2004年6月に起きた「佐世保事件」は小6女子が同級生を惨殺した事件ですが、事件後のネットの盛り上がりも話題です。
今回はこの佐世保事件の被害者と加害者・辻菜摘の関係、事件詳細、その後と加害者の現在をまとめました。
この記事の目次
佐世保事件(佐世保小6女児同級生殺害事件)とは
一般に「佐世保事件」とも呼ばれている「佐世保小6女児同級生殺害事件」は、2004年6月1日に、佐世保市立大久保小学校で起こった小6女児による凄惨なクラスメイト殺害事件です。
出典:http://world-fusigi.net/
この佐世保事件は、日本中が衝撃を受けて少年法厳罰化のきっかけともなった神戸連続児童殺傷事件の7年後に起こっており、その猟奇的な犯行は社会を震撼させました。
「佐世保事件(佐世保小6女児同級生殺害事件)」の概要
2004年6月1日、長崎県佐世保市立大久保小学校での給食の時間、小学6年生の女児2人の姿が教室になかったと言います。
担当教師が不審に思った直後、そのうちの1人、辻菜摘さんが血まみれの状態で教室に戻ってくるなり…
「私じゃない。私じゃない」
そう叫びながら、奧の教室を指さしました。
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教師が慌てて辻菜摘さんが指さす教室に向かうと、そこにはもう1人の女児・御手洗怜美さんが血まみれで倒れていました…。
当日、加害女児は午前中の授業が終わった後、被害者を学習ルームに呼び出し、そこでカーテンを閉めて床に座らせ、手で目を隠し背後から首と左手をカッターナイフで切りつけ、失血死させた。
被害者の首の傷は深さ約10センチ(普通の大人の首の太さは直径で13 ~ 15cmぐらい)、長さ約10センチになり、左手の甲には、骨が見えるほど深い傷があったという。
引用:佐世保小6女児同級生殺害事件 – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/
辻菜摘さんは、駆けつけた他の教師に対して、ずっと次のような言葉を発していたと言います。
「救急車を呼んで。怜美が死んじゃう」
「私、どうなっちゃうの」
辻菜摘は犯行後、その場に留まって被害者が絶命する姿を眺めていた…
「佐世保事件」の加害者も被害者も、同じ小学校に通う同級生であり、クラスメイトでした。
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加害者である辻菜摘さんも被害者となった御手洗怜美さんも、事件当時11歳の小6で、しかも2人は周囲から“仲良し”と思われていたそうです。
当時11歳の小6女児が、同級生をカッターナイフで切りつけ、殺害するという…それだけでも十分に痛ましい事件でした。
しかしその後、加害者・辻菜摘さんは、被害者を殺害してから15分ほどその場にとどまり、御手洗怜美さんが絶命してゆく姿を見届け、死亡を確認していたことが分かり、世間を震撼させたんですよね。
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加害者の年齢があまりに幼く、刑事責任を問える年齢ではなかった事件への関心は、やがて加害者少女の動機の解明と、家庭環境を含めた生い立ちに焦点が当てられていくことになります。
佐世保小6女児同級生殺害事件の加害者・辻菜摘の生い立ち~家庭環境とは
父親が倒れ苦しい時代はあったが、特に問題がある家庭ではなかった
「佐世保事件(佐世保小6女児同級生殺害事件)」の加害者・辻菜摘さんは、通っていた大久保小学校からは少し距離のある山間部の集落に、祖母と両親、姉の家族5人で暮らしていました。
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1995年頃、生命保険会社に勤務していた父親が脳梗塞で倒れ、一時期は寝たきりの状態に陥っていましたが、母親がパートに働きに出ることで家計を支え、危機を乗り越えています。
そのため、家にいることの多かった父親は、躾にとても厳しく教育に熱心だったようですが、辻菜摘さんが虐待などを受けていた形跡などは確認されていません。
その後の父親は、リハビリの末に社会復帰を果たし、自宅で保険代理店を営みながらおしぼり配達のアルバイトに励むなどしていたため、家族が経済的に困窮することはなかったようです。
ごく普通の女の子だが、内向的で自己主張が苦手な一面も…
日本の少年犯罪史に残るほどの残虐な犯罪を犯した辻菜摘さんですが、「佐世保事件」の前年である5年生だった時の担任教師は、彼女の印象を次のように語っています。
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「あの子の素直な笑顔と、事件が重ならない。(略)感情の起伏はあったんですが、すぐにカッとする子というのはほかにもいました。『この子だからやった』という話ではないと思うんです」「居場所がないということもない。暗いという印象もなかったんです」(『謝るなら、いつでもおいで』集英社/川名壮志著)
引用:11歳少女はなぜ友人を殺めた? 「佐世保小6女児同級生殺害事件」と少年犯罪の現在 https://www.cyzowoman.com/
その一方で、事件後に辻菜摘さんと面談をした児童相談所の職員からは、次のような異なる印象が語られています。
事件後、A子に面談し会見を開いた児童相談所は「ごく普通の女の子。ごく普通の家庭に育っている。成績もよく、頑張り屋」だと語っている。一方で、ごく普通ではあるが、自分をうまく表現できず、自己主張が弱い子どもだとも。
引用:11歳少女はなぜ友人を殺めた? 「佐世保小6女児同級生殺害事件」と少年犯罪の現在 https://www.cyzowoman.com/
この1年間の間に、辻菜摘さんの性格がより内向的なものへとシフトした理由について、辻菜摘さんの自宅の場所が影響しているとの指摘があるようです。
自宅が人里離れた山間部にあったことが辻菜摘の内向性を高めた?
前述したように辻菜摘さんの自宅は、佐世保市内ではありますが、人里離れた山間部にあったため、辻菜摘さんは大久保小学校へは路線バスを利用して通う数少ない生徒の1人だったそう。
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また、辻菜摘さんが通学のために利用していた路線バスは利用者が少ない赤字路線で、1日に数本程度しか運行していない過疎路線だったようです。
そのため、心配する父親から帰りのバスの時間に乗り遅れないように常日頃から厳しく言いつけられていたようで、辻菜摘さんが放課後にクラスメイトたちと遊ぶことも少なかったのだとか。
そんなこともあって、辻菜摘さんは孤立こそしていなかったものの、親友と呼べるような友達はいなかったと言われています。
そんな娘のことを不憫に思ったのでしょう、父親は辻菜摘さんのために専用のパソコンを買い与えています。
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/
高価な遊び道具をプレゼントしてもらった辻菜摘さんは、当然パソコンに没頭します。
早速ホームページを作ったりして、ネットの世界に足を踏み入れることになるのですが…そのことが辻菜摘さんの内向性を高めてしまったのかも知れません。
佐世保小6女児同級生殺害事件の被害者について
佐世保事件の被害者・御手洗怜美さんについて
佐世保事件(佐世保小6女児同級生殺害事件)の被害者となったのは、辻菜摘さんのクラスメイトだった御手洗怜美さんでした。
出典:https://www.youtube.com/
御手洗怜美さんは、毎日新聞社佐世保支局長を務める父・御手洗恭二さんと2人の兄の4人家族でしたが、事件当時、長男は徳島大学に在学中だったため、自宅には住んでいませんでした。
御手洗怜美さんの母親・直美さんは、2001年頃にがんを患って病死しており、それ以来、御手洗家では父・恭二さんが食事の支度から家事全般を担っていたようです。
被害者は佐世保事件の2年前に転入してきた転校生だった
御手洗怜美さんは、事件が起きる2年前である小学4年生の時に、大久保小学校へ転入してきた転校生でした。
御手洗怜美さんは明るく積極的な性格で、大久保小学校に転校後は“ミタっち”の愛称で呼ばれ、すぐにクラスに馴染んでいたそう。
そして、自宅に友達を招いては、テレビゲームやお菓子作りなどをして楽しんでいたそうです。
もともとは辻菜摘とは仲の良い友達だった…
御手洗怜美さんが大久保小学校へ転校してきた当初、辻菜摘さんと御手洗怜美さんはともに絵を描くのが好きだったことで意気投合したようです。
それ以来、辻菜摘さんも御手洗怜美さんの家に招かれて、一緒にテレビゲームに興じることも何度かあったようです。
出典:http://agency-inc.com/
さらに、御手洗怜美さんが地域のミニバスケットボール部へ入部すると、辻菜摘さんもその後を追うように部活に入部しています。
以上のことから見るに、少なくとも辻菜摘さんにとっては、御手洗怜美さんはようやくできた“親友”と呼べるような存在だったのかも知れませんね。
また、パソコンが得意だった辻菜摘さんは、御手洗怜美さんをネットの世界へ誘っていたようです。
パソコンの得意なA子は自分のホームページを持つと同時にB子にもそれを指南し、チャットもやっていた。それは仲良しの女の子同士のたわいもない会話だった。
引用:11歳少女はなぜ友人を殺めた? 「佐世保小6女児同級生殺害事件」と少年犯罪の現在 https://www.cyzowoman.com/
佐世保小6女児同級生殺害事件で加害者・辻菜摘が被害者を惨殺した動機とは
5年生の終わりにミニバスケ部を強制退部させられる
このように仲良しだった辻菜摘さんと御手洗怜美さんでしたが、5年生の終わり頃、成績不振や帰宅が遅くなるとの理由で、辻菜摘さんは親からミニバスケ部を退部させられてしまいます。
出典:https://www.city.miyama.lg.jp/
ただ、辻菜摘さんの成績は落ちていなかったとの当時の担任教師の証言がある上、退部直前には辻菜摘さんはチームのレギュラー入りを果たすなど活躍していたそう。
退部を巡って、辻菜摘さんが親と争うことは特になかったようですが、当然不満に感じていたでしょうし、その頃から、辻菜摘さんの不安定な言動が目立ち始めたとも言われています。
ネット上で見せ始めた強い自己主張と攻撃性
前述したように、事件後に辻菜摘さんと面談をした児童相談所の職員からは、「内向的で自己主張が苦手な少女だった」との印象が語られています。
しかしその一方で、ネット上ではその印象はガラリと変わって、攻撃的で自己主張の強い一面を垣間見せるんですよね。
そんな一面を感じさせる、辻菜摘さんのブログの一部を引用してみましょう。
「ヒッマだぁぁぁぁぁぁぁ〜><
しかもアイス食べたから寒い><
さっむ! ひっま!
ぁ〜暇暇暇暇」
「つーか私のクラスうざってー。
エロい事考えてご飯に鼻血垂らすわ、
下品な愚民や
失礼でマナーを守っていない奴や
喧嘩売ってきて買ったら『ごめん』とか言って謝るヘタレや
高慢でジコマンなブスや
カマトト女しったか男
ごく一部は良いコなんだけど大半が汚れすぎ
寝言言ってんか?って感じ
顔洗えよ」
引用:11歳少女はなぜ友人を殺めた? 「佐世保小6女児同級生殺害事件」と少年犯罪の現在 https://www.cyzowoman.com/
この当時の辻菜摘さんは、頑張っていたミニバスケ部を、親から一方的に辞めさせられたことで時間を持てあまし、クラスメイトへの不満を、ブログ上で誰にともなくぶつけていたようです。
辻菜摘が「佐世保事件」を起こす原因となった交換日記での一件
そんな辻菜摘さんは、2004年3月頃から、御手洗怜美さんら数名のクラスメイトたちと交換日記を始めていたようです。
また、当時流行していたネット上のコミュニケーションサイト「カフェスタ」を利用して、仲間内でチャットを楽しんでいたようです。
出典:https://www.itmedia.co.jp/
そして、「佐世保事件」が起こる1ヶ月前の5月上旬のこと。
辻菜摘さんが交換日記内で自分の文章の終わりに「NEXT (仲間の名前)」という感じで、「NEXT」を使い始めたところ、それが仲間内で流行りだし、真似する同級生が現れたのだとか。
しかし、そのことが何故か辻菜摘さんの怒りに触れてしまい…
「NEXTの使用は禁止。パクらないで」
と、交換日記内でキレてしまうんですよね。
こんなことで激怒する辻菜摘さんに対して、他のクラスメイトたちは敬遠して使うのを止めただけでしたが、御手洗怜美さんだけは、交換日記内で次のように反論してしまったと言います。
「NEXTはみんなが使える表現ではないの? 絵文字ではないし、英語だからパクリではないような気がする。みんながやっていれば、当たり前になるのでは?」
引用:11歳少女はなぜ友人を殺めた? 「佐世保小6女児同級生殺害事件」と少年犯罪の現在 https://www.cyzowoman.com/
この文章を見る限り、感情的な表現は一切使っていませんし、反論と言うよりも、訳の分からないことで急に怒りだした友達をなだめているように感じます。
しかし、このことが辻菜摘さんの逆鱗に触れてしまうことになったようです…。
御手洗怜美さんのちょっとした冗談が辻菜摘を激怒させる
この御手洗怜美さんの反論に対して、辻菜摘さんは交換日記上では、特に反応しなかったそう。
ですが、この頃から辻菜摘さんは御手洗怜美さんに対して強い敵意を抱くようになったと言われています。
出典:https://kankoku-keizai.jp/
その後も、表面上は仲良くしていた辻菜摘さんと御手洗怜美さんですが、事件直前の2004年5月下旬頃、御手洗怜美さんからからかわれた辻菜摘さんが本気で怒るという事件がありました。
5月下旬頃、遊びで被害女児が加害女児をおんぶしたとき、加害女児に「重い」と言い、加害女児は腹を立て「失礼しちゃうわ」と言った。実際には加害女児はほっそりしていて、とても太っているとは言えず、加害女児は冗談を深刻に受け止めてしまったとみられる。
引用:佐世保小6女児同級生殺害事件 – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/
その後、御手洗怜美さんは辻菜摘さんの「失礼しちゃうわ」という言葉に対して、ネットに「言い方がぶりっ子」と書き込んだようです。
それを見つけた辻菜摘さんが、彼女と共有していたパスワードを使って、御手洗怜美さんの書き込みやアバターを削除するなどの行動に出ました。
出典:https://twitter.com/
そんな辻菜摘さんの行為に対して、御手洗怜美さんは次のように煽るような書き込みをしてしまうんですよね。
チッマタカヨ。
なんでアバターが無くなったりHPがもとにもどっちゃってるケド、ドーセアノ人がやっているんだろぅ。フフ。 アノ人もこりないねぇ。 (゜∀゜)ケケケ
引用:佐世保小6女児同級生殺害事件 – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/
荒らしにアッタんダ。マァ大体ダレがやってるかヮわかるケド。
心当たりがあるならでてくればイイし。 ほっとけばいいや。ネ。 ミンナもこういう荒らしについて意見チョーダイv じゃまた今度更新しようカナ。
引用:佐世保小6女児同級生殺害事件 – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/
このことが辻菜摘さんの怒りの火に油を注ぐ結果に…。そしてこの一連の騒動が直接のきっかけで、辻菜摘さんは御手洗怜美さんの殺害を決意したと言われています。
佐世保小6女児同級生殺害事件の加害者・辻菜摘のその後の処分とは
通常、14歳以下は刑事責任を問われないので、被告人の責任能力の存否を判断する精神鑑定は行いませんが、今回の事件では長崎地方裁判所佐世保支局が精神鑑定を行っています。
出典:http://www.tanteifile.com/
そして2004年9月15日、加害者・辻菜摘さんへの処分として、最長で2年間の行動の自由を制限する措置を認めた上で、国立の児童自立支援施設「国立きぬ川学院」への送致が決定しました。
国立きぬ川学院(こくりつきぬがわがくいん)とは、栃木県さくら市に存在する、厚生労働省管轄の児童自立支援施設である。
(中略)
2万3000坪という広大な敷地を有し、自然豊かな環境下にある。若年ゆえに刑事処分の対象にならなかった女性の未成年者が収容されている。
引用:国立きぬ川学院 – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/
また、その決定要旨には、辻菜摘さんの特性に関して次のように記されています。
「対人的なことに注意が向きづらい特性のため、幼児期より、泣くことが少なく、おんぶや抱っこをせがんで甘えることもなく、一人でおもちゃで遊んだり、テレビを見て過ごすことが多い等、自発的な要求の表現に乏しく、対人行動は受動的であった」
「女児は、認知面・情緒面に偏りがあり、不快感情、特に怒りについては回避するか相手を攻撃するかという両極端な対処行動しか持たない」
引用:「佐世保小6女児同級生殺害事件」で隠された、加害者少女の“もう1つ”の特性とは https://www.cyzowoman.com/
こうして、11歳少女の猟奇的殺人事件に1つの結論が出されたわけですが、残念ながら、前述した辻菜摘さんに対する精神鑑定の結果については公表されていません。
ただ、送致された「国立きぬ川学院」で、カウンセリング担当の精神科医から、同世代の子供たちと比べて情緒面に著しく遅れが見られるとして、「アスペルガー症候群」の診断を受けたとの情報もあるようです。
佐世保小6女児同級生殺害事件の加害者・辻菜摘(ネバダたん)の現在
「ネバダたん」と呼ばれ話題になった辻菜摘
「佐世保事件」が報道された際、ネット上では辻菜摘さんと御手洗怜美さんが写っているクラスの集合写真が出回っていました。
出典:https://twitter.com/
辻菜摘さんはネット民が歓喜するほどの美少女だったようで、着ていたパーカーに「NEVADA」とロゴがあったことから、いつしか辻菜摘さんは「ネバダたん」と呼ばれるようになりました。
その後も「ネバダたん」はキャラクター化されたり、コスプレする者が現れたり、様々なイラストがアップされたり、遂にはアスキーアート化されるなど、2ちゃんねるを中心に大変な話題になりました。
出典:https://twitter.com/
出典:http://siorizerozaki.blogspot.com/
そんな辻菜摘も2008年春には「国立きぬ川学院」を退所している
「佐世保事件」直後は、自身が起こした短絡的な犯行に対して激しく後悔し、御手洗怜美さんに謝罪したいと語っていた辻菜摘さん。
ですが、「国立きぬ川学院」入所中に、遺族に対して謝罪の手紙を書いたことは一度もなかったと言われています。
出典:https://www.mhlw.go.jp/
そんな辻菜摘さんは「国立きぬ川学院」で3年間過ごした後、2008年春には退所し、現在は一般社会への復帰を果たしているようです。
現在の辻菜摘は改名して結婚もしているとの噂も…
また、「国立きぬ川学院」退所後の辻菜摘さんについては、社会復帰を妨げないよう、一切の個人情報が伏せられ、それは御手洗怜美さんの遺族ですらコンタクトが取れない状況なのだとか。
現在、そんな辻菜摘さんに関して、ネット上では、様々な噂が流れているようです。
・支援者(法務省関係者)の養子となり苗字を変えている
・結婚して子供がいるらしい
・完治の難しい難病を発症して闘病生活を送っている
などなど、多くの情報がありますが、前述した通り、一切の個人情報が伏せられている以上、どれも噂の域を越えないものと言わざるを得ません。
出典:https://twitter.com/
少なくとも、辻菜摘さんが現在までに御手洗家に謝罪に訪れたことは一度もないようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
2004年6月1日、佐世保市立大久保小学校で起こった小6女児による「佐世保事件」について、被害者と加害者の関係、事件概要と犯行動機、事件のその後と加害者の現在をまとめました。
辻菜摘さんが、いつの日にか自分が犯した罪ときちんと向き合い、御手家に足を運んで仏前で手を合わせる日が来ることを願うとともに、御手洗怜美さんのご冥福を心よりお祈り致します。