愛甲猛の若い頃と現在!嫁&子供(息子/娘)・裏社会との関係・人差し指の疾患・高校時代や成績も総まとめ

愛甲猛さんは元プロ野球選手でYouTuberとしても活躍中ですが、裏社会と野球業界との関係を暴露し話題です。

 

今回は愛甲猛さんの高校時代など若い頃、成績、結婚した嫁と子供(息子・娘)、人差し指の疾患と現在も紹介します。

愛甲猛のプロフィール:元野球選手でアウトローにも精通

生年月日:1962年8月15日

出身地:神奈川県

所属:社会人野球クラブチーム「TOKYO METS」

 

愛甲猛さんは元プロ野球選手で、現在は野球評論家・YouTuber・役者などとして活動。また、実業家でもあります。

 

現在は社会人野球クラブチーム「TOKYO METS」のコーチを務めているほか、野球界×アウトローに精通しており、”アウトローの専門家“としても活動中です。

 

 

愛甲猛の中学時代:身体能力の高さで活躍する一方で不良だった

出典:https://pixabay.com/

 

愛甲猛さんは小学生の頃から野球を始めました。

 

中学時代にはその身体能力の高さが目立つようになり、バレーボールをはじめとするそのほかのスポーツからも声がかかっていたといいます。

 

しかし素行が悪く、いわゆる”不良”だったのだとか。タバコ・シンナー・万引きといった悪さのほか、暴走族の集まりにも参加していたそうです。

 

 

愛甲猛の高校時代:甲子園出場の裏ではタバコ・シンナー漬けだった

出典:https://sportsbull.jp/

 

中学を卒業後は、特待生として授業料免除で横浜高校へと進学。

 

1年生からエースとして活躍し、1978年に開催された「第60回全国高等学校野球選手権大会」に出場しました。

 

1978年に、僕は1年生で夏の甲子園に出ています。神奈川大会は2回戦から投げましたが、勝っている試合のリリーフが多くて、先発したのは準々決勝から。無心で投げたらポンポンと勝って、気づいたら甲子園にいたという感じでした。その年の横浜にはエースがいなくて、僕にチャンスが巡ってきたんです。本当に運がよかったと思います。

 

引用:愛甲猛が明かす荒木大輔との決勝ドラマ 「女の子の悲鳴はすごかった」

 

その一方で、合宿所を脱走して不良仲間の家を渡り歩くといったトラブルも。

 

最終的には警察に補導され、当時の監督・渡辺元智さんが身元を引き受けたのちに自宅へ。そして、再び野球部へと戻ったのです。

 

渡辺元智さんはその後のインタビューで、当時を以下のように振り返っていました。

 

口数の少ない愛甲は当時、何も話しませんでしたが、後から肘や肩に違和感があって思うような投球ができなかった、と聞きました。思い通りの投球ができないのにどこに行っても人だかりで、「野球はやりたくない」という気持ちになっていたのでしょう。そんなときに中学時代の非行仲間と出会ってしまった。逗子署で会ったその日は何も聞かず、自宅に帰しました。

 

引用:渡辺元智(18)消えたもう一人のエース

 

そんな愛甲猛さんは甲子園出場を果たしながらも、2年生まではタバコ・シンナーを続けており、あだ名がシンナーを示す「あんぱん」だったと語っています。

 

3年生の時に甲子園優勝を本気で目指すようになり、そこからようやくタバコ以外の悪事は断ち切ったのだとか。

 

そして3年生の時に出場した「第62回全国高等学校野球選手権大会」決勝戦で、当時世間をにぎわせていた早稲田実業高校のエース・荒木大輔さんを抑え、優勝。

 

端整な顔立ちとその実力から、女性を中心に絶大な人気と知名度を誇り、”甲子園のアイドル“として注目を集めていました。

 

当時、横浜高校のエースとして活躍していた愛甲さん。少し不良っぽく、やんちゃそうな雰囲気は女性たちのハートをわしづかみにした。愛甲さんがマウンドに立つと、若い女性ファンから黄色い声援があがり、試合後、愛甲さんの乗ったバスに大勢のファンが群がりサインを求めるほど。

 

引用:愛甲猛の転落生活をトコトン支えた妻の献身

 

現在では考えられませんが、愛甲猛さんはのちのインタビューで、優勝パレードの翌日にはスナックで酒を飲んでいたと告白しています。

 

さらに高校卒業間近には、暴行事件が発覚。週刊誌でも大々的に報じられ、大きな波紋を呼びました。

 

 

愛甲猛の若い頃の経歴① ドラフト1位で「ロッテオリオンズ」に入団

 

愛甲猛さんは、プロ野球入りする際に地元球団である「横浜大洋ホエールズ」「西武ライオンズ」を希望していました。

 

大洋ホエールズはドラフト前に愛甲猛さんを熱心に誘っており、西武ライオンズからも「大洋ホエールズから指名がなければ、社会人チームを経由して西武に」と密かに言われていたそう。

 

今では考えられませんが、愛甲猛さんは当時、西武ライオンズ関係者から接触がある度に10万円を小遣いとして渡され、ソープランドに連れて行ってもらうといった接待も受けたとのこと。

 

しかし、ドラフト会議当日を迎え、蓋を開けてみると予想もしていなかった「ロッテオリオンズ」が1位で指名。愛甲猛さんは予期せぬ結果に思わず舌打ちし、その後も仏頂面でした。

 

愛甲猛さんはそんな不服そうな態度をとっていたものの、他の指名選手に少し遅れてロッテオリオンズへと入団しています。

 

実は当初、予定通り指名を蹴り、西武の社会人チーム経由で西武ライオンズ入団を考えていましたが、他球団から1位指名を受けた川村一明さん・高山郁夫さんが先に社会人チームに入団。

 

そのため”他球団のドラフト1位選手を3人も獲ってはまずい”と考えた当時の西武ライオンズオーナーから、どこかで呼び寄せるので今はロッテへ…と告げられ、ロッテへ入団となりました。

 

 

愛甲猛の若い頃の経歴② 野手に転向しバッターとして主軸で活躍

 

愛甲猛さんは「ロッテオリオンズ」に、契約金4800万円・年俸450万円で入団。

 

1980年、夏の甲子園で優勝した横浜高校のエースは、まさかのロッテ1位指名に驚きながらも、入団交渉に臨んだ。契約金4500万円、年俸420万円の提示に、同席した渡辺元智監督が上積みを要求。それぞれ300万円、60万円ずつ上がったという。「監督は『3年間、年俸ダウンなしで』というお願いもしてくれました。『引退後もロッテで雇用する』という契約もしたけど、覚え書は球団が持ち、コピーさえくれなかった。

 

引用:愛甲猛「ロッテ入団が決まったらカラオケデュエットで3万円も」

 

入団後すぐに人気を博し、イベントには女性が殺到したといいます。

 

1981年より1軍に昇格し、1983年からは中継ぎに。翌1984年からは野手へと転向し、当時チームの主砲であった落合博満さんに打撃技術を教わりました

 

1986年頃より右翼手として1軍で活躍。1988年からは主軸として本塁打17本を記録しました。

 

1989年にはオールスターゲームに初出場したほか、ゴールデングラブ賞も獲得。

 

さらに1992年、当時のパ・リーグ記録となる、1988年からの535試合連続フルイニング出場を記録しています。

 

 

愛甲猛の若い頃の経歴③ 中日ドラゴンズへ移籍・2000年に引退

 

打撃不振に陥っていた愛甲猛さんは、1995年に監督・GMが交代したことを機に出場機会が激減。無償トレードで「中日ドラゴンズ」へと移籍します。

 

移籍後は主に外野手として起用され、控え一塁選手・代打としても活躍しました。

 

さらに、1999年には3割を超える打率でリーグ優勝に貢献。同年の日本シリーズでも代打として安打を放ちました。

 

そして、2000年をもって現役を引退しています。

 

 

愛甲猛の引退後:職を転々としたのちタレント・野球評論家に

 

 

愛甲猛さんは選手引退後、飲食店経営やサラリーマンを経験。しばらく職を転々としていたといいます。

 

そしてその後、タレントへと転身。2003年公開の映画「首領への道」に出演するなど、役者としても活動していました。

 

また、2002年には失踪騒動も話題に。実際には温泉に行っていただけだったそうですが、当時契約していた芸能プロダクションとのトラブルから、失踪疑惑が持ち上がったといいます。

 

そういった経緯もあってか、2006年には芸能事務所より独立しました。

 

化粧品・サプリメント企画会社も経営するかたわら、2008年からは男性向け情報誌『スコラ』で野球に関するコラムの連載がスタート

 

2017年からは、社会人野球クラブチーム「TOKYO METS」のコーチに就任しています。

 

 

また、2013年公開の映画「ダイヤモンド」、同年発売のVシネマ「日本統一」にも出演しました。

 

 

愛甲猛の成績は?投手としての勝利はないが3割打者として活躍

 

愛甲猛さんはロッテ時代、投手として通算61登坂。0勝2敗で39失点、防御率6という成績でした。

 

打者としては中日時代も合わせて通算1532試合、4749打席に立ち、513打点を獲得。打率は2割6分9厘です。

 

また、1985年・1989年・1999年には3割を超える打率となっています。

 

 

愛甲猛は嫁・佐知子さんと結婚:馴れ初めは電車

 

 

愛甲猛さんはプロ入り3年目の時に嫁・佐知子さんと出会っています。

 

佐知子さんは高校を卒業後、千葉県の宝石店で勤務していたそう。

 

そして20歳の時、仕事帰りの電車で酔っ払いに絡まれ、近くにいた男性に助けを求めたところ、それが愛甲猛さんだったといいます。

 

その後、意気投合した2人は連絡先を交換。有名人だから…と尻込みした佐知子さんはなかなか連絡できず、出会いから半年後にやっと連絡してやがて交際が始まりました。

 

しかし、当時女性人気が高かった愛甲猛さんのため、歩くときは腕を組んだり手をつないだりすることはできず、距離をとって離れていたのだそう。

 

また、遠征ばかりで会うこともままならなかったそうですが、愛甲猛さんは遠征先からの連絡を欠かさなかったといいます。

 

猛さんは、遠征先でも毎日、佐知子さんに電話をし、電話代とルームサービス代で当時20万円も払っていたそう。また、翌日5時半起きの時でも時間ギリギリまで電話していたことも。一見、恋愛にはいい加減そうに見える猛さんだが、意外にも、真面目な一面を持っていた。

 

引用:愛甲猛の転落生活をトコトン支えた妻の献身

 

そして、プロ6年目で1軍に定着したことを機に結婚

 

佐知子さんは現役中のサポートはもちろん、引退後はなかなか定職に就けなかった愛甲猛さんに代わり、週5日パートで働くなどして家計を支えてくれたといいます。

 

 

愛甲猛の子供は2人:息子は社会人野球の選手・娘はビールの売り子だった

 

 

愛甲猛さんには、娘と息子が1人ずつ、2人の子供がいます。

 

長男・愛甲大樹さんは愛甲猛さんも所属している社会人野球クラブチーム「TOKYO METS」で、選手兼任コーチを務めています。

 

また、長女の名前や職業は不明ですが、2009年頃は千葉マリンスタジアムで売り子のアルバイトをしていたそうです。

 

2016年にはX(旧Twitter)に親子写真が投稿されています。

 

 

 

愛甲猛と薬物問題:ホルモン剤の副作用で閉塞性動脈硬化症に

 

愛甲猛さんは、2001年頃より現役時代の薬物使用を自ら告白しています。

 

薬物を使用していたのは主に中日時代で、体力の衰えをカバーするべくホルモン剤である「アンドロステンジオン」を使用していました。

 

アンドロステンジオンは、ヨーロッパの科学者が1930年代にはじめて分離に成功したもの。エバルト氏の研究所は80年代後半に、ステロイド剤を常用していた東ドイツの選手たちが、競技前のドーピングテストを受けるためにステロイド剤の服用をやめる際のいわゆるつなぎの薬物として、アンドロステンジオンを使う技法を開発した。

 

引用:スポーツ界を汚染し続けるステロイド剤

 

ホルモン剤を使用することにより体力や持久力が向上したもの、激しい動悸に見舞われるなど副作用も感じるように。

 

さらに、引退後には足が異様にむくみ、静脈血栓が発覚。即入院となりました。

 

病名は、「閉塞性動脈硬化症」。一歩間違えれば、死んでいたかもしれないほどだった。文字通り、動脈硬化が原因で血流障害が起きる病気。それにより血栓が出来やすく、脳梗塞や心筋梗塞を併発する恐れがあり、最悪の場合、死に至る危険性もあった。この時、夫・猛さんは38歳だったが、血管年齢は、70歳以上という診断が下された。原因は6年間服用し続けた、あの筋肉増強剤だった。

 

引用:愛甲猛の転落生活をトコトン支えた妻の献身

 

今現在はドーピングの危険性について警鐘を鳴らす立場にある愛甲猛さんですが、使用当時はドーピングに関する禁止規定はなかったとのこと。

 

実際、アンドロステンジオンを服用し始めたのも、メジャーリーガーであるマーク・マグワイア選手が使用していたことがきっかけで、医師とも相談していたといいます。

 

 

愛甲猛が患った人差し指の血行障害とは?

 

愛甲猛さんは2014年に男性向け雑誌『BUBKA』で連載中のコラムで、左人差し指の血行障害であることを明かしました。

 

つま先から頭まで全ての組織に送られている血液。その血液の流れに異常が生じる疾患を血行障害と言います。血行障害にはいくつかの種類があります。その中でも野球、特に投手と捕手に陥りやすいのが、血管が縮んだり細くなる血行障害です。フォークを多投する投手はボールを人差し指と中指で挟み、互いの指を幾度となく強くこすり上げるため、挟む指の血管がだんだんと細くなり、縮むことで血の流れが悪くなるのです。

 

引用:No.65「痺れや感覚の麻痺が生じる血行障害」

 

しかし、早期に発見できたため、その後に完治したとのことです。

 

 

愛甲猛がプロ野球と裏社会の関係を暴露し話題に

 

 

愛甲猛さんは引退後、”アウトローの専門家”としても活動。野球業界と裏社会とのつながりなどをYouTubeをはじめとするメディアで明かしています。

 

愛甲猛さんいわく、プロ野球選手が暴力団などとつながるのは”タニマチ”経由が多いのだそう。

 

タニマチ経由というのは多いね。バブル時代に不動産屋さんがタニマチとして多かった。仲良くなってスポンサーになってもらい、酒席をともにするうちに、いずれはそういうヤクザたちが顔を出すようになるんですよ。全部がそうだとはいわないけれど。野球選手は野球しか知らないし、飲み食い遊びがセットで接待されるのが「当たり前」みたいな感覚だから、タニマチから声をかけられるとつい顔を出しちゃう。

 

引用:愛甲猛 「ヤクザがプロ野球選手に近づく方法」を体験的に解説

 

愛甲猛さん自身は高校時代から暴力団から声を掛けられ、サインなどに応じることがあったといいます。

 

ちなみに、プロ野球と反社会勢力が近い関係にあることが露呈したのは、1969年の黒い霧事件がきっかけです。

 

「黒い霧事件」とは、敗退行為につながる金銭の授受、いわゆる“八百長”への関与が疑われた西鉄の選手らに対して、永久出場停止(追放)などの厳しい処分が下されたものだ。1969年から1971年にかけて相次いで発覚し、球界のみならず社会に衝撃を与えた。

 

引用:球界を震撼させた「黒い霧事件」 八百長が生んだ悲しき凋落「なぜこんなに弱く…」

 

以降、プロ野球業界は裏社会との断絶にやっきになっていましたが、2015年には再び「読売ジャイアンツ」所属選手による野球賭博が発覚。

 

各球団が選手への研修を徹底するなどさらに警戒を強めていましたが、2016年には再び野球選手と暴力団組長との接触が報じられています。

 

巨人軍OBでプロ野球解説者の橋本清氏の仲介で暴力団組長(13年に上部組織から破門されており、現在は元組長)とプロ野球選手が次々と接触。OBも含めると、その数は8球団で28名にもおよぶという。

 

引用:読売ジャイアンツの選手にまたもや暴力団との交際発覚! 坂本や長野まで…切っても切れないヤクザとの関係

 

 

愛甲猛の現在:野球評論家やタレントとしてマルチに活躍中

 

 

愛甲猛さんは現在タレントとしても活動を続けており、2021年には日本テレビ系列で放送されたバラエティ番組「有吉の壁」に出演。

 

「真夏の壁芸人グランプリ!一般人の壁&ご本人登場選手権の伝説のネタ連発」コーナーに登場しました。

 

同年同系列で放送されたバラエティ番組「有吉ゼミ」にも出演しており、こちらでは大食いに挑戦しています。

 

また、自身のYouTubeチャンネル「愛甲猛の野良犬チャンネル」でYouTuberとしても活動。

 

現役時代の裏話や、野球業界と反社会的勢力との繋がりを暴露するなど、愛甲猛さんだからこその内容が話題となっています。

 

 

まとめ

愛甲猛さんは元プロ野球選手で、現在は野球解説者・YouTuberなどとして活躍しています。

 

破天荒だった高校時代に甲子園優勝を飾り、”甲子園のアイドル”として注目。

 

ロッテからドラフト1位で指名されますが、希望していた球団に入れなかったことから不適切な態度をとってしまったことも話題となりました。

 

その後、ロッテ・ドラゴンズで活躍。2000年に引退して以降、タレント・野球解説者・YouTuber・役者とマルチな活動を続けています。

 

近年は自身の体験から、野球界にまつわるアウトローな内容や、薬物使用といった内容を語り注目を集めている愛甲猛さん。

 

今後も愛甲猛さんだからこそ語れる内容を伝えていってほしいですね。

 

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