ウェントワースミラーさんは日本でも大人気のアメリカの俳優ですが、同性愛者であることをカミングアウトし話題です。
今回はウェントワースミラーさんの出演作品、同性愛カミングアウト、彼氏や彼女の噂と真相、現在を紹介します。
この記事の目次
ウェントワースミラーのプロフィール
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ウェントワースミラーさんは、イギリス出身のアメリカで活躍する俳優です。
学生の頃から演技の世界に興味があったようで、これまで様々な作品に出演し、日本での知名度も高いと言えるでしょう。
ウェントワースミラーさんのこれまでの経歴について見てみましょう。
ウェントワースミラーのプロフィール
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Wentworth Miller (ウェントワース ミラー)
生年月日: 1972年6月2日
出生地: イングランド・オックスフォードジャー州
身長: 185cm
イギリスで生まれ、ニューヨーク・ブルックリンで育ったウェントワースミラーさん。父親は弁護士と教師、母親も教師という厳格な教育環境だったようです。
国籍はイギリスとアメリカの2ヶ国分を所有しています。
そんなウェントワースミラーさんは、アフリカ系アメリカ人、ジャマイカ人、イングランド人、ユダヤ系ドイツ人、チェロキー族、ロシア系ユダヤ人、フランス人、オランダ人、レバノン人、シリア人の血が混じっているそう。
高校時代はミュージカルの部活にはいっていたことから、学生時代から演技が好きだった様子が伺えます。
通った大学は老舗として有名なプリンストン大学で、アカペラのサークルに入っていました。
大学を卒業するとロサンゼルスにある映画制作会社に就職し、やがて俳優として生きる道を選択し、会社を退職しました。
ウェントワースミラーの出演作品は?
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ウェントワースミラーさんの名前を聞くと、真っ先に「プリズン・ブレイク」を思い浮かべる人が多いことでしょう。
確かにプリズン・ブレイクは、俳優として名を知らしめた代表作品ですが、他にも様々な作品に出演しています。
ウェントワースミラーさんの過去の出演作品を紹介します。
下積み時代はチョイ役が多かった
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俳優を目指したものの、最初から大役が回ってくるようなことはありませんでした。
それでも地道に、チョイ役をこなして下積みを重ねてきたウェントワースミラーさん。
2002年にミニシリーズである「Dinotopia」において、初の主役である内向的な青年デイビット役に抜擢されました。
「白いカラス」で映画初出演
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その後2003年に人種問題をテーマとした社会派映画「白いカラス」に出演が決まり、主演のアンソニー・ホプキンスさんの青年時代の役を獲得したのです。
そして、出演した映画のテーマである人種差別に関して、雑誌「GQ」において慎重なコメントをしています。
「私の父は黒人、母は白人。どちらの血も流れている私は、いったいどちらの立場に立てば良いでしょうか」と問いかけるウェントワースミラーさん。
コメントの締めくくりとして、「1日でも早く、このような問題が無くなることを望みます」と自身の複雑な血筋に対しても思うことがあるようです。
この作品においては、チョイ役ではなく、ラブシーンを演じたり本格的なボクシングを披露するなどキーパーソンとして描かれています。
同年、アクション映画「アンダーワールド」においてスコット・スピードマン演じるマイケルの同僚役を演じました。
「ステルス」では声で演技
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2005年に公開されたアメリカ映画「ステルス」は、近未来における海軍の人口知能を有した戦闘機と海軍の兵士の物語です。
ウェントワースミラーさんは、物語のメインキャラと言っても過言ではない人工知能を搭載した無人戦闘機「E.D.I」を演じます。
ステルスは、姿は戦闘機であることから、声だけの出演という一風変わった演技を求められました。
主人公であるジョシュ・ルーカスさん演じるベン大尉は、E.D.Iに不信感を抱きましたが、次第に心を開き、無機質だったE.D.Iも人間味溢れる行動を取るようになるのです。
「レジェンド・オブ・トゥモロー」
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2016年にアメリカで放送された、タイムトラベル物の人気作品「レジェンド・オブ・トゥモロー」。
すでにシーズン4まで放送されており、ウェントワースミラーさんは緻密な作戦を練る参謀役としてレギュラー出演しました。
「プリズン・ブレイク」
海外ドラマ「プリズン・ブレイク」は、2005年から2017年に世界中で放送された人気ドラマです。
日本でもファンが多く、ウェントワースミラーさんを初めてこの作品を通して知ったという方も多いのではないでしょうか。
プリズン・ブレイクの制作元はFOXテレビで、「脱走物ストーリー」として2003年に企画が上がったのですが1度は却下されたんだとか。
こういったストーリーは、ドラマ自体が長期化しやすく上層部が首を縦に振らなかったようです。
ところが、2004年に放送された「24-TWENTY FOUR-」や「LOST」といったドラマが大ヒットしたことを受けて、局の方針が大きく変わったのです。
改めてFOX側としてプリズン・ブレイクの制作が決定し、ウェントワースミラーさんが主人公マイケル・スコフィード役として、スタートを切りました。
放送が開始されると、みるみる内に大人気ドラマとして認知されたことで、ウェントワースミラーさんも名前が売れるようになりました。
ドラマ制作開始時はエピソード13で終了する予定でしたが、人気を受けて更にエピソードが9つ追加されています。
ウェントワースミラーのタトゥーは本物?
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ウェントワースミラーさんの写真は、半裸で複雑なタトゥーが張り巡らされた写真を見かけることが多いのではないでしょうか。
実は、プリズン・ブレイクにおいて大事な設定であり象徴だったのです。
タトゥーは壮大な刑務所の見取り図だった
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プリズン・ブレイクは、ウェントワースミラーさん演じるマイケルの兄が国の要人を殺害した容疑で逮捕され、死刑判決を受ける所からストーリーが開始します。
無実を訴える兄を助けるために、刑務所から脱出するためのプランを立てる、ウェントワースミラーさん演じるマイケル。
収容されている刑務所内部の見取り図をタトゥーとして体に刻み、脱出劇を繰り広げるという設定なのです。
ウェントワースミラーさんのタトゥーは、緻密でメイクに4時間かかったのだとか。さらに1度メイクすると、2週間は落ちないという凝ったメイク技術だったようです。
2010年、「プリズン・ブレイクTシャツ」として、ウェントワースミラーさんが掘ったタトゥーを気軽に体験できるTシャツやシールが販売されています。
引き締まった体を披露するウェントワースミラーさんは、トレーニングの秘訣についてインタビューを受けたことがありました。
質問に対して「トレーニングはあんまりやりませんね。フィットネスは嫌いなんです」と答えています。
学生の頃に運動をしていたところ、ボールが鼻に当たって骨折したことで、運動がますます嫌いになったのだとか。
シーズン5まで駆け抜けた
https://twitter.com/FOXTVJAPAN/status/852759314854846465?s=20
シリーズ化したプリズン・ブレイクは、2009年に1度最終回を迎えています。当初、シーズン7まで制作することが決定していたそうです。
しかし、物語のマンネリ化や、若年層のテレビ離れにより、打ち切りに近い形で物語は幕を閉じました。
最終回から8年が経過した2017年に、プリズン・ブレイクシーズン5が放送されました。
もちろんウェントワースミラーさん演じるマイケルや、兄役のドミニク・パーセルさんも出演しています。
シーズン5が復活した際、アメリカの「Moviefone」においてウェントワースミラーさんはインタビューでプリズン・ブレイク愛を語っています。
再び『プリズン・ブレイク』をやるというアイディアは、僕らにとって非常に大切なことでしたし、ドミニクと再び仕事ができるということ、心を込めて、必死に打ち込める作品に携われるということは、僕にとって大変意味のあることだったのです。
引用:復活の裏にはウェントワース・ミラーの作品愛があった – PRISONBREAK NEWS https://video.foxjapan.com/
ウェントワースミラーが同性愛をカミングアウトし話題に
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眼光の鋭いイケメンであると評判の、ウェントワースミラーさんがゲイであることを明かしたのは2013年のことでした。
どのようなコメントを残したのか、自身の同性愛についてどのように考えているのか、ということを詳細に語っています。
ウェントワースミラーさんのカミングアウトについて見ていきましょう。
カミングアウトのきっかけはロシアの映画祭
ウェントワースミラーさんが同性愛者であることを発信したのは、2013年に開催されたロシアのサンクトペテルブルク映画祭に招待された時のことでした。
ロシアには、同性愛宣伝禁止法という法律が定められています。誤解されがちですが、同性愛者そのものを否定している法律ではありません。
未成年に向けて、同性愛を肯定するようなことを行うと処罰の対象になるというものです。
例えば、男性同士で手を繋いだ状態で道を歩いたり、ゲイのパレードに参加するなど、具体的なアクションが明確になっています。
この法律に対して嫌悪感を抱いたウェントワースミラーさんは、自身が同性愛者であることを明かして、映画祭への出演を断ったのです。
僕は同性愛者に対するロシア政府の現在の態度に心を痛めています。この状態は許されるべきものではありません。僕のような人間の基本的人権が否定され、公に愛することのできない国が主催する記念イベントに参加することは道義的に無理です。
引用:「プリズン・ブレイク」のウェントワース・ミラー ゲイであることをカミングアウト – シネマトゥデイ https://www.cinematoday.jp/
法律に対して懐疑的であるとハッキリと伝えた上で、状況が改善した場合には違う決定をしていただろう、と遺憾に思っているとコメントを残しています。
ウェントワースミラーは同性愛を苦に自殺を図った過去も
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幼い頃から、ウェントワースミラーさんは他人と異なる心について自覚があったようです。苦しい心を抱えて生きることが辛いと考え、何度も自殺未遂をした過去がありました。
15歳で初めて自殺を図る
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近年でこそ、LGBTと呼ばれるレズ、ゲイ、バイセクシャルなど性別に対する考え方の多様性が認められるようになりました。
まだウェントワースミラーさんが若い頃には、こういった肯定がなく、助けを求めることも出来ず、毎日が試練の連続だったと語っています。
同性愛という自身でも説明しがたい性癖を誰かに相談することもままならず、自殺を図りました。
初めて自殺を図ったのは15歳の頃、週末に家族の不在を狙い、薬を一瓶全て飲んで意識を失ったウェントワースミラーさん。
目が覚めた時には全く覚えておらず、週が明けると何事も無かったかのように学校へ向かったと語っています。
LGBT向けの雑誌の表紙を飾った
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アメリカには「OUT」というタイトルのLGBT向けの雑誌がありますが、ウェントワースミラーさんは表紙を飾り、過去に悩んだ過去についてインタビューを受けていました。
自殺を図り、目が覚めると自分を恥じて深く傷つくのだと、心境を語っています。
それでも若い頃の自分や、似た境遇に苦しんでいる人がいたら伝えたいと続けるウェントワースミラーさん。
「もし若い頃の自分や、同じ様な道を通った人がいたら、こう言いたい。ここで人生を終わらせようとした事実を考えるのではなく、生き延びた事実を重視するんだ。君はそうしたストーリーを伝えるため、生きている。だから話すんだ、とね」
引用:自殺未遂を図った当時の心境について語る excite.ニュース https://www.excite.co.jp/
ウェントワースミラーの激太りの噂と真相
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スラリとした体躯に鍛えぬいた筋肉が特徴のウェントワースミラーさんは、プリズン・ブレイクで主人公マイケル役にマッチして世界に名を馳せました。
しかし一時は、期激太りをスクープされて、太る前と後を比較されて世間を驚かせたこともあったのです。
激太りスクープをされたのは2010年のことでした。当時、人気シリーズプリズン・ブレイクが一旦完結し、ウェントワースミラーさんは長い休暇を取っていました。
鬱に悩まされていた頃の悪夢
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実はその頃、鬱状態で過食に悩んでいた時期だったと後年認めています。家に引きこもり、ひたすら大量の食糧を消化する生活を送り太ってしまったのだとか。
目立たないように生活をしていたのですが、外出した際にパパラッチに見つかって写真を撮られてしまい、タブロイド紙に掲載されています。
「ハンサムからデブへ」と容赦ないタイトルと、激太りした状態の写真とドラマ出演時に引き締まった体だった時の写真を並べて掲載されました。
ウェントワースミラーさんがスクープを知ったのは、母親が記事を発見して息子の状態を心配して電話をかけてきたことがきっかけで、何が起きているのかを知ったそうです。
ウェントワースミラーの現在① 結婚している?
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同性愛者であるとカミングアウトして長い年月が経過していますが、ウェントワースミラーさんの現在のプライベートにおける恋愛や結婚について見てみましょう。
まだ結婚していない
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現在のウェントワースミラーさんは未婚です。
日本と異なり、アメリカでは同性間の結婚が許容されているので、これぞという彼氏と結婚することもできるのですが、ウェントワースミラーさんはまだ結婚していないようです。
かつて、「ゲイであると明かして、多くの人気ドラマに出演することで世の中の考え方を変える人がでるかもしれない」と語ったウェントワースミラーさん。
仕事で結果を出すことで、周囲を変えたいと仕事に打ち込んでいるのかもしれません。
ウェントワースミラーの現在② 彼氏はルークマクファーレン?
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Luke Macfarlane(ルーク マクファーレン)
生年月日: 1980年1月19日
出生地: オリタリオ州ロンドン
活動期間: 2003年~
ルークマクファーレンさんは、カナダを拠点として活動している俳優で、チェロやトランペットを趣味として、一時期は作曲にも手を伸ばしていました。
2008年に自身がゲイであるとカミングアウトしたルークマクファーレンさんと、ウェントワースミラーさんは仲睦まじい様子で一緒にいる場面を多く目撃されていました。
まだ、2人共同性愛について語られていなかったにも関わらず、ルークマクファーレンさんが彼
氏なのではないかという疑惑が浮かび上がったことがあったのです。
熱愛の噂が上がった時には、ウェントワースミラーさんは否定していましたが、交際していた可能性が高いと見られています。
ウェントワースミラーの現在③ 彼女の噂と真相
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同性愛をカミングアウトしたものの、過去には女性とのスキャンダルがありました。
結婚秒読みと言われていた彼女とはどうなったのでしょうか。
彼女はフェイク?
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カミングアウトする前から、ゲイなのではないかという噂が囁かれていたウェントワースミラーさん。
都度「そんなことはないよ。僕は女性の彼女が欲しい」と否定を続けてきました。
事実、一般人の彼女とスターバックスデートや、楽しそうにディナーをする様子を何回も目撃されています。
この情報を受けて、メディアからは「ゲイ疑惑は嘘か?」というタイトルの記事が掲載されていましたが、それでも完全に疑惑が晴れることはりませんでした。
当時、同性愛疑惑を逸らすために、ウェントワースミラーさんが用意したフェイクの彼女だという説が流れています。
ウェントワースミラーの現在④ 芸能活動は?
出演作品数は減少傾向
出典:https://eiga.com/
現在のウェントワースミラーさんは、もちろん俳優として芸能活動を続けています。ただ、以前と比較すると、出演作品が減っているのが現状のようです。
一方で、プロデューサー業や脚本家として活動の幅を広げています。
まとめ
アメリカ人俳優である、ウェントワースミラーさんについて、プロフィール、出演作品、同性愛カミングアウト、彼氏や彼女の噂と真相、現在の活動状況についてまとめてみました。
「プリズン・ブレイク」で世界中に名前を知らしめたウェントワースミラーさんの出演作品は、「ステルス」や、「レジェンド・オブ・トゥモロー」など日本でも大人気の作品ばかりです。
そんなウェントワースミラーさんは、2013年にロシアの映画祭に招待された時に同性愛者だとカミングアウトし、話題になりました。
さらに、昔からゲイであることに悩み、自殺を図った過去があることも自ら語っています。
現在は結婚しているという発表はありません。かつて、カナダ人俳優のルークマクファーレンさんと交際していたと見られていますが、お互いにコメントしておらず、真相は不明です。
過去にはストレスで激太りするなど、ナイーブさを持ちながら俳優業を継続する、ウェントワースミラーさん。
現在は俳優としての出演作品が減りつつあるようですが、今後の出演作品の発表に期待しましょう。