元フジテレビアナウンサーの長谷川豊さんは数々の過激な発言によりたびたび炎上騒動に発展しています。
今回は長谷川豊さんについて、横領疑惑の真相、人工透析ブログ炎上騒動の経緯とその後、差別発言で炎上中の現在をまとめました。
この記事の目次
長谷川豊のプロフィール
プロフィール
名前:長谷川 豊(はせがわ ゆたか)
生年月日:1975年8月12日
出身地:奈良県奈良市
血液型:B型
出身高校:日生学園第一高等学校
最終学歴:立命館大学産業社会学部
職歴:元フジテレビアナウンサー
活動期間(フジテレビ):1999年 ~ 2012年6月
活動期間(フリーアナウンサー):2013年4月 ~
長谷川豊の経歴
1999年にフジテレビにアナウンサーとして入社した長谷川豊さん。ちなみに同期は、内田恭子さんと大橋マキさんです。
長谷川豊アナは、フジテレビ入社1年目には立命館大学時代から交際していた一般女性、詩保子(しほこ)さんと結婚しています。大学卒業後に遠距離恋愛となったことに耐えられなかったのだとか。
出典:http://kagerou-kazoku.com/
長谷川豊アナより1歳年下の詩保子さんとの間には、現在までに3人の子供がおり、長男が詩優(しゆう)くん、次男が友詩(ゆうし)くん、長女が小梅(こうめ)ちゃんと言うそうです。
長谷川豊の炎上騒動① 横領疑惑の真相 【疑惑の全貌~フジテレビ退社後まで紹介】
そもそも長谷川豊アナはニューヨークに飛ばされていた?
そんな長谷川豊アナは、入社2年目から「情報プレゼンター とくダネ!」担当となり、その2年後には笠井信輔アナが休みの時に代役を務めるまでになりました。
また、2010年からは佐野瑞樹さんの後任としてニューヨーク支局に赴任し、フジテレビ情報番組内でのニューヨーク中継を担当しています。
出典:http://photozou.jp/
ただ、長谷川豊アナのニューヨーク赴任が突如として決まったそう。
そのため、その前年である2009年に問題となった、「女子アナに対する“お下劣な”問題発言が原因で左遷されたのでは?」などと噂されていたようです。
09年のCS生番組で自局の女子アナについてコメントした長谷川氏が、秋元優里アナを「おっぱい番長」、平井理央アナ(現在はフリー)を「こいつ、顔写真いらないから脚だけ映しときゃいいんだよ」などと評し、滝川クリステル(現在はフリー)に至っては「外人」呼ばわりしたのだ。滝川に対するコメントは差別発言として問題となり、CS放送番組運営局が謝罪する事態にまで発展。この責任をとって海外行きを命じられたとみられていた…
引用:「経費不正使用やってない」元フジ長谷川豊アナがブログで恨み節全開 http://news.livedoor.com/
この噂について長谷川豊アナは、その後、迷惑をかけた女子アナに頭を下げて回ったと語っています。
特に、差別発言として問題となった滝川クリステルさんにもメールで謝ったところ、「本当に、本当に、気にしなくても大丈夫です」との返事を頂いた、なんて嬉々として語っていますが…。
メールで謝罪というのもどうかと思いますし、謝罪してきた相手に「絶対に、ゆ・る・し・ま・せん。どうぞニューヨークへでも飛ばされてくださいな」なんて言えませんもんね~。
出典:https://withnews.jp/
まぁ、長谷川豊アナ的には“謝ったから問題無し”との認識だったのでしょう。
その上で、騒動の発端となったニューヨーク転勤の内幕について、上司から強引にニューヨーク転勤を命じられて困っていた後輩の代わりに、自分から転勤を申し出たと説明しています。
長谷川豊の横領疑惑の経緯と下された処分
長谷川豊アナの横領疑惑は、ニューヨークでの住居探しが発端だったようです。
出典:https://www.compathy.net/
事の発端はこうだ。2010年9月に突如決まった長谷川のニューヨーク赴任に際し、彼が手配していたマンションについて、現地支局側は不動産会社に無理な値下げを要求し、入居交渉が決裂しかけていた。
このままだと赴任しても住む家がない…。そんな危機的状況の中、長谷川は自ら不動産会社に掛け合い、値下げ分を先に自分が支払うことで、契約を成立させることにした。この時、そのお金を「敷金」として会社の仮払金で支払ったが、これが「滞在費の不正使用」と判断されたのだ。
引用:元フジ長谷川豊アナ“不正処分”で年収1200万円が680万円に|NEWSポストセブン https://www.news-postseven.com/
その後の長谷川豊アナの説明によれば、不動産会社に支払う前に、フジテレビに対してキチンと「あくまで立て替えであって、帰国時に全額自分で支払う」旨を伝えていたのだとか。
しかし結局、フジテレビは長谷川豊アナに滞在経費の不正使用があったとして、2012年6月付で降格処分、ニューヨーク支局勤務の解職とアナウンス室からの異動という処分を下しました。
8ヶ月後にフジテレビを退社した長谷川豊はすぐさま告発ブログを開設
その後、日本に戻った長谷川豊アナは、フジテレビを退社することも考えたそうですが、自分に一体何が起きているのかを調べるためにフジテレビに残りました。
ちなみに、降格処分により新入社員扱いとなった長谷川豊アナは、年収が1200万円から680万円と約半分になったのだとか。
出典:https://news.mynavi.jp/
そしてそれから8ヶ月、異動先の著作権契約部での勤務に甘んじながら、密かに自分が処分されるに至った経緯を調べ上げた長谷川豊アナは、2013年4月1日付でフジテレビを退社しました。
退社理由は「一身上の都合」ということでしたが、その原因が、1年前に起きた“滞在経費横領疑惑”に起因していることは、誰の目にも明らかでした。
ただ、経費不正使用の具体的な内容や金額が一切明らかにされず、社員による横領事件としながらフジテレビ側が刑事告訴もしなかったことから、週刊誌やネット上で情報が錯綜する事態に。
長谷川豊アナは、この事態を受けてブログ開設を決意したらしく、自身のブログには次のように記されています。
「あの時何が起きたのか? 僕が一体何をしたのか? 全てを明らかにするため、表現者としての最後の責任を取るためにもう一度、パソコンに向かい、僕はブログ(←無料)をスタートするにいたった」
引用:長谷川豊 【公式ブログ】 長谷川豊のAMERICAN JOURNEY FINAL http://blog.livedoor.jp/
ブログで自身の横領疑惑の真相を暴露し話題に
長谷川豊さんはフジテレビを退社した翌日である2013年4月2日に、真実を暴露するためのブログ「長谷川豊のAmerican Journey最終章~僕に起きたことのすべて~」を立ち上げています。
出典:http://blog.livedoor.jp/
また、長谷川豊さんにはこのブログ以外にも、「長谷川豊公式ブログ 本気論 本音論」「長谷川豊オフィシャルブログ 長谷川豊アナの夢の日を越えていこう!」などのブログがあります。
「長谷川豊のAmerican Journey最終章」は、あくまで自身の横領疑惑を晴らすための期間限定ブログとの位置づけられているようです。
このブログでは、長谷川豊さんの横領疑惑について、これまで報じられてきた報道内容に、1つ1つ答える形で進められています。
簡単に整理してみると…、
・「ペットを飼うためと偽って住居費を高く申請したが、実際にはペットはいなかった」
↓
勝手に横領した話になっているが、ペットは実際に飼っていた(愛犬の写真アップ)
・「残念ですが本日まではフジ社員なので詳細を話すことはできません。ただ、当時の私は年収2400万円、手取りで毎月100万円以上頂いていた。それで200万円の不正に手を染めたと言われるのは心外です。」という長谷川さんのコメント
↓
言ってない、年収の金額は自身も初耳
実際には年収に関するコメントはしておらず、収入は手取り金額しか認識していないため自分でも正確な年収は分からない
引用:「経費不正使用やってない」元フジ長谷川豊アナがブログで恨み節全開|BIGLOBEニュース https://news.biglobe.ne.jp/
長谷川豊さんは当時ペットを飼っていたため、フジテレビが想定する家賃ではペット可の物件がなかなか見つからず、家賃が相場よりも高くなることを説明したそう。
ですが、FCI(フジサンケイ・コミュニケーションズ・インターナショナル)のW君なる人物から、もっと値下げ交渉するようにとプレッシャーをかけられていたようです。
出典:https://ameblo.jp/
ちなみに、長谷川豊アナが“W君”と呼んでいた人物について、長谷川豊さんの2013年4月7日付けのブログ記事の中で、次のように表現しています。
この、FCIにいるフジテレビ人事部のW君とは、実はもともとアナウンサーだった子だ。
僕はスポーツ実況の現場などで一緒だった時もあるし、僕にとってはW君がニューヨークにいることは本当に心強かった。
しかし、W君には性格上、ちょっとしたクセがあることも事実だった。
とにかく、下の人間に対し、機嫌が悪いと、高圧的になりすぎること。
高学歴の影響もあるかわからないが、ちょっと人を見下したような態度をとるところ。
引用:2013年04月07日 : 長谷川豊 【公式ブログ】 長谷川豊のAMERICAN JOURNEY FINAL http://blog.livedoor.jp/
これらのヒントから、FCIのW君なる人物は、元フジテレビのアナウンサーであり、2008年からFCIに勤務している、渡邉卓哉さんで確定だと言われています。
出典:https://japaneseclass.jp/
入居予定日まで日数も迫っており、W君は不動産会社にもクレームを入れていたことから、長谷川豊さんはまさに板挟みの状態になっていたそうです。
そこで、何とか値下げ交渉が成立したように見せるため、次のような打開策を不動産会社から提案されるんですよね。
僕たちアナウンサーの赴任期間は基本的に3年間。
(中略)
僕は先に、毎月500ドル分、合計すると3年間分で日本円で200万円ほどを先に払い込む。大家さんには「家賃4500ドル」と契約書に書いてもらう。
こうすることによって、何が起きるのか?
フジテレビに提出する、家の契約書には
「毎月500ドルの値下げ交渉、成功。毎月の家賃は4500ドルに下がりました」
と書けるようになり、不動産業者はW君にこれ以上責められることもなくなる。
引用:僕のしたこと① : 長谷川豊 【公式ブログ】 長谷川豊のAMERICAN JOURNEY FINAL http://blog.livedoor.jp/
領収書には、そのまま書くとW君にバレてしまうため、「ペット手数料」と書いてもらうことでなんとか契約は成立したそうです。
その後、人事部の労務担当からこの手数料について聞かれた長谷川豊さんは、セキュリティデポジット(敷金のように退去後に全額返金される)として申請できるかをちゃんと確認したそう。
なんだかいまいちしっくりこない説明ではありますが、長谷川豊さんのブログには批判コメントが殺到したのだとか。
しかし、コメントを書き込んだ人物のIPアドレスをチェックしてみたころ、その大半がフジテレビからの書き込みだった…と、長谷川豊さんは公表しています。
長谷川豊の炎上騒動② 人工透析批判ブログ騒動を総まとめ
この“人工透析”ブログ炎上騒動は、その名の通り、長谷川豊さんが自身のブログで、人工透析に関する自身の考えを、目を疑うような痛烈な表現で記述したことがすべての始まりでした。
出典:https://togetter.com/
結果的に、長谷川豊さんは当時担当していた番組を全て降板する事態にまで発展するのですが、その経緯と結末について総まとめしてみました。
人工透析批判騒動は長谷川豊のブログから始まった
長谷川豊アナは、前述の横領疑惑の真相を語ったブログ『長谷川豊のAmerican Journey最終章~僕に起きたことのすべて~』とは別に、いくつかのブログを運営しています。
その中の1つであり、メインブログとも言える「長谷川豊公式ブログ 本気論 本音論」が、今回の大炎上の舞台になりました。
出典:http://blog.livedoor.jp/
長谷川豊さんはこのブログに、日本の健康保険制度や社会保障制度にまで言及する、人工透析患者の医療費に対する独自の意見を訴えた記事を、9月19日付けで投稿しました。
その記事のタイトルがこちら。
「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!」
とてもテレビで活躍するアナウンサーの言葉とは思えない、目を疑うような過激なタイトルが付けられているんですよね。
現状の健康保険制度および年金制度を問題視する中で、日本における人工透析患者に言及。その多くは、医師からの注意を無視して自堕落な生活を送り続けた結果、透析を受けざるを得なくなった「自業自得」な患者だと主張した。
引用:長谷川豊氏、「人工透析」ブログの「真意」語る 全腎協の謝罪要求は「断固拒否」 http://www.j-cast.com/
もちろん、ネットを中心に批判が殺到し、その後に更新された記事も含めて大炎上に発展することになります。
出典:https://twitter.com/
後に修正が入りますが、この時点では「殺せ」以外にも「バカ」だの「ハナクソ」だのといった人工透析患者への暴言が多数使われていました。
さらに炎上が進むにつれ、もう1つの問題が発覚することになります。
実は、このブログの内容に、人工透析患者のブログ内容を無断でコピペしていたのでは?との疑惑が急浮上するんですよね。
長谷川豊さんがコピペしたとされているのは、障害者手帳所持者の優遇制度に関する部分です。
引用元のブログにあった記述と一語一句、全く同じ記述が長谷川豊さんのブログに貼り付けられていたことが判明したのです。もちろん引用元の表記もなしで…。
しかもです!引用元のブログにあった誤字までが、そのまま長谷川豊さんのブログに貼り付けられていたことから、“コピペによる丸パクリ”だと大騒ぎになったのです。
「ブログを読んだ誰もが長谷川アナ自身の言葉で力説していると思ったはず。それが一般人のブログをそっくり引用したものだったとは‥‥。ここまで恥ずかしいのはあまり記憶にありません」(週刊誌記者)
引用:前代未聞の赤っ恥!長谷川豊アナの炎上ブログはコピペで丸パクリしたものだった | アサ芸プラス https://www.asagei.com/
これまで様々なことに対して、独自の価値観に基づく持論を展開してきた長谷川豊アナが、特にネット上では忌み嫌われる“コピペ”をしていたとあって、まさに炎上の火に油を注いだ形に…。
人工透析批判ブログが炎上するも長谷川豊は謝罪なし
これらの炎上や猛烈な批判に対して、長谷川豊さんは素直に謝罪するどころか、あくまで自分の意見は間違っていないという主張を繰り返しました。
出典:http://blog.livedoor.jp/
すべての腎臓病患者の医療と生活の向上を目的として結成された、人工透析患者を中心とする組織「全国腎臓病協議会(全腎協)」からの抗議文と謝罪要求に対しても…
「(おそらく)そもそも私の文章を読まずに出してる」
「どこを訂正しどこを直すかが何も書いていない」
引用:全腎協が私の抗議文を送ったそうだ。結論から申し上げるが、謝罪と訂正を断固拒否する。というか「出来ない」。その理由。 http://blog.livedoor.jp/
と主張して、謝罪と訂正を拒否するばかりか、全腎協に対して、次のように挑発するような発言を繰り返すんですよね。
「おマヌケ」にしか見えない
ネット上で私をバッシングしたい人が「そこしか批判できないから」書いてるだけの2チャンネルレベルの話に「法人格」を持ってらっしゃるあなた方が乗っちゃいけない。
引用:全腎協が私の抗議文を送ったそうだ。結論から申し上げるが、謝罪と訂正を断固拒否する。というか「出来ない」。その理由。 http://blog.livedoor.jp/
長谷川豊が理事を務める医師団体がたまらず謝罪
また、実は長谷川豊アナは、メディカルリテラシーの醸成を理念に掲げ、若手医師が中心となって結成された医師団体である「医信」の理事を務めています。
出典:http://saigaijyouhou.com/
今回の長谷川豊アナの炎上騒動を受け、堪らず…と言った形で、次のような謝罪を表明する事態に発展しました。
医信はブログ記事の投稿について「長谷川自身が義憤に駆られ、独自の取材と倫理的判断に基づき行ったものであり、当社団の公式見解ではありません」と説明
引用:人工透析ブログ「当社団の公式見解でない」 長谷川豊氏が理事の医師団体「医信」が謝罪 https://www.j-cast.com/
何らかの意図があったにせよ、「人工透析患者を殺せ!」なんて暴言を吐く人物が、“メディカルリテラシー”に関連する団体に関与していたという事実は、何とも皮肉な話ではあります。
コメント欄に寄せられた非難に「バカ丸出し」と吐き捨てる長谷川豊
世間の批判も、ブログの内容そのものと言うよりも、「殺せ」だの「バカ」だのという過激な言葉づかいに批判が集中していたようです。
出典:https://www.youtube.com/
長谷川豊さんのブログのコメント欄には、
だから私的なメールとかならまだしも、不特定多数が見ている場で、不適切な言葉を選んでしまったからこうなってるんだって何度も言われてる。ましてや人前に立つ仕事をしてらっしゃるのだから、その発言から来るイメージは必ずついて回る。
引用:読売テレビ降板とBLOGOS公式ライター除外を受けて http://blog.livedoor.jp/
少なくとも自分は内容まで否定してない。 死ねだの殺せだのという単語は社会人としてどうか? 中にはタイトルだけでムカついた人もいるんじゃないのムカついた人が真っ直ぐ内容見ると思う? 自分の考えをいろんな人にわかってもらいたいなら言葉使いには気を付けないとね。社会人として当たり前でしょ
引用:読売テレビ降板とBLOGOS公式ライター除外を受けて http://blog.livedoor.jp/
ただただ感情に任せて、批判を繰り返すばかりのコメントも多い中、このように冷静なコメントをしている人も少なくありませんでした。
しかし、そんな至極真っ当に思える批判も含めて、長谷川豊アナは自身のブログの中で「バカ丸出し。相手にするのも疲れるわ。」と吐き捨ててしまいます
「そんなに怒っていますよ」という、キツメのスラング(崩し言葉)に決まってんでしょうが。その程度のニュアンスも読解出来ないレベルの人間が「長谷川が『殺せ』と言ってるので殺人犯だぁぁぁぁぁ!」とか言ってるんです。バカ丸だし。相手にするのも疲れるわ。
下らない「言葉狩り」や「言論弾圧」が横行する時代です。
人の意見を尊重し、人の意見に聞く耳を持たない人間は、先進諸国に住まない方が良いと思うのですが、とても残念なヒステリックバカが大量に増殖していて非常に面倒くさい毎日です。
引用:余りの低レベルな言葉狩りに戸惑っています : 長谷川豊 公式コラム 『本気論 本音論』 http://blog.livedoor.jp/
もちろん、それが更なる炎上に繋がることになったことは言うまでもありません。
長谷川豊がブログの中で過激な言葉を使った意図について
そして、長谷川豊さんは世間からの凄まじいバッシングをうけて、遂に「殺せ」という過激な言葉を使った意図について次のように説明するんですよね。
出典:https://www.j-cast.com/
「一人でも多くの人に拡散してほしくて付けたのですが、やはりこれは非難が来て当然。タイトルだけ見て誤読されることも、悪用されることも予測しきれなかったのは完全に僕のミスです。いつもどおり『長谷川またふざけたこと言ってるよ』って拡散してもらおうと思ったら、多くの人に迷惑をかけてしまった」
引用:長谷川豊氏、「人工透析」ブログの「真意」語る 全腎協の謝罪要求は「断固拒否」 http://www.j-cast.com/
現在の日本が抱える深刻な医療費や社会保障制度問題について、自らの主張を多くの人に知ってほしいとの気持ちは分かりますが、過激な言葉で拡散させる方法はいかがなものでしょうか。
しかも、“僕のミス”は、拡散のために過激なタイトルをつけたことではなく、あくまで“その過激なタイトルを見て誤読し、大騒ぎするバカな読者が多数出ることを予測できなかったこと”なのです。
それこそ、読者をバカにしていると言わざるを得ません。
長谷川豊の人工透析批判ブログ炎上騒動のその後
そんな自らの主張を曲げようとしなかった長谷川豊アナですが、あまりの炎上っぷりに心が折れたのか、9月25日に人工透析に関するブログ記事内容を一部修正しました。
出典:https://www.excite.co.jp/
まずは、タイトル「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!」が変更されました。
変更後は、「医者の言うことを何年も無視し続けて自業自得で人工透析になった患者の費用まで全額国負担でなければいけないのか?今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!」となりました。
炎上のキッカケになったタイトルの「殺せ」の表現は削除されています。また、他に「バカ」だの「ハナクソ」だの辛辣な表現がありましたが、それらもほとんど削除されたようです。
そして、その削除理由について、ブログ記事の注釈として次のように記載されています。
※注2:本コラムのタイトルなどが、悪意を持って拡散され、真面目に治療を受け、本当に苦しんでいる透析患者の方々の気分を害するような拡散がされていることを受け、タイトルを変更しています。実はよく読んでいただけると言っていることは内容は全く同じだったりしますが、上記タイトルに変更させていただきました。(9月25日昼12時30分)
引用:医者の言うことを何年も無視し続けて自業自得で人工透析になった患者の費用まで全額国負担でなければいけないのか?今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!! http://blog.livedoor.jp/
もともと悪意を持って拡散させようとしたのは、長谷川豊さんだったはず。
しかも、当初は想定すらしていなかった「真面目に治療を受け、本当に苦しんでいる透析患者」がここで初めて登場しているにもかかわらず、その事については一切触れられていません。
そう、長谷川豊さんは当初、透析患者を全員「自業自得」とひとくくりにしていたんですよね。
だからこそ、透析患者を中心とする組織「全腎協」からの抗議文と謝罪要求に対しても、けんもほろろに突っぱねることができたわけです。
また、この期に及んでも自分は間違ったことは言っていない、悪いのは先入観から自分の主張に悪意を持ち、ろくに記事を読みもせず大騒ぎしているバカな読者だと一貫して主張しています。
炎上後の長谷川豊は全てのレギュラー番組を降板へ
今回の炎上騒動以前は、8本のレギュラー番組を抱えていた長谷川豊さんですが、この1件によってレギュラー降板が相次ぐことになります。
まず動いたのがテレビ大阪でした。
長谷川豊さんの炎上ブログを「報道番組のキャスターとして不適切な行為」と判断し、2016年9月29日に長谷川豊アナが担当していた「ニュースリアルFRIDAY」の降板を発表しました。
出典:https://twitter.com/
ところが、長谷川豊アナ自身は、今回の炎上騒動が自身の番組降板にまで繋がるとは思っていなかったようで、
本心を言うと、さすがにテレビ上の発言ではなく「ネットのブログのタイトルの文言」が、テレビ大阪の仕事を「降板」というところまで発展するとは夢にも思ってはいませんでした。そこは私の甘いところでした。私はネットはネット、番組は番組で使い分けているつもりでしたが、そういう訳にも行かなかったのでしょう。スポンサーへの大量の攻撃の呼びかけもあったと聞いています。関係各所に大変なご迷惑をおかけしてしまいました。
(中略)
ひとしきり落ち込みます。
そして、少し立ち止まって、自分を見つめ直します。
もっと勉強して成長できるように頑張ります。
引用:2016年09月 : 長谷川豊 公式コラム 『本気論 本音論』 http://blog.livedoor.jp/
あれだけの批判に晒されてもなお、気丈に振る舞っていた鋼のメンタルをもつ長谷川豊アナも、番組降板は相当に応えたようですね。
とは言え、番組降板という事態になって初めて、自分を見つめ直す…ってのはどうなんでしょう。
そして、「ニュースリアルFRIDAY」の降板を皮切りに、その後も降板は相次ぎます。
10月3日には、ついに最後のレギュラー番組TOKYO MX「バラいろダンディ」の番組内で、長谷川豊アナは謝罪をしています。
出典:http://saigaijyouhou.com/
局など関係各所に対し騒動を詫びただけでなく、「人工透析の治療を受けている患者の方々やご家族の皆さま方、関係者の方々を深く傷つける表現をしてしまったことに関しては全面的に自分のミスです。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。心からお詫び申し上げます」と、最も謝罪が必要だった人工透析患者に対しても初めて謝罪した。
引用:長谷川豊「バラいろダンディ」で謝罪も発言の撤回はせず!これでミソギは済んだ? http://www.asagei.com/
別に謝罪をしたからと言って、長谷川豊アナの心ない言葉が多くの人を傷つけたことには変わりないわけなのですが、それでも「ようやく謝罪したか…」そんな空気が流れました。
しかしそんな流れも束の間でした…。
その直後、あの謝罪の文面は長谷川豊アナ本人ではなく、TOKYO MXが起草したもので、自分はただそれを読み上げただけ…みたいなことをブログに書いちゃった長谷川豊アナ。
当然、猛抗議が殺到したことは言うまでもありません。
そして遂に、最後の砦だったTOKYO MX「バラいろダンディ」の降板が決定し、これによって長谷川豊アナは全てのレギュラー番組を降板することになりました。
出典:https://yuruneto.com/
MCを務めていたTOKYO MX「バラいろダンディ」(月~金曜後9・0)を降板したことが5日、番組内で発表された。降板は3番組目で、これで全てのレギュラー番組を失った。
引用:長谷川豊アナ全番組降板、阿部哲子アナ「バカヤローと言いたい」 http://www.sanspo.com/
長谷川豊の炎上騒動③ 現在、部落差別問題でまたまた炎上中
そんな長谷川豊さんの炎上癖はとどまるところを知らないようで、2019年に入ってもまたやらかしちゃったんですよね!
それは2019年2月の講演会で、近世の日本において被差別階層とされた人々に触れた話の中で、長谷川豊さんが次のような発言をしたシーンを収めた動画が拡散されてしまったのです。
出典:https://blog.goo.ne.jp/
「日本には江戸時代にあまり良くない歴史があった。士農工商の下に人間以下の存在がいた」
「でも人間以下と設定された人たちも性欲などがある。当然、乱暴などもはたらく」
引用:維新、部落差別問題の長谷川豊氏の立候補辞退を発表 「堺市長選に配慮」 https://www.buzzfeed.com/
こんなとんでも発言を受けて、部落解放同盟は、2019年7月に行われる第25回参議院選挙での比例区の候補として長谷川豊さんを公認していた日本維新の会に対して、抗議文を提出。
日本維新の会の松井一郎代表は「かばう余地がない」として、長谷川豊さんの公認を一時停止を即刻決定。
公認を取り消す方向で調整していたところ、6月10日になって長谷川豊さん本人が、比例区での公認辞退を申し出たようです。
出典:https://www.nikkan-gendai.com/
得意のイイワケに走ろうとするも、今回ばかりは全面降伏した長谷川豊
この差別発言について長谷川豊さんは、6月10日付けのブログで、問題となった動画は、「切り取られて編集されていた」とした上で、次のように説明しました。
画面上の僕は「江戸時代には士農工商の下に人間以下に設定されたエタ・非人がいてね」「その人たちにも性欲がある」「犯罪のプロ集団」と嬉々として話していました。
なんなんだこれは。
しかもよく聞くと、そうとも言い切ってない。なんだか主語も述語もおかしなことになっていて、とてもじゃないですが、アナウンサーの喋りじゃあない。
引用:全ての皆様に心からの感謝を http://blog.livedoor.jp/
また、部落差別への認識については、次のように記されています。
出典:http://search.kinpal.jp/
間の悪いことはもう一つありました。
僕らの世代は、小学校などで(僕は道徳の授業でした)江戸時代に暗い差別の歴史があった、と習いました。4段階の身分制度(士農工商)。そして、その下に被差別階級があった、と。
(中略)
最新の歴史の教科書では、実はそんな歴史認識自体が間違っていた、というのが最新の学説となっており、子供たちの教科書から、その差別の歴史の記述自体が無くなっているのです。
僕はそれを知りませんでした。覚悟を決めるしかありませんでした。
(中略)
そもそも僕は、被差別部落の問題について無知でした。新しく教科書の記述も変わっていることも知らなかった。ここを突かれたのであれば僕のミス。僕が悪かったんです。
引用:全ての皆様に心からの感謝を http://blog.livedoor.jp/
と、いつものイイワケに走ろうとするのですが…今回はばかりはニッチもサッチも行かなかったのか、5月22日付けのブログで以下のように謝罪し、発言を撤回しました。
「江戸時代を含めた中世・近世の身分制度について、きちんとした知識を有しないにもかかわらず、安易に『一部の身分の被差別者を犯罪集団だった』と言及したことは、『差別の助長』『差別の再生産』を聴衆の皆さんにもたらす弁解の余地のない差別発言です」
「私自身の『潜在意識にある予断と偏見』『人権意識の欠如』『差別問題解決へ向けた自覚の欠如』に起因する、とんでもない発言です」
「人間としてあってはならないことを犯してしまい、慙愧の念に堪えません。この発言を全面的に謝罪するとともに、完全撤回させてください」
引用:現在、一部ネットで拡散されている動画について全面的に謝罪致します http://blog.livedoor.jp/
長谷川豊 公式コラム 『本気論 本音論』 : 現在、一部ネットで拡散されている動画について全面的に謝罪致しますhttps://t.co/01ziSfctmL
— 長谷川 豊 (@y___hasegawa) 2019年5月22日
まとめ
いかがでしたでしょうか。
長谷川豊さんがフジテレビを退社した原因と言われる横領疑惑の真相、“人工透析”ブログ炎上騒動の経緯と顛末、そして2019年の講演会での差別発言について総まとめしてみました。
長谷川豊さん自身は、正義感を貫き、世の中の歪みに対して真っ当な意見を発信したつもりかも知れませんが、彼のアナウンサーらしからぬ過激な言葉は、もはや不快感しかありません。
逆にそれらの辛辣な言葉のせいで、長谷川豊さんが本当に言いたいところが伝わらなくなってしまっているようにも感じました。
世の批判やバッシングと闘う勇気やエネルギーを、何か他のことに使った方が良いと思うのは私だけではないはずです。