ちあきなおみのプロフィール

3姉妹の末っ子として生まれたちあきなおみさんは、東京板橋区で育ちます。

ちあきなおみさんは芸事が大好きだった母親の影響で4歳からダップダンスを習い、5歳の時に日劇で初舞台を踏んでいます。

そんなちあきなおみさんは幼い頃から歌が大好きで、米軍キャンプを回ってジャズを歌っていたそうです。

その後、レコード会社・日本コロンビアのオーディションを受けるも保留となり、作曲家の鈴木淳さんの下で1年4ヶ月に渡りレッスンを受けています。

そして1969年の21歳の時、『雨に濡れた慕情』で歌手デビューしたちあきなおみさんは、当時のキャッチフレーズは「苗字がなくて名前がふたつ」「魅惑のハスキーボイン」でした。

翌1970年、『四つのお願い』や『X+Y=LOVE』がヒットしたちあきなおみさんは、歌手として人気を博し、同年の『第21回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たしています。

そして以降、1977年の第28回まで8回連続で紅白歌合戦に出場しています。

こうして人気を博したちあきなおみさんは、お色気アイドル路線で活躍し、バラエティー番組『元祖どっきりカメラ』や『コント55号の裏番組をぶっとばせ!』などにも出演しています。

そして1972年にリリースした13thシングル『喝采』が第14回日本レコード大賞を受賞し、その年の年末から翌年にかけてオリコン集計で80万枚を売り上げる大ヒットとなったのです。

その後のちあきなおみさんは、これまでに歌ってきた歌謡曲だけではなく、演歌やニューミュージック、シャンソンやジャズなどの様々なジャンルに挑戦しています。

そして1980年代に入るとテレビドラマにも出演し、女優としても活躍し、その後タレントとしても活躍し、活動の場を広げていきます。

また、1987年から放送された『タンスニゴン』のCMでは美川憲一さんとの掛け合いが話題となりました。

そして翌1988年、テイチクに移籍し約10年ぶりに本格的な歌手活動を開始したちあきなおみさんは、その後も順調で『黄昏のビギン』は数々のCMに起用されています。

翌1989年には、初舞台であるミュージカル『LADY DAY』で主演を務め、歌と演技が好評だったことから翌年にも再演され、1991年の舞台『ソングデイズ』でも主演を務めています。

ちあきなおみの夫は故・郷鍈治　

ちあきなおみさんは1978年、俳優の郷鍈治さんと結婚しています。

ちあきなおみの夫・郷鍈治のプロフィール

ちあきなおみさんの夫である郷鍈治さんは元俳優で、俳優・宍戸錠さんの弟として有名です。

郷鍈治さんは1960年の映画『狂熱の季節』で俳優デビューし、兄である宍戸錠さんとは『早射ち野郎』など数々の作品で共演しています。

そんな郷鍈治さんは強面の容貌から、ヤクザや凶悪犯など悪役を演じることが多く、1973年の映画『高校生無頼控 感じるウ〜ムラマサ』ではマヌケナチンピラを演じています。

しかし、ちあきなおみさんとの結婚を機に芸能界を引退した郷鍈治さんは、ちあきなおみさんが立ち上げた個人事務所の社長兼マネージャーとなりました。

また郷鍈治さんは、夫婦の生活の基盤として広尾に純喫茶『COREDO』を開店し、この店は業界人の溜まり場となり、ちあきなおみさんもお店を手伝ったことがあるそうです。

ちなみに、この喫茶店『COREDO』は現在はありませんが、女優・桃井かおりさんの兄である脚本家・桃井章さんが屋号を引き継ぎ、バー及び小劇場として2013年まで営業していました。

ちあきなおみの夫・郷鍈治の死因とは？子供はいる？

夫、そしてマネージャーとして、公私ともにちあきなおみさんを支えてきた郷鍈治さんですが、結婚から15年目の1992年9月11日、55歳という若さで亡くなっています。

そんな郷鍈治さんの死因は、“肺がん”だと言われています。

心底愛していた夫が亡くなったちあきなおみさんは、あまりのショックから郷鍈治さんが荼毘に付さる際、柩にしがみつき、『私も一緒に焼いてー』と号泣したと言われています。

そんなちあきなおみさんは後日、書面のコメントを公表しています。

「故人の強い希望により、皆様にはお知らせせずに身内だけで鎮かに送らせて頂きました。主人の死を冷静に受け止めるにはまだ当分時間が必要かと思います。皆様には申し訳ございませんが、静かな時間を過ごさせて下さいます様、よろしくお願いします」という書面のコメントを公表。

 

引用：ウィキペディア『ちあきなおみ』　https://ja.wikipedia.org/

ちあきなおみに子供はいない

結婚後はとても仲良く、おしどり夫婦としても有名だったちあきなおみさんと夫の郷鍈治さんですが、2人の間には子供はいなかったようです。

結婚当時、ちあきなおみさんは31歳でしたので、まだ子供を望むことができた年齢ですが、子供は授からなかったか、計画してあえて作らなかったようです。

ちあきなおみは芸能界を引退した？

ちあきなおみさんは1992年、愛する夫・郷鍈治さんを肺がんで失って以降、芸能界から姿を消してしまいました。

ほぼ引退状態のちあきなおみ　

夫の郷鍈治さんが肺がんで亡くなり、『静かな時間を過ごさせてください』とコメントを公表して以降、ちあきなおみさんは歌手業を含め、全面的な芸能活動を停止しています。

そんなちあきなおみさんは、正式な引退宣言はしていませんが、公の場には全く姿を見せていません。

こうしたことから、ちあきなおみさんはほぼ引退状態と言われています。

宍戸家との連絡も一切取っていないちあきなおみ　

こうして夫・郷鍈治さんが亡くなって以降、引退状態だと言われているちあきなおみさん。

メディアの取材も一切受けておらず、義兄である宍戸錠さんが開いた『郷鍈治を偲ぶ会』にさえ姿を見せず、宍戸家とも全く交流がないそうです。

そんなちあきなおみさんと義兄である宍戸錠さんの仲が険悪になったのは、宍戸錠さんが弟である郷鍈治さんの闘病をテレビで明かしてからと言われています。

穴戸は妻だけでなく、弟の郷えい治とも1992年に死別している。未亡人となった義妹は、「喝采」などで知られる歌手のちあきなおみである。だが、芸能記者によれば、

「宍戸が郷のがん闘病をテレビで明かしたことで、ちあきとの関係が冷え込んだ。宍戸が主催した郷を偲ぶ会にも、ちあきは姿を見せませんでした。宍戸の自宅が焼け落ちたときも見舞いの言葉はなかったそうです」

 

引用：宍戸錠が義妹「ちあきなおみ」に残した遺言「君は歌うために生まれてきた」　https://www.dailyshincho.jp/a

また、2010年に義姉（宍戸錠さんの妻）の游子さんが死去した際も、ちあきなおみさんから連絡はなかったそうです。

そんなちあきなおみさんに対し、義兄である宍戸錠さんは亡くなる前に遺言を残しています。

宍戸は生前、本誌（「週刊新潮」）のインタビューで義妹への思いを明かしている。
〈君は歌うために生れてきた。頼むから歌ってくれよ。それが俺からちあきへの遺言だと思ってくれ〉
だが、静かに暮らしたいちあきはそんな願いを遠ざけた。ふたりは絶縁状態だったという。

 

引用：宍戸錠が義妹「ちあきなおみ」に残した遺言「君は歌うために生まれてきた」　https://headlines.yahoo.co.jp/

ちあきなおみさんの活動停止は夫の遺言？

郷鍈治さんが亡くなって以降、姿を全く見せないちあきなおみさんですが、夫の郷鍈治さんは亡くなる前ちあきなおみさんに対し、『もう無理して歌わなくていい』と伝えたそうです。

亡くなる前、郷は彼女に「もう無理して歌わなくていいよ」と伝えたという。夫を亡くした際の、公の面前でのコメントには、「故人の強い希望で」身内だけで見送りたい……旨を述べていたちあき。
活動停止もまた、夫の遺志に沿ったものだとすれば「もう無理して歌わなくてもいい」という言葉を、いまでも忠実に守っているともいえる。

 

引用：レコード大賞受賞歌手、突然の活動停止の理由とは　https://www.excite.co.jp/n

こうしたことから、ちあきなおみさんは夫・郷鍈治さんの言葉を遺言として忠実に守っているのではと言われています。

ちあきなおみの今現在

1992年9月11日に最愛の夫である郷鍈治さんが亡くなってから、早27年が経っています。

夫の遺言を忠実に守っていると言われているちあきなおみさんは今現在、何をしているのでしょうか？

現在は東京のマンションで暮らしているちあきなおみ　

ちあきなおみさんは現在、母親と夫・郷鍈治さんが眠るお墓の近くに購入したマンションで静かに暮らしているようです。

そんなちあきなおみさんは、メディアから姿を消して以降、外出する時はマスクにメガネ、ほっかむりと、完全に変装し、外食は一切しなかったそうです。

しかし2011年頃からは、変装をせずに表に出ることも増えたそうです。

夫との思い出だけに生きて、「外食はせず、買い出しに出るときはマスクにメガネ、ほっかむりと、完全に変装する」（芸能関係者）といった、世間とのつきあいを一切絶った生活を送っているちあき。しかし、最近では変装をせずに表に出ることもあるようだ。当時を知る彼女の知人がいう。

 

引用：夫の死を境に芸能界を引退したちあきなおみ　19年後のいま　https://www.news-postseven.com/

今現在も毎月の墓参りで涙するちあきなおみ

夫・郷鍈治さんが亡くなってから25年以上が経っていますが、ちあきなおみさんは今現在も毎月の墓参りを欠かさず、そして夫を思い涙しているそうです。

静まり返った寺の境内に、低くのびやかな読経が響く。黒い洋服で身を整えた、歌手・ちあきなおみ（68）は夫の墓に手を合わせていた。いまも月命日には墓参りを欠かさないというが、本誌が彼女を目撃したのも、その墓参の日だった。キキョウやコスモスなどの秋の花を自ら切りそろえ、墓前に供えていたちあき。１時間ほどの対面を終え、墓地を後にする彼女の頬には涙が伝わっていた。

 

引用：ちあきなおみ　夫急逝から23年…今も毎月の墓参りで涙流す　https://jisin.jp/

2019年にはデビュー50周年を迎えたちあきなおみさん

25年以上、公の場に姿を見せていないちあきなおみさんですが、2019年にはデビュー50周年記念のベストアルバム『微吟』が発売され、第61回日本レコード大賞企画賞を受賞しています。

また同年6月には、BSテレビ東京で未公開映像などを交えた2時間の特集番組『ちあきなおみ 再び始まる歌姫伝説』が放送されました。

そんなちあきなおみさんには、今現在も復帰を期待するファンが多くいるようです。

百恵ちゃんも、ちあきなおみも復帰して欲しいな。。。

桜田淳子、４月に３年４カ月ぶりステージ復帰へ https://t.co/WrdQfAU6Cn

— 25,000 (@250_political) January 31, 2017

ちあきなおみ / 喝采(1972)
作詞:吉田旺　作曲:中村泰士
レコード大賞受賞曲
これほど復帰を期待された歌手も他にいないでしょう。#誕生日 https://t.co/DgLsstZbwc pic.twitter.com/CkBsRedX4T

— 偏愛的７０’s (@kakochan1972) September 17, 2016

まとめ

いかがでしたでしょうか。

昭和を代表する歌手として人気を博したちあきなおみさんについてまとめました。

人気絶頂の中、夫・郷鍈治さんに先立たれたことがきっかけで表舞台から姿を消したちあきなおみさんは、今現在も夫を思いながらお墓の近くのマンションで静かに生活しているようです。

そんなちあきなおみさんも現在72歳ですが、ファンの期待通りにいつか復帰してくれる日はくるのでしょうか。