2024年4月に栃木県那須町で焼損した遺体が発見されました。この那須2焼死体事件の被害者の1人が宝島龍太郎さんです。
宝島龍太郎さんの国籍や中国からの帰化の噂、結婚した嫁や子供などの家族情報、飲食店経営などの経歴、前科ありの噂、事件の概要や死因、犯人や動機についてまとめました。
この記事の目次
宝島龍太郎は那須2焼死体事件の被害者
宝島龍太郎さんは那須2焼死体事件の被害者です。殺害された当時、年齢は55歳でした。
上野周辺で飲食店を複数経営している実業家でしたが、2024年4月に嫁の宝島幸子さんと共に拉致され暴行を受けた末に殺害され、さらに遺体にガソリンをかけて燃やされました。
この事件では、これまでに主犯格や実行役、指示役など7名の人物が逮捕されてます。
宝島龍太郎の国籍は中国?韓国?帰化済み?
宝島龍太郎さんの国籍は日本と思われます。ただ、中国から帰化した日本人だったようです。
宝島さんは中国から帰化された方で、従業員の方も中国人が多く、近くの焼肉店と客引きでもめたときなどは、中国語で怒鳴り合いになっていました。
FLASHの報道では「中国から帰化された」としていますので、元々は中国国籍だったけれど、現在は帰化して日本国籍になったということで間違いないでしょう。
ただ、ネット上の一部の噂では、韓国人かも?という情報もあります。というのも、宝島龍太郎さんは韓国語も話していたからです。
栃木県那須町の山林で焼かれて殺された宝島龍太郎とその妻の事件
— manual_lenses (@01lenses_manual) April 24, 2024
この夫婦、日本名名乗ってるけど帰化人
中国語と韓国語で怒鳴り散らし近隣店舗と揉める映像が流れてた
近隣店舗と複数訴訟を抱えており、経営もかなり強引だったとか
背景を知ると全然見方が変わる事件だったhttps://t.co/XvFlvX15pi pic.twitter.com/7bJ4YzBIoJ
近隣店舗と言い争いをする時に、韓国語を話していた動画があります。嫁も韓国語を話していました。ただ、中国語がメインにしていたようですので、韓国系中国人(朝鮮族)だったのかもしれません。
ただ、事件当時の国籍は日本でほぼ間違いないでしょう。
名前は帰化した時につけたもの?
宝島龍太郎という名前は、帰化した時に縁起を担いでつけたものかもしれません。
「宝島」という苗字は全国的に見ても珍しく、全国に150人程度しかいません。
外国国籍の人が日本に帰化をする時には、もともと自分の名前をカタカナ表記したり、中国や韓国は自分の名前の漢字を日本名に流用したりすることが多いです。
しかし、宝島龍太郎さんのビジネススタイルなどを考えると、お金への執着が強いので、縁起を担ぐ意味であえて「宝島」という縁起が良さそうな名前、財を築けそうな名前を付けたのかもしれません。
「龍太郎」の「龍」も中国では聖なる生き物で、縁起が良いとされていますので、「宝島龍太郎」は帰化をした時に縁起を担いでつけた名前と考えるのが自然でしょう。
宝島龍太郎の家族:結婚した嫁や子供
出典:fnn.jp
宝島龍太郎さんは結婚していて、嫁と共に飲食店を経営していました。宝島さんの家族を見ていきましょう。
嫁は宝島幸子
宝島龍太郎さんの嫁は宝島幸子さんです。
宝島幸子さんは事件当時56歳で、ほっそりとした美人でしたが、宝島龍太郎さんと共に暴行を受け、殺害されました。
嫁の宝島幸子さんも中国語や韓国語を話していましたので、中国から帰化したと思われます。「幸子」という名前も、夫の龍太郎さんと同様に縁起を担いでつけた名前でしょう。
夫婦仲は良好だったという情報があります。
「いつも笑顔で、仲が良さそうだった。お店では熱心に従業員を指導していた」。30代の女性は夫婦の印象をこう振り返る。
ただ、夫婦の力関係は夫の宝島龍太郎さんよりも嫁の幸子さんの方が上だったという証言があります。
宝島さんを知る人
「(Q.どっちが力関係は上?)それは奥さんの方が上ですよ」
嫁の幸子さんは気が強く、経営する店の店長や店員を怒鳴りつけたり、ライバル店とトラブルを起こしたりしていたことが分かっています。
娘は真奈美
出典:https://favoriteselection.blog/
宝島龍太郎さんには真奈美という名前の娘がいます。
ただ、娘は宝島龍太郎さんの実子ではなく、嫁の幸子さんの連れ子であったようです。
そもそも、真奈美容疑者は龍太郎さんの実の子ではありません。幸子さんは再婚であり、真奈美容疑者はその連れ子になります。しかし、だからといって家族仲が特段悪い……ということはなかったようです。
後述しますが、この娘の宝島真奈美は宝島龍太郎さん夫妻殺害事件に関与したとして逮捕されています。
宝島龍太郎の自宅は高級タワマン
宝島龍太郎さんの自宅は千代田区内の高級タワーマンションです。
地元では「成功した経営者」として知られ、登記上の住所は千代田区内の高級タワーマンションだった。
また、経営する店舗から徒歩20分程度の場所だったという情報もあります。
宝島夫妻が住んでいたのは、経営する店から徒歩20分ほどの場所にあるタワーマンションだ。いつも自転車で店舗を回り、売上の回収をおこなっていたという。
引用:「中国語で怒鳴り合い」那須焼死体事件、被害者の妻が起こしていたライバル店舗との「警察出動」トラブル | Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌]
宝島龍太郎さんのお店は御徒町駅・上野広小路駅近くにあります。そこから徒歩20分で千代田区の高級タワーマンションとなると、宝島龍太郎さんの自宅はある程度絞り込むことができます。
確証はありませんが、現時点で宝島龍太郎さんの自宅の最有力候補は、東京タイムズタワーです。秋葉原駅から徒歩5分の立地にある高級タワマンです。住所は千代田区ですし、お店からも徒歩20分くらいですので、条件にはピッタリ当てはまります。
また、外観も一致します。こちらは集英社オンラインに掲載されていた宝島龍太郎さんの自宅のタワマンです。
こちらが東京タイムズタワーの外観です。
出典:nomu.com
集英社オンラインの方はモザイクがかかっていますが、外観は一致しています。ということは、宝島龍太郎さんの自宅は千代田区の秋葉原駅近くにある東京タイムズタワーの可能性が高いでしょう。
宝島龍太郎の経歴:飲食店経営
サンエイ商事を経営!飲食店は14店舗
宝島龍太郎さんの詳しい経歴はわかっていませんが、東京の上野周辺で飲食店を経営していたことはわかっています。
宝島龍太郎さんは飲食店を経営するサンエイ商事という会社の代表取締役を務めていました。
サンエイ商事は東京都台東区上野に拠点を置く株式会社で、平成21年1月13日に設立されています。
ということは、事件の約15年前に設立したということですね。事業内容は、次の通りです。
・飲食店
・不動産売買、賃貸及び仲介業務
・一般労働者の派遣事業
・中国製及び韓国製衣料雑貨品の輸入と販売
・中国製及び韓国製食品の輸入と販売
これを見ると幅広く事業を展開していることがわかります。
ニュース等では宝島龍太郎さんは上野の繁華街周辺で14店舗(記事によっては20店舗近く)の飲食店を経営していたと報じられています。
こちらが宝島さんが経営していた飲食店一覧です。
・お疲れ一杯 上野店(居酒屋):上野4丁目
・焼肉 & ホルモン酒場 Enjoy(焼肉):上野4丁目
・ピザ&グリルFriendly Dining Bar(イタリアンバー):上野4丁目
・焼肉 ごち(焼肉):上野4丁目
・お疲れ一杯 御徒町本店(居酒屋):上野4丁目
・焼肉 ホルモン番長(焼肉):上野4丁目
・夜通し酒場 上野本店(居酒屋):上野4丁目
・喜くばり(寿司):上野4丁目
・大衆酒場 江戸一(居酒屋):上野5丁目
・焼肉ホルモン本舗 炎(焼肉):上野6丁目
・肉の街 上野本店(焼肉):上野6丁目
・呑んでこ酒場 上野店(居酒屋):上野6丁目
・黒毛和牛専門店 大将(焼肉):上野6丁目
・ハイボール酒場(居酒屋):上野6丁目
宝島龍太郎さんが経営していた飲食店は、サンエイ商事のホームページを見る限り、全部で14店舗です。
「宝島さんは、東京・上野で居酒屋や焼肉店など十数店舗を経営していました。特に御徒町駅に近い一角は系列店だらけで、近隣から『宝島ロード』と呼ばれていた」(近隣店舗のスタッフ)
引用:《那須2焼死体事件》「不味いよ」「犬以下のクズ」東京上野「宝島ロード」にはトラブル頻出! 被害者は近隣飲食店と訴訟を抱えていた | 文春オンライン
全店舗が上野4丁目~6丁目にあり、「宝島ロード」と呼ばれる場所に特に集中しています。
コロナ禍から一気に事業を拡大
出典:tabelog.com
宝島龍太郎さんの会社であるサンエイ商事は2009年に設立されていますが、経営する飲食店をここまで増やしたのはコロナ禍になってから、つまり2020年以降でした。
宝島さん夫婦はアメ横周辺で事業を拡大し、新型コロナウイルス禍で飲食業が苦境にあえいだ最近1~2年も10店舗以上を新規で開店したという。
夫婦2人で各店舗の売上金を回収していて、仲睦まじい様子でしたが、一方で急速に飲食店の数を拡大したことで、周辺店舗といろいろとトラブルを起こしていたという情報もあります。
宝島龍太郎は前科あり?
出典:bunshun.jp
宝島龍太郎さんには前科があったのではないか?という噂があります。
というのも、那須町で遺体が発見されてから、身元特定までが早く、指紋によって身元が特定されたと報道されたからです。
ごく普通の一般人の場合、警察に指紋は採取されていませんよね。だから、指紋を採取できる遺体があっても、身元不明のままということがあります。
しかし、宝島龍太郎さんは指紋からすぐに身元が特定されました。ということは、警察などで宝島龍太郎さんの指紋データを管理していたということになります。
警察に指紋データをとられているということは、前科がある可能性が高いでしょう。もちろん、前科がなくても警察・政府に指紋データをとられる機会はあります。
・日本に入国した時
・捜査に協力した時
宝島龍太郎さんはいつ日本に帰化したかは不明ですが、2007年から日本に入国する16歳以上の外国人は指紋を採取が義務付けられていますので、2007年以降に中国人として入国していたら、日本政府が指紋データを持っていて、照合をかけたらヒットしたのかもしれません。
また、逮捕はされていないけれど、捜査に協力した場合も指紋採取に応じることもありますよね。
このように宝島龍太郎さんには前科がない可能性はあります。
ただ、嫁の幸子さんの身元判明が遅くなったことを考慮すると、やはり宝島龍太郎さんには前科があったのかもしれませんね。遺体が発見された時、最初に身元が分かったのは龍太郎さんだけでした。
4月16日に遺体が見つかり、翌17日には龍太郎さんの身元が判明しました。嫁の幸子さんの身元が分かったのはその1週間後の24日になってからです。しかも、DNA鑑定の結果で判明しました。
ということは宝島幸子さんの指紋データを警察は持っていなかったことになります。
ということは、宝島龍太郎さんは入国時に指紋採取をしたのではなく、やはり前科があった可能性があると考えられるでしょう。
宝島龍太郎が殺害された那須2焼死体事件とは
出典:https://daiwaryu1121.com/
宝島龍太郎さんが殺害された那須2焼死体事件は、2024年4月に起こった殺人・遺体損壊事件です。
事件の発生
宝島龍太郎さんと嫁の幸子さんは2024年4月16日21時半ごろに、上野で若い男性と一緒に歩いている姿が防犯カメラに映っていました。
同日23時ごろに、品川区で物件探しをした後に、運河沿いで宝島さん夫妻がワンボックスカーから複数の人間と降りる様子が防犯カメラに映っています。
その後、再び車に乗り込んだのを最後に、宝島龍太郎さん夫妻は消息を絶ちました。
遺体発見後の捜査で、宝島さん夫妻は都内の高級住宅地にある住宅内で暴行を受け、車に乗せられて栃木県那須町に向かい、4月17日未明に那須町の山間部にある河川敷に遺棄され、ガソリンをかけて燃やされました。
遺体の発見
2024年4月17日6時50分ごろに、現場付近を車で通りかかった男性が河川敷から煙が出ているのを発見し、森林組合に連絡します。連絡を受けた森林組合職員が同日8時10分ごろ、現場を確認し、駐在所に駆け込んで「マネキンのようなものが燃えている」と栃木県警那須塩原署に通報しました。
通報があった時には、宝島さん夫妻の遺体はまだ燃えている状態で、近くには燃料用の携行缶が転がっていました。
遺体の状況は次の通りです。
・遺体は十字に重なるように横たわっていた
・遺体はまだ燃えていて、30cmくらいの炎が上がっていた
・頭部には黄色のビニール袋がかぶせられていて、その上から粘着テープがグルグル巻きになっていた
・2人とも黒い衣服
・2人とも身長160~170cm
・手足は結束バンドで縛られていた
栃木県警は殺人を視野に入れて捜査本部を設置し、翌日には男性の遺体の身元は宝島龍太郎さんであると判明しています。
宝島龍太郎の死因は窒息死
出典:bunshun.jp
宝島龍太郎さんと嫁の幸子さんの遺体はガソリンをかけて燃やされていましたが、死因は窒息死です。
司法解剖の結果、このうちの1人である本籍東京都台東区、住所・職業不詳宝島龍太郎さん(55)の死因が、頸部(けいぶ)圧迫による窒息死だったと発表した。
宝島龍太郎さんは都内の住宅で暴行を受けていたことが分かっていますので、拉致されて暴行を受け、首を絞められて殺害されてから燃やされたということになります。
宝島龍太郎は敵が多かった
宝島龍太郎さんはなぜ殺害されたのか?事件の原因を考えるには、宝島龍太郎さんの飲食店経営の状況を見ていく必要があります。宝島龍太郎さんは上野界隈では有名な経営者でしたが、その分敵が多かったようなんです。
近隣店舗とのトラブルで警察沙汰になったことも
宝島龍太郎さんは複数の飲食店を経営していましたが、近隣店舗とのトラブルで警察沙汰になったことがあります。
警察沙汰になったのは、事件から約3年前のこと。
宝島さんの焼き肉店のすぐ近くにある別の焼き肉店と客引きが原因でケンカに発展しました。このケンカが原因で警察が出動したことが何度かあったそうです。ケンカした焼き肉店は数ヶ月後には看板が変わったとのことなので、営業をやめたのかもしれません。
損害賠償請求を起こされた
宝島龍太郎さんは近隣店舗とのトラブルで損害賠償請求を起こされています。理由は、営業妨害です。損害賠償請求を起こした近隣店舗の主張によると、宝島龍太郎さんや嫁は次のような嫌がらせ・営業妨害をしていたとのことです。
・嫁が他店の看板を蹴ったり勝手に移動させた
・他店に入ろうとした客に「不味いよ」、「こっちの店の方がいいよ」とささやく
・他店の従業員に「バカ」「痴漢」などの罵声を浴びせ退職に追い込む
・嫁が他店オーナーの腹部を傘で力強く突き刺す
・中国語や韓国語で「死ね」「犬以下のクズ」などの暴言を吐く
営業妨害までされたことは事実です。3年もトラブルが続いて、いい加減嫌になって、人に店を譲ったんですよ。けんかはしたくないけど、もし自分が立ち向かわなかったら、スタッフも辞めちゃうと思うので、しょうがなく対応するしかなかったんです。
引用:【独自】上野に“宝島ロード”中国語や韓国語で言い合いすることも…「敵は多かった」トラブルの実態、被害者と妻の素顔 栃木・那須町男女2遺体事件|FNNプライムオンライン
宝島さんは営業妨害で訴えられてから、相手を訴え返し、泥沼の状態になっています。
宝島龍太郎殺害の犯人や動機は?
宝島龍太郎さんはやり手の経営者でしたが多くのトラブルも抱えていました。そんな宝島さん夫妻を殺害した犯人や動機についてみていきます。
娘を含む7人が逮捕される
宝島龍太郎さん・幸子さん殺害事件において、7人もの人物が逮捕されています。
・平山綾拳(25歳):建設業
・佐々木光(28歳):職業不詳
・姜光紀(20歳):職業不詳、韓国籍
・若山耀人(20歳):元俳優
・関根誠端(32歳):会社役員、宝島さん夫妻の娘の内縁の夫
・前田亮(36歳):不動産会社経営
・宝島真奈美(31歳):宝島さん夫妻の娘
※年齢は逮捕当時
まず、遺体が発見された翌日の4月17日に平山綾拳が出頭して逮捕されました。その後、平山が「怖い人から指示された」と供述しています。
その平山に指示した「怖い人」とされているのが、逃亡していた沖縄で逮捕された佐々木光です。
さらに5月1日に実行役として韓国籍の姜光紀と元俳優の若山耀人が逮捕されました。
そして、5月6日に会社役員の関根誠端が、その翌日には関根誠端の知人で不動産会社役員の前田亮が逮捕されています。
関根誠端は宝島さん夫妻の娘・真奈美と内縁関係にあり、事件の首謀者であるとみられています。
その後6月27日に、7人目の犯人として、宝島さん夫妻の娘である宝島真奈美が逮捕されました。
出典:https://www.asahi.com/articles/
首謀者である関根誠端が逮捕され、事件の全容が少しずつ明らかになってきました。
まず、関根誠端が佐々木光に宝島さん夫妻の殺害を依頼し、佐々木光が指示役となり、平山綾拳が仲介役、姜光紀と若山耀人が実行役として事件に関わったとみられています。
前田亮は宝島さん夫妻を事件現場まで連れ出す役割だったようです。宝島真奈美は事件現場に立ち会ってはいないものの、事前に殺害計画について知っていた可能性があるとして逮捕されています。
関根容疑者が店の客引きをしていた佐々木容疑者に報酬を示し、夫妻の殺害を指示。佐々木容疑者が平山容疑者に仲介を依頼し、平山容疑者と東京・渋谷のクラブで知り合った姜、若山両容疑者が報酬目的で殺害行為を引き受けたと捜査本部はみている。前田容疑者は、夫妻が店舗を出店する際に物件紹介を担っていた不動産仲介業者で、事件現場の空き家まで夫妻を連れ出したという。
引用:https://www.asahi.com/articles/ASS7L2DRZS7LUTIL00RM.html
首謀者である関根誠端は、1600万円とも言われている多額の報酬を渡し佐々木光に宝島さん夫妻の殺害や遺体の処理を依頼しており、その報酬は平山綾拳や姜光紀、若山耀人に分配されたようです。
姜容疑者は平山容疑者から4月上旬に遺体を車で運ぶよう依頼され、数日後には殺害も頼まれたと説明。数百万円の報酬を約束され、「やらなければ何をされるか分からず、怖くなり引き受けた」などと供述している。夫婦の名前は明かされず「ターゲットはガレージにいる50歳代の男女」と伝えられたといい、「栃木の方に行き、遺体を燃やせ」などと指示されたとも説明しているという。報酬は500万円だったといい、姜容疑者は「250万円ずつ分けた」と供述する一方、若山容疑者は「150万円を受け取った」と話している。
犯行動機は経営を巡るトラブル
出典:https://news.livedoor.com/
前述のように、宝島龍太郎さんは近隣店舗とトラブルを抱えていて、恨みを多く買っていました。また、犯人の1人で最初に出頭した平山綾拳は飲食店のトラブルが動機であると仄めかしていました。
平山容疑者
「飲食店を巡ってトラブルがあった」
そのため、近隣店舗とのトラブルが事件のきっかけになったのではないかともみられていましたが、首謀者である関根誠端が逮捕されたことにより、会社経営を巡っての一族での対立が犯行動機であることが判明したのです。
関根誠端は宝島さん夫妻の娘・真奈美の内縁の夫であり、宝島さんが経営する会社のマネージャーを務めていました。
関根誠端は宝島さん夫妻を「パパ」「ママ」と呼ぶなど、一見良好な関係を築いているかのように見えていたといいますが、かねてより飲食店の営業方針においてすれ違いがあったことが判明しており、関根誠端は自身の思い通りに経営を行うために殺害を計画したと見られています。
一時は「宝島さん夫妻から信頼され、副社長のようだった」(知人)という関根容疑者だが、店の経営方針を巡って対立するようになる。人件費の安い外国人従業員を雇い、拡大路線を進める夫妻に対し、関根容疑者は「店ごとの収益を上げる」という方針にこだわった。関根容疑者が任されていた店が業績を伸ばすと、夫妻は〝上納〟する金を増やすよう迫ったとされる。
宝島さん夫妻の娘の宝島真奈美も、経営を巡って親子間でトラブルがあったと言われています。
宝島龍太郎さんが経営する会社の取締役を務めていた宝島真奈美は2024年1月に取締役を外されており、このことが犯行動機につながったのではないかとみられています。
関根誠端による殺害計画を知ってもその暴走を止めることはありませんでしたが、両親が遺体で見つかった際には泣き崩れていたとのことで演技をしていたとも言われています。
宝島真奈美は事件後の2024年5月中旬には、亡くなった父親・宝島龍太郎さんに代わって会社の代表取締役に就任しました。
「もともと真奈美容疑者は、宝島さんが経営する会社の役員でした。ですが、会社の登記によると今年1月に役員から外れています。それが両親の死後、再び会社の役員に戻っていた。警察としては役員を外されたことが、犯行の動機の一つになったのではないかと考えています。幇助(ほうじょ)犯や教唆犯ではなく『共謀共同正犯』として、殺人計画などに関与していたことを立証するために捜査が進められています」
宝島龍太郎さん・幸子さん殺害事件においては、逮捕された7人全員が2024年7月に殺人罪で起訴されており、詳しい動機などそれぞれが裁判で語る内容にも注目が集まっています。
宝島龍太郎のまとめ
宝島龍太郎の国籍や中国・韓国からの帰化の噂、結婚した嫁や子供などの家族、自宅や飲食店経営の経歴、前科の有無や事件の概要、死因や犯人をまとめました。
宝島龍太郎さん・幸子さんのご冥福をお祈りするとともに、事件の全容解明を待ちたいと思います。