ドン小西さんといえば辛口のファッションチェックが面白いと人気ですが、プライベートも気になりますよね。
今回はドン小西さんのプロフィールや実家と経歴、結婚した元嫁や娘など家族、豪邸すぎる自宅や愛犬、現在の活動を紹介します。
この記事の目次
ドン小西はファッションチェックのアノ人
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朝やお昼の情報番組などで、次々に自身の言葉を紡ぎ、どんな相手でも一刀両断にするファッションチェックが軽快で楽しいと話題を呼んでいる、ファッションデザイナーのドン小西さん。
一度は見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
ここでは改めて、ドン小西さんのプロフィールを振り返ってみましょう。
ドン小西のプロフィール
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ドン小西(どんこにし)
本名: 小西良幸
生年月日: 1950年10月9日
出身地: 三重県津市
最終学歴: 文化服装学院卒業
ドン小西さんの本名は「小西良幸」さんといいます。
アパレルメーカー勤務を経て独立、自身のブランドを立ち上げて、ハイブランドファッションの黄金期を支えました。
デザイナーや経営者の他にも、テレビに出演してファッション評論家としての顔も持っています。
また、地元三重県の観光大使や、名古屋学芸大学の特別講師を務めるなど、様々な活動を行っていることでも知られています。
ドン小西の実家は裕福な家庭だった
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ドン小西さんは三重県出身で、実は実家が裕福でお坊ちゃまとの噂もありますが本当でしょうか。
また、ドン小西さんがデザイナーになった理由は、家族が関係しているようです。
ドン小西さんの実家や家族について紹介します。
実家は呉服屋
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ドン小西さんの実家は三重県で有名な老舗の呉服店で、父方の親族は医者を多く輩出していました。
そのため実家はとても裕福で、お坊ちゃまとして育ったドン小西さんは、幼い頃からバイオリンや絵画といった習い事をしてきたそう。
母親の仕事を見るうちに、次第に衣服関係に興味を持つようになり、中学生の頃から趣味として洋服を作り始めました。
ちなみに、母親が密かに客のファッションチェックをしていたことが記憶に残り、ドン小西さんの後の仕事につながったようです。
ドン小西さんの人生は、家族から多大なる影響を受けていると言っても過言ではないでしょう。
ドン小西の経歴① 受験失敗から文化服装学院へ
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趣味で洋服作りをしていたものの、大学受験をするまで全く別の道を歩むことを考えていたドン小西さん。
ここからは、本格的に服飾の世界を目指した経緯を紹介します。
失敗理由はカンニング
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高校3年生になったドン小西さんは、芝浦工業大学を受験しました。
受験当日、英語の試験を受けている時に「figure」という単語が分からず、隣に座っていた友人に「フィギャーって何だ?」と小声で囁いたそう。
隣から「スケート」と小さく返ってきたので、「アイススケートか?」と聞き返したドン小西さん。
お互い小声で呟いているので会話が聞きにくかったようで、友人は「アイスクリームじゃねえよ」と、まるでコントのようなやり取りに。
それらを試験監督に見つかってしまい、友人もろとも大学受験に失敗してしまいました。
結局、別の大学に通ったものの少しも楽しめず、1年で大学を中退しています。
その後、文化服装学院に入り直して本格的にデザインの勉強を始めたのです。
専門学校では成績が悪かった
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文化服装学院に入学したドン小西さんは、デザインがしたいという願望が高まり、裁縫そのものはおざなりになっていたのだとか。
スカートの裾を手縫いでまつるという宿題が出た際には、これは徹夜になりかねないと考え、当時アルバイトしていた洋服を仕立てる店のミシンで宿題を済ませて学校に提出。
もちろん学校の教師に見破られてしまい、バケツを持って廊下に立つという罰を受けました。
ドン小西さんによると、一事が万事こんな感じだったので教師からは睨まれて、かなり成績が悪かったそうです。
ドン小西の経歴② デザイン事務所が大成功
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文化服装学院を卒業したドン小西さんは、アパレル企業に就職しました。
今で言うところのベンチャーだったので、後にブランド企業を立ち上げる際に随分その当時の経験が役に立ったのだそう。
日本の好景気の波もあり、ドン小西さんは経営者として大成功を収めました。
ここからは、就職からドン小西さんのブランドが大ヒットするまでの経緯を紹介します。
入社後早々にデザイナーデビュー
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文化服装学院を卒業したドン小西さんは、「GRASS」という名前のファッション企業に就職。ミュージシャンの衣装を担当していたそうです。
先輩と共にロンドンに渡り、ロッド・スチュアートさんのステージ衣装を作ったり、当時売り出し中だった歌手のあべ静江さんの衣装を型紙から作ったりと、バリバリ仕事をしていたそう。
しかし、入社して半年した頃に会社の幹部たちが一斉にマリファナ所持の疑いで逮捕されてしまい、オフィスは家宅捜索に入られてしまいます。
おかげで、小切手の切り方から帳簿の付け方など経営に必要な経験を一通り学ぶことができたと、後年インタビューで語っています。
アバンギャルドなブランドで大成功
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1981年に独立して自身のオフィスを設立したドン小西さんは、ファッションブランド「FICCE(FICCE UOMO)」を立ち上げました。
設立当初はネームバリューもなく苦戦していたのですが、業者から無料でもらった生地から作ったアバンギャルドなデザインの洋服が次第に知られるようになりました。
しかし、1980年代後半から90年にかけて、ビートたけしさんがテレビ出演時に着用していたり、エルトンジョンさんや谷村新司さんが愛用したりで「FICCE」は大ヒット。
そのヒットから徐々に洋服デザインの仕事が舞い込むようになり、税関(当時の大蔵省)や東武鉄道の制服デザインも手掛けました。
かなり儲かったようで、当時は8000万円のフェラーリを乗り回し、2億円を出して20か所のゴルフ場の会員になっていたと語っています。
ドン小西の経歴③ バブルが弾けて借金まみれに
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1990年代に起きたバブル崩壊により、日本の経済は大きく衰退したことはよく知られていますね。これまで好調だった企業が次々に倒産するという異例の事態になりました。
ドン小西さんも例外ではなく、この不景気によって大きな影響を受けています。
これまで順調に業績を伸ばしてきたブランドも借金が膨れ上がり、最終的に事業を畳むことになりました。
ドン小西さんが味わった負債返済までの道のりを振り返ってみましょう。
負債が15億円に膨れ上がる
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1990年代前半に訪れたバブル崩壊によって、日本には長い不景気が訪れました。
これまで売り上げが好調だった高価なファッションブランドのほとんどが業績が下がり、ドン小西さんの立ち上げたブランドも売り上げが下がり続け、借金が膨れ上がっていったそう。
売上の減少にさらなる追い打ちをかけたのが、2000年以降に台頭してきたファストファッションでした。
安価な上に、その年の流行を手軽に入手できる独自のマーケットを切り開いた「UNIQLO」、「GU」、「ZARA」などのブランドへ顧客の興味が移り、ますます売上が低迷することに。
スタッフにも見放されて、結果的に15億円にものぼる負債を計上したそうです。
既に借金は完済している
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実家は裕福でしたし、デザイナーとして成功した後は、高級なフェラーリを乗り回すなどかなりセレブな生活を送ってきたドン小西さん。
借金返済のために食べ物や行くところ、住居など生活水準を下げて、これまでの人生では考えられない程に質素に暮らすようになったそうです。
また、泣く泣くブランドや私財を売却して借金を減らしています。
しかし負債額はゼロにはならず、オファーされた仕事を片っ端から請け負って、長い年月をかけて借金を完済しました。
ドン小西の経歴④ 逆境をバネに、ファッションチェックで大ブレイク
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ブランドを売却してもまだ残る億単位の借金を返済するために、コツコツと地道に仕事に取り組んだドン小西さん。
その中の1つが、ドン小西さんの知名度アップに大きく貢献することになります。
ドン小西さんがお茶の間に受けて、大ブレイクを果たした経緯を見ていきましょう。
偶然ディレクターの目に留まる
借金返済のために、これまで受けなかった仕事も引き受けるようになったドン小西さんは、フジテレビ「とくダネ!」の企画だったファッションチェックの仕事を手掛けることになりました。
この企画は、別番組の打ち合わせをテレビ局のディレクターとしていた時、テレビに映った女性のファッションについてドン小西さんが何気なく批評をしたことから実現しました。
実は、このファッションチェックの仕事を受けるまでは、ドン小西さんは本名「小西良幸」で活動していました。
しかし、ディレクターが「ドン小西」というニックネームをつけたことで、この企画のタイトルが「ドン小西のファッションチェック」に決定。
辛口にバサバサと切り捨てていくファッションチェックに、視聴者はみるみる魅了されてしまったようです。
この番組で人気を博したことで、正式に「ドン小西」と名乗り始めたドン小西さんは、他の番組でもファッションチェックを披露するようになったのです。
ドン小西の家族① 元嫁との結婚や離婚理由
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ドン小西さんは過去に離婚歴があります。離婚した時期は「事業低迷後」だと明かしています。
元嫁はどのような人だったのでしょうか。離婚理由についても見ていきましょう。
元嫁は文化服装学院卒業生
ドン小西さんの元嫁については、名前だけではなく生年月日や出身地、顔写真など個人を特定できる情報は一切明かされていません。
ただ、ドン小西さんは元嫁と文化服装学院に通っている時に出会ったということです。元嫁は、学校で一番おしゃれで目立つ存在だったそうです。
そして、ドン小西さんが24歳の時に結婚しました。
離婚した理由とは?
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ドン小西さんは29歳の時に独立し、自身のブランドを立ち上げています。
元嫁は家庭を守り、出産や子育てをしながら裏方として仕事をサポートしてきたそうです。
しかし、バブルが弾けて業績がどんどん悪化してくると、借金という課題が重く夫婦にのしかかりました。
夫婦の会話はお金の話ばかりになり、ドン小西さんは元嫁と向き合うことが辛くなって、帰宅する時間がどんどん遅くなっていきました。
また、憂さを晴らすために浮気をしたこともあったそう。
そしてとうとう2人は、ドン小西さんが59歳の時に離婚しています。離婚理由は、業績悪化により、心のすれ違いが生じたということになりそうです。
ドン小西の家族② 娘・塚本里佳もファッションブランドを経営している
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ドン小西の娘・塚本里佳(右)
ドン小西さんと元嫁の間には、子供が1人誕生しています。
1人娘の名前は「塚本里佳」さんといい、現在は成人してドン小西さんと同じ道を歩んでいます。
塚本里佳のプロフィールは?
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ドン小西さんの娘である塚本里佳さんは、子供服ブランドを立ち上げているデザイナー兼実業家です。
プロフィールを調べたのですが、生年月日や血液型といったプロフィール項目は何一つ明かされていませんでした。
年齢すら不明ですが、ドン小西さんがかつて借金を抱えて奮闘していた2004年頃、大学を中退してしまったというエピソードが知られています。
大学に在籍する年齢が18歳から22歳くらいだとすると、2021年現在の年齢は35歳から39歳だと思われます。
ちなみに、塚本里佳さんとドン小西さんは苗字が違います。
離婚した際に嫁に引き取られ、母方の苗字を名乗っているからではないか、とネットでは言われています。
出産を機にベビー服ブランドを設立
塚本里佳さんは多摩美術大学を卒業後、ファッションの勉強をするためにロンドンに渡っています。
帰国後はファッション業界に携わり、子供服ブランド「White Chapel」を設立、結婚と出産後の2010年、ベビー服専門ブランド「Bijou&Bee(ビジューアンドビー)」を立ち上げました。
赤ちゃんの肌は敏感なので、洋服の素材によっては体調が悪くなることもあるそうです。
塚本里佳さんはブランドで採用している生地に化学肥料を一切使わないオーガニックコットンを使うことにこだわっています。
出産だけではなく、育児の経験を生かしたブランドということになりますね。
ドン小西の家族③ 愛犬はオーストラリアンラブラドゥードル
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ドン小西さんは愛犬家としても知られています。自身のブログにも、愛犬の写真が多数アップされています。
そのブログによると、犬を飼い始めたのは2013年で、家に来たばかりの頃はなんでも噛んでしまうので、家の中は一時期ボロボロだったのだとか。
それでも愛犬はかわいいようで、「辛口のドン小西もメロメロです」と愛溢れるコメントをしていました。
愛犬にメロメロ
出典:https://abgatha1.rssing.com/
2016年に開催された「BAY DOG FESTA」という犬が中心のイベントに、ドン小西さんが愛犬と共に参加し話題を呼びました。
事前に、ドン小西さんが「BAY DOG FASTA」に出演することが告知されていたこともあり、イベント当日は大勢の取材陣が現地に押し寄せました。
舞台に愛犬の「オーストラリアンラブラドゥードル」を連れて登壇すると、観客席からは一斉に「可愛い」とどよめきが起こりました。
Twitterには「愛犬アリーとの散歩がてら、行きつけに立ち寄った」というような日常が綴られているので、ただ可愛がるだけではなく、しっかり運動もさせているようですね。
ドン小西の自宅が豪邸過ぎると話題に
出典:https://www.excite.co.jp/
2017年10月17日に放送された「有吉弘行のダレトク!?」にゲスト出演したドン小西さんは、自宅を公開しました。
想像を超える豪邸ぶりで、購入額がとんでもない金額であることも大きな話題を呼びました。
ここでは、どのような自宅に住んでいるのか紹介します。
自宅は白金台の豪華マンション
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自宅の場所は、東京都屈指の高級住宅街として知られる白金台エリア。主要幹線道路に囲まれていることから、都心へのアクセスも抜群です。
家の専有面積は158㎡、購入金額は6億4000万円だったそう。
マンション購入時は3LDKの間取りだったそうですが、ドン小西さんがリフォームをして1LDKに作り直したそうで、リビングは35帖、ベッドルームは22帖という驚きの広さです。
ドン小西の現在 【辛口ファッションチェックは今も好評】
出典:https://ぐっすり.com/
ここからは、2021年現在のドン小西さんについて見ていきましょう。
2021年10月9日に誕生日を迎えると71歳になるドン小西さん。一般のサラリーマンであれば、引退していてもおかしくはない年齢ですが、どのように過ごしているのでしょうか。
また、東京オリンピックの衣装を辛口チェックしたことで、話題になりました。
表彰式の衣装は居酒屋ユニフォーム?
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表彰式用に作られた衣装
2021年6月3日、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は、表彰式の衣装を発表しました。
これを見たドン小西さんは、変わらない鋭い切り口でファッションチェックをして、Twitterなどでバズっています。
表彰式の衣装といえば、メダルを渡すたびに世界中に映像が送られる、注目度の高い衣装。なのにこれでいいのかね。
だってこれってもろ、居酒屋のユニホームじゃないの。この服でトレーに載せて運ぶのは、メダルじゃなくて焼き鳥と徳利だっつうの。
引用:ドン小西が苦言 – AERAdot https://dot.asahi.com/
ネットでは「わはは!確かに普通にダサい」「ほんとやー(笑)」と賛同する声や、「せっかくの日本開催だから、伝統の和服の方が外国の選手は喜ぶのでは」との意見も寄せられました。
まだまだコメンテーターとしての需要が高いドン小西さんですから、ノンビリと余生を送るのはまだまだ先のようですね。
まとめ
出典:https://www.nikkan-gendai.com/
ドン小西さんは、情報番組やバラエティ番組での辛口なファッションチェックで知られるデザイナーです。本名は小西良幸さんといいます。
若い頃は文化服装学院に通ってファッションを学び、ファッション会社に就職してアーティストの衣装を担当していました。
1981年に起業し、自身のブランドを設立すると、これまでにないデザインが受けて大ヒット。ドン小西さんは高級外車に乗りまわすなど、かなり豪華な生活を送っていたそうです。
その後、バブル崩壊の影響を受けて売上が大きく下がり、最終的には負債が15億円にまで膨れ上がりました。
自身のブランドを売却したり、テレビの仕事を積極的に請け負ったりと借金を少しずつ返済していきました。
そして負債を減らすために受けた仕事の1つ、「ファッションチェック」の企画がお茶の間に受けて、ドン小西さんの人気は急上昇し、現在に至ります。
プライベートでは離婚歴があります。元嫁との間に誕生した1人娘の塚本里佳さんは、子供服やベビー服のブランドを立ち上げるデザイナーとして活躍中です。
2021年の誕生日を迎えると71歳になるドン小西さん。まだまだ人気は高く、隠居はできなさそうですね。
これからの活動も応援しましょう。