アメリカの凶悪事件32選・有名ランキング【2024最新版】

アメリカ合衆国といえば、犯罪大国として知られる度々話題になっています。

 

ここでは、そんなアメリカで発生した事件の中でも特に凶悪で有名な事件をランキング形式で紹介します。無差別銃撃事件や、シリアルキラーによる大量殺人事件、未解決事件など様々な有名事件についてまとめました。

 

アメリカの凶悪事件・有名ランキング:第32位〜第31位

 

第32位 ユナイテッド航空629便爆破事件

 

ユナイテッド航空629便爆破事故

 

発生日時:1955年11月1日

発生現場:コロラド州ロングモント付近

 

 

当時23歳のジョン・ギルバート・グレアムが、自分の母親が乗客として乗り込んだ旅客機を、母親にかけた保険金目当てで、他の乗客乗員もろとも爆破した極悪事件です。

 

すぐに犯行は露見してグレアムは逮捕され、犯行からわずか1年半後の1957年1月11日に死刑が執行されています。

 

 

 

第31位 ワンダーランド殺人事件

 

ワンダーランド殺人事件

 

発生日時:1981年

発生現場:ロサンゼルス

 

1981年に発生したギャングと麻薬と金銭が絡んだトラブルに端を発する殺人事件です。

 

「ワンダーランド・ギャング」と呼ばれる3人のギャンググループは、運び屋であるジョン・ホームズが、品物を使い込んでしまった事を責め立てていました。

 

ジョン・ホームズは苦し紛れに、知り合いの大物麻薬ディーラー、エディ・ナッシュの屋敷へと彼らを手引きして襲撃し、金品や麻薬を強奪させます。

 

エディ・ナッシュは、逃亡したホームズを捕まえ、犯人が「ワンダーランド・ギャング」である事を聞き出し彼らのアジトを襲撃。そこに居合わせたメンバーの妻とガールフレンドを含む4名を殺害しました。

 

 

 

アメリカの凶悪事件・有名ランキング:第30位〜第26位

 

第30位 サン・イシドロ・マクドナルド銃乱射事件

 

サン・イシドロ・マクドナルド銃乱射事件

 

発生日時:1984年7月18日

事件現場:カリフォルニア州サン・イシドロ地区

 

サンディエゴにあるサン・イシドロという地区にあったマクドナルドに、当時41歳のジェイムズ・ヒューバティという男が銃を持って乱入し店長や店員、客など合計21人を射殺、19人を負傷させました。

 

その後、SWATの狙撃手によりジェイムズは射殺されました。

 

犯人のジェイムズはポリオが原因の歩行障害を持っており、不況の影響で失職するなどして精神の異常をきたしていたようです。事件の2週間前に警備員の仕事を解雇されており、それで自暴自棄に陥って犯行に及んだと見られています。

 

 

第29位 ビンガムトン銃乱射事件

 

ビンガムトン銃乱射事件

 

発生日時:2009年4月3日

事件現場:ニューヨーク州ビンガムトン

 

 

ニューヨーク州ビンガムトンのアメリカ市民協会で発生した銃乱射事件です。犯人はベトナム系移民の当時41歳の「Jiverly Antares Wong」という男で、1995年11月に帰化してアメリカ市民になっていました。

 

犯人は、銃を乱射しながら建物内に侵入し、職員や市民など合計13名が射殺され、4人が負傷しています。警察が駆けつける前に犯人は銃で自らを撃って自殺しています。

 

はっきりとした犯行動機は判明していません。

 

 

 

第28位 ゴードン・ノースコット事件(ワインヴィル養鶏場連続殺人事件)

 

ゴードン・ノースコット事件

 

発生日時:1926年〜1928年

事件現場:カリフォルニア州

 

 

カリフォルニア州のリバーサイドで養鶏場を営んでいた、ゴードン・ノースコットは、少なくとも20人以上の少年を誘拐し、養鶏場に監禁して性的暴行を加え、飽きると撲殺して近くの沙漠に遺棄していました。

 

少年の首のない遺体が発見された事で事件が発覚。ゴードン・ノースコットは逮捕され、ゴードン・ノースコットの母・サラ・ルイーズや、当時14歳の甥のサンフォード・クラークも犯行に協力していた事が判明し逮捕されて逮捕されています。

 

ゴードン・ノースコットは1930年10月2日に死刑により死亡。母のサラ・ルイーズは終身刑を宣告されますが、12年後に仮釈放。甥のサンフォード・クラークは少年院に送られました。

 

 

 

第27位 テキサスタワー乱射事件

 

テキサスタワー乱射事件

 

発生日時:1966年8月1日

事件現場:テキサス州テキサス大学オースティン校

 

1966年8月1日の正午頃、元海兵隊員でテキサス大学の大学院生だったチャールズ・ホイットマンが、テキサス大学の時計塔に狙撃ライフルや自動小銃、食料などを持って入り、見物客と受付嬢を殺害した後で時計塔の上から下の人々を次々と銃撃し始める事件が発生しました。

 

警察が出動し銃撃戦が展開されましたが、高さを利用して射撃するチャールズに警官隊は手こずり、地下水道を利用して時計塔に侵入して制圧するまでの間に、96分もの時間がかかり、その間に市民や警察官など、15名の死者と31名の負傷者を出す大事件となりました。

 

 

第26位 ヘラ・クラフツ殺害事件

 

ヘラ・クラフツ殺害事件

 

発生日時:1986年11月19日

事件現場:コネチカット州ニュータウン

 

 

デンマーク系アメリカ人の客室乗務員だったヘラ・クラフツが、夫でパイロットのリチャード・クラフツによって殺害された事件です。

 

ヘラ・クラフツは、夫のリチャードが別の客室乗務員と不倫している事を知り、探偵を雇って調査を依頼していましたが、ほどなくして失踪。

 

その後の警察の捜査により、リチャードは、ヘラ・クラフツを撲殺して遺体を冷凍庫で凍らせた上、チェーンソーで切断しウッドチッパーで粉々にして近隣の湖に遺棄した可能性が高いと結論づけられ逮捕されました。

 

リチャードには懲役50年の判決が下されましたが、現在は既に釈放されており、社会復帰施設で生活しています。

 

 

 

アメリカの凶悪事件・有名ランキング:第25位〜第21位

 

第25位 プラットキャニオン高校人質事件

 

プラットキャニオン高校人質事件

 

発生日時:2006年9月27日

事件現場:コロラド州・プラットキャニオン高校

 

 

コロラド州ベイリーにあるプラットキャニオン高校に、当時53歳のデュアン・ロジャー・モリソンという男が6人の女子生徒を人質にとって立てこもり、性的暴行を加えました。

 

その後人質4人は解放されましたが、警察が突入した際にモリソンは人質のエミリー・キーズを射殺し、直後に自分を撃って自殺しています。

 

 

第24位 オルタモント・フリーコンサートの悲劇

 

オルタモント・フリーコンサートの悲劇

 

発生日時:1969年12月6日

事件現場:カリフォルニア州オルタモント

 

 

カリフォルニア州オルタモントで開催された、世界的ロックバンド「ローリングストーンズ」主催のフリーコンサート中に、観客の黒人青年・メレディス・ハンターが警備を担当していたバイクギャング「ヘルズ・エンジェルス」のメンバーにナイフで刺され死亡した事件です。

 

数十万人を集める大規模コンサートだったにも関わらず、準備不足から会場は混乱を極め、観客と警備の「ヘルズ・エンジェルス」が衝突し乱闘が発生する中で起きた悲劇でした。

 

メレディス・ハンターを刺して死亡させた「ヘルズ・エンジェルス」のメンバーは、メレディスが拳銃を持っていたため仕方なく刺したと主張し、正当防衛が認められています。

 

 

 

第23位 リンドバーグ愛児誘拐事件

 

リンドバーグ愛児誘拐事件

 

発生日時:1932年

事件現場:ニュージャージー州

 

 

アメリカの有名飛行士、チャールズ・リンドバーグの当時1歳8ヶ月の長男、チャールズ・オーガスタス・リンドバーグ・ジュニアが身代金目的で誘拐され、リンドバーグは身代金を犯人に支払ったものの、長男が遺体で発見された事件です。

 

事件から2年後、身代金として支払われた金券が使用された事から、リチャード・ハウプトマンという男が逮捕されています。

 

ハウプトマンは、この金券を仕事仲間のイシドア・フィッシュから預かったものだとして無罪を主張しましたが、死刑判決が下され1936年4月3日に執行されています。現在でも冤罪説が囁かれています。

 

 

 

第22位 ジョージ・フロイド事件

 

ジョージ・フロイド事件

 

発生日時:2020年5月25日

事件現場:ミネソタ州ミネアポリス

 

 

2020年5月25日、白人警官のデレク・ショーヴィンが、偽札使用容疑で手錠をかけられて身動きが取れない状態の黒人男性、ジョージ・フロイドの頸部を膝で8分46秒もの間無理やり押さえつけ、呼吸困難によって死亡させた事件です。

 

被害者のジョージ・フロイドが「呼吸ができない、助けてくれ」と訴え続けたにも関わらず、デレク・ショーヴィンは頸部を押さえ続け死亡させており、意図的な殺人であるとして殺人罪で起訴されました。

 

この事件は人種差別問題に発展し、全米で抗議運動や暴動が起こり、世界各地からも抗議の声が上がりました。

 

 

第21位 ジョン・リスト事件

 

ジョン・リスト事件

 

発生日時:1971年11月9日

事件現場:ニュージャージー州ウェストフィールド

 

 

会計士のジョン・リストが、経済的逼迫に追い詰められた挙句、自らの家族5人を殺害した事件です。

 

ジョン・リストは妻と母、子供3人の5人を殺害後、事件発覚を遅らせる工作をして逃亡し、その後18年間にわたって逃げ続けました。

 

1989年6月1日「アメリカの指名手配犯人」というテレビ番組で取り上げられたのをきっかけに、ジョン・リストは逮捕され、裁判で終身刑を言い渡されています。

 

2008年3月21日、ジョン・リストは収監されていたトレントン刑務所で肺炎により82歳で死亡しています。

 

 

 

アメリカの凶悪事件・有名ランキング:第20位〜第16位

 

第20位 2017年ラスベガス銃乱射事件

 

2017年ラスベガス銃乱射事件

 

発生日時:2017年10月1日

事件現場:ネバダ州・ラスベガス・ストリップ

 

 

2017年10月1日、当時64歳のスティーブン・パドックという男が、ラスベガス・ヴィレッジで開催されていた、カントリーミュージックフェスティバルの観衆に向けて、ホテル32階から自動式のアサルトライフルなどで数千発の弾丸を乱射しました。

 

これにより、58名が死亡、546人が負傷し、単独犯による銃乱射事件としては過去最悪の被害者数となりました。

 

その後、スティーブン・パドックは部屋で自殺体で発見されています。現在のところ犯行動機は判明してません。

 

 

第19位 アトランタ銃乱射事件

 

アトランタ銃乱射事件

 

発生日時:1999年7月29日

事件現場:ジョージア州アトランタ

 

 

デイトレーダー(株のトレーダー)だったマーク・オーリン・バートンは、株取引で10万5千ドルの損失を出して自暴自棄になり、寝ていた妻を撲殺して翌日に子供2人も殺害しました。

 

さらにその翌日、株取引会社「オールテック・インベストメントグループ」に押しかけ、銃を乱射して5人を殺害。さらに「モーメンタム・セキュリティーズ」社も襲撃して銃を乱射し4人を殺害しました。

 

その後、バートンはジョージア州ケネソーへと逃走し、ガソリンスタンドに立てこもりますが、警官隊に包囲され自分を撃って自殺しています。

 

 

第18位 ピザ配達人爆死事件

 

ピザ配達人爆死事件

 

発生日時:2003年8月28日

事件現場:ペンシルベニア州エリー

 

ピザ配達人のブライアン・ウェルズが銀行強盗グループに銃で脅されて首に爆弾を仕掛けられ、銀行強盗を強要された挙句、そのわずか15分後に爆殺された衝撃的な事件です。

 

しかしその後、FBIの捜査により、ブライアンは騙されたのではなく元々銀行強盗計画に関与しており、仲間の裏切りにあって爆殺されたという説が浮上しています。

 

謎の多い事件ですが、人々の興味を引いており、この事件をモチーフにしたジェシー・アイゼンバーグ主演のコメディ映画「ピザボーイ 史上最凶のご注文」が2011年に公開され話題になりました。

 

第17位 オーロラ銃乱射事件

 

オーロラ銃乱射事件

 

発生日時:2012年7月20日

事件現場:コロラド州オーロラ

 

 

コロラド州の都市・オーロラの映画館で発生した銃乱射事件です。

 

犯人は当時24歳の大学院生、ジェームズ・イーガン・ホームズという男で、アメコミの「バットマン」に登場する悪役・ジョーカーに影響され、バットマンシリーズの実写映画「ダークナイト・ライジング」の上映中の映画館で突如として銃を乱射しました。

 

観客12名が死亡し、58人が負傷する大惨事となりました。

 

犯人のジェームズ・イーガン・ホームズはその後すぐに逮捕され、2015年8月7日に禁錮3318年の有罪判決が下されています。

 

 

第16位 元ボクサー・サミュエル・リトルによる米国史上最悪の連続殺人事件

 

サミュエル・リトルの連続殺人事件

 

発生日時:1970年〜2002年

事件現場:全米各地

 

 

元ボクサーのサミュエル・リトルは、2012年に薬物関連の罪で逮捕されましたが、その時のDNA鑑定により、1987年から1989年にかけてロサンゼルスで発生した未解決殺人事件の犯人である事が判明し、2014年に終身刑が下されました。

 

その後、サミュエル・リトルはこの3件の殺人以外にも、数多くの殺人事件を起こしていた事を自白し始めました。サミュエル・リトルはこれまでに93人もの女性を殺害した事を自白しており、捜査当局によってうち50件の殺人が確認されています。

 

これにより、サミュエル・リトルは米国史上最悪の連続殺人犯となっています。この男は現在もテキサス州の刑務所に服役しています。

 

 

アメリカの凶悪事件・有名ランキング:第15位〜第11位

 

第15位 デイトナビーチ連続殺人事件

 

デイトナビーチ連続殺人事件

 

発生日時:2005年12月〜2007年12月

事件現場:フロリダ州デイトナビーチ

 

「デイトナビーチ連続殺人事件」は、2005年12月から2007年12月までの間に、フロリダ州デイトナビーチで4人の女性が何者かに殺害された事件です。

 

犯行の手口は、全裸にして抵抗できなくした上で至近距離から射殺するというもので、複数の遺体からは犯人のものと思われる同一のDNAが検出され、また同じ拳銃によって射殺された可能性が高い事も判明し、一連の事件は同一犯によるものとほぼ断定されています。

 

犯人は現在も捕まっておらず、未解決事件となっています。

 

 

第14位 ホノルル・ストラングラーズ事件

 

ホノルル・ストラングラーズ事件

 

発生日時:1985年5月〜1986年4月

事件現場:ハワイ州ホノルル

 

ホノルルストラングーズ事件は、1985年5月から1986年4月にかけて、ハワイ州オアフ島、通称ホノルルで5人の女性が殺害された連続殺人事件です。

 

1985年5月29日、当時25歳のビッキー・ゲイル・バーディが行方不明になり、翌朝、ケエヒ・ラグーン・ビーチの堤防の上で強姦され首を絞められた遺体となって発見されました。

 

それから8ヶ月後の1986年1月14日に、当時17歳の日系アメリカ人、レジーナ坂本が学校へ向かう途中行方不明になり、その翌朝、ビッキーの遺体が発見されたケエヒ・ラグーン・ビーチの堤防で、同じく強姦され首を絞められた遺体となって発見されました。

 

さらに、1986年2月1日に当時21歳だった電話会社秘書のデニス・ヒューズ、同年4月2日に、当時25歳だったルイーズ・メディロスが同様の遺体で発見されます。

 

さらに同年4月29日に、当時36歳のリンダ・ペッシェという女性も遺体で発見されました。この5人目の遺体は、当時43歳の白人男性から「サイキックにサンド・アイランドに遺体が放置されていると聞いた」とタレコミがあったため遺体発見につながっています。

 

この5人目の遺体発見以降犯行は止まりましたが、犯人はいまだ捕まっていません。

 

 

第13位 ジップガン爆弾魔事件 

 

ジップガン爆弾魔事件

 

発生日時:1982年5月〜1996年6月

事件現場:ニューヨーク州ニューヨーク市各地

 

1982年5月7日、高校の進路指導員をしていた当時54歳の女性「Joan Betty Kipp」が、郵送されてきた荷物の中に仕込まれていた仕掛け銃(ジップガン)から発射された銃弾を腹部に受けて死亡する事件が発生しました。

 

犯人が捕まらないまま10年以上が経過した1993年10月15日から1996年6月20日にかけて、再びこのジップガンが仕込まれた郵送物がニューヨーク市各地に無差別に送付される同様の4件の事件が発生し、4人が重傷を負いました。

 

この犯人はいまだに捕まっていません。

 

 

 

第12位 ロス事件(三浦和義事件)

 

ロス事件(三浦和義事件)

 

発生日時:1981年〜1982年

事件現場:カリフォルニア州ロサンゼルス

 

1981年8月、日本人男性の三浦和義とその妻はロサンゼルスを旅行中、突然ホテルの部屋に入ってきたアジア系の女性に鈍器で頭部を殴られ軽傷を負う事件が発生しました。

 

その後の1981年11月18日、三浦夫妻はロサンゼルス市内の駐車場で2人組の男に突然銃撃され、三浦和義は足に重傷を負い、妻は頭を撃たれて意識不明の重体になる事件が発生しました。

 

1982年1月、三浦和義の妻は日本の病院へと移送されましたが、そのまま意識が戻ることなく、11月30日に死亡しました。

 

当初は国外で突然妻を失った悲劇の夫として扱われていた三浦和義でしたが、妻の死によって1億5500万円もの保険金を受け取っていた事が判明。

 

さらに1985年、三浦和義の愛人を名乗るホステスの女性が、1981年8月にホテルに侵入して妻を襲撃したのは自分だと告白した事で、三浦知良は殺人未遂の容疑で逮捕され、その後殴打事件については実刑判決が下されましたが、妻を死亡に至らせた銃撃事件については証拠がなく、無罪判決が確定しています。

 

その後、三浦和義は2008年2月にロサンゼルス市警に殺人の容疑で逮捕され、同年10月10日にロサンゼルス市警の留置所内で首吊り死体となって発見されています。

 

ロス市警は自殺と発表しましたが他殺説も出ており、この事件は未だ多くの謎を残したままです。

 

 

 

第11位 O・J・シンプソン事件

 

O・J・シンプソン事件

 

発生日時:1994年6月13日

事件現場:カリフォルニア州ロサンゼルス

 

1994年6月13日、アメリカンフットボールの元スター選手だったO・J・シンプソンの元妻が、男性の友人と共に、ロサンゼルスブレトンウッドの自宅玄関前で血だらけの遺体となって発見されました。

 

元夫であるO・J・シンプソンに殺人の容疑がかけられ、逮捕令状がおりますが、なんとO・J・シンプソンは車に乗って逃走し、警察とのカーチェイスを展開。その様子は全米に生中継され大騒ぎになりました。

 

その後、O・J・シンプソンは全面無罪を主張し、ドリームチームとも呼ばれた錚々たる弁護団を結成して裁判を戦い無罪を勝ち取っています。

 

しかし、O・J・シンプソンが元妻を殺害したとする証拠は裁判を通じて数多く示されており、現在も犯人ではないかと疑う声が多く上がっています。

 

 

 

アメリカの凶悪事件・有名ランキング:第10位〜第6位

 

第10位 食人鬼・アルバート・フィッシュによる大量殺人事件

 

 

食人鬼・アルバートフィッシュによる大量殺人

 

発生日時:1910年〜1934年

事件現場:全米23州

 

幼少時代、父親の死によって孤児院で育てられたアルバート・フィッシュは、そこで鞭打ちの体罰を受けた事で異常なSM的性癖に目覚め、自分の性器の周りに針を打ち込んで自慰行為に耽るなどしていました。

 

アルバート・フィッシュは、大人になり塗装工として働きながら全米を放浪し、全米の23州で子供を中心に大量に殺人を行い遺体を食べたと公言してます。

 

1934年、アルバート・フィッシュは10歳の少女、グレース・バッドを殺害したとして逮捕され、死刑判決を受けて1936年1月16日に電気椅子による死刑が執行され死亡しました。

 

 

第9位 バージニア・テレビクルー射殺事件

 

バージニア・テレビクルー射殺事件

 

発生日時:2015年8月26日

事件現場:バージニア州

 

 

 

バージニア州の地元ニュース番組の生放送中に、女性リポーター・アリソン・パーカーとカメラマンの男性・アダム・ワードが、元同僚の男性に銃撃され殺害された事件です。

 

犯人は同テレビ局の元記者のヴェスター・リー・フラナガンという黒人男性で、2年前に性格を理由に解雇されていました。

 

その後、フラナガンは車で逃走しますが警察に包囲され自殺しています。

 

 

 

第8位 ジョン・ゲイシーによる大量連続殺人事件

 

ジョン・ゲイシーの連続殺人事件

 

発生日時:1972年1月〜1978年12月

事件現場:イリノイ州

 

 

 

ジョン・ゲイシーは「殺人ピエロ」の異名で知られる、アメリカでも最も有名なシリアルキラーの1人です。

 

ジョン・ゲイシーは、同性愛者で少年愛者で、少年に性的暴行を加えた上で何人も殺害しました。殺害は、自分が同性愛者である事を隠すために行われたとされており、少なくとも33人を殺害しています。

 

1994年5月10日に、薬物注射による死刑が執行されています。

 

 

 

第7位 ジョン・レノン殺害事件

 

ジョン・レノン殺害事件

 

発生日時:1980年12月8日

事件現場:ニューヨーク市ダコタハウス

 

 

世界的な人気ロックバンドだった「ビートルズ」の中心的存在であるジョン・レノンが狂信的なファンのマーク・チャップマンによって殺害された事件です。

 

マーク・チャップマンは、ジョン・レノンの自宅だった高級アパート、ダコタハウスの前で待ち伏せし、拳銃で銃撃して殺害しました。

 

マーク・チャップマンは殺害の動機を「自分の名前を広めるため」などと語っていますが、解明されていない謎も多く、暗殺説などの陰謀論も囁かれています。

 

マーク・チャップマンは現在もニューヨーク州のウェンデ刑務所に収容されています。

 

 

 

第6位 テッド・バンディによる大量連続殺人事件

 

出典:https://ja.wikipedia.org/

テッド・バンディによる大量殺人事件

 

発生日時:1974年〜1978年

事件現場:全米各地

 

 

世界で最も有名な大量殺人犯と言われるのがこのテッド・バンディです。2019年12月20日にこの男を主人公にした映画「テッド・バンディ」が公開されています。

 

テッド・バンディは判明しているだけでも30人以上の女性を殺害しており、実際に殺害した人数は100人を超えるとも言われています。

 

テッド・ハンディは恵まれた容姿と、IQ160とも言われる天才的な頭脳を利用して女性達に近づき、強姦、殺害、死体の陵辱などを全米各地で繰り返しました。

 

1989年1月24日に死刑が執行されています。

 

 

 

アメリカの凶悪事件・有名ランキング:第5位〜第1位

 

第5位 ジョンベネ殺害事件

 

ジョンベネ殺害事件

 

発生日時:1996年12月26日

事件現場:コロラド州ボルダー

 

 

美少女コンテストで何度も優勝していた6歳の少女・ジョンベネが何者かに誘拐され、その後コロラド州ボルダーの自宅地下室から性的暴行を受けた遺体となって発見されました。

 

自宅の地下から発見されたことなどから、当初は家族による犯行が疑われましたが、その後の調べで家族の潔白が証明されています。

 

これまでに何度か有力な容疑者が上がっているものの逮捕には至っておらず、現在も未解決事件となっています。

 

 

第4位 ゾディアック事件

 

ゾディアック事件

 

発生日時:1968年〜1974年

事件現場:カリフォルニア州サンフランシスコ

 

 

1968年から1974人にかけて、カリフォルニア州・サンフランシスコ市内で若いカップルを中心に少なくとも5人が銃撃やナイフなどで殺害されました。

 

犯行が続く中、「ゾディアック」を名乗る男から、犯人しか知り得ない情報を含む犯行声明文が電話や手紙などで警察やマスコミに向けて多数発信され、世界で最も有名な「劇場型犯罪」とも言われています。

 

犯人はいまだ捕まっておらず、未解決事件となっています。

 

 

 

第3位 ブラック・ダリア事件

 

ブラック・ダリア事件

 

発生日時:1947年1月15日

事件現場:カリフォルニア州ロサンゼルス

 

 

アメリカの歴史上、最も有名な未解決事件と言われているのがこの「ブラック・ダリア事件」です。

 

カリフォルニア州・ロサンゼルスの郊外で、当時22歳のエリザベス・ショートという女性が、胴体を腰から真っ二つに切断され、口が耳まで切り開かれ、全身の血液が抜かれた猟奇的な遺体で発見されました。

 

この猟奇的な惨状にメディアは、ショートに「ブラックダリア」というニックネームをつけて騒ぎ立てて報道し事件はアメリカ中の注目を集めました。

 

ロサンゼルス市警は大規模な捜査を行いましたが犯人は捕まらず、現在もアメリカ最大のミステリーのひとつとして人々の興味を集め続けており、何度も書籍化や映画化がされています。

 

 

 

第2位 ケネディ大統領暗殺事件

 

ケネディ大統領暗殺事件

 

発生日時:1963年11月22日

事件現場:テキサス州ダラス

 

 

当時のアメリカ大統領だったジョン・F・ケネディが狙撃されて暗殺された事件です。

 

犯人は、過去にソ連へと亡命したのち帰国した経歴を持つ、元海兵隊員のリー・ハーヴェイ・オズワルドという男で、狙撃実行後逃亡し警察官1人を殺害していますが、その後すぐに逮捕されています。

 

しかし、オズワルドは、逮捕からわずか2日後、ダラス警察署の地下駐車場で刑務所へと移送される直前に、突然現れたジャック・ルビーという男に射殺されてしまいます。

 

このため、オズワルドがジョン・F・ケネディを殺害した動機などの事件の詳細は一切語られる事なく、闇の中に葬り去られる事になりました。

 

今なお、ケネディ大統領暗殺事件は多くの謎を残したままとなっています。

 

 

 

第1位 アメリカ同時多発テロ事件

 

アメリカ同時多発テロ事件

 

発生日時:2001年9月11日

事件現場:ニューヨーク、アーリントンなど

 

 

アメリカ史上、最も重要な意味を持つ事件はこのアメリカ同時多発テロだとも言われています。

 

イスラム過激派組織「アルカイダ」のテロリストに4機の大型旅客機をハイジャックされ、2機がニューヨークのワールドトレードセンタービルに、1機がバージニア州アーリントンのペンタゴン(アメリカ国防総省本庁舎)に突入し甚大な被害をもたらしました。

 

最後の1機は、ワシントンD.Cのホワイトハウスか国会議事堂を標的にしていたと見られるものの、乗客の反撃により突入に失敗し、ワシントンの北西240キロ、シャンクスヴィルという場所に墜落しています。

 

この事件をきっかけにしてアメリカとその同盟国はテロとの戦いへと突入していく事になりました。

 

この事件により、2977人の死者と、6291人以上の負傷者が出ました。旅客機4機に乗っていた乗客、乗員、テロリストは全員が死亡しています。

 

 

 

まとめ

 

今回は、犯罪大国として知られるアメリカ合衆国の事件の中でも特に凶悪で有名な事件をランキング形式でまとめてみました。

 

今回紹介した事件の中でも特に目立つのが、シリアルキラーによる大量殺人と、銃の乱射による無差別殺人事件でした。アメリカの闇を象徴しているとも言えそうです。

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