大阪府大東市で女子大生の吉岡桃七さんが殺害された事件の犯人とみられる嘉本悟が注目されています。
この記事では嘉本悟の出身の島根県の実家での生い立ちや家族、働いていたビルメンテナンス会社や事件の犯行動機や騒音トラブル、現在などにつてまとめました。
この記事の目次
嘉本悟は大阪大東市の女子大生・吉岡桃七さん殺人事件の犯人
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嘉本悟は、2021年4月28日に大阪府大東市のマンションで発生した女子大生・吉岡桃七さん殺人事件の犯人だとみられている男です。
嘉本悟は被害者の女子大生・吉岡桃七さんのマンションの部屋の真下の部屋に住んでいましたが、吉岡桃七さんとの接点は現在のところ確認されていません。
また、嘉本悟は犯行直後に自分の部屋に火を放って急性一酸化炭素中毒で死亡しており吉岡桃七さんを殺害した動機は未だ謎のままとなっています。
今回はこの犯人とみられている嘉本悟について現在までに判明している内容をまとめていきます。
嘉本悟が起こしたとみられる大阪府大東市女子大生殺人事件の概要
最初に、嘉本悟が吉岡桃七さんを殺害したとみられている大阪府大東市女子大生殺人事件の概要を見ていきます。
2021年4月28日午前6時55分頃に大阪府大東市の5階建てマンションで「女性の叫び声が聞こえる」との110番通報があり、大阪府警四條畷署の警察官が現場に駆けつけたところ、同マンションの3階に住む大阪産業大学の4年生・吉岡桃七さんが、自室で後頭部を鈍器で殴られ、背後から刃物で数十回刺された状態で倒れて失血死している状態で発見されました。
そしてこの事件発生直後、事件現場真下の2階の部屋から火が上がり、そこに住んでいた当時48歳の会社員の嘉本悟が急性一酸化炭素中毒で同部屋内で死亡しているのが発見されました。
吉岡桃七さんの部屋のベランダと、その真下の嘉本悟の部屋のベランダに縄梯子がかけられており、警察は嘉本悟が梯子を伝ってベランダから吉岡桃七さんの部屋に侵入して犯行に及んだ後、再び梯子を伝って自室に戻って灯油を撒いて火をつけ、一酸化炭素中毒死したとの見解を発表しています。
吉岡桃七さんの部屋は、玄関ドアの外側にはドアの下に挟み込んで固定するタイプのドアストッパーが設置され、さらにドア下の床面からは接着剤の成分も検出されており、犯人と見られる嘉本悟が事前に吉岡桃七さんが逃亡できないように細工をしてから犯行に及んだと見られています。
また、吉岡桃七さんの部屋の中には、玄関から居間にかけて血痕があり、凶器とみられる包丁やバール、約60cmの木の棒に包丁をワイヤーで固定した手製の槍のようなものが残されており、それらから嘉本悟の指紋も検出されています。
その後の警察の捜査で、嘉本悟が犯行の前に近所のホームセンターで灯油やバールなどを購入していた事が判明しており、嘉本悟は計画的に吉岡桃七さんを殺害したとの見方が強まっています。
嘉本悟(吉岡桃七さん殺人事件犯人)の出身地は島根県出雲市
大阪府大東市女子大生殺人事件の犯人とみられる嘉本悟の情報は現在のところあまり判明してないのですが、出身地は「島根県出雲市」だと報じられています。
嘉本容疑者は島根県出雲市出身。
引用:女子大生殺害、隣人は恐怖感じ直前に引っ越し…事件の鍵握る「音」
嘉本悟の「嘉本」という名字は全国的には珍しいものですが、出身地とされる島根県出雲市では多くみられる名字のようです。
また、嘉本悟が在日韓国人で出身は韓国だとする噂なども流布されていますが、根拠は示されておらず真偽不明です。
嘉本悟(吉岡桃七さん殺人事件犯人)の生い立ちや経歴・学歴
嘉本悟の生い立ちについては、現在のところほとんど情報が明らかにされておらず高校卒業より前の経歴は不明です。
その後の生い立ちや経歴については、読売新聞などの記事によると、嘉本悟は出身地の島根県出雲市の高校を卒業後に畜産関係の仕事につき、その後はガソリンスタンドや運送会社など仕事を転々としていたとの事。
嘉本悟の出身高校は地元にある出雲市の高校のようですが、高校名は特定されていません。出身小学校と中学も出雲市にある学校だと思われます。
嘉本悟の出身地・島根県出雲市の関係者からは「無口でおとなしい性格だった」との証言が出ています。
嘉本悟は大阪府大東市女子大生殺人事件の約8年ほど前に、大阪府内の親族を頼って出身地の島根県出雲市の実家を出て大阪府に移住し、同府大東市の家具メーカーの配送ドライバーとして約5年間勤務し、その後突然体調不良を理由に退職。
2020年6月頃から大阪府吹田市に本社を置くビルメンテナンス会社に就職し、1人で働く仕事が良いという本人の希望により、大阪府内のビルを交代制勤務で警備する仕事を担当していたという事です。
ビルメンテナンス会社の関係者は、嘉本悟の勤務態度について「まじめで無遅刻無欠勤。」としつつも「親しい同僚はおらず、プライベートのことは把握できていない」と説明しており、このビルメンテナンス会社としても嘉本悟の詳細な人間性については把握していなかったようです。
そして、このビルメンテナンス会社に勤め始めてから約10ヶ月後の2021年4月28日に、嘉本悟は何らかの動機によって吉岡桃七さんを殺害して自らも自決したとみられています。
以上が現在までに判明している嘉本悟の生い立ちと経歴の全てで、詳細な人間性についてはあまりよくわかっていません、今後この男の生い立ちが明らかにされる事にも注目していきたいと思います。
2008年の5ちゃんねるの書き込みとの関連も噂に
インターネットの匿名掲示板「5ちゃんねる(当時の名称は2ちゃんねる)」の「嫌いな奴を捨てるゴミ箱スレ」というスレッドに2008年2月17日と26日に以下のような2件の書き込みが投稿されており、これと嘉本悟との関連が噂されています。
116 :本当にあった怖い名無し:2008/02/17(日) 18:16:13 ID:+eos/MQl0
三菱電機のメンヘラ、嘉本サトルは老母と嘘吐きババアとともに地獄に
落ちて苦しめ。
152 :本当にあった怖い名無し:2008/02/26(火) 20:19:43 ID:jtRQC2mJO
池沼の悟君、女にまとわりつくのがお仕事ですか?
いくら軽度でも習性丸出しだよキモ野郎
この5ちゃんねるの書き込みから、嘉本悟が2008年頃に三菱電機に勤務していた可能性や、誰かに憎まれて「メンヘラ」、「池沼(知的障害者を意味するネットスラング)」などと罵倒されるようなトラブルを起こしていた可能性などがネット上で噂されているようです。
しかし、読売新聞などが報じた嘉本悟の生い立ちや経歴では畜産関係、ガソリンスタンド、運送会社など職業を転々としていた事が具体的に書かれていますが、過去に電機関連や工場などで働いていたとの情報は出ておらず、三菱電機に勤務していた可能性も低いと考えられます。
したがって、現在明らかになっている情報を見る限り、この5ちゃんねるに書き込まれた「嘉本サトル」と、大阪府大東市殺人事件の犯人と思われる「嘉本悟」とは別人である可能性の方が高いと思われます。
嘉本悟(吉岡桃七さん殺人事件犯人)の実家や家族
出典:https://www.dreamers-re-start.com/
嘉本悟の生い立ちや経歴については詳しい事はほとんど明らかになっておらず、実家や家族についての情報についても現在のところほとんど何もわかっていません。
嘉本悟の家族についての情報としては唯一、2021年5月4日の朝日新聞が、嘉本悟の母親の代理人弁護士からの証言として、嘉本悟が実家の家族とは事件の7年〜8年前から連絡とっていないとする内容を掲載しています。
嘉本容疑者の母親の代理人弁護士によると、母親は「7、8年は連絡をとっていなかった。(事件を聞いて)驚いている」と話しているという。
この1文だけでは詳しい事はわかりませんが、嘉本悟の実家の家族が弁護士を雇うほどには金銭的な余裕がある事(嘉本悟がマンションで火災を起こしているのでその保障の関係だと思われるが)や、大手メディアは既に嘉本悟の実家や家族を特定しており取材を行なっている事などは推測できます。
今後、嘉本悟の生い立ちや実家の家族についての続報にも注目していきたいと思います。
嘉本悟(吉岡桃七さん殺人事件犯人)の勤めていたビルメンテナス会社
嘉本悟は大阪府吹田市に所在するビルメンテナンス会社で働いていたという事ですが、このビルメンテナンス会社も現在のところ特定には至っていません。
インターネット上では嘉本悟が居住していた大阪府大東市のマンションから通勤可能なビルメンテナンス会社として複数の会社が候補として上がっていますが、現在のところ特定はされていないため掲載は差し控えます。
嘉本悟の勤めていたビルメンテナンス会社の複数の社員がメディアの取材に応じていますが、一様に嘉本悟のプライベートについては何も知らず、トラブルあったという話も聞いていないとの事です。
男が勤めていた大阪府吹田市のビルメンテナンス会社の幹部は取材に、男をめぐるトラブルなどは「知らない」とした。
嘉本悟はこのビルメンテナンス会社で「1人で働く仕事が良い」と希望していたという事なので、ほとんど他の社員と接点を持っていなかったとみられます。
嘉本悟(吉岡桃七さん殺人事件犯人)の犯行動機は神経症による騒音の被害妄想か
嘉本悟と被害者の女子大生・吉岡桃七さんの接点が何も見つからない事から、その犯行動機にも注目が集まっています。
当初の報道では、嘉本悟の親族が警察に「(嘉本悟が)周囲の生活音に敏感になっていた」と説明していた事が報じられており、この事から犯行動機は騒音トラブルではないかとの見方が広まりました。
大阪府大東市のマンションで私立大4年の吉岡桃七(ももな)さん(21)が殺害された事件で、真下の部屋に住んでいた男性(48)の親族が、「男性は(周囲の)生活音に敏感になっていた」と大阪府警に説明していることが明らかになった。
さらに、被害者の吉岡桃七さんのインスタグラムが特定され、その投稿内容に自宅マンションに複数の友人を呼びパーティをしている様子のものが多数発見された事で、吉岡桃七さんが連日騒音を出しており、嘉本悟がその騒音被害に次第に憎悪を募らせた事が犯行動機に繋がったとの噂がネット上で拡散されました。
しかしその後、同じマンションの複数の住人から「吉岡桃七さんが騒音を出していた印象はない」とする証言が出ており、吉岡桃七さんが騒音を出していたとする説は否定されています。
「たまに友人を呼んで、話し声が聞こえてきたことはありましたが、騒音というほどではありませんでしたよ。全然気になりませんでした」(マンションの近隣住民)
さらにその後の報道では、嘉本悟が他の複数の住人と度々騒音トラブルを起こしていた事が判明。
嘉本容疑者の隣の部屋に住んでいた20歳代男性も「3月下旬から4月上旬の夜中、大きな音も立てていないのに複数回、壁をドンドンとたたかれた」と府警に説明しているという。
マンション4階の男性(46)は「夜に男の奇声や壁をたたく音が聞こえたことがあった」と話した。
こうした情報を見る限り明らかに嘉本悟の方がおかしな行動をとっており、嘉本悟が些細な物音を騒音だと思い込んで一方的に周囲への恨みを募らせ、それが犯行動機になった可能性が高いとの見方が強まっています。
インターネット上では、嘉本悟が「統合失調症」で幻聴があったとする説や、発達障害の特性である「聴覚過敏」があったのではないかとする説が上がっています。
真相は現在のところ明らかになっていませんが、嘉本悟が何らかの神経症を患っていた可能性は高いとみられています。
嘉本悟(吉岡桃七さん殺人事件犯人)の現在① 犯行後に自殺したため容疑者死亡のまま書類送検
嘉本悟は現在既に死亡しています。
嘉本悟は吉岡桃七さんを殺害に及んだ後、自室に灯油を撒いて自ら火を放ち、急性一酸化炭と中毒で死亡しました。そのため、犯行動機など事件の全貌は現在もわからないままとなっています。
大阪府警は、犯行現場の状況などから嘉本悟が犯人である可能性が高いとみており、容疑が固まり次第容疑者死亡のまま殺人などの疑いで書類送検する方針と発表しています。
嘉本悟(吉岡桃七さん殺人事件犯人)の現在② 犯行動機は警察が捜査中
現在、この事件で最も社会の注目を集めているのは、嘉本悟の犯行動機ですが、現在も大阪府警が犯行動機の裏付けを進めているという事です。
今後の警察発表にも注目が集まっています。
まとめ
今回は2021年4月28日発生した大阪府大東市の女子大生殺人事件の犯人とみられている嘉本悟についてまとめてみました。
嘉本悟は自宅マンションの真上の階に住んでいた当時大学4年生の吉岡桃七さんの部屋に侵入して殺害し、その直後に自室に戻って火をつけて自殺したと見られています。
嘉本悟は島根県出雲市の出身だと判明していますが、高校卒業以前の生い立ちや経歴は現在のところ何も明らかにされていません。
嘉本悟の高校卒業後の経歴は、実家に住みながら畜産関係やガソリンスタンド、運送会社など仕事を転々とした後、事件の約8年ほど前に親族を頼って大阪府に移住。その後は大阪府大東市の家具メーカーに配送ドライバーとして約5年間勤務した後退職し、2020年6月頃から大阪府吹田市に所在するビルメンテナンス会社で府内のビルの警備の仕事をしていたという事が判明しています。
嘉本悟と被害者の吉岡桃七さんの接点は現在のところ確認されておらず犯行動機など事件の真相は謎に包まれていますが、その後明らかになった情報から、嘉本悟が何らかの神経症によって騒音トラブルを妄想して一方的に恨みを募らせたのが犯行の動機になったとする見方が強まっています。