。そして程なくして懲戒解雇を言い渡されました。
リナローズさんは解雇は不当だとして、プラダジャパンに対して慰謝料と解雇無効の確認を求める民事裁判を2010年4月に起こしています。
同年5月には、リナローズさんに賛同する2人の元同僚(不当解雇されたと主張する元管理職社員)もプラダジャパンを相手取り民事訴訟を提起。
これは国内外のメディアで大きく報じられ、オンライン署名では22万5000人もの賛同者が集まっています。
裁判はプラダジャパン側が勝訴
プラダジャパンを相手取っての裁判に、リナローズさんは全身シャネルルックで出廷し、その姿もメディアで大きく報じられて話題になりました。
しかし、2012年10月に裁判はプラダジャパン側の勝訴で終わっています。
高級ブランド「プラダ」の日本法人に勤めていた女性が、上司からセクハラを受け、解雇されたと主張して会社側に損害賠償などを求めていた裁判で、東京地裁は26日、女性側の訴えを退けた。
東京地裁は、リナローズさんが主張していた、上司からの誹謗攻撃について、発言したとは認められないとし、さらに、リナローズさんがプラダ以外の服装をして出勤していた事については、「別ブランドの製品を身につけて出勤していたことを注意するのは社会通念上相当」との判断を下し、リナローズさん側の訴えを退けました。
東京地裁は26日、「上司が『醜い』と発言したとは認められない」として、解雇は有効と判断した。また、「別ブランドの製品を身につけて出勤していたことを注意するのは社会通念上、相当」で、「体形に関する発言は配慮を欠いた面があるが、慰謝料を認めるほどではない」として、ボヴリースさん側の訴えを退けた。
当時のネットでは、リナローズさんはプラダジャパン側がシーズンごとに70万円の服装手当を支給しているにも関わらず、シャネルなどプラダではない服装をして出勤していたのを注意され、それに逆ギレをする形でプラダルックを強制されたと騒いだというのが真相だとする情報も出ていました。
この情報の真偽は不明ながら、裁判がリナローズさんの敗訴に終わった事は事実です。
この裁判後、プラダジャパンはリナローズさんを反訴し、名誉毀損を理由に7200万円の損害賠償を求める訴訟を起こしています。
こちらの裁判もプラダジャパン側の勝訴に終わり、東京地裁はリナローズさんに330万円の損害賠償支払いを命じています。
リナローズの若い頃からの経歴④ 高級児童教育施設シャトースクール設立
出典:https://www.seventietwo.com/
リナローズさんはプラダジャパンを相手取った裁判を戦っている最中の2011年11月11日に東京都港区西麻布に、インターナショナルプレスクールとして「シャトースクール “ジュエルボックス”(CHATEU SCHOOL “JEWEL BOX”)」を設立しました。
リナローズさんが設立したシャトースクールは、インターナショナルプレスクールという事ですが、要するに超高額な認可外の民間保育園です。
シャトースクールは0歳から6歳児までを対象にし、外国語教育(英語、フランス語、スペイン語が必修で、追加料金を支払えば日本語や中国語も学べる)、音楽やダンス、食育にも力を入れ、流行のモンテッソーリ教育も取り入れるなど、ハイレベルで洗練された早期教育をアピールポイントにしていました。
驚くべきはその高額な学費で、年間で約500万円と報じられています。
子供を入学させようかと考え、シャトースクールを数回見学した事がある男性によると、学費のの内訳は、出願料が5万円、登録料が36万5000円、年間の授業料が288万円、これに加えてクラブに入ると合計で381万6000円になるそうです。
これにオプションで追加できる特別な授業を受ける場合はその都度費用がかかり、全ての授業を履修させた場合は年間で約700万円にもなるという事です。
これは一般的なインターナショナルスクールの約倍の学費で、リナローズさんが設立したシャトースクールがいかに高級な認可外保育園だったかがわかります。
さらにこれに加え、シャトースクールでは児童や保護者向けに高級なグッズも販売されており、その中には1万円の超高級鉛筆セットなどもあって話題になっています。
商品のラインナップは、制服などの衣料品やスクールバッグなどの小物、Xのスクール名が冠されたクマのぬいぐるみ、食器、文房具などさまざま。価格帯は、衣料品やぬいぐるみで数万円と全体的に高めの設定ですが、中でも驚きの声が寄せられているのが“鉛筆”で、24本入りのケースが2つの1セットで1万円。
引用:「家賃滞納、500万円返金トラブル」セレブスクール創立者リナ・ローズ氏と“代表交代”の16歳息子は“元アイドル”、「鉛筆が1万円」販売していた超高級グッズ
現在、このシャトースクールが保護者に何も伝えられないまま突然閉鎖になった事が騒動となっています。これについては後述します。
リナローズの若い頃からの経歴⑤ 東京都知事選出馬予定を海外メディアが報道
2016年、米国の投資専門誌「BARRON’S(バロンズ)」のアジア版にて、リナローズさんが2020年開催の東京都知事選に出馬する予定であるとする記事を掲載しました。
日本在住の経済ジャーナリストのウィリアム・ペセック氏が、次期東京都知事としてリナローズさんを強くプッシュし一部で注目を集めました。
しかし結局、リナローズさんは2020年の東京都知事選には出馬しませんでした。
後述しますが、この頃には既にシャトースクールを巡って、学舎のあった建物のオーナーとの間にトラブルが発生している状況で、都知事選への出馬どころではなかったのかも知れません。このトラブルについては後述します。
リナローズの結婚と旦那
リナローズさんはフランス・パリにいた頃にフランス人の男性と結婚されています。
この結婚相手の旦那さんについては詳しい内容は公表されていませんが、姓は「ボブリース(Bovrisse)」のようです。
姓が「ボブリース」なのは、パリでフランス人と結婚したためだ。
そのため、結婚していた当時はリナローズさんはリナ・ボブリース(メディアよっては表記はリナ・ボヴリーズ)の名前で活動されていました。
その後、リナローズさんはシングルマザーとメディアで紹介されているため、この旦那さんとは離婚されたか、死別されたかの何らかの理由で結婚関係は解消されていると見られています。
リナローズの息子は元タレントのナポレオン・スター
リナローズの息子のナポレオン・スターのプロフィール
生年月日:2006年11月20日
出身地 :アメリカ・ニューヨーク
リナローズさんにはパリで結婚したフランス人の元旦那さんとの間に子供が1人生まれています。
リナローズさんの子供は2006年11月20日に生まれた息子さんで、過去にナポレオン・スター(本名かどうかまでは不明)の名前で芸能活動をされていました。
リナローズさんの息子さんのナポレオン・スターさんは、小学校1年生だった2013年にスターダストプロモーションが手掛けるアーティスト集団「EBiDAN(エビダン)」に研究生として入り、2014年にユニット「けもパン5」のメンバーに選ばれています。
2017年4月から2018年3月にかけては、NHK Eテレのダンス教育番組「Eダンスアカデミー」にレギュラーとして出演していました。
リナローズさんの息子のナポレオン・スターさんは、「Eダンスアカデミー」を卒業後、芸能活動からは離れ、14歳になった2020年にシャトースクールのクリエイティブディレクターに就任し、シャトースクールのパンフレットやグッズデザインなどを手掛けています。
さらに、ナポレオン・スターさんは2021年にはハーバード大学とコロンビア大学のパートナーシップのもと認知症を予防するオーガニック主成分の研究結果を出版するなど研究分野でも活躍されています。
リナローズさんの息子のナポレオン・スターさんはさらに、2022年11月に「ForbesJAPAN」のインタビュー取材を受けて、現在も「神経変性疾患の研究、航空宇宙工学、シビルエンジニア、認知症研究、雑音消去研究、サテライトキューブ開発、法化学、暗号学、心理学」などに興味を持ち、企業や自家用操縦士免許や航海免許、ダイビング免許、射撃資格などの取得も目指している事なども答えられており、かなり多才な活躍をされています。
そして、2023年2月にはリナローズさんはシャトースクールの代表の座をこの息子のナポレオン・スターさんに譲っています。
リナローズの自宅
リナローズさんの自宅の場所は明かされておらず不明です。
リナローズさんはシャトースクールが突然閉鎖した件で保護者から訴えられていますが、担当弁護士によると保護者側は警察にも相談しているとの事です。
今後もしも、リナローズさんが詐欺罪などで逮捕される事(あくまでも仮定の話です。)になれば自宅住所なども報じられる可能性がありますが現在の時点では自宅の場所は不明です。
リナローズの現在① シャトースクールが突如閉鎖され炎上騒動に発展
リナローズさんが経営していた超高額認可外保育園のシャトースクールは、2023年3月20日に突然閉鎖されました。
報道によると、シャトースクールは2017年頃から学舎のある建物の家賃を滞納するようになり、建物のオーナーとトラブルが発生していたという事です。
裁判の結果、2017年11月までにシャトースクール側が立ち退くと約束した事で和解となりますが、その期限が過ぎてからもシャトースクールは一向に立ち退きをしませんでした。
オーナー側は、幼い子供がコロナ禍の中で突然放り出される事は忍びないとして、好意で5年以上にわたって強制執行には踏み切らず、協議や調停を打診していたとの事です。
しかし、トラブルは一向に解消せず、2023年3月に業を煮やしたオーナー側が明け渡しの強制執行を実施して今回の騒動が表に出たという流れでした。
この騒動が、2023年5月30日にテレビ朝日系の情報番組「グッド!モーニング」で報じられたため、世間一般にも知られるようになり、週刊誌系のメディアもこぞってこの騒動を報じたため大きな騒動に発展しました。
報道では、2017年の時点で建物オーナー側とのトラブルが発生していたにも関わらず、シャトースクール側は保護者にその件を隠してたばかりか、新たな生徒も引き続き募集し続け、2023年度分の授業料の前払いも求めていたという事です。
今回の強制執行によって事態を把握した保護者は、前払いしていた約500万円の授業料などの返金を求めましたが、シャトースクール側はそれに応じず裁判沙汰に発展し、一部の保護者がメディアにこれをタレこんだ事で大きく報道される事になり、現在の騒動へとつながっています。
リナローズの現在② 「グッド!モーニング」や各メディアに抗議
出典:https://www.ghibliexpo-aichi.com/
シャトースクールが突然閉鎖された事を最初に報道した情報番組「グッド!モーニング」に対して、リナローズさんは抗議を行っています。
リナローズさんの言い分では、報道された内容はフェイクニュースであり、シャトースクールは建物の家賃を欠かさずに支払っていたという事です。
しかし、建物オーナー側はこれまでに支払った家賃は違約金だと主張し、違約金として約1億5000万円を追加で支払う事を求め、強制執行をして脅迫してきたのが真相だと主張されています。
双方の言い分が全く違うため、このまま裁判となる可能性が高そうです。今回の騒動はまだよくわからない部分が多いため、裁判で真実が明らかにされる事が期待されています。
リナローズの現在③ Twitterアカウントを作って火消しに奔走中
シャトースクールが突然閉鎖され保護者との間でトラブルが発生している件は、現在ネット上でも炎上騒動に発展していますが、この炎上後、リナローズさん本人と思われるTwitterアカウントが作成されて火消しに動いているようです。
リナローズさん本人と思われるTwitterアカウントは、シャトースクールに関するツイート1つ1つにリプライを行っています。
こんにちは。内容が全く事実と異なるので実際に何が起こったかこちらをご確認してください。お家賃を毎月お支払いしていたところ弁護士が違約金1億5千万円を払えと強制執行をして脅してきて追い出されたのが事実です。https://t.co/aH4TpOIGnw
— [email protected] (@rinarosestory) June 1, 2023
まとめ
今回は、超高級認可外保育園である「シャトースクール」が保護者への説明もなく突然閉鎖された騒動で一体何者かと注目されている同スクール経営者のリナローズさんについてまとめてみました。
リナローズさんの若い頃からの経歴は、東京のアメリカンスクールを経て、13歳からはアメリカのボーディングスクールで寮生活を送り、その後もパリやロンドン、アメリカニューヨークの大学で語学やファッション、経営について学ばれています。
大学卒業後は、シャネルやプラダなどのハイブランドに勤務し、2009年4月にプラダジャパンにヘッドハンティングによって引き抜かれて帰国しています。
しかし、このプラダジャパンではリナローズさんは1年を待たずして解雇されており、この件でリナローズさんはプラダジャパンを相手取って性差別があったなどとして訴訟を起こし、国内外のメディアでも大きく取り上げられ時の人となりました。
リナローズさんはパリにいた頃に結婚されています。旦那さんはフランス人ですが詳しい事は明かされていません。この旦那さんとの間に息子さんが生まれていますが、詳しい事情は不明ながらその後、結婚関係は解消されているようです。
リナローズさんの息子さんは、過去に日本でタレント活動もしていたナポレオン・スターさんという方で、2023年2月からはシャトースクールの代表を務めていました。
リナローズさんの自宅にも関心が集まっていますが、自宅の場所は公開されておらず不明です。
リナローズさんは現在、シャトースクールの閉鎖騒動で渦中の人となっていますが、報道の内容は事実とは異なると反論しており、徹底抗戦する構えのようです。今後の展開にも注目が集まっています。