片井裕貴は泥酔した女性に性的暴行を加え準強制性交で実刑判決の元同志社大学アメフト部員です。
この記事では片井裕貴の生い立ちと実家、父親、母親、兄弟、祖父など家族、高校や同志社大学アメフト部という輝かしい経歴、事件で取り消された内定先や判決、現在についてまとめました。
この記事の目次
片井裕貴は女子大生に性的暴行の罪で実刑判決の同志社大学アメフト部の男
片井裕貴被告(逮捕当時21歳)は、路上でナンパした20歳の女子大学生にバーで酒を飲ませて泥酔させた上で自宅に連れ込み性的暴行を加えたとして、2022年9月に準強制性交の容疑で逮捕起訴された同志社大学4年(逮捕後退学処分)の男です。
片井裕貴被告は、同志社大学の名門アメフト部「WILD ROVER」に所属する選手で、同部のチームメイトで同級生の山田悠護被告(逮捕当時21歳)、浜田健被告(逮捕当時22歳)、牧野稜被告(逮捕当時21歳)と、2022年5月21日未明に自宅で女子大学生に代わるがわる性的暴行を加え、その様子をスマートフォンで撮影するなどしたとされています。
名門である同志社大学の、強豪として知られるアメフト部の主力選手らの起こした卑劣な事件としてネット上でも注目されていましたが、2023年11月21日に片井裕貴被告ら4人に一審での実刑判決が言い渡された事が報じられています。
ここでは、事件の主犯格とみなされているこの片井裕貴被告について現在まで明らかにされている内容をまとめていきます。
片井裕貴の生い立ち
片井裕貴の生い立ちについては詳しい事は明かされていませんが、祖父が取材に応じており、その発言内容からかなり甘やかされて育ったのではないかと推測されています。
祖父は片井裕貴被告の事を7人の孫の中でも一番期待していた。あんな良い孫はおらんと絶賛しています。
さらに、片井裕貴が小学校から高校まで野球をやっていた事や、礼儀正しい事、優しく親孝行で気遣いができるなどとベタ褒めしています。
私は孫が7人おるけど、一番期待されとる孫やったんです。あんなに良い孫はおらん。小学校に入ってから野球をやりだして、中学、高校と続け、アメフトは大学に入ってから始めたんです。礼儀正しい子やのに、こんな事件を起こして本当に残念。私自身ほんまに悔しい思いです。子供の頃から優しくて親孝行、気遣いもできる子やった。
引用:《同志社アメフト部性的暴行》「残念を通り越して…悲しい」容疑者の祖父も肩を落とす、エリート学生が傷つけた女性と自分の将来
片井裕貴が本当に祖父のいうような好人物だとするのなら、集団で1人の女性を性的暴行を加え準強制性交で実刑判決を受ける事などあるのでしょうか。表面上を見るだけでは本当の人格はわからないという事でしょう。
片井裕貴の実家は別荘持ちのお金持ちか
片井裕貴の実家についての情報はありませんが、出身高校が大阪府の私立「清教学園高等学校」である事がわかっており、京都の「同志社大学」に通っていた事などを考え合わせると、実家は関西地方で間違いないと思われます。(祖父もインタビューで関西弁が出ている)
また、祖父は片井裕貴の逮捕後のインタビューで「今年のお盆前に別荘で顔を合わせた」と発言しています。
今年のお盆前、別荘で顔を合わせたんです。
引用:《同志社アメフト部性的暴行》「残念を通り越して…悲しい」容疑者の祖父も肩を落とす、エリート学生が傷つけた女性と自分の将来
片井裕貴の祖父は商売をしていて一流商社に口利きができるとも豪語しており、別荘持ちの金持ち実家である可能性が高いと見られています。
片井裕貴の父親はスポーツマンで躾は厳しくしていた
片井裕貴の父親については「スポーツマンで厳しく躾をしていた」との情報が出ています。
お父さんがスポーツマンで、厳しくしつけをしていて、あそこの兄弟は私らなんかにもきちんと挨拶してくれてました。近所でも“いい子たちに育ったねえ”と評判で、典型的な円満家庭でしたよ。
片井裕貴の父親についてはこれ以外には情報はなく職業や年齢などは不明です。父親が厳しく躾をしたとの事ですが、(礼儀正しく挨拶をするなどの)社会的な印象を良くする方法を教えていただけで、人として本当にやってはいけない事を教える事はしていなかったのかも知れません。
片井裕貴の母親は40代〜50代のスラリとした女性
片井裕貴の母親については特に情報は出ていませんが、片井裕貴の裁判に弁護側の証人として出廷しており、茶髪混じりのショートカットでスラリとした体格、年齢は40代〜50代くらいだったという事です。
自慢の息子の性犯罪はさすがにショックだったのか、緊張した様子で涙声で証言していたようです。
片井裕貴は3兄弟の長男で双子の弟がいる(共に大学生)
片井裕貴は3人兄弟の長男で、裁判では弟2人は双子で現在は大学生である事もわかっています。
近隣住民もこう証言する。
「事件を起こしてしまったお兄ちゃんは3兄弟のうち長男。関西ではみんな憧れの同志社大学のアメフト部に入ってしっかりと活躍もしていたし、下の子たちにとっても憧れの存在でした。一流商社への就職もきまっていたと聞きます」
片井裕貴容疑者も兄弟の双子の弟2人も全員野球をやっており、実家前でキャッチボールをしている姿も目撃されていたという事です。
あそこは3兄弟で、みんな野球をやっていました。兄弟が家の前の道路でキャッチボールをやってる姿を見てました。
その他、片井裕貴の裁判では、兄弟のうち片井裕貴のみが一人暮らしをしており、下の弟2人は実家に暮らしているとの情報も明らかにされています。
片井裕貴の祖父は一流商社とも関係のある実業家か
片井裕貴の家族のうち、祖父だけがメディアの取材に応じてあれこれと発言しています。
片井裕貴の祖父は何らかの商売をしており、自分は一流商社に口利きできると豪語しているため、いわゆる大物実業家なのでしょう。
一流の商社に就職も決まっとったんや。私の商売でつながりがある会社なんやけど、『口きいたろか』と言うても、『自分なりに頑張っていきますから』言うて、ツテも使わんと実力で入ったんや。
引用:《同志社アメフト部性的暴行》「残念を通り越して…悲しい」容疑者の祖父も肩を落とす、エリート学生が傷つけた女性と自分の将来
さらに祖父は、片井裕貴がたとえこの件で社会的にマイナスな状況に置かれたとしても、自分の力でサポートするので問題はないといった趣旨の発言もしています。
『マイナスからのスタートでも私が支援したる、そんな心配すんな!』と両親には言ったけど、息子の将来を危惧して心配しとった。やったことは本当に最悪最低やから、それは戒めないかんけども。でも私はね、本人は後悔して必ず再起できると信じている
引用:《同志社アメフト部性的暴行》「残念を通り越して…悲しい」容疑者の祖父も肩を落とす、エリート学生が傷つけた女性と自分の将来
祖父の立場として、たとえ性犯罪者であったとしても孫をサポートしたいという気持ちは理解できますが、傷つけられた被害者がいる以上、公にこのような発言をした事に対しては不快に感じる方も多いようです。
また、この祖父は片井裕貴が他の共犯者らに唆されて事件に巻き込まれたかのような認識を持っている様子で、しかも、弁護士から聞いた話だとして、あたかも被害者側にも片井裕貴ら加害者側が誤解するような振る舞いがあり、被害者側に責任があるかのような発言をしています。
弁護士から聞いた話ではね、女の子は報道に流れているように酔っ払ってフラフラという状態じゃなくてね、しっかりとしとったように孫たちには見えたらしい。合意のうえで飲んだ後、一緒についてきたと。そういう間違い(性的暴行)も合意のつもりやったんやて。でも最後に仲間の1人がスマートフォンを触ったんで、それで女の子が気分悪くして『帰るわ』ゆうて帰った。帰りも、しっかり歩けていたと聞いた。
引用:《同志社アメフト部性的暴行》「残念を通り越して…悲しい」容疑者の祖父も肩を落とす、エリート学生が傷つけた女性と自分の将来
しかし、裁判記録によれば率先してナンパをしたのも片井裕貴であり、被害者が片井裕貴らに抱えられて自宅に連れ込まれる防犯カメラ映像も確認されています。そして何よりも犯行が行われたのは片井裕貴の自宅でした。これで事件に巻き込まれたと解釈するのは、身内贔屓にしてもあまりにも都合が良すぎるでしょう。
また、片井裕貴らが問われた「準強制性交」はかなり重い罪に設定されており、法定刑は「懲役5年以上」なのですが、この祖父の発言はあまりに軽く、孫がそうした非常に重い罪を犯したという認識は持っていないのかも知れません。(そもそも日本以外では性犯罪はもっと重い罪になる国が多い)
短いな…
— NORA (@NORA81274221) November 21, 2023
犯人のうちの1人の片井裕貴容疑者の祖父がマイナスのスタートでも支援すると公言してるから出所後は安泰。商社に口利き出来るほどの人物らしい。そう考えると祖父が手出しできなくなる年数放り込んどいたほうがいいのでは。
片井裕貴の経歴① 出身高校は「清教学園高等学校」
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片井裕貴の経歴については、祖父の発言から小学校から高校までは野球をしていた事と、立教大学アメフト部のプロフィールで公開されていた、出身高校は大阪の私立「清教学園高等学校」である事がわかっています。
「清教学園高等学校」は偏差値「65〜71」の進学校で、中高一貫校としても知られています。
高校時代、片井裕貴は野球部に所属しており、2017年に高校野球系のウェブメディア「高校野球ドットコム」が掲載した大塚高校VS清教高校の試合レポートで片井裕貴の活躍が書かれています。
同点とされた清教学園は続くピンチをセカンド・片井 裕貴(2年)の好守備で凌ぐ。
清教学園は先頭の片井か安打で出塁し、川村の送りバントで一死二塁。
片井裕貴の経歴② 同志社大学アメフト部で活躍も今回の事件で退学に
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片井裕貴は清教学園高校を卒業後、同志社大学へと進学しました。
片井裕貴は同志社大学では野球部ではなく、関西リーグ1部(当時)に所属する強豪アメフト部(WILD ROVER)に入部。
アメフト経験はありませんでしたが、元々野球をやっていた身体能力の高さもあって実力をつけ、DB(ディフェンシブバック)のレギュラーを勝ち取って主力選手として公式試合にも出場していたようです。
しかし、2022年9月に片井裕貴を含むアメフト部主力選手4年生4人が準強制性交で逮捕された事を受けて、同志社大学アメフト部は無期限活動停止とリーグ戦出場辞退を発表。関西2部リーグへと転落しました。
片井裕貴らの愚かな行為により、真面目に取り組んでいた他のアメフト部員達の努力も無駄になったと言えます。
片井裕貴は、この逮捕を受けてアメフト部を退部となり、同志社大学からも退学処分を受けました。
4人は逮捕後、部を退部し、大学からは退学処分を受けている。
引用:「代わる代わる性的暴行」同志社大アメフト部の元部員4人に懲役3年6か月の実刑判決、有名企業の内定取り消しも…判明した「直近の活動」
片井裕貴の起こした性的暴行事件の経緯
片井裕貴らが起こした準強制性交事件の経緯について報道や裁判などで明らかにされた内容をあらためて紹介していきます。
片井裕貴ら同志社大学アメフト部の4人はその日、京都市中京区内で飲酒をしており、路上で面識のない女性グループをナンパして女性側の行きつけのバーへと行って飲み始めました。
その後、女性側の主導でテキーラを一気飲みするゲームを開始。女性らはアメフトで鍛えた片井裕貴容疑者らの筋肉に興味を示し触るなどしたという事です。
そのうち、被害者となる当時20歳の女子大学生が泥酔状態になると、バーの店員や女性グループの他の女性らが「持ち帰ってもいいよ」「近くのホテルで4Pしたら」などと煽ったため、片井裕貴らは欲望を抑えられなくなり、自分の足で歩けないほど酔っ払っている女性を抱き抱えるようにして、女性の同意を得ないまま片井裕貴の自宅へと連れ込みました。
その後、午前4時半過ぎ頃より、片井裕貴らはほとんど意識のない状態の女性に対して1時間にもわたって代わるがわる性的暴行を加えました。さらに、この性的暴行の様子をスマートフォンで撮影。
意識を取り戻した女性は事態に気がつき激怒。片井裕貴らは発覚を防ぐため嘘の大学名を言うなど隠蔽を図っています。その後、女性は警察へと駆け込み事件化しました。
そして、スマートフォンに残されていた動画や4人が女性を連れ込む様子を捉えた防犯カメラの映像が証拠となり4人は逮捕されたという経緯でした。
片井裕貴の判決は懲役3年6ヶ月の実刑
2023年11月21日、片井裕貴ら4人に対して京都地方裁判所は懲役3年6ヶ月の実刑判決を言い渡しました。
弁護側は被害者との示談が成立している事などを理由に執行猶予付きの判決を求めていましたが、京都地裁の川上宏裁判長は「犯行は卑劣で悪質、被害者の嫌悪感や屈辱感は察するにあまりある。ふざけあって暴行の場面を撮影するなど、被害者の人格を一顧だにしない態度は強い非難に値する」と指摘し、「執行猶予は相当ではない」と述べ、実刑判決を言い渡しています。
酒に酔った女性に性的暴行を加えたとして、準強制性交罪に問われた同志社大アメリカンフットボール部の元部員片井裕貴被告(22)ら4人の判決が21日、京都地裁であった。川上宏裁判長は、いずれも懲役3年6月(求刑懲役5年)を言い渡した。 川上裁判長は「被害者の人格を一顧だにしない態度は強い非難に値する」と指摘。退学処分を受けるなどの事情を最大限考慮しても、「執行猶予は相当ではない」と述べた。
片井裕貴らが問われた準強制性交の罪はかなり重く、法定刑は懲役5年以上と定められています。検察側は片井裕貴らに懲役5年を求刑していましたが、判決はそれよりも軽い「懲役3年6ヶ月」でした。
弁護側は執行猶予判決を求めていましたが、懲役3年以上の判決には原則として執行猶予はつきません。それでも法定刑懲役5年以上に対して懲役3年6ヶ月の判決なので、罪に対してずいぶんと軽い判決が出たといえます。
片井裕貴らがこの判決に対して控訴したとの報道は出ておらずこの判決が確定したと思われます。
片井裕貴の内定先は一流商社だったが今回の事件で取り消しに
片井裕貴は、同志社大学卒業後の進路として、大手商社をはじめ有名企業の内定を複数得ていたそうです。しかし、当たり前ですが今回の事件で逮捕された事でそれらの内定は全て取り消しになっています。
就活も大手商社をはじめ有名企業への内定を複数得ていたようですが、いずれも逮捕後内定取り消しになったと聞いています
引用:「代わる代わる性的暴行」同志社大アメフト部の元部員4人に懲役3年6か月の実刑判決、有名企業の内定取り消しも…判明した「直近の活動」
片井裕貴の内定先の大手商社は特定されていませんが、5大総合商社である「三菱商事」、「三井物産」、「伊藤忠商事」、「住友商事」、「丸紅」のいずれかではないかとも言われています。
片井裕貴の現在
片井裕貴の現在については、裁判で懲役3年6ヶ月の判決が言い渡されたので、控訴していなかった場合は速やかに刑務所に収監されるはずです。
また、この判決が出る前の話ですが、片井裕貴ら犯人4人がボランティア活動に取り組んだり、医療機関で再犯防止のためのカウンセリングを受けたりして反省している姿をアピールしていたという事が、同志社大学の同級生によって明かされています。
保護者が生活を管理するなか、彼らはボランティア活動に携わっていました。医療機関で再犯防止のカウンセリングも受けているようです。本人たちはLINEやそのほかSNSのアカウントを消し、親しい知人との連絡も絶ち、反省の色を示していると聞きます
引用:「代わる代わる性的暴行」同志社大アメフト部の元部員4人に懲役3年6か月の実刑判決、有名企業の内定取り消しも…判明した「直近の活動」
こうした努力も虚しく、執行猶予はつかず実刑判決が言い渡される事となりました。
まとめ
今回は、2022年に当時20歳の女子大学生に対する準強制性交の罪で逮捕起訴され実刑判決を言い渡された、元同志社大学アメフト部の主力選手である片井裕貴についてまとめてみました。
片井裕貴の生い立ちは詳しい事は不明ですが、取材に応じている祖父の発言によれば、小学校から高校までは野球に打ちこんでいたという事です。また、祖父か見ると片井裕貴は礼儀正しく、優しく親孝行で気遣いができる素晴らしい人格の持ち主だったとの事ですが、実際には卑劣な性犯罪を起こしているわけなので表面上は好青年に見えただけでしょう。人間はお酒を飲むと本性が出るものです。
片井裕貴の実家は関西にある可能性が高く、家族は父親と母親、兄弟は弟が2人でこれは双子だという事です。また、一流商社にも口利きできるという大物実業家らしき祖父の存在も明らかにされています。
片井裕貴の経歴については大阪の名門私立「清教学園高等学校」を経て、「同志社大学」に進学しアメフト部で主力選手として活躍。大学卒業後は大手商社の内定先が決まっていたようですが、今回の事件で内定取り消しとなりました。
片井裕貴の判決は、京都地裁が「懲役3年6ヶ月」の実刑判決を言い渡しています。
現在、片井裕貴が判決を不服として控訴したとの情報は確認できず、この判決が確定した可能性が高いと見られています。