ベテラン女優で元祖グラビアアイドルと言われて人気絶頂だった烏丸せつこさんですが、浜田省吾さんとの関係や現在が話題です。
今回は烏丸せつこさんの若い頃のエピソード、浜田省吾さんとの関係、現在をまとめてみました。
この記事の目次
鳥丸せつこのプロフィール
生年月日:1955年2月3日
出身地:滋賀県大津市
身長:156cm
職業:女優
鳥丸せつこさんは、1979年に「6代目1980年度のクラリオンガール」に選出され、芸能界デビュー。
そのグラマラスな肢体が非常に話題を呼び、デビュー直後にCF、ポスター等でセミヌードを披露し、一躍雑誌のグラビアで人気を博しました。
ちなみにクラリオンガールとは、クラリオンというカーオーディオのメーカーが1975年(昭和50年)から約30年に渡ってほぼ毎年選出していたキャンペンガールのことです。
現在で言えば、ソフマップが定期的に行っているグラビアアイドルと同じようなものです。水着審査があり、デビュー直後から水着姿やセミヌードをポスターなどで披露するのが通例でした。
人気芸能人への登竜門として知られていましたが、後年には、様々な分野での活躍が期待される女性への顕彰に変わっていったようです。
第1回選出はアグネス・ラムさん、第21回は原千晶さん、1998年第24回は相沢紗世さんです。
クラリオンが日立製作所に買収された2006年に、廃止されました。
烏丸せつこの若い頃① 女優デビューが衝撃的だと話題に
出典:https://wing-auctions.c.yimg.jp/
1980年公開の日本映画『海潮音』に地元のスナックで働く「さちこ」役で出演し、女優デビューを果たします。
北陸のとある旧家を舞台に、行き倒れて記憶喪失の女をめぐる大人たちの葛藤を、思春期の少女の視線で描く作品で、美しいヌードを披露した鳥丸せつこさんは、ここでも話題となりました。
特に、泉谷しげるさんを相手にベッドシーンを演じたので、それが話題となったようです。
美しい体を武器に主演を獲得
『海潮音』と同時期には、五木寛之氏による『四季・奈津子』で奈津子役で初主演をつかみ取りました。
ファッション史研究家の川本恵子氏から「裸が最高、ファッション不要。肉体そのものが完璧で、それだけで圧倒的に存在感があるから、ファッションなんて必要ない。あのヌード以上に魅力的な衣装なんてない」などと評されています。
最初はモデルとして活動されていた烏丸せつこさんでしたが、女優活動を始めると才能が開花し、以後たくさんの映画やドラマに出演していきます。
当時、日本人離れしたプロポーションの注目度はかなり高く、映画『四季・奈津子』は、後にやはりプロポーション抜群で有名だった池上季実子さんが主演でドラマ化されています。
豊満なボディゆえにトラブルやスキャンダルも
抜群のプロポーションで人気者になった烏丸せつこさんに対し、東映が烏丸せつこさんの裸ばかりを売るプロモーションを展開し始めます。
それを烏丸さんが不愉快に思い、「もう東映には出たくない」とヒロイン役での出演が決まっていた深作欣二監督の『海燕ジョーの奇跡』(1984年4月28日公開)を降板してしまったそう。
東映は「思いあがりもはなはだしい」と、烏丸せつこさんに激怒したエピソードがあります。
そもそもグラビア出身女優だった烏丸せつこさんですから、当時の周囲は演技力より裸の方が注目されがちな芸能界でした。
それを象徴するのが、映画『マノン』です。
1981年に公開されたこの映画は、劇団研究生の1人の女と、彼女に翻弄される3人の男たちを
描いたアベ・プレヴォーの小説『マノン・レスコー』を基にした作品です。
アルバイトでバニーガールの”みつこ”という配役も、やはり元グラビア・クイーンというところからの抜擢と言われていました。
この映画で共演したビートたけしさんとは熱愛の噂が流れ、週刊誌を賑わす事態となり、これが初スキャンダルでした。
烏丸せつこの若い頃② 不倫・略奪婚~離婚の経緯
鳥丸せつこさんは、その後また不倫が発覚します。
相手は、自身の所属事務所の社長で、人気映画『南極物語』で知られる映画プロデューサーだった田中寿一さんです。当時、田中寿一さんには妻子ある身でした。
2人は、1981年の高倉健さん主演の映画『駅 STATION』で、吉松すず子役として烏丸せつこさんが出演し、この映画で知り合いました。
そして、不倫の末に1982年に結婚しています。
年の差も話題になりましたが、婚前妊娠だったので、当時「略奪婚」としてワイドショーを随分と賑わせました。
結婚後の2人は夫婦仲も良く、おしどり夫婦と言われていたそうです。1991年、女の子を出産しています。
独身時代は家事は嫌いだったようですが、結婚して子供ができてからは、仕事より子育て中心になったそうで、食事を作り、幼稚園の送り迎えも普通にこなす主婦の顔を持っているそうです。
しかし、夫の田中寿一さんが映画事業に失敗して、7億5000万円の借金を作ったため、2001年に離婚、この借金で結局自己破産となっています。
当時は自宅にも仕事先にも毎日のように借金の取立てがやってきて、一時は一家心中も考えたとされていますから、スキャンダルとは裏腹に随分と苦労してきているようですね。
鳥丸せつこと浜田省吾の関係とは
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1980年から1982年まで、烏丸せつこさんはNHK-FMで放送された音楽番組『サウンドストリート』で、ラジオDJとして活動していました。
吉田拓郎さん、松田優作さん、泉谷しげるさん、ビートたけしさん、浜田省吾さんら、自らの好みの男性をゲストに呼んでいたことが話題になりました。
中でも、浜田省吾さんとの仲は芸能週刊誌で騒がれる事態になったようです。
浜田省吾さんが烏丸さんのラジオ番組のゲスト出演をした際には大変な盛り上がりを見せたため、その後、浜田省吾さんのラジオ番組にも烏丸さんが出演しています。
そして、烏丸せつこさんへの楽曲提供などもあり、これがきっかけで2人の熱愛も噂されていました。
しかし、実際には交際に至るようなことはなく、あくまでも交流があっただけということのようです。
浜田省吾のプロフィール
生年月日:1952年12月29日
出身地:広島県竹原市
身長:170cm
職業:シンガーソングライター、作詞家、作曲家、ドラマー等
浜田省吾さんは、神奈川大学法学部中退で、1975年、愛奴のメンバー(ドラムス・パーカッション)としてプロデビューしました。
1976年、シングル「路地裏の少年」とアルバム『生まれたところを遠く離れて』でソロデビューしたロック歌手でもあります。
デビュー時からサングラスがトレードマークで、メディア露出が極端に少なく、地道なライブ活動によってファンを増やしました。
純粋な日本語のみでのロック音楽にこだわり、今でも多くのミュージシャンにも大きな影響を与えています。
ホリプロ所属時代には、多くの歌手に楽曲を提供していることでも知られています。
烏丸せつこさんだけでなく、山口百恵さん、和田アキ子さん、甲斐よしひろさん、松田優作さん、時任三郎さん、吉田栄作さん、榊原郁恵さん、真田広之さんなどが挙げられます。
大の広島東洋カープファンで、事務所の後輩であるスピッツとも交流があり、1995年のシングル「我が心のマリア/恋は魔法さ」では共演もしています。
サッカー界では、三浦知良さんやラモス瑠偉さん、高木琢也さんなどが彼のファンです。
鳥丸せつこの現在① 高い演技力が魅力のベテラン女優
『元祖グラビアアイドル』、『元祖巨乳女優』、『巨乳ブームの先駆け』などと言われた烏丸せつこさん。
人気絶頂だった当時は、掲示されたポスターの盗難が頻発するなど、社会現象を巻き起こすほどの存在でした。
ストリッパーの役や、男性を誘惑する役なども多く、波乱万丈な私生活と演技が被る点も特徴ですね。
しかし現在は64歳で還暦を過ぎ、さすがにヌードを披露することも無くなりましたが、演技力では高い評価を受けるベテラン女優として活躍を続けています。
中でも2018年2013年6月NHKの、『NHKスペシャル 未解決事件 File.03「尼崎殺人死体遺棄事件」』の主犯の女性役は話題になりました。
尼崎殺人死体遺棄事件とは
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この事件は、2012年10月に兵庫県尼崎市で発覚した連続殺人死体遺棄事件です。
1987年頃に発生した女性失踪事件を発端に、主に暴行や監禁などの虐待により、死亡したとされる複数名の被害者が出た凶悪事件として知られています。
主犯は25年以上もの間、兵庫県尼崎市南東部で血縁関係にない人物を多く集め、疑似家族を築きながら共同生活を営み、複数の不審死や失踪事件が相次いで発生した事件です。
2011年11月、監禁されていた40代女性が監禁状態から抜け出し警察に駆け込んだことで、主犯格の角田美代子は傷害容疑で逮捕されます。
次いで、その女性の母親の死亡事件が発覚、逮捕されていた従犯者が全面自供したことにより、ようやく一連の事件が明るみに出ることになりました。
当時連日のようにワイドショーで大きな話題を呼んだ事件ですが、男女3人への殺人や詐欺などの罪に問われた角田美代子元被告は、留置所内で自殺しています。
『NHKスペシャル 未解決事件』とは、社会に衝撃を与えた事件を徹底検証するドキュメンタリー番組で、再現ドラマや当時の状況を知る人へのインタビューなどで構成されていました。
その第3弾で取り上げられたのが、この尼崎殺人死体遺棄事件で、主犯者とされる角田美代子の再現ドラマを演じたのが烏丸せつこさんだったわけです。
特殊メイクには頼らず、シワを描いて、カツラを着け、低音がズシッとくるドスの効いた声で主犯の女・角田美代子を熱演して、これが最近の女優活動では最も話題になりました。
あまりのリアルさに、角田美代子元被告を烏丸せつこさんが演じていたことに気づかなかった視聴者も多かったようです。
鳥丸せつこの現在② 基本的にバラエティ番組はNG
鳥丸せつこさんは、バラエティ番組からのオファーは全て辞退してきたそうで、唯一、笑福亭鶴瓶さんのトーク番組「巷の噂」に出演しています。
歯に衣着せぬ物言いが特徴なので、演技以外のバラエティ番組では、キー局の方から敬遠されがちな女優さんなのかもしれません。
また、フリーアナウンサーでタレントの古舘伊知郎さんによれば、30年ほど前に番組で共演した際、激怒したことが知られています。
古舘さん司会のトーク番組「おしゃれ30・30」に出演した時、「本当に緊張してますね」と古舘さんが言うと、烏丸さんが舌打ちして「すいませんね」と挑発するような視線を送ったそう。
その後、古舘さんが「申し訳ないんですけど、ふてくされてるように見えるんですけど」と言うと、烏丸さんが「私、ふてくされてないですよ」とそっけなく返したようです。
ちなみに、若い頃の烏丸さんは生意気で「つっぱり女優」と呼ばれていた時期もあったようです。
古舘さんは番組中に怒り、「じゃあ何で来たんですか。来たからにはしゃべってください。トークショーですよ」とバトルが繰り広げられたそうです。
ふてくされた態度で「別に」を連発した場面は、あまりにもひどい、ということでオンエア上はカットされています。
その後、他の番組で烏丸さんはVTRで出演し、「映画の番宣で出たんだけど、本当に言葉が出てこなくて」と不機嫌な態度の理由を説明しています。
また、「ものすごい反省してます、古舘さんごめんなさい」と語り、当時の自分は生意気な態度だったと反省していたようです。
そもそもバラエティー慣れしていない女優さんなので、そういったことも含めて、ドラマや映画以外ではあまり烏丸せつこさんの姿を見ない理由なのかもしれませんね。
鳥丸せつこの現在③ 再び不倫の末略奪結婚が話題に
そんな烏丸せつこさんは、2014年6月10日、2歳年下の大手レコード会社のディレクターと、またもや不倫の末に略奪婚されています。現在も色々と”恋多き女”として健在のようですね。
2歳年下の大手レコード会社のディレクターとは、共通の知人を通じて知り合い、酒とカラオケという共通の趣味を楽しむうち、何でも話し合える間柄になったのがきっかけだそうです。
相手は当時、NHK紅白歌合戦の常連女性演歌歌手のCD制作を担当しており、穏やかで明るい男性とのこと。
結婚後は挙式も行わず、東京都内のマンションで猫と一緒に暮らしています。
そして、略奪婚以降も、映画は幾つかの出演と、ドラマ出演はコンスタントに出演しています。
まとめ
烏丸せつこさんは、滅多に私生活を明かさずまたバラエティ番組出演が殆どない女優さんですので、情報を集めるのはかなり大変でしたが、集めるだけ集めてみました。
波乱万丈の人生というのが、烏丸せつこさんですね。
今後の演技にも期待しましょう。