ピーチ航空でのマスク着用拒否事件など度々トラブルを起こしているマスパセこと奥野淳也。
この記事では奥野淳也の実家や父親などの家族、高校や大学などの学歴、明治学院大学臨時職員などの職業、再び逮捕された件、判決などについてまとめました。
この記事の目次
- 奥野淳也(マスパセ)はピーチ航空マスク着用拒否事件などで逮捕された男
- 奥野淳也(マスパセ)の実家は大阪府茨木市の大地主の資産家
- 奥野淳也(マスパセ)の家族① 父親は元市役所職員で自治会長の70代
- 奥野淳也(マスパセ)の家族② 母親も70代
- 奥野淳也(マスパセ)の家族③ 30歳前後の弟がいる
- 奥野淳也(マスパセ)の生い立ち
- 奥野淳也(マスパセ)の学歴① 出身高校は京都の名門校「洛星高校」
- 奥野淳也(マスパセ)の学歴② 出身大学は「東京大学法学部」
- 奥野淳也(マスパセ)の学歴③ 大学卒業後は東大大学院に進むも中退
- 奥野淳也(マスパセ)の職業は明治学院大学の時給二千円の添削指導員
- 奥野淳也(マスパセ)はピーチ航空マスク拒否事件後に解雇され現在は無職
- 奥野淳也(マスパセ)は長野県の温泉ホテルでもマスク拒否トラブル
- 奥野淳也(マスパセ)は以前にも皇居・東御苑でのマスク着用拒否トラブル
- 奥野淳也(マスパセ)の現在①警察官の顔面を殴るなどして逮捕される
- 奥野淳也(マスパセ)の現在②初公判でもノーマスクで無罪を主張
- 奥野淳也(マスパセ)の現在③懲役2年、執行猶予4年の判決が下る
- まとめ
奥野淳也(マスパセ)はピーチ航空マスク着用拒否事件などで逮捕された男
出典:https://image.news.livedoor.com/
奥野淳也は2020年9月にピーチ航空(ピーチ・アビエーション)の運行する旅客機を客として利用した際に、マスク着用拒否や座席の移動拒否などをめぐってトラブルを起こし、大声で暴言を叫ぶ、客室乗務員(CA)の腕をひねるなどして軽傷を負わせるなどした挙句、安全性の観点から同旅客機を緊急着陸させるに至り、その後、威力業務妨害、傷害、航空法違反などの容疑で逮捕起訴された男です。
このピーチ航空マスク着用拒否事件は全国メディアで大きく報じられ、トラブルを起こした奥野淳也も注目を集めることになりました。
騒動後、奥野淳也は「マスパセ(マスク未着用途中降機乗客)」(@mask_passenger)のアカウント名でTwitterを開設しており、マスク着用拒否事件についてや、マスク着用を断固拒否するという自分の主張を熱心に投稿しています。そのため、奥野淳也は「マスパセ」、「マスクパッセンジャー」の名前でも知られています。
今回はこのコロナ禍のお騒がせ男代表ともいえるマスパセこと奥野淳也について見ていきます。
奥野淳也(マスパセ)の実家は大阪府茨木市の大地主の資産家
複数の週刊誌の記事によれば、奥野淳也の実家は大阪府茨木市の郊外で茨木川の流れる側にあるようです。
彼のルーツを探るべく、彼の故郷である大阪府茨木市を訪ねてみた。
(中略)
同市の郊外で茨木川が流れるそばに、実家はあった。
報道によると、奥野淳也の実家はかなりの豪邸で厳しい門に「奥野」の表札がかかり、中には大きな蔵がそびえ立っているとの事。
実家の近隣住人からは「町で町で1、2を争う名家で資産家。現在でもアパート4棟を経営し、所有する農地を近隣住人に貸している大地主」との情報が出ています。
奥野淳也の実家は大阪府松原市との情報もあるが真偽不明
一部のネットメディアではなぜか奥野淳也の実家は大阪府松原市と書かれていますが、信憑性の高い情報源は確認できませんでした。
奥野淳也(マスパセ)の家族① 父親は元市役所職員で自治会長の70代
奥野淳也の家族についてこれまでに判明している情報をまとめていきます。
奥野淳也の父親は、大阪府茨木市の元市役所職員で、現在は自治会長を10年以上続けている70代の男性である事がわかっています。
この奥野淳也の父親ですが、息子がピーチ航空マスク拒否事件で逮捕されたときには、メディアの取材に対して息子を庇う発言ばかりを繰り返して話題になりました。
奥野淳也が客室乗務員の女性に対して暴力を振るった件に対して父親は「息子は理屈っぽいところはあるが、大人しい性格で決して人を殴ったり暴力を振るったりする子ではない。無理やりこじつけて罪にされとるような感じ」と発言しています。
また、奥野淳也が旅客機内でマスク着用要請を何度も拒否した事について父親は「飛行機は席をあけて座るから、そこまでうるさく言わんでも(よい)」と、そもそもマスク着用を求めたピーチ航空側がおかしいと主張していました。
さらに、その後奥野淳也が逮捕された事についても、父親は「ちょうどコロナで緊急事態宣言になったからそのための見せしめ」、「過剰反応だと思う」、「裏で大きな力が働いている気がする」などと、息子の逮捕は国家権力による陰謀であるとトンデモな主張を展開していたようです。
息子が逮捕されたのも、ちょうどコロナで緊急事態宣言になったから、そのための見せしめですやん! 過剰反応だと思うわ。なんか裏で大きな力が働いているような気がするなぁ
ネット上では、「この父親にしてこの子あり」といった声が多数上がっているようです。
奥野淳也(マスパセ)の家族② 母親も70代
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奥野淳也の母親も父親と同じく70代だという事です。
母親についての情報は他には特に出ておらず、どのような人物かは不明です。
息子の逮捕についてもこの母親は特にコメントは出していないようです。
奥野淳也(マスパセ)の家族③ 30歳前後の弟がいる
奥野淳也の家族には、父親と母親の他に30歳前後の弟がいる事が判明しています。
この弟についても名前や職業などの詳細な情報は明らかにされておらずどのような人物かは不明ですが、両親と共に実家で暮らしているようです。
奥野淳也(マスパセ)の生い立ち
奥野淳也の子供時代の生い立ちについてもわかっている事をまとめていきます。
奥野淳也は現在も実家がある大阪府茨木市の生まれで、子供時代から勉強はよくできたようです。小中学校時代の同級生らの奥野淳也容疑者に対する印象で最も多いのは「大人しい性格でとにかく頭が良い」というものだったようです。
ただその一方で、小学校時代の奥野淳也が、テストで自分より良い点を取った同級生に突然噛みつく、自分より早くテストが終わる子がいると「何で僕より早くできるんだ!」と突然激昂する、運動会では突然逆走して運動場の真ん中を激走するなどして周囲を混乱に陥れるといった奇行が目立っていたとする証言も出ています。
奥野淳也の親族の1人は小学生時代の奥野淳也について「外で遊ぶ明るい子だった、同級生を噛むようなそんな凶暴な事はしていないと思いますが…」とコメントされていますが、奥野淳也が起こしているトラブルの数々を見ると、こうした奇行の数々と共に語られる生い立ちにも信憑性を感じてしまうところです。
奥野淳也(マスパセ)の学歴① 出身高校は京都の名門校「洛星高校」
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奥野淳也の学歴について見ていきます。
週刊文春や週刊新潮の取材によれば、奥野淳也の出身高校は京都府でも屈指の名門校「洛星高校」だという事です。
奥野容疑者は大阪府内に住む公務員の父の長男として生まれた。父は実家周辺の地主で裕福な家だったという。京都の名門校、洛星高校を卒業後、東京大学法学部に現役で合格。2009年には、東大大学院法学政治学研究科に進学した。
奥野淳也は洛星高校を2005年に卒業しているようです。高校時代の同級生によれば当時の奥野淳也は「理屈っぽくて浮いた存在」、「変人で友達はほとんどいない」という印象だったとの事。
京都府屈指の名門・洛星高校を2005年に卒業、現役で東京大学法学部に進学した。大学の同級生に当時の印象を尋ねると、 「とにかく理屈っぽくて浮いた存在でした。“変人”って感じで。友達はほとんどいなかったのではないでしょうか。それでもサマースクールのサークルに入っていて、夏休みは長野の山小屋にいき、地元の小学生と交流していました」
また、別の高校時代の同級生の母親からは当時の奥野淳也について「息子に聞いてもほとんど印象がないそうです。大人しい性格だったのではないかと」と話しており、高校時代の奥野淳也はいわゆる「陰キャ」だったと見られています。
ただ、奥野淳也の親族の1人の証言によれば、高校時代は山岳部に所属して活発な性格だったという事で、同級生らの証言とは微妙に食い違っているようです。
そんな奥野淳也の出身高校の洛星高校は、中高一貫校で高校からの生徒募集はしておらず、高校入学での偏差値は出ていませんが、中学受験時の最新の偏差値は「69」とかなり学力レベルの高い学校です。京都大学への通算合格者数が全国の私立高校で第1位という圧倒的実績を誇ります。東京大学にも毎年10名前後の合格者を輩出しています。
奥野淳也が灘高校出身説はデマか
複数週刊誌が報道している事から、奥野淳也の出身高校は「洛星高校」で間違いないと思われますが、インターネット上ではなぜか奥野淳也の出身高校は兵庫県神戸市の名門校「灘高校」との情報があるようです。
これについては信憑性の高い情報元が発見できないため、デマ情報の可能性が高いと言えそうです。
奥野淳也(マスパセ)の学歴② 出身大学は「東京大学法学部」
奥野淳也は洛星高校を2005年に卒業後、その年の4月には難関の「東京大学法学部」に現役で進学しています。
奥野淳也は東京大学法学部を2009年に四年で卒業と、ここまでは挫折もなくエリート街道をひた走っています。
奥野淳也(マスパセ)の学歴③ 大学卒業後は東大大学院に進むも中退
東京大学法学部を卒業した奥野淳也は、教授や研究者を目指して「東京大学大学院法学政治学研究科」へと進んでいます。
奥野淳也は東大大学院にて、2013年に「都市のメタファーを用いたサイバー空間におけるユーザ行動の構造化」というタイトルで修士論文を発表して修士課程を修了。
その後同大学院の博士課程に進みますが、ここでの論文が通らずに大学院を中退してしまいました。これが奥野淳也にとって人生初の挫折だったと見られており、マスク拒否事件をはじめとする奇行の数々にもこの大学院中退が関連しているのではないかとの見方も出ています。
奥野淳也(マスパセ)の職業は明治学院大学の時給二千円の添削指導員
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奥野淳也は大学院中退後はしばらくの間、大阪府茨木市の実家に身を寄せていたようですが、2020年4月からは再び実家を出て、明治学院大学で学生のリポートを添削する指導員(TA・特別ティーチングアシスタント・チューター)を職業としていたようです。
報道によれば、奥野淳也の明治学院大学での仕事は期間限定の契約職員で週2日、1日あたり7時間半勤務で時給は2000円だったとの事。
奥野淳也(マスパセ)はピーチ航空マスク拒否事件後に解雇され現在は無職
ピーチ航空マスク拒否事件を起こした当時は職業を明治学院大学の臨時職員としていた奥野淳也でしたが、同事件後に逮捕された事で、明治学院大学との契約を解除されてしまい、その後の職業は「無職」となっています。
なお、東京新宿で飲食店を経営する天野雅博さんという方は、奥野淳也容疑者の逮捕後に身元引受人になるなど個人的に奥野淳也を支援されており、釈放された後には「うちの店で彼を働かせる約束もしてきました」とコメントされていました。
「今後、私が彼にマスクをつけさせます。シャバへ戻ったら、うちの店で彼を働かせる約束もしてきました」
この事から、奥野淳也の今後の職業は「飲食店従業員」となる可能性がありそうです。
奥野淳也(マスパセ)は長野県の温泉ホテルでもマスク拒否トラブル
2020年9月にピーチ航空の旅客機内でマスク拒否に端を発するトラブルを起こして逮捕される事件を起こした奥野淳也ですが、それからわずか2ヶ月後の同年11月18日に長野県松本市のホテル「伊東園ホテル浅間の湯」に客として訪れ、ここでもマスク着用拒否に端を発するトラブルを起こしています。
奥野淳也は自らのマスパセ名義のTwitterアカウントやブログなどでこの温泉ホテルでのマスク着用トラブルについて発信していました。
報道によれば、奥野淳也は同ホテルのビュッフェ形式の夕食会場に入る際に、ホテル従業員からマスクと手袋の着用を求められましたが、断固拒否の構えを見せ「法律上の規制はなく、マスクを強制できない」と主張して強硬に食事を続けたとの事。
埒が明かないため、ホテルの支配人が奥野淳也に対して返金するので退去してほしいと求めますが、奥野淳也はこれにも応じずに押し問答となり、通報により警察官10名も駆けつける事態に。その後、警察が間に入った状態で深夜までホテル側との話し合いが続いたそうです。
さらに、奥野淳也は翌朝のビュッフェ形式の朝食会場にもマスクを着用しない状態であわられ、再びホテル従業員と押し問答になってもみ合いとなったようです。
奥野淳也はこの顛末についてTwitterやブログなどで一方的に自分の主張を展開し、警察に被害届を出すとまで息巻いていました。
奥野淳也(マスパセ)は以前にも皇居・東御苑でのマスク着用拒否トラブル
さらに、奥野淳也はピーチ航空マスク着用拒否事件や長野県のホテルでのトラブルの以前にも、何度かマスク着用をめぐってのトラブルを起こしていた事が明らかになっています。
報道によれば、奥野淳也は2020年夏頃に皇居・東御苑内の美術館「三の丸尚蔵館」を訪れ、職員にマスク着用を求められたものの、それを断固として拒否しトラブルを起こしていたという事です。
この時には、皇居警察が出動する事態になったという事でした。奥野淳也は皇居警察出動にも一歩も引かずにマスク着用を拒否し続け、押し問答の末に皇居警察に間に入ってもらう形で美術館の観覧を強行したようです。
奥野淳也容疑者(34)=茨城県取手市=が、昨年夏ごろ、皇居・東御苑の「三の丸尚蔵館」を訪れた際にも着用を拒み、トラブルになっていたことが21日、関係者への取材で分かった。
また、ピーチ航空でのマスク着用拒否事件を起こす前、奥野淳也はゴートゥトラベルを利用して北海道を観光しているのですが、その際に訪れた札幌市の大倉山展望台でも同様のマスク着用拒否トラブルを起こしていたとの情報も上がっています。
奥野淳也はピーチ航空でのマスク着用拒否事件での逮捕時に「わたしはマスク拒否おじさんです」と自ら名乗っており、国民の権利を守るためにマスク着用を拒否していると主張していました。
奥野淳也(マスパセ)の現在①警察官の顔面を殴るなどして逮捕される
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ピーチ航空マスク拒否事件や長野県のホテルでのトラブルで世間を騒がせた奥野淳也でしたが、2021年5月6日にまたしてもマスク着用拒否に関連するトラブルを起こして逮捕され、再び世間の注目を集めました。
飲食店にマスクを着用せずに入ってトラブルになり、店の業務を妨害したうえ止めに入った客らを殴ったとして、千葉県警は6日、茨城県取手市井野団地、無職奥野淳也容疑者(34)を威力業務妨害と傷害の疑いで再逮捕し、発表した。
警察発表や報道によれば、奥野淳也は2021年4月10日に千葉県館山市内の天丼が有名な飲食店を訪れた際に、マスクを着用していなかった事や、店員からの消毒の呼びかけに応じなかった事からトラブルになったとの事。
飲食店関係者によれば、奥野淳也は、この店に入ると突然ビールサーバーからビールを注いで飲もうとし、それを見た女性店員が「やめて下さい」と制止してトラブルが発生。さらに奥野淳也は従業員から手渡されたマスクを「俺はマスクをしねえ!」と叫んで投げ捨て、「早く天丼を出せ!出せ!出せ!」と騒ぎはじめ、女性従業員に自身の顔を10センチの近さにまで近づけて唾を飛ばしながら罵声を浴びせたという事です。
奥野淳也は、止めに入った他の客を殴って軽傷を負わせ、通報によって駆けつけた警察官5名に対しても「お前が違法捜査だろ!」などと叫んで襲いかかり、男性巡査長の顔面を殴りつけるなどしたようです。
この騒動によって奥野淳也は公務執行妨害で現行犯逮捕起訴され、その後、威力業務妨害と傷害の容疑で再逮捕となりました。
マスク着用拒否について、国民の権利を主張していた事については、ごくごく一部擁護する声もありましたが、二度目の逮捕時は女性従業員に罵声を浴びせる、一般の客や警察官を殴るなどの暴挙に及んだという事で擁護する声は皆無だったようです。
奥野淳也(マスパセ)の現在②初公判でもノーマスクで無罪を主張
出典:https://www.asahi.co.jp/
2022年5月17日、奥野淳也の初公判が大阪地裁で行われました。奥野淳也は落ち着いた様子で、スーツ姿にノーマスクで法廷に現れたといいます。
初公判は、”ノーマスク信者”の行動を警戒し、職員が傍聴人一人ひとりのマスク着用をチェックしたり、裁判が行われた大法廷へとつながる動線を封鎖したりするなど、異例の厳戒態勢が敷かれたとのことです。
さらに、奥野淳也と弁護人の間や、証言台の周囲三方にアクリル板が設置されたことも明らかになっており、マスク着用を断固拒否する奥野淳也の公判とあって特別な対応がなされたようです。
奥野淳也は公判で、「ピーチの誤った判断により飛行機を降ろされた。客室乗務員を威圧したり、暴行していない」などと無罪を主張しました。
千葉県館山市の飲食店でのトラブルに関しても、「私も大けがを負ったし、警察官を殴打していない」と主張しています。
三方をアクリル板で囲まれた〝特別〟証言台に立った奥野被告は罪状を問われると、「私はピーチの誤った判断により飛行機を降ろされた。客室乗務員を威圧したり、暴行していない」「差し押さえの時、職務の執行を意図して妨げたことはない」「乱暴な飲食客らの介入で店の業務が中断した。私もろっ骨を骨折する大けがを負ったし、警察官を殴打していない」と、時に傍聴席を振り返るパフォーマンスも見せながら〝全面無罪〟を主張した。
奥野淳也の弁護団も「本件は社会の不理解によって生じた」とノーマスクに対する社会の不理解に疑問を投げかけています。
奥野淳也は初公判前の取材でも、「私も事件に巻き込まれた被害者だ」などと語っており、全く反省の色を見せていませんでした。
(奥野被告)「私自身も飛行機の乗客のひとりでした。航空会社の誤った判断によって、新潟空港で降ろされたという意味では、私も事件に巻き込まれた被害者だと思っています」「いま事件当時を振り返っても、社会全体が集団ヒステリーのような状態に陥っていたと思います。『ノーマスク=悪』みたいな図式で、印象捜査に基づく誤った情報が多々流されました」。
奥野淳也(マスパセ)の現在③懲役2年、執行猶予4年の判決が下る
出典:http://newsportal23.com/
裁判で無罪を主張し続けていた奥野淳也ですが、ピーチ航空でのマスク着用拒否事件について、「きわめて悪質」だとして2022年10月26日に懲役4年を求刑されています。奥野淳也はこの日も「機内で着用を拒否したことを誇りに思っている」などと約30分にわたり持論を展開していたとのことです。
その後同年12月14日、大阪地裁は威力業務妨害罪などの成立を認定し、奥野淳也に懲役2年、執行猶予4年の判決を言い渡しました。
大阪地裁は「自分の考えを押し通そうとした犯行で、自分の行為を顧みる姿勢が乏しい」などとして、懲役2年・執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
判決後、奥野淳也は裁判長に向かって「まるで中世の魔女狩り裁判だ。天と地がひっくり返るような判決だ」などと大声で叫んでいたといいます。
奥野被告は、判決言い渡し直後、法廷内で「中世の魔女狩り裁判だ」とノーマスクで絶叫。取材には「非常に残念で間違った判決。無罪を頂けると考えていたので青天の霹靂(へきれき)」などと不満をあらわにしていた。
奥野淳也は判決公判から約2週間後に、判決を不服として大阪高裁に控訴しています。奥野淳也のTwitterには控訴の報告とともに「逆転無罪を勝ち取るべく、頑張って参りたいと思います」との言葉が綴られていました。
まとめ
今回は、ピーチ航空旅客機内でのマスク着用拒否事件をはじめとする、数々のトラブルを起こして世間を騒がせている「マスパセ」こと奥野淳也についてまとめてみました。
奥野淳也の実家は大阪府茨木市の名家の大地主でかなり裕福な家庭で育ったようです。家族は実家に住む70代の元役所職員で自治会長の父親と同じく70代の母親、30歳前後の弟の存在が明らかになっています。
奥野淳也の学歴については、京都府屈指の名門校「洛星高校」を経て「東京大学法学部」へと進学、その後は東京大学大学院に進んだものの、博士課程で論文が通らずに中退した事などが判明してます。
また、その後の職業については、明治学院大学で学生のレポートの添削指導をする臨時職員として働いていた事がわかってますが、ピーチ航空でのマスク着用拒否事件での逮捕により解雇され無職になっています。
さらに、奥野淳也はピーチ航空での事件の後も、2021年4月には千葉県館山市の飲食店で他の客や警察官を殴るなどの暴挙に出て現行犯逮捕されています。
ピーチ航空での事件については2022年12月に懲役2年、執行猶予4年の判決が言い渡されていますが、判決を不服としてその後控訴しています。今後の展開にも注目していきたいと思います。