小六禮次郎さんは様々なジャンルで活躍する作曲家で、嫁・倍賞千恵子さんとの北海道生活も話題です。
今回は小六禮次郎さんのプロフィールや経歴、嫁との馴れ初めや結婚生活、子供の有無や自宅、現在の様子をまとめました。
この記事の目次
小六禮次郎のプロフィール:作曲家で嫁は役者の倍賞千恵子
生年月日:1949年12月13日
出身地:岡山県
所属:不明
小六禮次郎さんは作曲家で、ドラマ・映画・アニメの主題歌や挿入歌を数多く手がけてきました。
演歌歌手の小林幸子さんなどにも楽曲提供しているほか、編曲ではタレント・榊原郁恵さんの代表曲「夏のお嬢さん」などを担当しています。
また、嫁が役者の倍賞千恵子さんであることも有名です。
小六禮次郎の経歴① 1浪して東京藝術大学に合格
小六禮次郎さんは岡山県で誕生しました。
岡山県立岡山操山高等学校を経て、東京藝術大学の音楽学部作曲科を卒業しています。
中学生のころから管楽器が好きだったそうで、ブラスバンド部でトランペットを担当していたのだとか。
中高時代、トランペットのほかにも高一からオーボエを始めるなどいろいろな楽器をやってまして、それで譜面を書きたくなりました。高一の時、故郷の岡山にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のカラヤン、その1週間後にクリーブランド管弦楽団のジョージ・セルが来まして、このコンサートを聞いてプロとして音楽をやりたいと思いました。高校ではジャズバンドを組んでベースを弾いたこともあるんですよ
そして、高校2年生の時にベルリンフィルハーモニーオーケストラの演奏を聴き、衝撃を受けたそうです。
小六:カラヤンの全盛時代です。私たちの世代にとっては、カラヤンは世界一でしたから。そのカラヤンを高校2年の時に聞いて、この世のものとは思えないような感じで。それで勝手に「よし、これだ! 音楽しかない」って思っちゃった。
これを機に小六禮次郎さんは東京藝術大学を志望するようになり、次男だったことからも父親からは「お前は勝手にすればいい」と言われ、1年の浪人を経て合格しました。
でも入ったらいろんなことが起きてきて、現代音楽、つまりわからない音がキャーンと鳴るような音楽をやるわけです。数学でいえば、だれも理解できないような数式を見るようなのと同じで、経理をやるような音楽。僕自身そういう音楽は嫌いではないんですが、やっぱりふつうの人が聞いてもらえるような曲を書きたいなと思いまして。
小六禮次郎の経歴② 映画・ドラマ・アニメなど幅広いジャンルの楽曲に携わる
その後、作曲家・編曲家として活動し始めた小六禮次郎さんは、ドラマ・映画をはじめ、歌手への楽曲提供など幅広いジャンルで活躍します。
ドラマにおいては、1978年に放送された日本テレビ系列のドラマ「青春ド真中!」や、フジテレビ系列のドラマ「赤い霊柩車」シリーズなどを担当。
映画では、1984年公開の「ゴジラ」や1991年公開の「就職戦線異状なし」に携わっています。
また、大河ドラマにおいては1996年放送の「秀吉」や2006年放送の「功名が辻」を、朝の連続テレビ小説においては1998年放送の「天うらら」や2002年放送の「さくら」などを手がけました。
小六禮次郎さんはNHKと縁深いようで、教育番組「できるかな」や人形劇「プリンプリン物語」にも携わっています。
さらに、そのほかにもアニメ・ゲーム音楽・ミュージカル・オペラ・交響詩など、様々なジャンルで作品を発表。
演歌歌手の小林幸子さんへ「桜蘭」を楽曲提供したり、タレントで歌手の榊原郁恵さんの「夏のお嬢さん」や歌手・森昌子さんの「彼岸花」の編曲も担当したりもしています。
また、歌謡曲のオーケストラバージョンへのアレンジなども長らく担当していたそうです。
70年代終わりころから、歌謡曲などのコンサートでフルオーケストラをバックにアレンジ、監督する仕事が増えてきました。当時のアイドルだった岩崎宏美さん、野口五郎さん、西城秀樹さんなど歌謡曲でヒットした多くの歌手の方々とフルオーケストラでコンサートを開きました。10年以上続いたと思います。全国各地で地元の交響楽団とプログラムを組んで公演しました
小六禮次郎の嫁は役者の倍賞千恵子~馴れ初めについて
小六禮次郎さんは1993年に、役者・倍賞千恵子さんと結婚。
1986年より7年ほどの交際を経ての結婚となったそうで、倍賞千恵子さんは小六禮次郎さんよりも8歳年上で、共に再婚とのこと。
詳しい馴れ初めは明かされていませんが、近年は倍賞千恵子さんがインタビューに答える機会も多く、そのうち語られるかもしれませんね。
小六禮次郎の嫁・倍賞千恵子のプロフィール
生年月日:1941年6月29日
出身地:東京都
職業:役者・歌手
所属:ミュージックオフィス合田
倍賞千恵子さんは「チコちゃん」の愛称で親しまれている役者で、歌手・声優としても活躍されています。
兄弟も有名人で、妹は役者の倍賞美津子さん、弟が日産自動車硬式野球部元監督の倍賞明さんと、新日本プロレスリング元専務取締役かつ2代目リングアナウンサーの倍賞鉄夫さんです。
都電の運転士だった父親、車掌だった母親の元に生まれたという倍賞美恵子さんは、幼少期から「のど自慢荒らし」として知られていたのだとか。
1954年に歌手デビューを果たしたのちに、松竹音楽舞踊学校を首席で卒業。松竹歌劇団を経て、1961年に映画「斑女」スクリーンデビューを果たします。
1963年公開の主演映画「下町の太陽」を機に、山田洋二監督作品に数多く出演し、”庶民派女優”として人気を博しました。
倍賞千恵子さんは同作の主題歌も担当しており、「第4回日本レコード大賞」の新人賞を受賞。4年連続で「NHK紅白歌合戦」に出場しています。
また、代表作と名高いのが映画「男はつらいよ」シリーズ。主人公である寅次郎の妹・さくら役を演じ、確固たる地位を確立しました。
そんなさくらのイメージが強かった倍賞千恵子さんですが、2004年にはもうひとつの代表作とも言えるジブリのアニメ映画「ハウルの動く城」で、ヒロイン・ソフィーの声を担当。
さらに、意外ではありますが、フジテレビ系列のコント番組「志村けんのだいじょうぶだぁ」にも度々ゲストとして出演していたんです。
同番組では様々な役柄を見事な間合いで演じ切り、コメディエンヌの才能も見せていました。
その後、2001年に乳がんが発覚。2005年頃よりピンクリボン活動に参加し、啓発活動にも力を入れているそうです。
小六禮次郎に子供はいない?前の嫁との間にいる可能性も
小六禮次郎さんと倍賞千恵子さんの間に子供は誕生していないようです。
ただし、前の嫁との間に子供がいる可能性もありますが、小六禮次郎さんはプライベート情報をあまり明かしていないため、確認することができませんでした。
小六禮次郎の自宅:横浜と北海道の2拠点生活・北海道は滑走路付き
小六禮次郎さんは倍賞千恵子さんと結婚し、当初は横浜で暮らしていたそう。
その後、北海道野付郡別海町に別荘を購入してからは、1年の半分をその別荘で過ごしているとのことです。
嫁の倍賞千恵子さんは、そんな生活について以下のように語っています。
50歳で結婚して横浜で暮らすようになりましたが、北海道にも家を持ち、年に4ヵ月ほどはそこで過ごしています。北海道では、仕事とはまったく関係のないお友だちも増えて、20年くらい前から一緒に旅行に行くようになったの。みんなで旅行費用を積み立ててあちこち行くのが、とっても楽しいです。
引用:倍賞千恵子「死ぬってどういうことでしょう?」と聞くと、ご住職は「生きることです」と言った。歳を重ねたからこそ、ポンと突き進みたい
また、別荘暮らしの縁から、夫婦で野付半島ネイチャーセンターの名誉センター長にも任命されているほか、2013年には同町の観光大使に就任。
小六禮次郎さんは北海道暮らしを始めた当初、初めて飛行機が飛んでるのを北海道で見たことを機に、自宅にあるものを作ったと語っています。それはなんと、滑走路。
ちっちゃい飛行機だったんですけれど。その時にふと「ああ、子供のときに飛行機好きだったんだ」というのを思い出した。こんなちっちゃい飛行機だったら自分でもできるかもしれない、と思って。そのちっちゃい飛行機がぶんぶん飛んでいる場所にいって、なんと、そこに今の別荘を建てました!もともとちっちゃい滑走路があったんですが、それを大きくして、自分の滑走路も作っちゃいました。
そして、飛行機(セスナ)に乗り始めたことを機に、健康にも気を遣うようになったそうです。
あの時に飛行機をやってなかったら、今ごろは肝硬変か肺ガンで死んでたんじゃないか(笑)つまり、飛行機って健康じゃないと乗れないんですよ。毎年身体検査をするし。ですから、飛行機に出会わずにあのまま音楽人生を送っていたら、お酒飲みますよね?煙草ガバガバ吸いますよね? それでずいぶん変わりました。
小六禮次郎の現在① 東京音楽大学で客員教授を務めている
小六禮次郎さんの近年も、様々なジャンルで活躍しています。
2016年は、「映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!」、NHK岡山のドラマ「インディコの恋人」を担当。
2018年公開の映画「野球部員、演劇の舞台に立つ!」、2019年公開の「初恋〜お父さん、チビがいなくなりました」にも携わっています。
現在は東京音楽大学で客員教授も務めているようです。
小六禮次郎の現在② 以前より積極的に家事をするように
嫁の倍賞千恵子さんによると、小六禮次郎さんは以前に比べて積極的に家事に取り組むようになったそうです。
倍賞千恵子さんはインタビューで、小六禮次郎さんの自宅での様子を以下のように語っています。
夫(作曲家の小六禮次郎さん)は以前、家事をなさらない方でした(笑)。でも、やはり年齢がいくといろいろ大変になるから、家事も助け合わないとね。ここ数年、食後のお茶入れ、洗い物などに参加してくれるようになりました。彼が作るトマト入りのお味噌汁なんて、絶品ですよ。
まとめ
小六禮次郎さんは、作曲家・編曲家として活躍。また、嫁が役者の倍賞千恵子さんであることでも有名です。
中学生の頃から管楽器を好み、高校2年生の時に聴いたオーケストラの演奏に感銘を受けて東京藝術大学へ。
卒業後は作曲家として、映画「ゴジラ」や大河ドラマ・朝ドラの楽曲を手掛けたほか、小林幸子さんへ楽曲を提供するなど様々な作品に携わりました。
編曲家としては、榊原郁恵さんの「夏のお嬢さん」などで知られています。
また、そのほかにもミュージカルや交響詩なども手掛けてきた小六禮次郎さん。
プライベートでは嫁の倍賞千恵子さんとともに、自宅と北海道の別荘とで1年の半分ずつ生活するスタイルが定着しているそう。
さらには北海道で飛行機も運転しており、そのことが健康にも繋がっているといいます。
倍賞千恵子さんいわく、近年は家事にも積極的に取り組んでいるそうで、夫婦仲睦まじいようです。
2人の馴れ初めなどについてはあまり語られていませんが、今後明らかになることはあるのでしょうか。
いずれにせよ、夫婦仲良く末永く活躍していってほしいものですね。