昭和の時代に国民的人気を集めた姉妹の漫才トリオ「かしまし娘」が話題です。
この記事ではかしまし娘の長女、次女、三女、四女の存在、それぞの結婚や、次女の正司照枝さんと磯野貴理子さんの嫁姑の関係、正司歌江さんと正司照枝さんの死因、正司花江さんの現在についてまとめました。
この記事の目次
- かしまし娘は昭和の時代に活躍した姉妹3人による音曲漫才トリオ
- かしまし娘の長女は正司歌江
- かしまし娘の次女は正司照枝
- かしまし娘の三女は正司花江
- かしまし娘の下には四女・利子がいるが身体が弱く芸能活動はしなかった
- かしまし娘の長女・正司歌江の結婚…旦那は元テレビ局スタッフの平井基昭
- かしまし娘の次女・正司照枝の結婚…旦那は一般の男性
- かしまし娘の三女・正司花江の結婚…旦那は放送局のディレクター
- かしまし娘の長女・正司歌江の子供
- かしまし娘の次女・正司照枝の子供
- かしまし娘の三女・正司花江には子供はいない
- かしまし娘の次女・正司照枝と磯野貴理子は姑と嫁の関係だった
- かしまし娘の長女・正司歌江の死因は老衰
- かしまし娘の次女・正司照枝の死因は急性心臓死
- かしまし娘の現在
- まとめ
かしまし娘は昭和の時代に活躍した姉妹3人による音曲漫才トリオ
出典:https://www.sponichi.co.jp/
「かしまし娘」は、1950年代〜1980年代にかけて活躍した実の3姉妹による音曲漫才トリオです。長女の正司歌江さんが三味線、次女の正司照枝さんと三女の正司花江さんがギターを弾きながら、漫談を展開する芸風でした。
音楽のジャンルは歌謡曲から浪曲、民謡や小唄、長唄、そしてジャズまでこなし、若い女性でしかも姉妹で楽器を弾きながら歌うというスタイルは当時は非常に珍しかっため話題を呼び、民放テレビ放送の普及もあってテレビやラジオで活躍。かしまし娘は国民的な人気を集めました。
「ウチら陽気なかしまし娘、誰が言ったか知らないが、女三人寄ったら、かしましいとは愉快だね~」の歌詞で始まるかしまし娘のテーマソングは現在もよく耳にします。
かしまし娘は1966年に上方漫才大賞も受賞し、関西の漫才界隈では現在もレジェンド的な存在として語られています。
かしまし娘の長女は正司歌江
かしまし娘の長女・正司歌江のプロフィール
本名 :平井歌江
生年月日:1929年8月13日
没年月日:2024年1月19日(94歳没)
出身地 :北海道歌志内市
身長 :156cm
かしまし娘の3姉妹の両親は、父親の正司光長さんが旅芸人一座を率いる興行師で、母親は「出雲高子」の芸名で活動する一座の看板歌手でした。
そんな旅芸人一座に生まれたかしまし娘の姉妹3人は全員が3歳の時に初舞台を踏み、物心ついた時から芸能の世界で活動していました。
かしまし娘の長女の正司歌江さんも3歳で初舞台を踏み、1941年に次女の正司照枝さんと新興キネマ演芸部に所属し「天才少女姉妹漫才コンビ」として売り出されました。
正司歌江さんと正司照枝さんは、千日前のアシベ劇場で初舞台を踏みましたが、まだ幼い少女姉妹が男の子の格好をし、三味線とギターを上手に演奏し、漫才の掛け合いを演じる様子にお客さんは喝采を浴びせ、「天才少女漫才」としてすぐに評判になりました。
その後も姉妹漫才コンビとして活躍した正司歌江さんでしたが、19歳だった1948年に、一座にいたヒロポン中毒の男と結婚。父親に猛反対されたため駆け落ちし、正司照枝さんとのコンビも解散。後年、正司歌江さんは自分も12歳から20歳の頃までヒロポン中毒だったと告白しています。
正司歌江さんは長野県へと駆け落ちするも連れ戻され、その後は、名古屋や大阪難波にあったキャバレー「パラマウント」で働いた後、富山へと移って約10年間芸者をされていました。
そして、1957年、正司歌江さんは、松竹芸能の創業者として知られる勝忠男さんの取りなしにより呼び戻され、次女の正司照枝さん、三女の正司花江さんとの3姉妹の音曲漫才トリオ「かしまし娘」を結成し一世を風靡しました。
1981年にかしまし娘が活動を休止した後は、正司歌江さんは女優や講演などで活躍されていましたが、2024年1月14日に94歳で亡くなりました。
かしまし娘の次女は正司照枝
かしまし娘の次女・正司照枝のプロフィール
本名 :正司照江
生年月日:1933年3月15日
没年月日:2024年7月8日(91歳没)
出身地 :北海道小樽市
身長 :150cm
かしまし娘の次女の正司照枝さんも3歳の時に初舞台を踏みました。
7歳だった1941年に長女の正司歌江さんと姉妹漫才コンビを結成し、「天才少女漫才」として評判を呼びました。
上でも触れたように1948年に長女の正司歌江さんが反対を押し切って結婚して駆け落ちしたため姉妹コンビが解消された後は、三女の正司花江さんと新たに姉妹コンビを結成して大阪を中心に活動。
ところが、正司照枝さんと正司花江さんのコンビの人気はあまりでず、1957年に、富山で芸者をしていた長女の正司歌江さんが呼び戻され、「かしまし娘」が結成されたのでした。
1981年にかしまし娘が活動を休止した後は、正司照枝さんは松竹新喜劇に客演として参加し、6年間にわたって喜劇俳優の藤山寛美の厳しい稽古を受け、女優としても高い評価を得るようになりました。
正司照枝さんは晩年まで女優としてテレビドラマや映画、舞台で活躍し2011年のNHK朝ドラ「カーネーション」にレギュラー出演し、近年では2020年公開映画「罪の声」、2017年ドラマ「陸王」、2018年ドラマ「高嶺の花」(三女の正司花江さんと姉妹役で出演)などの話題作に出演しました。
正司照江さんは2024年7月8日に91歳で亡くなられています。
かしまし娘の三女は正司花江
かしまし娘の三女・正司花江のプロフィール
本名 :月村花江
生年月日:1936年5月4日
出身地 :秋田県秋田市
身長 :156cm
血液型 :A型
かしまし娘の三女の正司花江さんも3歳で舞台に立ち、長女の正司歌江さん、次女の正司照枝さんが姉妹でコンビを組んでいた頃は、別の一座に預けられて歌手として巡業をしていたそうです。当時は親元を離れ、1人大人にまじっての旅回りだったため大変な苦労をされたのだとか。
ただ、叔母がついてきてくれて本当の子供のように可愛がってくれたそうで、寂しい思いはあまりされなかったそうです。
親はそばにいないし、まわりは大人ばっかりで、いじめられたこともありましたけど。母の妹である叔母がずっと一緒に巡業についてくれてましてね。自分の子どものように可愛がってくれたんで、寂しい思いはそんなにしてないですね
引用:かしまし娘・正司花江、トリオでの初舞台は大阪のストリップ劇場、3歳から家族と全国巡業「7つになったら学校に行こうと思っていたのに、“旅公演に行きなさい”」
三女の正司花江さんが12歳だった1948年、長女の正司歌江さんが反対を押し切って結婚をし駆け落ちしたため、正司花江さんは呼び戻されて次女の正司照枝さんと漫才コンビを組んで活動を開始しました。
正司花江さん正司照枝さんのコンビは約7年間活動を続けましたが思うように売れず、1957年に長女の正司歌江さんが呼び戻されて3姉妹での「かしまし娘」が結成され、これが国民的な人気を獲得しました。
1981年にかしまし娘が活動を休止した後は、正司花江さんは司会や女優として活躍。女優としては現在も活躍を続けていて、2018年ドラマ「高嶺の花」(次女の正司照枝さんと姉妹役)、2024年ドラマ「ブラックペアン シーズン2」などに出演されています。
かしまし娘の下には四女・利子がいるが身体が弱く芸能活動はしなかった
かしまし娘として活躍した3姉妹の下には、四女の利子さんがいますが、生まれつき身体が弱く、病気がちで足も悪かったため芸能活動はしていません。
四女の利子さんは三女の正司花江さんの2歳年下で姉妹の末っ子でした。
足が不自由だったという四女の利子さんの面倒は、次女の正司照枝さんが見られていたそうです。
照枝姉ちゃんは、足の不自由な妹の面倒を見てくれたし、両親と一緒に暮らしてくれた。
引用:かしまし娘・正司花江、裏ではトリオ仲が悪かったという噂の真相を告白「ケンカばっかして“一緒に舞台出るのがイヤや”と先輩から苦情を言われるほどでした」
四女の利子さんは2024年の現在も存命であれば86歳のはずですが、かしまし娘の3人のインタビューでも四女の現在については言及がなく、もしかしたらすでに亡くなられているのかも知れません。
かしまし娘の長女・正司歌江の結婚…旦那は元テレビ局スタッフの平井基昭
ここまででも何度か触れていますが、かしまし娘の長女の正司歌江さんは19歳だった1948年に一座にいた芸人の男性と1度目の結婚をしています。この最初の旦那さんはバンドマンだったとの事で一座で楽器を担当されていたようです。
正司歌江さんはこの最初の旦那さんとの結婚後、すぐに子供も出産されています。
一座にいた人と最初の結婚をして19歳で出産。父に反対されて、芸人やめると飛び出しました。
ただ、旦那さんはヒロポン中毒(覚醒剤の一種で当時は合法で市販されていた)で、父親に結婚を反対されています。それで、正司歌江さんは反対を押し切って結婚し駆け落ちして家を飛び出し、旦那さんと2人で長野県へ移住されています。
「歌江姉ちゃんはバンドマンと恋仲になって。お父さんに大反対されたんですけどね。勘当同然で結婚しはって。一座を出ていくことになってしもたんです」
歌江さんの著書によると、当時は合法だった「ヒロポン」の中毒にかかっていて、その療養もしなければならない状態だったようだ。
引用:かしまし娘・正司花江、トリオでの初舞台は大阪のストリップ劇場、3歳から家族と全国巡業「7つになったら学校に行こうと思っていたのに、“旅公演に行きなさい”」
しかしその後、正司歌江さんは再び連れ戻されて、この結婚生活も終わったようです。その後、正司歌江さんは紆余曲折を経て「かしまし娘」を結成。
その後、正司歌江さんは2度目の結婚をし、2人目の子供も出産しています。
歌江さんは、かしまし娘結成直後に再婚をし、男児を出産。
引用:かしまし娘・正司花江、裏ではトリオ仲が悪かったという噂の真相を告白「ケンカばっかして“一緒に舞台出るのがイヤや”と先輩から苦情を言われるほどでした」
正司歌江さんの2度目の結婚は1960年でした。2度目の結婚の旦那さんは、大阪のテレビ局・朝日放送で音響スタッフをされていた平井基昭さんという方で、年齢は正司歌江さんの方が7歳年上でした。
私生活では60年に大阪・朝日放送で音響技師をしていた平井基昭さんと再婚。
引用:かしまし娘の長女・94歳の正司歌江さん、大往生 姉妹漫才トリオで生涯芸人貫き…次女・照枝「♪これでおしまい かしまし娘~♪です」
正司歌江さんは幼い頃からずっと芸人や芸者として生きてきたため学校へ通う事ができず、漢字が読めなかったため、旦那さんの平井基昭さんから教えてもらったのだとか。
旅から旅への生活でしたから、学校にも行っていない。だから漢字が読めるようになったのは、31歳で結婚して主人に教わってからです。台本の活字にふりがなをふってもらって覚えました。
正司歌江さんと旦那さんの平井基昭さんは2013年3月28日にトークバラエティ「徹子の部屋」に夫婦で出演し、仲睦まじい様子を見せていました。
正司歌江さんの旦那さんは2024年の現在は87歳か88歳のはずです。
正司歌江さんの旦那さんの現在の様子はわかりませんが、2022年に三女の正司花江さんが「婦人公論」のインタビューで、「義兄(平井基昭さん)が時々うちに寄って元気にしてるか知らせてくれる」と明かされていたので、現在も元気にされているのではないかと思います。
今、歌江姉ちゃんは車で5分ほどのところに、照枝姉ちゃんはうちの一軒おいて隣に住んでいます。歌江姉ちゃんはこのところ体調を崩してて様子が気になるけど、コロナ下やし迷惑かけたらあかんから、ここ半年ほどは会いに行けてません。代わりに義兄が時々うちに寄って元気にしてるか知らせてくれるんで、いくらか安心です。
引用: 正司花江「かしまし娘、3人合わせて267歳!近所の姉に毎日夕食のおかずを届けて。いつまでも住み慣れた家で暮らせたら」
かしまし娘の次女・正司照枝の結婚…旦那は一般の男性
かしまし娘の次女の正司照枝さんは、1969年に一般の男性と結婚されています。
正司照枝さんの結婚のあらましや旦那さんについては情報が特に出ておらず不明です。
「週刊女性PRIME」などによれば、正司照枝さんは結婚後は両親と同居して、子供が幼い頃は両親に面倒を見てもらう事もあったそうです。
照枝さんは結婚後、両親と同居し、預けることができたため、子どもを楽屋に連れてくることはなかった。
引用:かしまし娘・正司花江、裏ではトリオ仲が悪かったという噂の真相を告白「ケンカばっかして“一緒に舞台出るのがイヤや”と先輩から苦情を言われるほどでした」
なお、ネット上の情報ですが、正司照枝さんは旦那さんとは離婚しているとの情報があります。正司照枝さんは2024年7月8日に91歳で亡くなりましたが、その発表時に本名が「正司照江」と報じられていて「正司」姓で報じられていたので離婚の信ぴょう性は高いようです。
かしまし娘の三女・正司花江の結婚…旦那は放送局のディレクター
かしまし娘の三女・正司花江さんは、人気絶頂だった28歳の時に7歳年上の放送局のディレクターと結婚されています。
相手は7歳年上の放送局のディレクター。花江さんが仕事を続けることは最初からの条件だった。
「ウチは朝から晩まで働いて、泊まりの仕事にも行く。夫はよう辛抱してくれはったと思います。そのかわり、家に帰って来られるときは、自分で料理するようにしてました。親と一緒にいたら上げ膳据え膳やけど、結婚したらそうはいかん。
引用:かしまし娘・正司花江、売れっ子時代は飛行機で1日に大阪と東京を2往復、28歳で結婚も「したくなくて、泣いてイヤがった」新婚旅行には姉が監視で同行
実は、正司花江さんと旦那さんとは、恋愛結婚ではなく周囲から勧められたものだったそうです。(当時は時代柄そういう事もよくあった)
正司花江さんは最初はこの結婚が嫌で仕方がなかったのだそうで、泣いて嫌がったのだとか。しかし、長女の正司歌江さんに「この人やったら間違いない」と言われて強引に結婚の話が進められてしまったのだそうです。
結婚式を終えて新婚旅行で別府に行く段になっても、まだ「嫌だなぁ」と思っていたそうなのですが、現地に着いたら次女の正司照枝さんが突然現れて、正司花江さんが途中で逃げ出さないように監視されたのだそうです。
歌江姉ちゃんが“この人やったら間違いない”と勝手に話を進めてしもて。顔は知ってる程度の相手と、無理くり結婚したという感じでした。別府に新婚旅行に行く途中でも、まだイヤやなぁと思ってたんですけど。現地に着いたら、2番目の姉が『おーい!』と突然現れて。ウチが途中で逃げて帰ってこないように見張りにきたらしい。だから照枝姉ちゃん同行で、新婚旅行をしたんです(笑)
引用:かしまし娘・正司花江、売れっ子時代は飛行機で1日に大阪と東京を2往復、28歳で結婚も「したくなくて、泣いてイヤがった」新婚旅行には姉が監視で同行
ただ、結婚した後はうまく行ったらしく、1度も夫婦喧嘩をした事がなかったのだそうです。
正司花江さんの旦那さんは現在はもう亡くなられているという事です。
私も夫を亡くしてからずっと一人暮らしで、普通なら人にのぞいてもらわなあかん年齢。
引用: 正司花江「かしまし娘、3人合わせて267歳!近所の姉に毎日夕食のおかずを届けて。いつまでも住み慣れた家で暮らせたら」
かしまし娘の長女・正司歌江の子供
正司歌江さんの子供は少なくとも2人います。
正司歌江さんの1人目の子供は、19歳の時に1度目の結婚で出産した子供です。
正司歌江さんの2人目の子供は、2度目の結婚で旦那さんの平井基昭さんとの間にできた息子の平井秀和さんです。
正司歌江さんの子供の平井秀和さんは、鈴鹿8耐にも出場経験のある元オートバイレーサーで、後にテレビディレクターとなり、「欽ちゃんの仮装大賞」などの人気番組を手掛けられた方です。
長男の秀和さんは日本テレビ系「欽ちゃんの全日本仮装大賞」のディレクターなどを務めた。
引用:かしまし娘の長女・94歳の正司歌江さん、大往生 姉妹漫才トリオで生涯芸人貫き…次女・照枝「♪これでおしまい かしまし娘~♪です」
かしまし娘の次女・正司照枝の子供
かしまし娘の次女の正司照枝さんの子供は、1971年に生まれた息子さんの正司宏行さんです。
正司照枝さんの子供の正司宏行さんは、芸能事務所の石井光三オフィスでマネージャーを務めた後、2017年に芸能プロダクション「株式会社シュープロモーション」を設立し現在も代表取締役を務められています。
この正司宏行さんですが、タレントの磯野貴理子さんの元旦那さんとしても知られています。
かしまし娘の三女・正司花江には子供はいない
出典:https://fujinkoronmw.ismcdn.jp/
かしまし娘の三女の正司花江さんには子供はいません。
正司花江さんが子供を望まなかったというわけではないようですが、長女の正司歌江さんや次女の正司照枝さんが近くに住んでいたため、その子供たちを可愛がられていたようです。
花江さんは、子どもを授からなかった。
「子どもがいないことは……今となってはどうってことないと思っています。大人に囲まれて育ったから子どもがそんなに好きやなかったし。ウチみたいなわがままは、子育ての苦労をせずにすんで良かったのかもしれません。姉たちとはずっと近所に住んでいたので、甥っ子たちの成長を間近で見ることもできたしね」
引用:かしまし娘・正司花江、裏ではトリオ仲が悪かったという噂の真相を告白「ケンカばっかして“一緒に舞台出るのがイヤや”と先輩から苦情を言われるほどでした」
かしまし娘の次女・正司照枝と磯野貴理子は姑と嫁の関係だった
かしまし娘の次女の正司照枝さんの子供である正司宏行さんは、2003年にタレントの磯野貴理子さんと結婚されています。
したがって、正司照枝さんと磯野貴理子さんは姑と嫁の関係でした。磯野貴理子さんは当時、結婚できない女キャラで売っていたため、正司宏行さんとの電撃的な結婚発表はかなり話題になりました。
姑が正司照枝さんであることも注目され、磯野貴理子さんと正司照枝さんはバラエティ番組や舞台で共演し仲の良い様子を見せており、正司照枝さんも「早く孫が見たい」と嬉しそうな様子でした。
宏行さんの母で元漫才師の正司照枝(70)も9日会見し、「結婚の報告は8日の夜に受けました。早く孫の顔が見たいですね。男の子がエエなあ」と相好を崩した。
ところが、結婚6年目の2009年に磯野貴理子さんと正司宏行さんは離婚してしまい、離婚の理由として、お互いのすれ違いや嫁姑問題などと報じられました。
離婚後、正司照枝さんが「あの嫁はちょっとキツかった」と磯野貴理子さんを若干ディスるような発言をし、それを後になって聞いた磯野貴理子さんが「もう関係ない、今は姑いないですし」と返した事なども話題になっていました。
かしまし娘の長女・正司歌江の死因は老衰
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かしまし娘の長女の正司歌江さんは、2024年1月19日に94歳で死去しました。
正司歌江さんの死去は所属事務所「ワハハ本舗株式会社」が同年1月24日に発表。死因は老衰だと発表されています。
3姉妹による漫才トリオ「かしまし娘」の長女として人気を博した正司歌江(しょうじ・うたえ)さんが19日、老衰で死去した。94歳だった。告別式は近親者で済ませた。
正司歌江さんは晩年は大阪府箕面市の分譲マンションに住まわれていましたが、近年体調を崩し、2022年頃から寝たきりになって自宅で療養されていたそうで、病院ではなく自宅で亡くなられたとの事です。
関係者によると、大阪府内の自宅で老衰のため、息を引き取った。近年は体調を崩し、約2年前から寝たきりで療養していたという。
長女の正司歌江さんが亡くなった事を受けて、次女の正司照枝さんは「これでおしまいかしまし娘~です。穏やかな最期だったようですがいまはただ悲しい」と、かしまし娘のテーマソングとかけた追悼のコメントを寄せ、三女の正司花江さんも「面倒見のよい芸達者な姉でした。歌江姉ちゃん、ありがとう」と追悼コメントを寄せられました。
かしまし娘の次女・正司照枝の死因は急性心臓死
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かしまし娘の次女の正司照枝さんは、長女の正司歌江さんが亡くなってから約半年後の2024年7月8日に、まるで姉の後を追うかのように91歳で亡くなりました。
死因は「急性心臓死」と発表されています。
3姉妹による漫才トリオ「かしまし娘」の次女で、俳優としても活躍した正司照枝(しょうじ・てるえ、本名照江)さんが8日、急性心臓死のため大阪府の自宅で死去した。91歳だった。北海道出身。葬儀は近親者で行う。長女の歌江さんが1月に亡くなったばかりだった。
正司照枝さんの自宅は大阪府吹田市の和風の邸宅で、1軒を挟んで隣に三女の正司花江さんも自宅を構えられています。そのため、正司照枝さんと正司花江さんはお互いに頻繁に行き来して支え合いながら暮らされていたそうです。
正司花江さんによると、正司照江さんは晩年、1度だけ高齢者施設に入所したものの、水が合わずにすぐに自宅へと帰ってきたそうで、それからはずっと自宅で1人で暮らされていたのだそうです。
正司花江さんは毎日正司照枝さんの様子を確認するのが日課だったとの事で、死去を受けて「亡くなった当日もいつもと変わらぬ様子で 誰の手も煩わせることなく静かに逝きました。」とコメントされています。
正司照枝さんの死因は「急性心臓死」という事ですが、これは医療機関の説明によると「健康だと考えられていた方が心臓に関連する疾患を起こし、24時間以内に亡くなる事」を指すようです。
急性心臓死とは、健康だと考えられていた人が突然に、狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患や重篤な不整脈(いわゆる致死的不整脈)を起こすことで、発症後24時間以内に死亡することをいいます。日本においては、急性心臓死によって年間約6〜8万人が亡くなっています。
引用:横浜血管クリニックオフィシャルサイト テレビ朝日 『大下容子ワイド!スクランブル』で急性心臓死について監修しました。
したがって、正司照枝さんは本当に亡くなる直前まで健康にいつも通り過ごしており、かなり突然に亡くなられたのではないかと思われます。
かしまし娘の現在
出典:https://www.sponichi.co.jp/
かしまし娘の現在ですが、すでに書いたように長女の正司歌江さんが2024年1月に、次女の正司照枝さんが2024年7月に相次いで亡くなり、三女の正司花江さんが1人残されてしまった形です。
正司花江さんは、長女の正司歌江とは車で5分の距離、次女の正司照枝さんとは2軒隣の毎日歩いて行き来できる距離で生活して姉妹で支え合って生活されていたようです。相次いで姉2人を亡くした事で相当に寂しい思いをされているのではないかと思われます。
正司花江さんは2024年7月の現在は88歳ですが、女優として芸能活動を続けられています。
まとめ
今回は、1950年代〜1980年代にかけての昭和の時代に活躍した音曲3姉妹漫才トリオ「かしまし娘」についてまとめてみました。
かしまし娘は長女の正司歌江さん、次女の正司照枝さん、三女の正司花江さんの実の姉妹3人によるグループで、ギターや三味線を弾きながら様々なジャンルの歌や漫談を披露する芸風が話題を呼び、国民的人気を獲得しました。3姉妹の下には四女の利子さんがいましたが、この方は生まれつき体が弱く、足も不自由だっため芸能活動はされていません。
かしまし娘の3人は全員が人気絶頂期に結婚されており、長女の正司歌江さんは1960年に放送局の音響スタッフだった平井基昭さんと、次女の正司照枝さんは1969年に一般の男性と、三女の正司花江さんは28歳の時に7歳年上の放送局のディレクターとそれぞれ結婚されています。
長女の正司歌江さんの子供は、元バイクレーサーで、テレビディレクターとして「欽ちゃんの仮装大賞」などを手掛けた平井秀和さん、次女の正司照枝さんの子供は芸能プロダクション勤務を経て現在は「シュープロモーション」の代表取締役を務められている正司宏行さんがいます。
正司宏行さんは、タレントの磯野貴理子さんの元旦那さんとしても知られています。
かしまし娘の3人の現在ですが、長女の正司歌江さんは2024年1月19日に94歳で死去、次女の正司照枝さんは2024年7月8日に91歳で死去しています。正司歌江さんの死因は「老衰」、次女の正司照枝さんの死因は「急性心臓死」と発表されています。
三女の正司花江さんは2024年7月の現在は88歳ですが、女優として芸能活動を続けられています。