平原まこと（サックス奏者）プロフィール

平原まことさんは、日本を代表するマルチサックスプレイヤーで、サックスを中心にクラリネットやフルートなども演奏されていました。

昭和の時代に絶大な人気を誇ったジャズトランペット奏者の平原勉さんを父に持ち、幼い頃から音楽に親しんで成長し、強豪吹奏楽部で知られる天理高校へと進学。吹奏楽部ではクラリネットを担当し副部長を務めました。

高校卒業後は、近畿大学商経学部へと進学し、大学時代は、文化会軽音楽部「P.K.U. アトミック・フォース・ジャズ・オーケストラ」の主将を務めました。大学4回年だった1974年には、自ら中心となって関西地方の大学オールスターズを結成し、カナダ出身の世界的トランペット奏者であるメイナード・ファーガソン率いるオーケストラとの共演も実現させています。

近畿大学卒業後はそのままプロミュージシャンの道を進み、1981年頃までアルトサックス奏者として「岡本章生とゲイスターズ」に所属していました。

海外でも平原まことさんの演奏技術は高い評価を受けており、フランク・シナトラやナタリー・コールといった名だたる世界的アーティストのコンサートで演奏している他、服部克久さん率いる「東京ポップスオーケストラ」に参加してのニューヨーク、カーネギーホール出演、宮川泰さんの「名匠・宮川組」に参加してのシカゴ公演など、世界的コンサート会場への出演経験も多数あります。

スタジオミュージシャンとしても国内外の音楽界からの絶大な信頼を集め年間で1000本を超えるレコーディングに参加されていました。

ニューヨーク、香港をはじめとする海外レーベルのオファーを受けて単身海外の大物ミュージシャンのレコーディングに多数参加し、国内では「安全地帯」、「B’z」、「スピッツ」、「山下達郎」、「さだまさし」など、国内を代表する人気ミュージシャンのレコーディングやコンサートツアーにも多数参加。一時期はヒットチャートに名を連ねたCDの歌詞カードやライナーノーツには必ず平原まことさんの名前を見つける事ができるほどの超売れっ子サックスプレイヤーでした。

また、平原まことさんは、レコーディングやコンサート参加だけにとどまらず、蜷川幸雄さんの「三文オペラ」、三谷幸喜さんのミュージカル「オケピ!」などの音楽劇への参加、ドルフターズの「8時だョ!全員集合」の音楽パートへの参加など、幅広く活躍されていました。

2000年代に入ってからは、テレビドラマの劇中音楽やバラエティのBGMなども担当し、「ちゅらさん」、「さくら」、「まんてん」などのNHK朝ドラ、日本テレビ「火曜サスペンス劇場」、TBS「はなまるマーケット」、テレビ朝日「警視庁・捜査一課長2020」などを担当されています。

さらに、「クレヨンしんちゃん」、「名探偵コナン」、「機動戦士Zガンダム」、「ルパン三世」、ジブリ映画「コクリコ坂から」などの劇中音楽を手がけたほか、「ときめきメモリアル」や「ポケットモンスター」といったゲームやアニメ作品のサントラにも参加されています。

このように国内を代表するサックスプレイヤーであった平原まことさんですが、最近では人気歌手の平原綾香さんの父親としても有名でした。

そんな平原まことさんですが、2021年11月26日に69歳で亡くなり、改めてその功績に注目が集まっています。

今回はそんな平原まことさんの家族を中心に、天理教の噂や死因の病気などについてまとめていきます。

平原まこと（サックス奏者）には天理教信者の噂も

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平原まことさんには天理教信者ではという噂があるようです。これは平原まことさんが天理教が運営する天理高校を卒業している事から出てきた噂のようです。

天理高校は天理教信者しか入学できないという事なので、必然的に平原まことさんは天理教信者という事になったようです。ただ、天理教だからどうだという事はないので、一部の天理教などの新宗教に抵抗がある人々が気にしているだけだと思われます。

また、天理教の吹奏楽部は強豪として知られているため、平原まことさんはこの吹奏楽部に入部するために形だけ天理教に入信した事なども考えられます。

平原まこと（サックス奏者）の家族①　結婚した嫁は元小学校教師

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平原まことさんの結婚した嫁は、元小学校教師の一般女性である事がわかっています。

結婚した時期は不明ですが、長女の平原愛花さんが1981年生まれなので、それ以前だと思われます。

平原まことさんの嫁については名前や年齢などは不明ですが、娘の平原綾香さんの過去の発言などから、ジュエリーのオーダーメイドが趣味なのだそうで、平原綾香さんも母からプレゼントされた宝石をお守りとしてずっと持っているのだとか。

平原まこと（サックス奏者）の家族②　父親はトランペット奏者の平原勉

平原まことさんの父親は、戦前の時代にジャズの草分け的存在として登場した、戦前戦後を代表するトランペットプレイヤーの平原勉さんです。

平原勉さんは、田辺音楽学校で学んだ後、トーキー映画のBGMを担当するトランペット奏者、チェロ奏者として活躍。

その後、かのルイ・アームストロングに「日本のサッチモ」とまで呼ばれた名トランペットプレイヤー、南里文雄さん率いる「南里文雄のホットペッパーズ」での活躍を経て、大阪市本町に本拠を置き「平原勉ジャズオーケストラ」を結成。「東の南里、西の平原」と言われて国内の人気を二分し、当時の音楽愛好家からの絶大な支持を集めました。

平原まこと（サックス奏者）の家族③　子供は娘が2人

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平原まことさんの子供は娘が2人で、長女は「AIKA」の名義で活動する歌手、サック奏者の平原愛花さん。次女は「Jupiter」などの大ヒット曲で知られるシンガーソングライターの平原綾香さんです。

平原まことさんの娘のAIKAさん、平原綾香さんについては次の見出しから改めて紹介します。

平原まこと（サックス奏者）の娘①　長女は歌手でサックス奏者のAIKA

平原まことさんの娘（長女）の平原愛花さんは、「AIKA」の名義で活動しているシンガーソングライター、サックス奏者です。

2004年にアメリカ・ボストンのバークリー音楽大学を卒業後、アメリ活動を経て、2006年11月8日にデビューアルバム「ai wo 〜愛を〜」をリリースして国内でメジャーデビューしています。同アルバムは国内のラジオチャートでTOP10入りを記録。

その後は、再びアメリカに活動拠点を移し、ニューヨークやボストンを中心にライブ活動を展開。2008年に、自閉症の子供達が通う学校の先生の書いた詞に曲をつけた新曲「All He Has To Say」をリリース。この曲はアメリカのオフィシャル・オーティズムソングに選ばれ、各地でパフォーマンスを行い、売り上げの一部が自閉症の子供達の学校に寄付されました。

その後は、2010年にシングル「aika Sinking/You Told Me You Loved Me」、2011年にシングル「Dancing Arrows」をリリース。「Dancing Arrows」は、ハリウッド映画「アイアンクラッド」のプロモーションソングにも起用されています。

2015年にリリースのシングル「No Mo Games」と「Senseless Birds」は、2016年グラミー賞のベストポップデュオにノミネートされています。

2021年に発表された、妹の平原綾香さんとダニエル・パウターとのコラボレーションソング「Save Your Life」の作詞作曲はAIKAさんが担当されています。

現在もアメリカ・ロサンゼルスを拠点に音楽活動を展開されています。

平原まこと（サックス奏者）の娘②　次女は歌手の平原綾香

平原まことさんの娘（次女）の平原綾香さんは13歳の時に父の平原まことさんの影響を受けてアルトサックスを始め、洗足学園大学附属高校（現在の洗足学園高校）の音楽科でクラシックのサックスを学びました。

2003年12月17日、ホルストの組曲「惑星」の「木星」に歌詞をつけたシングル「Jupiter」でデビューし、この曲が大ヒットを記録。2004年の日本レコード大賞新人賞、2005年日本ゴールドディスク大賞特別賞をはじめとする多数の賞を獲得しました。

「Jupiter」でのブレーク後も、2005年のフジテレビ系ドラマ「優しい時間」の主題歌「明日」や、2006年のトリノオリンピックのNHKのテーマソング「誓い」などヒット曲を連発しました。

2011年には、「平成22年度文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞（大衆芸能部門）」を受賞し、その年のNHK朝ドラ「おひさま」の主題歌「おひさま～大切なあなたへ」を、翌2012年にはNHK総合の人気番組「ダーウィンが来た」のテーマソング「スマイル スマイル」をリリースしてヒットを記録。国内を代表する人気歌手の1人となりました。

2017年4月27日には、父の平原まことさんと「徹子の部屋」に出演して話題になりました。

出典：https://www.tv-asahi.co.jp/

平原まこと（サックス奏者）の死因の病気は胃がん

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平原まことさんは2021年11月26日に、69歳の若さで亡くなりました。

平原まことさんの訃報を最初に伝えたのは、娘の平原綾香さんの公式サイトでした。

平原綾香さんのオフィシャルサイトが伝えた内容によると、平原まことさんの死因は「胃がん」で、病気が判明した時期は不明ながら、以前から闘病を続けられていたようです。

マルチサックスプレイヤー 平原まことは２０２１年１１月２６日（金）午前 １：４０　旅立ちました。胃癌でした。いろんなたくさんの山をなんとか乗り越え、闘病を続けていました。再来年の５０周年を目標にしていました。

とても大変な状況にもかかわらず父は一度も弱音を吐きませんでした。そのかわり、常に私たちを笑わせてくれました。

 

引用：平原綾香オフィシャルウェブサイト　みなさまへ

平原誠さんの訃報を伝えた、平原綾香さんのメッセージでは、社会状況などを考慮してお別れ会は家族のみで行うという事でしたが、今後メモリアルコンサートを開催する予定である事も併せて発表されています。

大変なご時世を考慮し、家族だけのお別れ会とさせていただきますが状況を考慮しながら、今後は平原まことのメモリアルコンサートを開催したいと考えています。

 

引用：平原綾香オフィシャルウェブサイト　みなさまへ

まとめ

今回は、2021年11月26日に69歳で亡くなった国内を代表するサックス奏者の平原まことさんについてまとめてみました。

平原まことさんは、ジャズの草分け的存在だったトランペット奏者の平原勉さんを父に持ち、幼い頃から音楽に親しんで育ちました。

天理高校では強豪吹奏楽部の副部長を務め、近畿大学商経学部へと進んで軽音楽部部長を務め、関西の大学オールスターズを結成しています。

大学卒業後はプロのサックス奏者として活動を続け、国内の人気アーティストのレコーディングやコンサートに多数参加し、海外からのオファーも受け、年間で1000本超えるレコーディングに参加されていました。

家族は、元小学校教師の嫁と娘が2人で、長女はアメリカで高い評価を受けるシンガーソングライターでサックス奏者のAIKAさん、次女は「jupiter」などのヒット曲で知られるシンガーソングライターの平原綾香さんです。

平原まことさんの死因となった病気は胃がんでした。