姫島村の現在!リンチ殺人事件や怖い闇・村長の独裁・出身の芸能人・場所など総まとめ

大分県の孤島の村である「姫島村」は藤本家の親子独裁や怖い闇などがネットで話題です。

 

この記事では姫島村の場所や怖い闇4選、村長による64年にわたる独裁体制、過去に実際にあったリンチ殺人事件、出身の有名人、姫島七不思議やゆきさんなどの心霊の噂や現在についてまとめました。

姫島村は大分県の離島の村で「リアルひぐらし」「住みよい北朝鮮」の異名

 

出典:https://www.himeshima.jp/

 

「姫島村」とは、瀬戸内海西端の離島「姫島」全域を村域する大分県東国東郡に属する村です。

 

姫島村は1960年〜1984年まで7期にわたって無投票当選で村長を務めた藤本熊雄、1984年〜2024年まで10期にわたり(うち8度は無投票当選)村長を務めた熊雄の長男の藤本昭夫の、藤本親子が2代合計17期、64年超にわたって村長を務めた事から藤本家による独裁の村とも言われています。

 

姫島村は長年にわたる独裁により藤本家が王族のような権力を握っていたとも言われており、藤本家に逆らえば村では生きていけないという閉塞的な状況が長く続いたとも言われている事などから、「リアルひぐらしのなく頃に」(ひぐらしのなく頃には閉鎖的な村を舞台にしたゲーム、アニメ作品)、「住みよい北朝鮮」などの異名で呼ばれインターネット上でもよく話題にされています。

 

 

姫島村の場所

 

出典:https://www.nishinippon.co.jp/

 

姫島村の場所は、大分県の北東部の国東半島の北、瀬戸内海の西端、周防灘と伊予灘のちょうど境界です。国東市国見町の中心部から約6kmの場所にあります。

 

 

姫島村の場所の地図

 

姫島村の場所の地図です。

 

縮小表示させると日本列島のどの位置にあるのかがわかるかと思います。

 

 

 

姫島村では藤本親子が村長として64年超の独裁体制

 

出典:https://news-pctr.c.yimg.jp/

 

この記事冒頭でも触れたように姫島村では1960年〜2024年まで64年間、17期にわたって藤本熊雄とその長男である藤本昭夫の親子が村長を務めある種の独裁体制を敷いていました。

 

姫島村では1955年の村長選挙で投票が行われたのを最後に1957年〜2012年まで16回連続で無投票当選(出馬は藤本家に逆らう事になるため対抗馬が現れなかった)で決まっており、これは都道府県市町村に至るまで自治体の首長選としては最多の記録です。

 

このうち15回は藤本熊雄と藤本昭夫親子が村長に選出されており、無投票のままで村長の地位を親子で独占し続け、これが姫島村は藤本親子による独裁と言われる理由でした。

 

独裁を招いた原因としては、1955年の村長選挙で村を2分する激戦となり島内にしこりを残した経験により選挙を避けるという村民の意思と人口2000人程度の小規模な姫島村には他に人材がいないという理由が挙げられているものの、前村長の藤島昭夫は助役や副村長を置かずに全権を掌握する独裁体制を理想とし、ライバルになりうる後継者を育てる事を避けたというのが最も大きな原因ともいわれています。

 

 

姫島村で独裁を敷いた村長(親)・藤本熊雄

 

生年月日:1911年2月26日

没年月日:1984年10月25日(73歳没)

出身地 :大分県東国東郡姫島村

 

姫島村の親子2代独裁の1代目である藤本熊雄は、旧制国東中学を卒業後に明治大学へ進学し、1934年より満州国(中国東北部に建国された日本の傀儡国家)官吏となりました。

 

太平洋戦争後に故郷の姫島へ引き揚げ1951年より姫島村議会議員になり議長を務め、1960年に無投票で第7代村長に就任し以降7期にわたって無投票で村長に選出され医療やインフラを整備した事などにより村民の支持を得ました。また、1960年代の後半から、公務員の給与を最低水準に抑えて数を増やし村民の雇用を確保する公務員ワークシェアリングを導入し官民の平等を実現した事でも一定の支持を獲得しました。

 

 

姫島村で独裁を敷いた村長(子)・藤本昭夫

 

生年月日:1943年5月24日

出身地 :旧満洲国

 

被島村親子独裁の2代目である藤本昭夫は、父親が官吏として赴任していた満州国で太平洋戦争真っ只中の1943年5月に誕生しました。

 

終戦後、3歳の時に父親に連れられて姫島に移住し、対岸の国東市国東の県立国東高校を経て慶應義塾大学経済学部を卒業。その後は日本住宅公団(現在のUR)などに勤務していましたが、1984年に父の藤本熊雄が急死した事を受けて姫島村に戻り、その後を継ぐ形で無投票で姫島村村長に就任しました。

 

その後、8期連続で無投票で村長に選ばれ、9期目の2016年と10期目の2020年には対抗馬として藤本敏和氏(元NHKアナウンサー)が出馬して選挙が実施されるも共に抑えて村長の座を維持しました。

 

 

姫島村の怖い闇① 成人式での着物禁止

 

出典:https://stat.ameba.jp/

 

藤本親子の2代独裁で話題になった姫島村ですが、その閉塞的なイメージゆえかネット上では怖い闇なども話題にされています。

 

姫島村の怖い闇としてよく挙げられるのが、政治式での着物(和服)の着用が禁止されているというものです。

 

これは、2003年に朝日新聞が報じたことで物議を醸したもので、ある姫島村住民の女性(当時の新成人)が、着物姿で成人式に出席しようとしたところ島の教育長に「着物を買えない家庭もあるから貧富の差が出るのでやめろ」、「成人式では着物を着ないのが村の伝統なのでスーツに着替えるように」などと言われ、着物姿のままなら出席を拒否すると通告されたという内容でした。

 

1月15日の朝日新聞に、こんな小さな記事が載った。日本の西部に広がる内海に浮かぶ、大分県の姫島という、人口わずか2800人の小島で、1月14日の成人式の式典に、日本式の着物を着て出席しようとした女性の新成人が、島の教育長から、「着物を買えない家庭もあり、貧富の差が出る」、「着物を避けるのが村の伝統」などの理由で、着物を現代風の西洋式スーツに着替えて来るよう指示され、着物姿のままであれば出席を拒否すると通告されたという。

 

引用:着物を着てはいけない 加藤 淳平  / 常磐大学教授

 

この件が報じられた事で、村の公式掲示板が炎上して廃止となったということです。

 

当時の報道によると、姫島村の成人式での和服禁止は1969年から続いているのだそうです。そして、現在もこのルールは続いているという事で、令和7年度の成人式でも全員がスーツやドレス姿での参加だったようです。

 

この件は捻じ曲がった平等主義だとして姫島村の怖い闇としてネット上でも話題になりました。

 

 

姫島村の怖い闇② 藤本親子の独裁が続き「北朝鮮」といった声も

 

出典:https://news.ntv.co.jp/

 

すでに触れているように、姫島村で藤本親子の独裁体制が64年にもわたって続いた事に対しても怖い闇という印象を受ける方が多いようです。

 

まるで世襲の独裁国家のような体制が続いている事を自嘲し、村議から「住みよい北朝鮮」などという表現も出ているという事でした。

 

「住みよい北朝鮮」

ある村議は、島をそんな一言で表現する。

なぜ「北朝鮮」か。島の民は健康で文化的な最低限度の生活を営むために、選挙による民主主義よりも選挙を行わない寡頭支配を選んだ。無投票による「独裁」、つまり藤本親子による世襲体制を抱きしめたのだ。

 

引用:大分県の離島に「住みよい北朝鮮」を築き上げた村長親子の末路

 

この住みよい北朝鮮という表現は姫島村の藤本家独裁を肯定するニュアンスもあるようですが、「北朝鮮」といえば独裁国家の象徴のような言葉であるので、この村議も必ずしもそれを全て肯定的に捉えているというわけではななかったのでしょう。

 

姫島村の一部の方は、匿名のネット上で村長の独裁体制への不満を漏らされていました。やはり、藤本家に逆らえば村で生きていく事は難しいという雰囲気があり、村八分にされる事へのおそれもあって表立ってそれに異議を唱える事は難しいという事でした。これは明らかに姫島村の怖い闇だと言えそうです。

 

村民が望んでいるという側面もあったとはいえ、藤本家独裁体制下の姫島村では村議も藤本家関係か藤本熊雄が設立した姫島車えび養殖株式会社の従業員一族から選出されるのが慣例となっていて、明らかな権力の集中があったと見られています。

 

議会も形式的にあるだけで、一般質問がされた事はほぼなく、何か意見を言ったとしても取り上げられないという不満の声もみられました。

 

こうした権力の偏りの怖い闇は子供の世界にまで及び、学校では必ず藤本家と繋がりのある家の子供がリーダー格とされ、他の子供はもちろん教員でさえそうしたリーダー格の子供に逆らえば姫島村で生きていく事が難しくなるというタレコミもネット上で確認できました。

 

 

2024年選挙で藤本親子の独裁体制は終焉(ただしこれも無投票当選)

 

姫島村の怖い闇などと言われた藤本親子の独裁体制ですが、2024年10月の村長選で藤本昭夫が出馬せず元大分県職員の大海靖治氏が無投票で村長に選ばれ、藤本親子の独裁体制は一応は終焉しました。

 

ただ、藤本昭夫が引退するにあたって後継者として大海靖治氏が選ばれたというのが実際のところのようなので、姫島村の体制自体がこれによって大きく変わるという事は考えづらいと思われます。姫島村出身者の匿名での証言によれば、村の有力一族がいくつかあるようなので、そうした一族の一存によって村政が行われていくのではないでしょうか。

 

ちなみに、藤本昭夫には1970年代に生まれた息子や娘がいたという事ですが、2000年頃に村を出ておりその所在は村民の間でも知られていないという事で、これにも怖い闇を感じるといった声が出ていました。

 

 

姫島村の怖い闇③ 不適切な公費支出を30年以上続けていた

 

出典:https://cdn.mainichi.jp/

 

姫島村の怖い闇としては、2020年末に、村長や村議も参加する村の忘年会の酒代などに公費が支出されていたという不適切事案が浮上しました。

 

大分県姫島村が主催し、藤本昭夫村長や村議らが出席した昨年12月の忘年会で、公費10万7502円が使われていたことが21日、村への取材で分かった。村総務課によると、藤本村長はこの日の議会で「不適切な支出だった」と答弁。村の担当者も取材に「昔からの慣例で、配慮が足りなかった」と釈明した。

 

引用:村の忘年会に公費10万円 大分・姫島

 

こうした不適切な公費支出は少なくとも30年以上前からあったとされており、独裁体制による腐敗が明らかになった事例だと言えます。

 

姫島村が、12月議会の閉会後に村長や村議が参加する酒食を伴う懇親会を開き、ビールなどの酒代を公費から捻出していた。酒宴は恒例化しており、昨年の懇親会では、藤本昭夫村長や大海重好議長らが出席。大量のビールや焼酎(計約260本)の代金が、村総務課の予算から支出されていた。村関係者によると、少なくとも30年以上前から、年末の“忘年会”で酒代を公費で賄うことが常態化していた。

 

引用:姫島村、12月議会後“忘年会” 公費で酒宴、30年超 毎年恒例化 村長、議長ら出席 /大分

 

こうした事例が明らかにされた事で、藤本昭夫村長が独裁により村を私物化しているという印象を外部に与えました。

 

 

姫島村の怖い闇④ 「銅像まつり」を毎年開催しで藤本熊雄元村長を崇拝

 

出典:https://cdn.snsimg.carview.co.jp/

 

姫島村には藤本熊雄は名誉村民とされ姫島港の近くに銅像が建てられています。

 

毎年10月になるとこの銅像の前で「銅像まつり」が開催されて、故・藤本熊雄の偉業を讃えているそうです。この祭りでは税金で購入した弁当や飲み物が村民に配られるそうで、村民たちがそれをありがたく思い藤本家への忠誠を新たにするのだとか。

 

毎年10月になると「銅像まつり」といって、村長の父親の銅像の前でお祭りが催されます。そこでは役場から弁当や飲み物が配られて、村のひとたちを「お父さんにはお世話になった、息子も支えなくては」という気持ちにさせるんです。 

 

引用:村長の父親の銅像の前で祭りを…日本の“住みよい北朝鮮”は「ある意味正しい」と村民が語る理由

 

特にこの祭りでは高齢の方々が藤本熊雄時代を思い出し、息子の藤本昭夫も支えなくてはという気持ちを強めたという事でした。

 

ある村議は嘆息する。

「お年寄りは祭りを通して昔を思い出して、『熊雄さんにお世話になったから息子の昭夫さんも支えなくては』という気持ちになる。お弁当を楽しみにしていて、それをタダでもらうだけでありがたいと思ってしまうんだ。祭りの原資は自分で納めた税金なのに、ね」お弁当をもらって、「村長に世話になった」と錯覚する。地区の行事に補助金が出ても、「世話になった」。村のグラウンドを借りても、「世話になった」。診療所を利用しても、フェリーに乗っても、「村長に世話になった」……。

 

引用:大分県の離島に「住みよい北朝鮮」を築き上げた村長親子の末路

 

長年権力を握る政治家一族を銅像にしてそれを毎年崇拝するというのは民主主義制度に慣れた一般的な感覚を持つ人にとっては危険な印象を受けるため、これも姫島村の怖い闇として話題にされる事が多くなっています。

 

 

 

姫島村の怖い闇⑤ 姫島村リンチ殺人事件

 

姫島村の怖い闇として、1962年に発生した「姫島村リンチ殺人事件」があります。

 

姫島村リンチ殺人事件は、1962年3月30日に姫島村の青年団員達が、島民の当時27歳と23歳の兄弟を集団暴行して殺害した殺人事件です。

 

この兄弟は島を出て生活していましたが事件の約6年前に姫島に戻り、映画館やパチンコ店などを経営しつつ、以前に住んでいた別府市の暴力団関係者との関係を利用して他の村民に因縁をつけたり暴行したりと暴力団まがいの犯罪行為を繰り返していたそうです。

 

被害者は100名以上にも及んだため村民らは警察や役場にも訴え出ましたが、“この兄弟の親戚には村議会議長や議員がいたために握り潰され”、それどころか告訴しようとした村民が暴行を受けて脅迫されるなどしました。

 

そうした中で、姫島村の青年団が少女歌劇公演を無料開催したところ、兄弟の経営する映画館の売り上げが減ったと因縁をつけられ、危険を感じた青年団員らは公民館に避難して集団で寝泊まりしていました。

 

しかし、3月29日に兄弟は公民館の青年団を襲撃し青年団員9人を負傷させました。これについにブチギレた青年団員30人以上が棍棒などで武装して兄弟を呼び出して集団暴行。兄弟は姫島診療所に運ばれるもその後死亡しました。

 

姫島村リンチ殺人事件では、15名が傷害致死罪で起訴され、首謀者に懲役2年の実刑判決が言い渡されましたが、他の14名は執行猶予付きの判決となっています。

 

この姫島村リンチ殺人以外にも、姫島村の怖い闇として、村ぐるみに握りつぶした殺人事件が1968年にあったというタレコミがネット上に書き込まれています。この殺人は藤本家に反発する人がほにゃららされたといった内容で、どちらかといえばこちらの事件の方が姫島村リンチ殺人事件よりも怖いし闇が深いような印象です。ただ、これについては闇が深すぎるために村民は皆口をつぐんでいるようで深く掘り下げない方が良いようです。

 

 

姫島村の有名人① 元自民党の大物政治家・西村英一

 

姫島村有名人・西村英一

 

生年月日:1897年8月28日

没年月日:1987年9月15日

出身地 :大分県東国東郡姫島村

 

姫島村出身の有名人として真っ先に名前が上がるのは元自民党の大物議員である西村英一でしょう。

 

西村英一は姫島村に生まれ、東北帝国大学工学部電気工学科を卒業後に鉄道省に入省し、1949年に衆議院議員に初当選して11期にわたって衆議院議員を務めました。

 

西村英一は厚生大臣、建設大臣、国土庁長官、行政管理庁長官などを歴任し、自民党では副総裁の地位にまで上り詰めて時期首相候補ともされましたが、1980年の選挙で落選しその後政界を引退しています。

 

西村英一は姫島村出身の大物国会議員として姫島村発展のためにも尽力しており、藤村熊雄の盟友ともいえる存在であり、この西村栄一を通じて構築された政界財界とのパイプこそが藤村家に独裁的権力をもたらした源泉となったとも言われています。

 

この西村英一も姫島村名誉村民とされています。

 

なお、ある姫島村村民の匿名のネット書き込みによると、姫島村で勢力をもつ「西村派」という派閥があり、姫島車えび養殖会社の経営を担い、村議の多くもこの西村派なのだとか。

 

 

姫島村の有名人② 教育学者で千葉大学名誉教授・明石要一

 

姫島村有名人・明石要一

 

生年月日:1948年1月17日

出身地 :大分県東国東郡姫島村

 

姫島村出身の有名人には千葉大学の名誉教授である教育学者の明石要一さんがいます。

 

 

姫島村の有名人③ 元NHKアナウンサー・藤本敏和

 

姫島村有名人・藤本敏和

 

生年 :1949年

出身地:大分県東国東郡姫島村

 

姫島村出身の有名人としては、元NHKアナウンサーの藤本敏和さんがいます。

 

藤本敏和さんは2016年と2020年に姫島村村長選挙に立候補し藤本昭夫と一騎打ちを繰り広げるもいずれも敗戦し話題になりました。

 

独裁状態にあった姫島村では藤本昭夫の圧勝になると予想されていましたが、2016年の選挙では藤本昭夫の1199票に対して藤本敏和さんは512票とかなり善戦し、2020年の選挙では藤本昭夫の927票に対して藤本敏和さん594票とさらにその差を縮め、藤本家の独裁状態に異議を唱える層が意外にも多い事が浮き彫りになりました。

 

 

姫島村の心霊話① 姫島七不思議が有名

 

姫島村には明確に心霊スポットと呼ばれる場所はありませんが7つの伝承にちなんだ「姫島七不思議」が存在します。

 

エンタメーテレの人気心霊番組「北野誠のおまえら行くな。」の九州心霊巡礼スペシャルでも姫島の七不思議を巡る企画が放送されました。

 

悪夢のような一夜が明け、心霊探偵団一行が向かった先は大分県の姫島。ここは古事記や日本書紀に書かれている姫に関する様々な伝承などが七不思議として残る不思議な島である。3チームに分かれてそれぞれ伝説を検証していくことにする団員たち。しかし、そんな気楽な観光気分を吹っ飛ばすような大自然の驚異が、探偵団一行を迎え撃つ!

 

引用:北野誠のおまえら行くな。九州心霊巡礼スペシャル

 

 

姫島村七不思議① 浮洲

 

出典:https://www.himeshima.jp/

 

姫島村の沖合にある小さな州、「浮洲(うきす)」には、姫島村の漁業の神として信仰される高倍様(たかべさま)が祀られている。高部様とその鳥居は高潮や大時化でも決して海水につからず、まるで洲が海に浮いているように思える事から浮洲と名付けられたとされています。

 

 

姫島村七不思議② 千人堂

 

出典:https://www.himeshima.jp/

 

姫島村屈指の絶景スポット観音崎にあるお堂が「千人堂(せんにんどう)」で、黄金の馬頭観音像が祀られています。

 

この千人堂にはある大晦日の晩に借金とりに追われた島民1000人を匿ったという伝説が残り、大晦日の晩に千人堂にもうでる事で借金とりから逃れられると伝わっています。

 

 

姫島村七不思議③ 逆柳

 

出典:https://www.himeshima.jp/

 

「逆柳(さかさやなぎ)」は、姫島にある神社「比売語曽社」の祭神である比売語曽姫が使った柳の楊枝を土に逆さまに挿したところから生えたとされる柳で、そのために枝が垂れないと伝えられています。

 

 

姫島村七不思議④ かねつけ石

 

出典:https://www.himeshima.jp/

 

「かねつけ石」は「おはぐろ石」とも呼ばれ、祭神である比売語曽姫がお歯黒をつけた場所で、この石に猪口と筆を置いた跡が窪みになったと伝承されています。

 

 

姫島村七不思議⑤ 浮田

 

出典:https://www.himeshima.jp/

 

「浮田(うきた)」は、太古に大蛇が澄んだ池があった場所とされ、大蛇もろとも埋めて田んぼにしてしまったために大蛇の怨念により田んぼが浮いているように揺れたと伝承されています。

 

 

姫島村七不思議⑥ 阿弥陀牡蠣

 

出典:https://www.himeshima.jp/

 

「阿弥陀牡蠣(あみだかき)」は、姫島村の東端、姫島灯台の岸壁にある洞窟内に群生する牡蠣で、海面から2メートルほどの高さの海水につからない場所に群生しており、それをとって食すると腹痛を起こすと言われています。

 

この牡蠣が阿弥陀三尊の形に似ている事から「阿弥陀牡蠣」と呼ばれるようになったと伝承されています。

 

 

姫島村七不思議⑦ 拍子水

 

出典:https://www.himeshima.jp/

 

「拍子水(ひょうしみず)」は「おはぐろ水」とも呼ばれ、祭神の比売語曽姫がお歯黒をつけた後に口をすすごうとしたが水がなかったため手拍子を打ったところ岩の間から水が湧き出たとされる場所です。

 

この湧き水は炭酸水素冷鉱泉で、現在はこの鉱泉を利用した健康管理センターが設置され拍子水温泉としてこの湧き水を沸かしたお湯に入る事ができます。

 

 

姫島村の心霊話② ゆきさんという女性にまつわる怖い話も

 

姫島村に伝わる心霊話としては、太平洋戦争中の「ゆきさん」という女性にまつわる話があるようです。

 

このゆきさんという女性は大層美しい方で、学生時代には姫島村の男性達からこぞって口説かれていたそうです。しかし、島特有の家柄の事などで父親に全て反対されて交際には至らなかったのだそうです。

 

ところが、ゆきさんはある男性と恋に落ち、この男の家柄もそこそこだっため父親も反対せずに交際する事になったとの事。しかし、姫島村の他の男らは面白くなく2人の交際を妨害する者が多くいたのだとか。

 

しかし太平洋戦争が始まって交際相手の男性が出征する事になると、チャンスとばかりに他の男らがゆきさんに言い寄るようになりました。ゆきさんは一途な女性だっためこれらを全て断っていましたが、終戦後に交際相手の男性が戦死した事が伝えられます。

 

ゆきさんは自暴自棄になり、これまで言い寄ってきた大勢の男と肉体関係を持つようになってしまい、津田という男と結婚。

 

しかしそこで、戦死したと伝えられていた男性が実は生きており、姫島村に帰還。ゆきさんが津田と結婚して子供まで生まれているのを知った男性は激怒して揉め事となり、ゆきさんは全て自分のせいだと思い詰めて姫島村の崖から身を投げて亡くなったそうです。

 

その数ヶ月後には津田も崖から飛び降りて亡くなったそうで、姫島村では男性が2人を殺したのではないかという噂も出たのだとか。

 

そんな事があり、2人が飛び降りた崖には幽霊が出るという心霊の噂があるのだそうです。この崖では色々と不思議な心霊現象が起こるという事でしたが、具体的にどのような心霊現象が起こるのかは明かされていません。

 

 

姫島村の現在…大海靖治が村長に就任し藤本親子独裁体制は終了

 

出典:https://www.nishinippon.co.jp/

 

姫島村の現在ですが、藤本家による親子2代独裁は終了し、新たに元大分県職員の大海靖治さんという方が村長に就任しています。

 

大分県姫島村の大海靖治・新村長(60)が26日、村役場に初登庁した。村長の交代は40年ぶり。大海氏は村職員に「村民ファーストの意識で仕事をしてほしい」と呼びかけた。大海氏は元県職員。10期務めた藤本昭夫・前村長(81)の後継者として無投票で当選した。

 

引用:40年ぶりの新村長は60歳元県職員…大分県姫島村、初登庁で「村民ファーストの意識で仕事を」呼びかけ

 

藤島昭夫が「高齢のため次の選挙には立候補しない」と引退を表明し、その後継という形で大海靖治さんが立候補しました。他に立候補者がいなかったため無投票での当選となりました。

 

新村長である大海靖治さんは人口減少を最大の課題として掲げ、水産業と観光業の振興やIT企業誘致などに取り組む政策を示しています。

 

 

まとめ

 

今回は、大分県東国東郡に属し、瀬戸内海の西端に位置する孤島の村「姫島村」についてまとめてみました。

 

姫島村の場所は大分県の北東部の国東半島の北、瀬戸内海の西端、周防灘と伊予灘のちょうど境界に位置しています。

 

姫島村では64年にわたって藤本熊雄とその息子の藤本昭夫が村長の座につき、無投票のままその地位を維持した事から独裁体制とも言われました。

 

こうした独裁体制は民主主義に馴染んだ外部からは悪いイメージを持たれがちでネット上では怖い闇も盛んに言われるようになり、実際にあったリンチ殺人事件なども話題にされています。

 

姫島村の有名人としては、元自民党の大物議員である西村英一や千葉大学の名誉教授である教育学者の明石要一さん、元NHKアナウンサーで藤本昭夫村長の対抗馬として村長選挙に出馬するも敗れた藤本敏和さんらが知られています。

 

姫島村にまつわる心霊話としては「姫島七不思議」や太平洋戦争中の「ゆきさん」という美しい女性にまつわる心霊話が伝わっています。

 

現在、姫島村では村長が代わり藤本家の独裁体制が終焉を迎えました。今後、姫島村がどのように変化していくのかも注目されています。

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