緒形直人のプロフィール

緒形直人の家族とは　

現在の芸能界には、いわゆる“2世タレント”と呼ばれる芸能人で溢れていますが、今回のテーマである緒形直人さんも、伝説の名優・緒形拳さんの息子さんとして知られています。

その血筋という意味でも、緒形直人さん自身の俳優としての実績という点からみても、数いる2世タレント・俳優の中でもトップクラスのサラブレッドと言えそうですね。

実は、緒形直人さんは、緒形拳さんが亡くなる1ヶ月前の9月に、一緒に美術館を訪れる約束をしていたのだとか。

しかし、緒形拳さんの遺作となった「風のガーデン」の撮影が終了する9月30日までは…と、約束を先送りにしたのだとか。

そのたった５日後の悲報に、緒形直人さんは嗚咽を漏らしながら次のように語ったと言います。

「３日間、泣き倒した。あまりにもデカい存在で、格好いい、温かい男でした」

 

引用：緒形拳さん肝臓破裂しても死直前まで会話　https://www.nikkansports.com/

一方、緒形直人さんの母親は、女優の高倉典江さんです。

緒形拳さんと高倉典江さんは、7年間もの交際期間を経て昭和41年2月26日に結婚されました。

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緒形直人が俳優としてブレイクするまで

緒形直人さんは1987年、19歳の時に劇団青年座が主催する俳優を養成する学校である“青年座研究所”に入所します。

ですが、なんと研究生の間に1988年の映画「優駿 ORACION」で主演デビューを果たしてしまいました。

この映画「優駿」は、北海道の牧場主の親子が名馬をつくり、ダービー制覇を目指す物語で、緒形直人さんは牧場主の息子役を、牧場主は実の父親である緒形拳さんが演じています。

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緒形直人さんはこの映画で、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、一躍人気俳優の仲間入りを果たしました。

その後、青年座に進み、1989年のドラマ「同級生」、「北の国から’89 帰郷」などに出演し、順調に俳優人生を踏み出すことになります。

緒形直人が結婚した嫁は女優の仙道敦子

そんな緒形直人さんは1993年に、当時人気絶頂だった女優・仙道敦子さんと結婚しています。

当時、共に若手人気俳優・女優として、様々なドラマに出演していた緒形直人さんと仙道敦子さんですが、そんな2人の出会いは、1991年のドラマ「西郷札」だと言われています。

ドラマの中で緒形直人さんと仙道敦子さんは、義理の兄妹役を演じました。

この時、緒形直人さんは俳優としてデビューしてから、わずか2年で仙道敦子さんと運命の出会いを果たしたことになりますね。

緒形直人の嫁・仙道敦子のプロフィール

緒形直人さんの嫁・仙道敦子さんは、実は幼い頃から児童劇団ひまわりに所属し、名子役として活躍されていました。

しかし、仙道敦子さんの人気が一躍高まったのは、1986年のドラマ「セーラー服反逆同盟」での中山美穂さんとのW主演でした。

これ以降、アイドル女優として活躍しますが、一方で、1982年の映画「鬼龍院花子の生涯」、1983年の映画「白蛇抄」に出演し、確かな演技力で大物女優としての片鱗を見せつけました。

1990年代には当時のトレンディドラマブームに乗り、その演技力と透明感ある美貌を武器に、「ホットドッグ」「クリスマスイブ」「卒業」「あの日の僕をさがして」などに次々と出演。

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そんな仙道敦子さんが緒形直人さんと結婚したのは、まさにトレンディ女優として人気絶頂にあった1993年だったんですよね。

当時、緒形直人さんが26歳、仙道敦子さんが24歳のことでした。

緒形直人さんとの結婚以降、仙道敦子さんが受けた仕事はナレーション程度で、ほぼ活動休止状態に入っていました。

緒形直人と嫁・仙道敦子の子供とは　【長男と次男が芸能界デビュー】

緒形直人さんと嫁・仙道敦子さんの間には、長男・次男・長女の3人の子供がいます。

緒形直人さんの長男は、祖父や父の背中を追いかけるように俳優デビューをされているようです。

緒形直人の長男・緒形敦のプロフィール

緒形敦は両親に黙って事務所のオーディションを受け見事合格！

緒形敦さんは、高校までは全く普通の学生だったそうですが、その後ニューヨークへ留学し、帰国後、両親のことを内緒にして事務所のオーディションを受け、見事合格を果たしています。

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緒形敦さんが俳優を志したのは高校3年生の時で、その決断を父親である緒形直人さんに最初に伝えた時の反応がこちら。

「昔からやりたいことは自由にやらせてくれました。そのかわりやるなら全力でやれ、という家庭でしたね。俳優をやることを決めたときも父は、“あ、そうか”というひと言だけ。ただその言葉には、“やるからには全力でやれよ”という意味も込められていたと思います」

 

引用：緒形敦が『陸王』で俳優デビュー！ 祖父=緒形拳・父=緒形直人で家系がスゴい　https://www.jprime.jp/

もしかすると、緒形直人さん自身も、父である緒形拳さんに俳優の道を志す決意を表明した時、同じような言葉が返ってきたのかもしれませんね～。

「あ、そうか」って緒形拳さんがめっちゃ言いそうなセリフですし（笑）

緒形敦は2017年の大人気ドラマ「陸王」で俳優デビューを飾っていた

そんな緒形敦さんは、2017年10月期の大人気ドラマ「陸王」で、主役の役所広司さん演じる宮沢社長の息子・大地（山崎賢人さん）の同級生役として俳優デビューを飾っています。

向かって右側の青年が緒形敦さんなのですが、この表情はどこか緒形直人さんの兄であり、同じく俳優をしている緒形幹太さんに似ていたりするんですよね～。

血は争えませんな～。

緒形敦さんはその後も、大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」や「相棒 Season19 」の元日スペシャルなどに出演する他、映画や舞台にも活躍の場を広げています。

そして、緒形敦さんの弟で、緒形直人さんと仙道敦子さんの次男である緒形龍さんも「緒形りょう」として芸能界デビューを果たしています。

緒形直人の次男・緒形りょうのプロフィール

緒形りょうは「行列のできる法律相談所」出演で話題に

緒形りょうさんは中学3年から高校3年までの4年間、アメリカでアートを勉強していた経験を持ち、帰国後、2021年からモデルや俳優としての活動を本格的にスタートさせました。

2021年5月には「行列のできる法律相談所」に出演し大きな注目を集めました。

緒形りょうさんは「行列のできる法律相談所」で、両親が芸能界に進むことを応援してくれたことや、番組出演にあたって「謙虚に出なさい」と助言されたことを明かしています。

また、緒形直人さんについては、甘々な父親であるものの礼儀などには厳しいと語っていました。

色白で、目は母、鼻は父親のＤＮＡを引き継いだ印象。穏やかな話し方だった。父・緒形については「（家では）甘々ですね」と意外な素顔を明かし、「昔から礼義とか人に対するリスペクトを大切にしていて、そこだけは厳しく（育てられた）」と話した。母・仙道については「天然でドジな」と紹介していた。

 

引用：緒形直人＆仙道敦子の息子・りょうが「行列」出演　目、鼻は両親譲り/芸能/デイリースポーツ online (daily.co.jp)

緒形りょうさんは端正な顔立ちで、母親の仙道敦子さん似であると話題になりました。

その後も緒形りょうさんは、YouTube配信のドラマや舞台、バラエティ番組に出演したりモデル業も行うなどして、兄の緒形敦さん同様、活躍の場を広げています。

息子2人が芸能界デビューした緒形直人さんと仙道敦子さんには、娘がいることも判明していますが、娘の名前などは明かされていません。

ただ、娘もいつか祖父母や両親、兄たちのように芸能界の道に進む日が来るかもしれませんね。

緒形直人の現在　

人気絶頂にあった仙道敦子さんが、結婚により芸能活動をほぼ休止状態にした一方、肝心の旦那・緒形直人さんも、めっきりテレビで見かける機会が少なくなっていきました。

出典：https://yumeijinhensachi.com/

一部では「干された？」なんて噂まで囁かれているようですが、決してそのようなことはなく、単に以前よりも受ける仕事の量が少なくなっているだけなのだとか。

では、なぜ緒形直人さんは仕事の量を減らしているのでしょうか？その理由を説明した記事を見つけたので紹介しましょう。

「緒形は『干されたのでは』と噂されるほど仕事を選んでいるといいます。納得できる仕事しか請けない、視聴率や興行収入ばかりを気にした薄っぺらな作品には出演しないのです。

 

今夏公開された映画『64‐ロクヨン‐後編』では、圧倒的な存在感と演技力を見せて男を上げた緒形ですが、この作品も人物がていねいに描かれた人間ドラマだったから出演を決めたと聞いています。

 

引用：緒形直人が古舘伊知郎の「新感覚実況ドラマ」に出演を決めたワケ　https://www.excite.co.jp/

なるほど、自分が本当に納得した作品だけに出演を絞ってるってことですね！

実際、確かに出演数は減っていますが、毎年ドラマや映画に着実に出演されているんですよね。

例えば…

たとえ認知症になっても諦めることなく、人生を歩んでいくことができる…そんな希望を与えてくれると評価の高い名ドラマでした。

松岡茉優さん演じる、柴田亜紀の実の父親役を好演しました。

父親の緒形拳さんにさらに似てきたように感じます。

主な出演作を挙げましたが、話題作や名作ばかりですね。緒形直人さんクラスの俳優なら、年数本の出演で十分な収入があるんでしょう。

ただ、緒形直人さんが仕事を激選びしている理由には、単に俳優として本当に納得できる作品を選びたいという理由だけではなく、他にも理由があったようなのです。

それがこちら。

家族と一緒に過ごす時間を持つために「拘束時間が長い連ドラ出演はしない」とも言われている緒形。

 

引用：緒形直人が古舘伊知郎の「新感覚実況ドラマ」に出演を決めたワケ　https://www.excite.co.jp/

と言うのも、緒形直人さんは幼少期、父親である緒形拳さんが仕事で家を空けることが多く、寂しい思いをしたという記憶があるそうなんですよね。

自分の子供にはそんな寂しい思いはさせたくない…そんな想いから、仕事をセーブするようになったようです。

仕事をセーブしたことが功を奏したのか、緒形直人さんは現在も子供たちと良好な関係を築いているようですね。

緒形直人の嫁・仙道敦子の現在　

一方の仙道敦子さんは、緒形直人さんとの結婚以来、芸能活動はほぼ休止状態で、子育てに専念していたのですが、実はその間も、時折ですが中村由真さんのブログに登場していたそうです。

仙道敦子さんと中村由真さんは、高校時代からの親友で、家族ぐるみの付き合いをされているようです。

仙道敦子が2018年のドラマ「この世界の片隅」で女優復帰を果たす

そんな仙道敦子さんが、2018年7月放送のドラマ「この世界の片隅」で、松本穂香さん演じる主人公・すずの母親役として、実に23年ぶりの女優復帰を果たし、結構な話題になりました。

出典：https://www.sanspo.com/

少しずつ仕事を始めたいと思っていたところに、今回のお話をいただきました。23年前に出演したのがTBSの『テキ屋の信ちゃん』シリーズで、土井裕泰監督だったんです。今回もその土井さんの演出で、原作自体も本当に素晴らしいので、正直いきなりこんな大役をという不安はありましたが、参加させていただこうと決めました。

 

引用：インタビュー｜TBSテレビ：日曜劇場『この世界の片隅に』　https://www.tbs.co.jp/

このドラマの仙道敦子さんは、23年ぶりとは到底思えないほどの落ち着きぶりで、とっても優しくかわいらしいお母さん役を好演されていたんですよね～。

現在の仙道敦子のその他の出演作を振り返る

そんな仙道敦子さんは、その後も何本ものドラマに出演されています。

仙道敦子さんには珍しい悪女役に、チビりそうになりました。よくよく調べてみると、自身初の悪女役だったそうです！新境地を開く1本になるかも知れませんね。

仙道敦子さんがNHK朝ドラに出演するのは、1983年の「おしん」以来なんですよね！

とっても優しくお茶目な雪次郎のお母さん役を好演されました。

女優復帰前には、更年期によるひどいうつ状態にも悩まされていたという仙道敦子さん。家族の支えや応援があり、うつ状態を乗り越え復帰も果たすことができたのだそうです。

更年期のうつ状態から抜けたタイミングでTBSテレビの『この世界の片隅に』という作品の監督さんから「お母さん役を探してるんですが、どうですか？」と声をかけていただいて。実はこの監督さんは助監督さんをされていた時からご一緒していた方で、若い時にお世話になっていた方だったんです。家族に「どう思う？」と相談したら、「いいじゃなーい、やりなよ！」って拍手をしてくれて。ちょうど自信もついた時だったのと、家族の後押しもあって、48歳で復帰となりました。

 

引用：仙道敦子さん（54）更年期のひどいうつ状態を乗り越え、23年ぶりに女優業に復帰するまで

まとめ

いかがでしたでしょうか。

芸能一家のサラブレッドとして誕生した緒形直人さんの家族情報と、嫁・仙道敦子さんとの結婚と馴れ初め、さらに2人の間に誕生した子供と現在の活躍についてまとめてみました。

長男や次男が芸能界デビューした上、仙道敦子さんが女優に本格復帰したことで、緒形直人さんも再び腰を据えて俳優業に邁進できる環境が整ったようです。

今後のご家族の活躍に注目が集まりそうですね。